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黒い林檎と人間の家族

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うん、良くて二桁だったのが、一番低い数値でも25だ。森を探検することにしよう。

うん虫が多い
蚊みたいな虫の大軍とか、前のダンゴムシとか。
さすがにあっちの世界の蜥蜴がコオロギとか食べてたけど俺は、絶対ムリ!
だから果実を探そう
おっあれは?
『コルトの実:生で食べると苦みや渋みがある。加熱することで甘味が出る。パイにすると美味しい。』
うん生食ダメなヤツじゃねえか!


ん?
なんだ?あれ、黒い林檎?
『ブラックアップル:金剛樹の果実。希少性が高く育てるの難しい林檎。大量の魔力を蓄えており非常に甘い。』
よし、食べてみるか
かぷっ
堅ってぇ
そりゃ金剛何ていう名前付いてるんだから固いわな
これスキル使えば噛み切れないか?
噛みつき!
あっ噛み切れる
シャクシャク
甘い。あっちの世界のりんごより甘い
めちゃくちゃ美味しい
あと種がめちゃくちゃ硬い
とりあえず種は埋めとくかな


「οζηχεε」
「ΗφπψΘωςκ」
「⊇οΕψωρξχΘΑςθοντΕχ」
「∶∇⊗≯≧∷⊂∫∫∇∆∃∨」
「φηρωξψονΕ∩ζ∧∝∅∌∩」
「ξΝφοΘΘΠΡΥΩΠΗΞΝνζαορ」
「ΝΟΨΞΔ∵ΧΦΝΦΥΜΨΩΘψφΔΜΞ」

聞たことない言語だな
そりゃ英語とか日本語で喋ってるわけないよな
この星と独特の言語か
『特殊スキル:『心の言葉』を獲得しました。』

心の言葉?
『心の言葉:自我があるものが発する言葉を自分がわかる言語に変換する』
つまり人間や魔物の言葉を聞き分けられるって言うことか
近くまで行って見るか
視認できる距離まで行くと
「ガイ、オルテナ、動くな」
「どうしたの、あなた?」
「Dランクの魔物リザードだ。」
「どこにもいないよ?」
「そこの岩にいるだろう」
「あの小さいトカゲさん?」
「あいつ一体で初心者パーティなら全滅しかねない」
「それほど危険に思えないけれど」
「一応ヤツは、その後の進化によっては手に負えない場合があるから、ギルドに目撃証言を届けなければならない」
「ちょうど良かった。煙幕弾を持ってる」
「ガイ、オルテナ、口と鼻を塞いでくれ」
「ファイアーボール」
そして男が謎の玉?を投げてファイアボールに直撃して着火した。
そして煙が広がった
これ、やばいやつだ
煙が目に入って痛かった。
とりあえず逃げることにしよう
そして俺は人間の家族から逃げた
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