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第10話 評判
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(どうして、アレクシアは俺を昼食に誘ったんだろう?)
次の日。
午前の剣術の授業が終わり、のんびりと着替えていると、ルーカスが慌てて着替え終えて言った。
「テオ、悪い。先に行く。もう時間がない」
「は~~い、お気をつけて~~」
共同研究のメンバーと食事を摂るというルーカスを見送ると、俺はゆっくりと着替えを済ませた。
(さて、食事に行くか)
食事に向かおうとしていると、3人のクラスメイトに声をかけられた。
「テオドール殿、昼、ご一緒にいかかですか?」
「ああ」
一人で食べるつもりだったので気軽に誘いを受けると、別の3人にも誘われた。
「あの、俺たちもぜひ!!」
「んんん?」
急に声がかかり不思議に思ったが、俺としては別に数人増えても問題ないが……
「みんないい?」
最初に誘ってくれた人々に声をかけると「もちろんです」と言ってくれたので俺は7人という大所帯で食堂に行くことにした。
いつも図書館裏の誰も来ない場所で手早く食事を済ませて昼寝をしているので、食堂に行くのは久々だった。
(おお~~結構混んでるな~~)
食堂について周りを眺めていると、声をかけられた。
「テオドール、どうしたの? 食堂にいるなんて珍しいわね」
声のしたほうを振り向くと、アレクシアも他に2人の令嬢を連れて歩いていた。
「あ~~そうかも。アレクシアはもう食べたの?」
「ええ。私たちは早く終わったから」
「そうか」
俺がアレクシアとの会話を終えると、後ろの二人に声をかけられた。
「テオドール様、ごきげんよう」
「テオドール様。ごきげんよう」
(お、この2人は知ってる。アレクシアの取り巻き令嬢だ)
俺は後ろの二人を見て微笑んだ。
「こんにちは、コレット嬢とエルザ嬢。以前、お顔は拝見したことがありますが、こうして直接お話をするのは初めてですね」
アレクシアの後ろにいたのは、伯爵令嬢のコレット嬢と、同じく伯爵令嬢のエルサ嬢だ。いつもアレクシアと一緒にいるので話をしたことはないが、知っている。
「まぁ、私たちの名前をご存知でしたのね」
「光栄ですわ」
俺がコレットとエルザと話をしていると、今度がアレクシアが俺の後ろにいた男子生徒に向かって微笑んだ。
「皆様、ご機嫌よう。お会いできて嬉しいですわ。皆様のお名前をお聞きしてゆっくりごあいさつがしたいですが、もうじき昼食休憩が終わってしまいますわね。昼食はまだお済ではないのでしょう? ゆっくり召し上げって下さいませ、私たちは失礼いたします」
(おお!! 応用してる~~すごく気遣いできてる!! やるな)
俺がアレクシアの応用に感心していると、俺と一緒にいた男子生徒が次々にあいさつした。
「ごきげんよう!!」
「ごきげんよう、アレクシア嬢!」
男子生徒は皆、呆けた顔でアレクシアを見ていた。アレクシアに続いて、コレットとエルザも「テオドール様、いずれまた」と言って去って行った。
そして優雅に立ち去る3人を見て、一人の男子生徒が呟いた。
「さすがテオドール殿だ」
「ああ。アレクシア嬢に話かけられた!!」
俺を昼食に誘って来た6人は、あからさまにアレクシアにあいさつをして貰ったことに喜んでいた。
そんな彼らを見ながら俺はピンと来た。
(あ、これ……俺が誘われたのってもしかして、アレクシアと話がしたかったから??)
