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第一章 リオン幼年期
28.「封印の地③」
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フランソアとミルザは岩の扉を開き、崖の道に足を踏み入れた瞬間、今まで感じた事のない異様な法力を感じた。
二人はその法力を、ほぼ同時に感じ取った様で、すぐに顔を見合わせて無言でうなずいた。
そして二人が再び見つめた道の先には、先ほどターニアと戦い去って行った怪物「リオン」がうずくまっていた。
「思ったよりも事態は深刻な状況の様だな…」
フランソアは怪物に気付かれない様、小声でミルザの耳元につぶやいた。
「間違った事になる前に、この指輪でリオンを元の姿に戻すしか仕方あるまい…」
そうつぶやくと、ミルザは怪物と化したリオンの側へ少しずつ近づいて行った。
両側を溶岩が音を立てて沸き上がる中、流れ出る汗を拭いながらミルザは少しずつ進んで行った。
そして、怪物の背中が間近に見えたその時、ミルザは足を止めた。
フランソアは少し離れた背後から、足を止めたミルザを不思議に思い、すぐにミルザの側へ近づき、怪物の姿を目を凝らして見つめた。
「……!!
すでに遅かったのか!!」
怪物と化したリオンの目の前には、リオンの数倍もある巨大な生物が、暗闇の中から現れ始めていた。
フランソアは、その生物が現れるのを見た瞬間、すぐにミルザの腕を掴み崖の道を引き返そうとした。
しかしミルザは足を止め動かなかった。
「おい!ミルザ、死にたいのか!
この場から直ぐに離れるんだ。
こうなってしまっては、オレ達人間族が手に終える事ではない!」
「だめだ、オレはリオンを捨てる事は出来ない……
あの怪物の姿が本来の姿ではないはずだ。
あの少年の目をオレは…」
そう叫ぶとミルザは、腕を掴むフランソアを振り切って、指輪の首飾りを握りしめて走り出した!
二人はその法力を、ほぼ同時に感じ取った様で、すぐに顔を見合わせて無言でうなずいた。
そして二人が再び見つめた道の先には、先ほどターニアと戦い去って行った怪物「リオン」がうずくまっていた。
「思ったよりも事態は深刻な状況の様だな…」
フランソアは怪物に気付かれない様、小声でミルザの耳元につぶやいた。
「間違った事になる前に、この指輪でリオンを元の姿に戻すしか仕方あるまい…」
そうつぶやくと、ミルザは怪物と化したリオンの側へ少しずつ近づいて行った。
両側を溶岩が音を立てて沸き上がる中、流れ出る汗を拭いながらミルザは少しずつ進んで行った。
そして、怪物の背中が間近に見えたその時、ミルザは足を止めた。
フランソアは少し離れた背後から、足を止めたミルザを不思議に思い、すぐにミルザの側へ近づき、怪物の姿を目を凝らして見つめた。
「……!!
すでに遅かったのか!!」
怪物と化したリオンの目の前には、リオンの数倍もある巨大な生物が、暗闇の中から現れ始めていた。
フランソアは、その生物が現れるのを見た瞬間、すぐにミルザの腕を掴み崖の道を引き返そうとした。
しかしミルザは足を止め動かなかった。
「おい!ミルザ、死にたいのか!
この場から直ぐに離れるんだ。
こうなってしまっては、オレ達人間族が手に終える事ではない!」
「だめだ、オレはリオンを捨てる事は出来ない……
あの怪物の姿が本来の姿ではないはずだ。
あの少年の目をオレは…」
そう叫ぶとミルザは、腕を掴むフランソアを振り切って、指輪の首飾りを握りしめて走り出した!
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