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☆ 曖昧な関係に終止符を ②
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「オラ、ちゃんと両足踏ん張ってろよ」
「も、ベッドに……」
「夜は長いんだ。もっと楽しもうぜ」
「でも俺……」
綱吉は手嶌が徐々に質力を上げ放出してる
性フェロモンに当てられ、
酷く酔っ払ったような状態だ。
「この程度のフェロモンに当てられて、
理性を失くしそうになってるようじゃ、
本格的発情期はさぞ大変だろう」
綱吉は、柾也の時と同じく、
自分の中心からあがらい切れない欲情が
ぐらぐらと湧き上がってくるのをはっきり
感じ取っていたが ――。
「分かってんなら、も、止めろ! はぁ はぁ……」
「止めろ? この俺にそんな口答えしてどうなるか
分かってんのか」
「調子こいてんじゃ ―― うっ……」
綱吉は1人で体を支える事がしんどくなって、
傍らのテーブルに手をやった。
「我慢比べか? 面白い……」
「へ、へへへ ―― こんなの、なんちゃあない」
綱吉に対峙した手嶌の手がその頬に触れ
ゆっくりと滑り落ち鎖骨を撫で上げる。
彼に触られたところからジワリと熱が広がり、
綱吉はとっさに身体を引きながら、
手嶌の手を叩(はた)いた。
すると、にやり手嶌が微笑む。
「もう、気付いてるんだろ? お前と俺はどちらかが
生きてる限りお互いを惹きつけ合う、そんな宿命の
元に生まれた」
「はぁ はぁ はぁ……アレって、ただの都市伝説
だったんじゃ……」
「火のない所に煙は立たない、だ。綱吉」
ぶわっと手嶌から匂いが大放出され、
綱吉は総毛だつのを感じた。
身体の中心でくすぶっている熱が、
一気に広がっていく。
「あっ ―― あぁ……」
ぐらりと視界が歪み、
綱吉はとっさに目の前にいるアルファに
しがみ付く。
「……」
黒い瞳にじっと見つめられて、
どくどく ―― と、鼓動が逸はやる。
手嶌の形の良い唇が近づいてきた。
「これ、夢じゃないよね……」
寸止めされた挙げ句”夢落ちでしたぁ~”なんて、
洒落にもならない……。
手嶌の肩口へ両手を回した。
「……ね ―― キス、してよ」
最後の言葉を飲み込むように、
手嶌に口づけられた。
それは激しく奪うようなキスだった。
「……んっ、んぅ……ふ……ぁ」
唇を重ねるだけでは足りないと、
手嶌は綱吉の口腔に舌を差し込む。
綺麗な歯列を舐め、ピンク色の歯茎を擽り、
そのまま上顎も味わい尽くす。
舌を絡め、時折強く吸われた。
初めて感じる痛いような刺激に、身体がびくっと跳ねる。
再び唇を合わせ、互いの熱を感じた後、
もうこれでおしまい……というように、
リップ音を響かせてキスは終わった。
綱吉の瞳は潤んでいる。
手嶌の双眸も潤んでいた。
水の膜を張って、薄い緑色の瞳は極上の翡翠の
ようにキラキラと輝いて見える。
「―― 抱かれるのが嫌なら本気で抵抗しろ。
こっちも手加減はしない」
俺様発言のあと、手嶌に横抱きに抱え上げられた。
「うわっ!」
驚いて彼の首にしがみつく。
すると手嶌はそのまま衝立の向こうへ。
そこにあるのは、キングサイズのベッド。
どさりと下ろされ、驚きで固まっているうちに
手嶌が覆い被さってきた。
清潔なシーツから、彼の精錬な香りがする。
しかしそれ以上に、今は手嶌が全ての枷を
取っ払って大放出させている野性的な
性フェロモンが部屋いっぱいだ。
「も、こっちはケツの青いガキなんだから、少しは
手加減しろよ……」
「何処の誰が、ケツの青いガキだって?」
「あたま、おかしくなりそ……」
「おっと ―― 落ちるのはまだ早いぞ。こちとら
期末試験の下準備やら採点やらで、ここんとこ
ずっと右手が恋人だったんだ」
「へ、ぇ~、先生レベルのアルファでも、オ*ニー
するんだぁ」
「貴重なミルクは唯一無二の番と交わる時の為に
とっておいた」
「!!……」
「なんでそこで黙るんだよ」
「だ、だって、センセ初めてあった時、
ガキの恋愛ごっごに付き合ってるヒマはないとか、
素に戻れば絶対後悔するとかって……」
「三十路超えた親父がティ-ンエイジャーの告白を
受け止めるのはそれなりに覚悟も度胸も必要なんだ。
察しろよ」
「センセ……」
「竜二」
「へ?」
「オレの名前は竜二だ」
「……知ってるよ」
嬉しくて溢れ流れた綱吉の涙を、
手嶌が唇で丁寧に拭ってゆく ――、
そしてその口付けは顔中に広がってゆき、
ゆっくりはだけた胸元へ下りて、
「はぁうっ ――」
綱吉のぷっくり膨らんだピンクの突起に
