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第二章
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お祓いをしてもらってから、不思議と不安な気持ちが少なくなっていた。業務も通常通りに行えたし、呪術師に頼めば莉子も見つかりそうだなと希望を抱けている。
わたしは仕事帰り、買い物ついでにショッピングモールに入っていた。洋服や映画館、それからフードコートなど一通りそろっている場所だ。
休日には家族連れが訪れるし、夕方からは中高生が遊びにやってくる。わたしは一階のスーパーで会計を済ませ、エコバックを抱えながら歩いていた。入り口を通りかかると、キャンペーンガールに声をかけられた。
「抽選会やってます。いかがでしょうか?」
説明を聞いてみると、レシートの三千円分で一回は回せるそうだ。財布の中身を見ると三回分はできそうだった。
軽い気持ちでやってみると、何やらオレンジの玉が落ちてきた。担当のお兄さんが黄金のハンドベルを高らかに鳴らしている。
「三等のネズミーランドのチケットが当たりました!」
スタッフ全員が拍手をすると、周りにいた人たちも同じように祝ってくれていた。すごい、おめでとうと口々に言っている。ひとりで遊園地かぁ。莉子がいなきゃ、行っても意味ないのになぁ。
周りの人に祝われるから喜んだふりをして置いたけれど、あんまり嬉しくなかった。
ネズミーランドのチケットとお菓子をカバンにしまい込んで、ショッピングモールは後にした。
帰宅途中に、阿智神社から子供たちの黄色い声と騒がしい太鼓の音が聞こえてきた。近くには居ないはずなのに、つい目で追って莉子を探してしまう。
似たような子はいたけれど、やっぱり娘は見当たらない。神社に入った途端、右腕が痛くなってきた。仕事をしすぎて筋肉痛にでもなったのかな。
「たこ焼きいかがですか」
じっと眺めていると、近くの屋台にいた女性に声をかけられた。同い年くらいで、どこかで見たことがあるような。値段を見たら三百円。今日はここのご飯で済ませるか。そう思って顔を見上げると目が合った。
「秋月さんも、夏祭りに来られてたんですね!」
嬉々とした様子で声をかけてきた人は、同じ資料館で働いている小河原さんだった。いつもと違って、鉢巻を付けて甚平姿だったから気が付かなかった。
「こんばんは。はい、たまたま通りがかっただけですけどね」
張り切って湯気にまみれながら、たこ焼きの生地を流し込んでいる。お客さんがいないからか、わたしに話しかけてきた。
「もう短冊に願い事は書きましたか?」
「まだです」
「ここらへんの地域は旧正月の七夕を取り入れてるから、今からでも間に合いますよ」
たこ焼きを上手に竹串でひっくり返しながら、楽しそうに喋りかけてくる。
「そうなんですか。でも、わたしはいいかな」
「どうしたの?」
「ちょっと、そんな気分にはなれなくて」
「ごめん。お客さん来ちゃった。またいつでも話聞くからね」
柱に色とりどりの短冊が飾り付けられている。
ちょうど花火が打ちあがっていて、周囲の人の視線が一気に集まった。とてもじゃないけれど、莉子が見つからない限り明るい気持ちでは見られなかった。
端に置かれた折り畳み式机に置かれた水色の短冊を手に取って、何を書こうか考えていた。ほかの人の内容を見てみると、いろいろなものが書かれている。
好きな人と結ばれますように、おもちゃがほしいですと言った可愛いことも、たくさん書かれていた。わたしは、そうだ。これにしよう。
『世界平和』
控えめに書き連ねて、下の方にくくりつけた。娘が見つかりますように、幸せになりますように、そう書いても良かったのかもしれない。人目に付くところに書く勇気は出なかった。
周辺の短冊を見てみると、黒で書かれた一風変わったものがあった。見てみると『これ以上、依頼が来ませんように』とのこと。あまりにも切実な悩みすぎて吹き出しそうになった。
笑っていると、腕の痛みが徐々に強くなってきた。驚いて、休めそうな静かな場所をキョロキョロと探している。神社の奥の方に進むと、しだいに楽になる。
本殿の裏で座り込んでいると、右腕に強烈な痛みが走ってきた。電気のようにビリビリしていて、動けなくなってうずくまっていた。
(もしかして、ここら辺に莉子がいるの……!?)