それに気づいた瞬間……
「あ、なるほど……」
俺はようやくアレクシアが俺を昼食に誘ってきた理由を理解した。
(そうか、やっと謎が解けた……俺、名探偵が過ぎる!! ふむふむ、それで俺は誘われたのか……)
ようやく謎が解けて納得していると、一人の男子生徒が不思議そうに言った。
「テオドール殿、何が『なるほど』なのですか?」
俺は、尋ねてきた男子生徒の肩に手を置いてニヤリと笑った。
「……そんなことより、諸君。さては俺を誘ったのは、アレクシア嬢と話がしたかっただけだな??」
みんな困った顔をした後、「そんな」「でも少しは……」「期待してました」と次々に白状したので、俺は数人の首に巻き付き「素直でよろしい」と言った。
「全然素直でいいという態度では……苦し……」
「当然だ、俺を出汁にするんじゃねぇ~~」
「すみません~~」
「でもよかったな」
「はい!」
「素直過ぎる~~!!」
そして俺たちは、7人で笑ったのだった。その後俺たちは学食が終わりそうだったので急いで食事を済ませたのだった。
アレクシアはLesson2あいさつをするの応用まで取得し、いい感じだ。その証拠にアレクシアの男子の評判は徐々に上向きになっているようだった。
◇
アレクシアと昼食を食べようとう約束した日の朝。
「テオドール、今日も共同研究のメンバーと食べる」
ルーカスが何気なく言った。
「……」
「ん? どうした?」
「いえ、なんでも。わかった……」
「そうか?」
ルーカスはお昼を共にできないと言って来た。いつもなら全く気にしないが、今日は……
(アレクシア、殿下と一緒に食べたから俺を誘ってくれたんだろうに……気の毒なことをしたな)
そう、俺は昨日気づいてしまったのだ。
アレクシアは俺と一緒に食べればルーカスと食べれると思ったのだろ。
(仕方ない、今日は俺だけで我慢してもらうか……)
俺はアレクシアに申し訳なく思いながら、午前の授業を受けたのだった。
◇
それから、お昼になりルーカスは「テオ、行ってくる」と言って研究グループの皆のところに向かった。
(行くか……アレクシア、がっかりするだろうな……)
食堂の前の廊下に向かうとヒソヒソ声が聞こえた。
「あれ、アレクシア嬢じゃないか?」
「一人だな」
「どうせ殿下と待ち合わせだろう?」
「殿下はいつも中央広場で食事をしているぞ」
男子生徒が数人ヒソヒソと話をしていたので、急いでアレクシアの元に向かった。
「アレクシア、お待たせ」
「別に待っていないわ」
アレクシアはとても嬉しそうな顔で言った。
「表情と言葉が合ってないって……でも、悪い。ルーカスは共同研究メンバーと一緒に食べてるんだ」
「ええ。知っているわ」
「あ、知ってたんだ」
もしかして、気を遣ってくれているのだろうか?
「ところで、テオドールはいつもどこで食べているの? 食堂にも中央広場にもいないでしょう?」
大抵はそのどちらかで皆。昼食を摂るのでそこに居ないのは不思議に思ったのかもしれない。
「ん~~秘密の場所? さて、何を食べる?」
図書館の裏だが、それをアレクシアに言っても仕方ないだろう。
アレクシアは少し考えて答えた。
「なるほど、別の場所で食べていたのね。テオドール。その秘密の場所に案内して!!」
「え!? いいけど……ランチボックスだよ?」
「ランチボックス! 一度食べて見たかったの」
アレクシアは毎回キチンと定食というかコース料理を食べているのでランチボックスを食べると言い出したのが意外だった。
二人でランチボックスを買って俺は、ルーカスといつも二人で食事をしている図書館裏の人気のないベンチに、アレクシアを案内した。
「ここだけど……」
「こんな場所があったのね。人もいないし、風も涼しいし……いい場所ね」
整備された花壇などなく、芝生と木だけしかない場所なのでアレクシアがそんなことをいのは意外だった。
「……だろ?」
そして二人で並んで食事を摂った。
二人で他愛ない話をしながら食べる。アレクシアはしっかりしているようでどこか抜けてるのでそのギャップが面白くてあきない。