辿り着く。
「どうして欲しい?」
「も ―― もう、竜二の好きにして……」
「了解」
「も、ベッドに……」
「夜は長いんだ。もっと楽しもうぜ」
「でも俺……」
綱吉は手嶌が徐々に質力を上げ放出してる
性フェロモンに当てられ、
酷く酔っ払ったような状態だ。
「この程度のフェロモンに当てられて、
理性を失くしそうになってるようじゃ、
本格的発情期はさぞ大変だろう」
綱吉は、柾也の時と同じく、
自分の中心からあがらい切れない欲情が
ぐらぐらと湧き上がってくるのをはっきり
感じ取っていたが ――。
「分かってんなら、も、止めろ! はぁ はぁ……」
「止めろ? この俺にそんな口答えしてどうなるか
分かってんのか」
「調子こいてんじゃ ―― うっ……」
綱吉は1人で体を支える事がしんどくなって、
傍らのテーブルに手をやった。
「我慢比べか? 面白い……」
「へ、へへへ ―― こんなの、なんちゃあない」
綱吉に対峙した手嶌の手がその頬に触れ
ゆっくりと滑り落ち鎖骨を撫で上げる。
彼に触られたところからジワリと熱が広がり、
綱吉はとっさに身体を引きながら、
手嶌の手を叩(はた)いた。
すると、にやり手嶌が微笑む。
「もう、気付いてるんだろ? お前と俺はどちらかが
生きてる限りお互いを惹きつけ合う、そんな宿命の
元に生まれた」
「はぁ はぁ はぁ……アレって、ただの都市伝説
だったんじゃ……」
「火のない所に煙は立たない、だ。綱吉」
ぶわっと手嶌から匂いが大放出され、
綱吉は総毛だつのを感じた。
身体の中心でくすぶっている熱が、
一気に広がっていく。
「あっ ―― あぁ……」
ぐらりと視界が歪み、
綱吉はとっさに目の前にいるアルファに
しがみ付く。
「……」
黒い瞳にじっと見つめられて、
どくどく ―― と、鼓動が逸はやる。
手嶌の形の良い唇が近づいてきた。
「これ、夢じゃないよね……」
寸止めされた挙げ句”夢落ちでしたぁ~”なんて、
洒落にもならない……。
手嶌の肩口へ両手を回した。
「……ね ―― キス、してよ」
最後の言葉を飲み込むように、
手嶌に口づけられた。
それは激しく奪うようなキスだった。
「……んっ、んぅ……ふ……ぁ」
唇を重ねるだけでは足りないと、
手嶌は綱吉の口腔に舌を差し込む。
綺麗な歯列を舐め、ピンク色の歯茎を擽り、
そのまま上顎も味わい尽くす。
舌を絡め、時折強く吸われた。
初めて感じる痛いような刺激に、身体がびくっと跳ねる。
再び唇を合わせ、互いの熱を感じた後、
もうこれでおしまい……というように、
リップ音を響かせてキスは終わった。
綱吉の瞳は潤んでいる。
手嶌の双眸も潤んでいた。
水の膜を張って、薄い緑色の瞳は極上の翡翠の
ようにキラキラと輝いて見える。
「―― 抱かれるのが嫌なら本気で抵抗しろ。
こっちも手加減はしない」
俺様発言のあと、手嶌に横抱きに抱え上げられた。
「うわっ!」
驚いて彼の首にしがみつく。
すると手嶌はそのまま衝立の向こうへ。
そこにあるのは、キングサイズのベッド。
どさりと下ろされ、驚きで固まっているうちに
手嶌が覆い被さってきた。
清潔なシーツから、彼の精錬な香りがする。
しかしそれ以上に、今は手嶌が全ての枷を
取っ払って大放出させている野性的な
性フェロモンが部屋いっぱいだ。
「も、こっちはケツの青いガキなんだから、少しは
手加減しろよ……」
「何処の誰が、ケツの青いガキだって?」
「あたま、おかしくなりそ……」
「おっと ―― 落ちるのはまだ早いぞ。こちとら
期末試験の下準備やら採点やらで、ここんとこ
ずっと右手が恋人だったんだ」
「へ、ぇ~、先生レベルのアルファでも、オ*ニー
するんだぁ」
「貴重なミルクは唯一無二の番と交わる時の為に
とっておいた」
「!!……」
「なんでそこで黙るんだよ」
「だ、だって、センセ初めてあった時、
ガキの恋愛ごっごに付き合ってるヒマはないとか、
素に戻れば絶対後悔するとかって……」
「三十路超えた親父がティ-ンエイジャーの告白を
受け止めるのはそれなりに覚悟も度胸も必要なんだ。
察しろよ」
「センセ……」
「竜二」
「へ?」
「オレの名前は竜二だ」
「……知ってるよ」
嬉しくて溢れ流れた綱吉の涙を、
手嶌が唇で丁寧に拭ってゆく ――、
そしてその口付けは顔中に広がってゆき、
ゆっくりはだけた胸元へ下りて、
「はぁうっ ――」
綱吉のぷっくり膨らんだピンクの突起に
辿り着く。
「どうして欲しい?」
「も ―― もう、竜二の好きにして……」
「了解」
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