『シャイターン~影と光~』

K.こんきち

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第一章 リオン幼年期

6.「ミザ村の少女サラ」

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ミザ村の悲劇があった翌日、少女は目を覚ました。

「………」

「おう、目を覚ましたか。ここはオレの住んでる小屋だ。辛い話だが、村は全滅だ。あんただけが生き残ったみたいだな」

「………」

(口をきけないか、無理もあるまい。あんな経験をしてから、普通でいられる訳がない。リオンは当分は目を覚まさない様だな、今はその方がいい)

「……あの村は、いつかは、ああなると父は言ってました……」

少女は少し震えて、うつ向いたまま小声で呟いた。

「思ったよりも体調は良いみたいだな。今は余計な事を考えずに、とにかく休む事だ。自分の名前は言えるか?」

「サラです。何とお呼びしたらいいでしょうか?」

「オレか?名前を訪ねられるのも久しぶりだな。ミルザと呼んでくれたいい」

少女は助けてもらったお礼を言い、村で行っていた「研究」について話出した。

「数年前に、深緑色のローブを身にまとった集団が村にやってきました。
それまでは貧しくても、皆助け合い、仲良く暮らしていたのです。
村はその後、以上な程に潤いました。
しかし村を去って行く者もいました。
私の父も最初は「研究」に対しては反対でした。
しかし病弱な母を救う為には「研究」に参加するしか他無かったのです…」

サラは病弱の母と、正義感の強い父、そして数年前に都に勤めに行った兄の四人家族だったと言い、話を続けた…
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