「……とおっしゃたの、先生はブルーベリーがお好きということはわかったのだけど。お茶の作法とどのように繋がるのかしら」
「あ~~それ、繋がらないと思う。だってそれ、ただの雑談」
「え? 雑談!?」
「そしてさらに言うと、脱線。授業とは関係ない」
「そうなのですの?? 私、しっかりメモを取って後で関係を調べようと思っていたわ」
教師の雑談を真剣にメモを取るアレクシアを想像するとおかしくなった。
「まぁ、先生から雑談を学んだと思えばいいんじゃない? 人生、先生の雑談の方が役に立つこともあるし」
「ふふふ、そうですわね。雑談を学ぶ、考えたこともありませんでしたわ」
アレクシアと話をしていると予鈴が鳴った。
「あ、そろそろ時間だ。いや~~悪い。全く共同研究の話しなかったな。雑談で終わった」
俺がアレクシアの食べたランチボックスを自分のに重ねて立ち上がると、アレクシアが小さく笑った。
「でも……雑談って、楽しい」
「え?」
そして上目遣いで俺を見ながら言った。
「ありがとう、楽しかったわ」
俺もアレクシアに手を差し出しながら言った。
「俺も楽しかった。これは片付けておくから先に教室戻りなよ」
「ええ。ありがとう。でも途中までは一緒に行けるでしょう?」
「ああ」
それから俺たちは女子棟の前までアレクシアを送った後に急いで食堂にランチボックスを片付けて教室に戻った。
すでにルーカスは座って本を広げていた。
「テオ、遅かったな。昼寝でもしていたのだろう?」
「いや雑談をしてた」
「へぇ~~珍しいな……だが、テオは気楽だな。私たちの共同研究は次から次へと意見が出て進まない」
ルーカスが少し疲れた顔をしながら言った。
「意見が出るのはいいことな気がしますけどねぇ」
そんな話をしているうちに教師が入って来て授業が始まった。
ふと、ルーカスの顔を見ると疲れているように見えた。
(何かあったのか?)
そう思ったが、授業中に声をかけるわけにもいかない。
(まぁ、何かあったら相談されるかな?)
そう思ってその日は終えた。
次の日。
午前の剣術の授業が終わり、のんびりと着替えていると、ルーカスが慌てて着替え終えて言った。
「テオ、悪い。先に行く。もう時間がない」
「は~~い、お気をつけて~~」
共同研究のメンバーと食事を摂るというルーカスを見送ると、俺はゆっくりと着替えを済ませた。
(さて、食事に行くか)
食事に向かおうとしていると、3人のクラスメイトに声をかけられた。
「テオドール殿、昼、ご一緒にいかかですか?」
「ああ」
一人で食べるつもりだったので気軽に誘いを受けると、別の3人にも誘われた。
「あの、俺たちもぜひ!!」
「んんん?」
急に声がかかり不思議に思ったが、俺としては別に数人増えても問題ないが……
「みんないい?」
最初に誘ってくれた人々に声をかけると「もちろんです」と言ってくれたので俺は7人という大所帯で食堂に行くことにした。
いつも図書館裏の誰も来ない場所で手早く食事を済ませて昼寝をしているので、食堂に行くのは久々だった。
(おお~~結構混んでるな~~)
食堂について周りを眺めていると、声をかけられた。
「テオドール、どうしたの? 食堂にいるなんて珍しいわね」
声のしたほうを振り向くと、アレクシアも他に2人の令嬢を連れて歩いていた。
「あ~~そうかも。アレクシアはもう食べたの?」
「ええ。私たちは早く終わったから」
「そうか」
俺がアレクシアとの会話を終えると、後ろの二人に声をかけられた。
「テオドール様、ごきげんよう」
「テオドール様。ごきげんよう」
(お、この2人は知ってる。アレクシアの取り巻き令嬢だ)
俺は後ろの二人を見て微笑んだ。
「こんにちは、コレット嬢とエルザ嬢。以前、お顔は拝見したことがありますが、こうして直接お話をするのは初めてですね」
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「まぁ、私たちの名前をご存知でしたのね」