呪術師の言葉をハッと思い出すと、痛みが徐々に治まってきた。マシになってから動き出して、辺りを捜索していた。やっぱり、インチキだったのかな。
そう思っていると、奥の暗い道を見つけた。その道に見合うような小さな真っ赤な鳥居がある。
「ここだ」
何だか確信を持っていた。でも、こんな場所が神社内にあるなんて知らなかったな。進んでみると、井戸が見えてきて、そこに人影がうっすらと浮かんでいた。
「莉子、莉子!」
莉子の靴が落ちているのを見つけたら、名前を呼びながら全力で走っていた。通りかかって顔を見てみると、本当に娘がいた。
でも、身体が冷たくなっている。ギリギリ呼吸はしているようだ。わたしは急いで救急車を呼んで、病院に運んでもらった。
娘が入院している病院に、毎日祈りながら付き添う日々が続いた。仕事が終わったら、保育園に行く癖がついていた。しばらくは、途中の道まで行って病院に進路を変えるような無駄なことをしてしまう。
手を握りながら、ひたすら莉子の横にいた。でも、いつまでも目を覚ましてくれない。一緒に保育園に行ったり、暮らしていたりしていたのが夢のようだ。
「遊園地に行こうって言ってたのにな」
チケットを眺めながら、ふと、ため息をついていた。
「お母さん、大丈夫ですか? ちゃんと休んでますか?」
看護師さんが入ってきて笑顔でなだめてくれた。
「休めてないですが、心配なので、見ておきたいんです」
「いまはわたしが見ておくので、休憩してきてください。ちょうど、点滴を入れ替える時間ですし」
「そうですか。じゃあ、ちょっとお手洗いにでも行ってきます」
立ち上がると、思ったより足がしっかりしていなかった。片足をくじきそうになって、よろけて病院の壁にぶつかった。
「ちょっと、ほんとにご飯食べて寝てくださいね」
「はい」
身体を支えてもらって、ようやく平衡感覚を取り戻した。あれから何も喉に通らない。自動販売機で水を購入して、ごくりと飲んでいた。
ほかのものは胃が受け付けてくれないから。水を飲んでいると、課長の奥さんの後ろ姿があった。
「あれ、この前、葬式でお会いしましたよね」
「えっと……」
わたしが聞いても、いまいちピンと来ていない様子だった。そりゃそうか。一瞬しか会ってないもんね。
「課長の同僚の秋月です。娘が倒れたので、付き添いに来てたんです」
わたしは、仕事モードに切り替えて、説明をした。すると、思い出したかのように「あのときの!」と言っていた。安心した表情で、課長の奥さんも話し出してくれた。
「わたしは義母が倒れたから、付き添いに来てるんです」
「そうだったんですね」
お手洗いを出ながら、待合室にあった緑色のソファーに座った。その途端、奥さんがポツリと哀愁漂う感じでつぶやいた。
「早く死んでくれて、本当によかった」
「え?」
「こんなこと言うと、不謹慎ですよね。すみません」
「いえいえ、大丈夫ですよ。家庭にいると大変そうですもんね」
「あなたになら、話してもいいかもしれない」
そう前置きをして、少し詳しいことを聞くことができた。
「実は、あの人からDVを受けてたんです。どうしても逃げられなくて、途方に暮れてたんですよね」
「そうだったんですね」
「本当に被害に遭った方には申し訳ないんですけど、あの呪いには感謝してます」
それを聞いてから見ると、晴れやかな顔をしていた。
わたしは仕事帰り、買い物ついでにショッピングモールに入っていた。洋服や映画館、それからフードコートなど一通りそろっている場所だ。
休日には家族連れが訪れるし、夕方からは中高生が遊びにやってくる。わたしは一階のスーパーで会計を済ませ、エコバックを抱えながら歩いていた。入り口を通りかかると、キャンペーンガールに声をかけられた。
「抽選会やってます。いかがでしょうか?」
説明を聞いてみると、レシートの三千円分で一回は回せるそうだ。財布の中身を見ると三回分はできそうだった。
軽い気持ちでやってみると、何やらオレンジの玉が落ちてきた。担当のお兄さんが黄金のハンドベルを高らかに鳴らしている。
「三等のネズミーランドのチケットが当たりました!」
スタッフ全員が拍手をすると、周りにいた人たちも同じように祝ってくれていた。すごい、おめでとうと口々に言っている。ひとりで遊園地かぁ。莉子がいなきゃ、行っても意味ないのになぁ。
周りの人に祝われるから喜んだふりをして置いたけれど、あんまり嬉しくなかった。
ネズミーランドのチケットとお菓子をカバンにしまい込んで、ショッピングモールは後にした。
帰宅途中に、阿智神社から子供たちの黄色い声と騒がしい太鼓の音が聞こえてきた。近くには居ないはずなのに、つい目で追って莉子を探してしまう。
似たような子はいたけれど、やっぱり娘は見当たらない。神社に入った途端、右腕が痛くなってきた。仕事をしすぎて筋肉痛にでもなったのかな。
「たこ焼きいかがですか」
じっと眺めていると、近くの屋台にいた女性に声をかけられた。同い年くらいで、どこかで見たことがあるような。値段を見たら三百円。今日はここのご飯で済ませるか。そう思って顔を見上げると目が合った。
「秋月さんも、夏祭りに来られてたんですね!」
嬉々とした様子で声をかけてきた人は、同じ資料館で働いている小河原さんだった。いつもと違って、鉢巻を付けて甚平姿だったから気が付かなかった。
