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第一章 リオン幼年期
15.「帝都アリスワン」
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馬車で丸2日かけて、二人はようやく帝都アリスワンにたどり着いた。
(ここが都……想像以上の景色。ここのどこかに兄が……)
サラは、圧倒されるような景色に眼を輝かせていた。
「ミルザさんは、ここに何度か来た事があるのですか?」
「来た事もなにも、数年前まではここに住んでいたからな。
そう言えば、サラは兄が都に勤めていると話してたな。
どこで働いているか分かるのか?」
「都の軍に入りたい言ってました。
でも、すぐには試験を受けさせてもらえないので、まずは知り合いの所に住み込で働くと言ってました。
村に定期的に来ていた運送屋があって、そこだと思うのですが……」
(都の軍か、軍に入っていたらやっかいだな。
逆にまだ運送屋に居るなら色々と助かるのだか……)
「それで、その運送屋の名前は分かるのか?」
「メリル運送会社と言う名前です。
かなり大きな会社で、世界各地に色々な物を運んでる様でした。
でも、都のどこにその会社があるかまでは……」
「そうか、わかった。
悪いが先に図書館へ行こう。
こっちのあてにしてる人物は、なかなか暇がない奴なんでな、先に済ませた方がよさそうだ」
それから数分歩いた後に、二人は図書館にたどり着いた。
図書館は外観からもかなり立派な建物で、まさに世界中の知識が、この建物の中に凝縮されているかのようだった。
「ここの最上階に奴は居るとは思うんだが…… 階段は面倒だ、そこのリフトで上がるか」
そう言うとミルザは、最新の技術を使って作られた、この時代には珍しい木造の自動昇降装着に向かった。
「すごい、はじめて乗ります。話には聞いてましたが、実際に乗れるなんて」
サラは、なにもかもが初めてづくしで心を踊らせていた。
「ミルザさんは、その人とかなり仲が良いんですか?」
リフトの中でサラは何気にミルザに聞いてみた。
「……??……なぜそう思う?」
「だって、さっきから「奴」とか、忙しくしてるとか、かなりその人の事を知ってそうな話し方なので」
「そうだな、まぁ昔の戦友みたいなもんだな。
あまり気は合わないが、奴の頭脳と知識は世界中どこを探しても、比になる奴はいないだろうな」
「そうなんですね。なにか親友の事を誇らしげに話してるようにも聞こえますね。会うのが少し楽しみです」
サラは都に来た喜びと、新たに出会う人物に少し心踊らせる気持ちでいた。
「……まぁ会ってみたらオレの言ってる意味も分かる…… 最上階だ。着いたぞ」
リフトの扉を開けると、そこは部屋の中とは思えぬ程、様々な植物で覆われた空間だった。
そして、その部屋のひときわ大きな観葉植物の影で水を与えている一人の男いた。
ミルザとサラに気づいた男はゆっくり振り返った……
(ここが都……想像以上の景色。ここのどこかに兄が……)
サラは、圧倒されるような景色に眼を輝かせていた。
「ミルザさんは、ここに何度か来た事があるのですか?」
「来た事もなにも、数年前まではここに住んでいたからな。
そう言えば、サラは兄が都に勤めていると話してたな。
どこで働いているか分かるのか?」
「都の軍に入りたい言ってました。
でも、すぐには試験を受けさせてもらえないので、まずは知り合いの所に住み込で働くと言ってました。
村に定期的に来ていた運送屋があって、そこだと思うのですが……」
(都の軍か、軍に入っていたらやっかいだな。
逆にまだ運送屋に居るなら色々と助かるのだか……)
「それで、その運送屋の名前は分かるのか?」
「メリル運送会社と言う名前です。
かなり大きな会社で、世界各地に色々な物を運んでる様でした。
でも、都のどこにその会社があるかまでは……」
「そうか、わかった。
悪いが先に図書館へ行こう。
こっちのあてにしてる人物は、なかなか暇がない奴なんでな、先に済ませた方がよさそうだ」
それから数分歩いた後に、二人は図書館にたどり着いた。
図書館は外観からもかなり立派な建物で、まさに世界中の知識が、この建物の中に凝縮されているかのようだった。
「ここの最上階に奴は居るとは思うんだが…… 階段は面倒だ、そこのリフトで上がるか」
そう言うとミルザは、最新の技術を使って作られた、この時代には珍しい木造の自動昇降装着に向かった。
「すごい、はじめて乗ります。話には聞いてましたが、実際に乗れるなんて」
サラは、なにもかもが初めてづくしで心を踊らせていた。
「ミルザさんは、その人とかなり仲が良いんですか?」
リフトの中でサラは何気にミルザに聞いてみた。
「……??……なぜそう思う?」
「だって、さっきから「奴」とか、忙しくしてるとか、かなりその人の事を知ってそうな話し方なので」
「そうだな、まぁ昔の戦友みたいなもんだな。
あまり気は合わないが、奴の頭脳と知識は世界中どこを探しても、比になる奴はいないだろうな」
「そうなんですね。なにか親友の事を誇らしげに話してるようにも聞こえますね。会うのが少し楽しみです」
サラは都に来た喜びと、新たに出会う人物に少し心踊らせる気持ちでいた。
「……まぁ会ってみたらオレの言ってる意味も分かる…… 最上階だ。着いたぞ」
リフトの扉を開けると、そこは部屋の中とは思えぬ程、様々な植物で覆われた空間だった。
そして、その部屋のひときわ大きな観葉植物の影で水を与えている一人の男いた。
ミルザとサラに気づいた男はゆっくり振り返った……
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