星の胎動

ドルドレオン

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10 聖なる語り

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《アンフィロスの種子》
第九章「聖なる迷宮──言葉と記憶の守り手」
1.終末の刻

宇宙を裂く戦火が広がる中、〈サーグラナ〉は最後の決断を下した。

「我々は、この混沌の中にこそ“神の言葉”を保管しなければならない」

ヴァレリアが率いるチームは、かつて神話と宗教を記録した膨大な書庫──
《アカシック・レコード・リポジトリ》へと向かうことを決めた。

2.書物の迷宮

書庫は無数の書架が果てしなく連なり、
古代の写本から未来の記録、神話的言語の断片までもが保存されていた。

アレイは歩を進めながら、ひとつひとつの書物の頁を指で撫でる。

記憶が呼び起こされる。
かつて母が語った神話、ヴァレリアが唱えた言葉、リュミナの祈り。

3.記憶の軌跡

「この言葉は、私たちの起源そのものだ」

アレイは遠い昔の記憶と現実を繋げながら、聖なる言葉の真理を探る。
迷宮の中を巡り歩くその姿は、まるで言葉の精霊と踊るかのようだった。

4.光と影の交錯

戦火の轟音が遠く響く中、アレイはひとつの古文書に手を伸ばす。
そこには、神が人類に託した「最後の約束」が隠されていた。

「終末とは破壊ではなく、
 新たな創造の契機である」

5.守り手の祈り

ヴァレリアが声を震わせて呟く。

「私たちはただの記録者ではない。
 この言葉を守り、未来へと繋ぐ“守り手”だ」

リュミナも祈る。

「戦いが終わり、傷ついた世界に光が戻るその日まで」

6.迷宮の彼方に

書庫の奥深く、扉がひとつ開かれる。
そこには、言語の起源を記した“神の言葉の原典”が安置されていた。

アレイは深く息を吸い込み、扉をくぐる。
未来への希望と、覚悟を胸に。

章末語り

「言葉は記憶を紡ぎ、
 記憶は未来を照らす灯火。
 たとえ世界が滅びようとも、
 言葉の迷宮に響く祈りは決して消えない」
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