「こんばんは。はい、たまたま通りがかっただけですけどね」
張り切って湯気にまみれながら、たこ焼きの生地を流し込んでいる。お客さんがいないからか、わたしに話しかけてきた。
「もう短冊に願い事は書きましたか?」
「まだです」
「ここらへんの地域は旧正月の七夕を取り入れてるから、今からでも間に合いますよ」
たこ焼きを上手に竹串でひっくり返しながら、楽しそうに喋りかけてくる。
「そうなんですか。でも、わたしはいいかな」
「どうしたの?」
「ちょっと、そんな気分にはなれなくて」
「ごめん。お客さん来ちゃった。またいつでも話聞くからね」
柱に色とりどりの短冊が飾り付けられている。
ちょうど花火が打ちあがっていて、周囲の人の視線が一気に集まった。とてもじゃないけれど、莉子が見つからない限り明るい気持ちでは見られなかった。
端に置かれた折り畳み式机に置かれた水色の短冊を手に取って、何を書こうか考えていた。ほかの人の内容を見てみると、いろいろなものが書かれている。
好きな人と結ばれますように、おもちゃがほしいですと言った可愛いことも、たくさん書かれていた。わたしは、そうだ。これにしよう。
『世界平和』
控えめに書き連ねて、下の方にくくりつけた。娘が見つかりますように、幸せになりますように、そう書いても良かったのかもしれない。人目に付くところに書く勇気は出なかった。
周辺の短冊を見てみると、黒で書かれた一風変わったものがあった。見てみると『これ以上、依頼が来ませんように』とのこと。あまりにも切実な悩みすぎて吹き出しそうになった。
笑っていると、腕の痛みが徐々に強くなってきた。驚いて、休めそうな静かな場所をキョロキョロと探している。神社の奥の方に進むと、しだいに楽になる。
本殿の裏で座り込んでいると、右腕に強烈な痛みが走ってきた。電気のようにビリビリしていて、動けなくなってうずくまっていた。
(もしかして、ここら辺に莉子がいるの……!?)
呪術師の言葉をハッと思い出すと、痛みが徐々に治まってきた。マシになってから動き出して、辺りを捜索していた。やっぱり、インチキだったのかな。
そう思っていると、奥の暗い道を見つけた。その道に見合うような小さな真っ赤な鳥居がある。
「ここだ」
何だか確信を持っていた。でも、こんな場所が神社内にあるなんて知らなかったな。進んでみると、井戸が見えてきて、そこに人影がうっすらと浮かんでいた。
「莉子、莉子!」
莉子の靴が落ちているのを見つけたら、名前を呼びながら全力で走っていた。通りかかって顔を見てみると、本当に娘がいた。
でも、身体が冷たくなっている。ギリギリ呼吸はしているようだ。わたしは急いで救急車を呼んで、病院に運んでもらった。
娘が入院している病院に、毎日祈りながら付き添う日々が続いた。仕事が終わったら、保育園に行く癖がついていた。しばらくは、途中の道まで行って病院に進路を変えるような無駄なことをしてしまう。
手を握りながら、ひたすら莉子の横にいた。でも、いつまでも目を覚ましてくれない。一緒に保育園に行ったり、暮らしていたりしていたのが夢のようだ。
「遊園地に行こうって言ってたのにな」
チケットを眺めながら、ふと、ため息をついていた。
「お母さん、大丈夫ですか? ちゃんと休んでますか?」
看護師さんが入ってきて笑顔でなだめてくれた。
「休めてないですが、心配なので、見ておきたいんです」
「いまはわたしが見ておくので、休憩してきてください。ちょうど、点滴を入れ替える時間ですし」
「そうですか。じゃあ、ちょっとお手洗いにでも行ってきます」
立ち上がると、思ったより足がしっかりしていなかった。片足をくじきそうになって、よろけて病院の壁にぶつかった。
「ちょっと、ほんとにご飯食べて寝てくださいね」
「はい」
身体を支えてもらって、ようやく平衡感覚を取り戻した。あれから何も喉に通らない。自動販売機で水を購入して、ごくりと飲んでいた。
ほかのものは胃が受け付けてくれないから。水を飲んでいると、課長の奥さんの後ろ姿があった。
「あれ、この前、葬式でお会いしましたよね」
「えっと……」
わたしが聞いても、いまいちピンと来ていない様子だった。そりゃそうか。一瞬しか会ってないもんね。
「課長の同僚の秋月です。娘が倒れたので、付き添いに来てたんです」
わたしは、仕事モードに切り替えて、説明をした。すると、思い出したかのように「あのときの!」と言っていた。安心した表情で、課長の奥さんも話し出してくれた。
「わたしは義母が倒れたから、付き添いに来てるんです」
「そうだったんですね」
お手洗いを出ながら、待合室にあった緑色のソファーに座った。その途端、奥さんがポツリと哀愁漂う感じでつぶやいた。
「早く死んでくれて、本当によかった」
「え?」
「こんなこと言うと、不謹慎ですよね。すみません」
「いえいえ、大丈夫ですよ。家庭にいると大変そうですもんね」
「あなたになら、話してもいいかもしれない」
そう前置きをして、少し詳しいことを聞くことができた。
「実は、あの人からDVを受けてたんです。どうしても逃げられなくて、途方に暮れてたんですよね」
「そうだったんですね」
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