「光栄ですわ」
俺がコレットとエルザと話をしていると、今度がアレクシアが俺の後ろにいた男子生徒に向かって微笑んだ。
「皆様、ご機嫌よう。お会いできて嬉しいですわ。皆様のお名前をお聞きしてゆっくりごあいさつがしたいですが、もうじき昼食休憩が終わってしまいますわね。昼食はまだお済ではないのでしょう? ゆっくり召し上げって下さいませ、私たちは失礼いたします」
(おお!! 応用してる~~すごく気遣いできてる!! やるな)
俺がアレクシアの応用に感心していると、俺と一緒にいた男子生徒が次々にあいさつした。
「ごきげんよう!!」
「ごきげんよう、アレクシア嬢!」
男子生徒は皆、呆けた顔でアレクシアを見ていた。アレクシアに続いて、コレットとエルザも「テオドール様、いずれまた」と言って去って行った。
そして優雅に立ち去る3人を見て、一人の男子生徒が呟いた。
「さすがテオドール殿だ」
「ああ。アレクシア嬢に話かけられた!!」
俺を昼食に誘って来た6人は、あからさまにアレクシアにあいさつをして貰ったことに喜んでいた。
そんな彼らを見ながら俺はピンと来た。
(あ、これ……俺が誘われたのってもしかして、アレクシアと話がしたかったから??)
それに気づいた瞬間……
「あ、なるほど……」
俺はようやくアレクシアが俺を昼食に誘ってきた理由を理解した。
(そうか、やっと謎が解けた……俺、名探偵が過ぎる!! ふむふむ、それで俺は誘われたのか……)
ようやく謎が解けて納得していると、一人の男子生徒が不思議そうに言った。
「テオドール殿、何が『なるほど』なのですか?」
俺は、尋ねてきた男子生徒の肩に手を置いてニヤリと笑った。
「……そんなことより、諸君。さては俺を誘ったのは、アレクシア嬢と話がしたかっただけだな??」
みんな困った顔をした後、「そんな」「でも少しは……」「期待してました」と次々に白状したので、俺は数人の首に巻き付き「素直でよろしい」と言った。
「全然素直でいいという態度では……苦し……」
「当然だ、俺を出汁にするんじゃねぇ~~」
「すみません~~」
「でもよかったな」
「はい!」
「素直過ぎる~~!!」
そして俺たちは、7人で笑ったのだった。その後俺たちは学食が終わりそうだったので急いで食事を済ませたのだった。
アレクシアはLesson2あいさつをするの応用まで取得し、いい感じだ。その証拠にアレクシアの男子の評判は徐々に上向きになっているようだった。
◇
アレクシアと昼食を食べようとう約束した日の朝。
「テオドール、今日も共同研究のメンバーと食べる」
ルーカスが何気なく言った。
「……」
「ん? どうした?」
「いえ、なんでも。わかった……」
「そうか?」
ルーカスはお昼を共にできないと言って来た。いつもなら全く気にしないが、今日は……
(アレクシア、殿下と一緒に食べたから俺を誘ってくれたんだろうに……気の毒なことをしたな)
そう、俺は昨日気づいてしまったのだ。
アレクシアは俺と一緒に食べればルーカスと食べれると思ったのだろ。
(仕方ない、今日は俺だけで我慢してもらうか……)
俺はアレクシアに申し訳なく思いながら、午前の授業を受けたのだった。
◇
それから、お昼になりルーカスは「テオ、行ってくる」と言って研究グループの皆のところに向かった。
(行くか……アレクシア、がっかりするだろうな……)
食堂の前の廊下に向かうとヒソヒソ声が聞こえた。
「あれ、アレクシア嬢じゃないか?」
「一人だな」
「どうせ殿下と待ち合わせだろう?」
「殿下はいつも中央広場で食事をしているぞ」
男子生徒が数人ヒソヒソと話をしていたので、急いでアレクシアの元に向かった。
「アレクシア、お待たせ」
「別に待っていないわ」
アレクシアはとても嬉しそうな顔で言った。
「表情と言葉が合ってないって……でも、悪い。ルーカスは共同研究メンバーと一緒に食べてるんだ」
「ええ。知っているわ」
「あ、知ってたんだ」
もしかして、気を遣ってくれているのだろうか?
「ところで、テオドールはいつもどこで食べているの? 食堂にも中央広場にもいないでしょう?」
大抵はそのどちらかで皆。昼食を摂るのでそこに居ないのは不思議に思ったのかもしれない。
「ん~~秘密の場所? さて、何を食べる?」
図書館の裏だが、それをアレクシアに言っても仕方ないだろう。
アレクシアは少し考えて答えた。
「なるほど、別の場所で食べていたのね。テオドール。その秘密の場所に案内して!!」
「え!? いいけど……ランチボックスだよ?」
「ランチボックス! 一度食べて見たかったの」
アレクシアは毎回キチンと定食というかコース料理を食べているのでランチボックスを食べると言い出したのが意外だった。
二人でランチボックスを買って俺は、ルーカスといつも二人で食事をしている図書館裏の人気のないベンチに、アレクシアを案内した。
「ここだけど……」
「こんな場所があったのね。人もいないし、風も涼しいし……いい場所ね」
整備された花壇などなく、芝生と木だけしかない場所なのでアレクシアがそんなことをいのは意外だった。
「……だろ?」
そして二人で並んで食事を摂った。
二人で他愛ない話をしながら食べる。アレクシアはしっかりしているようでどこか抜けてるのでそのギャップが面白くてあきない。
「……とおっしゃたの、先生はブルーベリーがお好きということはわかったのだけど。お茶の作法とどのように繋がるのかしら」
「あ~~それ、繋がらないと思う。だってそれ、ただの雑談」
「え? 雑談!?」
「そしてさらに言うと、脱線。授業とは関係ない」
「そうなのですの?? 私、しっかりメモを取って後で関係を調べようと思っていたわ」
教師の雑談を真剣にメモを取るアレクシアを想像するとおかしくなった。
「まぁ、先生から雑談を学んだと思えばいいんじゃない? 人生、先生の雑談の方が役に立つこともあるし」
「ふふふ、そうですわね。雑談を学ぶ、考えたこともありませんでしたわ」
アレクシアと話をしていると予鈴が鳴った。
「あ、そろそろ時間だ。いや~~悪い。全く共同研究の話しなかったな。雑談で終わった」
俺がアレクシアの食べたランチボックスを自分のに重ねて立ち上がると、アレクシアが小さく笑った。
「でも……雑談って、楽しい」
「え?」
そして上目遣いで俺を見ながら言った。
「ありがとう、楽しかったわ」
俺もアレクシアに手を差し出しながら言った。
「俺も楽しかった。これは片付けておくから先に教室戻りなよ」
「ええ。ありがとう。でも途中までは一緒に行けるでしょう?」
「ああ」
それから俺たちは女子棟の前までアレクシアを送った後に急いで食堂にランチボックスを片付けて教室に戻った。
すでにルーカスは座って本を広げていた。
「テオ、遅かったな。昼寝でもしていたのだろう?」
「いや雑談をしてた」
「へぇ~~珍しいな……だが、テオは気楽だな。私たちの共同研究は次から次へと意見が出て進まない」
ルーカスが少し疲れた顔をしながら言った。
「意見が出るのはいいことな気がしますけどねぇ」
そんな話をしているうちに教師が入って来て授業が始まった。
ふと、ルーカスの顔を見ると疲れているように見えた。
(何かあったのか?)
そう思ったが、授業中に声をかけるわけにもいかない。
(まぁ、何かあったら相談されるかな?)
そう思ってその日は終えた。
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