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第十五話 花の祝祭
しおりを挟む澄み渡る空と穏やかな風が流れる今日は、ミルスマギナのひとたちが待ち望んだ花の祝祭の日だ。
街は様々な花で彩られ、ひらひらと花びらが舞ってまるで違う街のようだ。
「わぁ…!すっごーい!綺麗ー!」
「あんまはしゃぎすぎるなよー。お前のこと、グランたちから任されてるんだからな」
「はいはい、分かってるよ」
少し後ろからゼンにそう声を掛けられ、私は少し気持ちを落ち着けて彼の隣へと並ぶ。本当ならグランと一緒に回る予定だったが、こればかりは仕方ないだろう。
祝祭の当日は街全体が賑やかになるため何かと揉め事が多く、それらを仲裁し起こりうる犯罪を抑止するための見回りをギルドが請け負っており、グランはその見回り組に選ばれてしまったのだ。
一応、交代制なので時間まで一人で行くと言えば彼は首を振って駄目だと言い、何度目かの応酬で偶然にも通りかかったゼンに自分が来るまで彼女の傍にいて欲しいと伝え、ゼンが了承したのでこうして二人で祝祭を回っている。
人の行き来が多い通りを歩きながら、ふとゼンがこちらに視線を寄越した。
「それにしても、なんだ…それはグランが許したのか?」
「ん?それってどれ?」
「その衣装だ。なんというか、何かの弾みで破けそうに見えるんだが」
戸惑っているようなゼンの言葉に、私は自分の姿を見下ろす。
少し薄い布で作られたドレスのような衣装は祝祭で女性が着る伝統あるものだ。たくさんの花が装飾としてあしらわれていて、袖がなく肩が露出する形のものでドレスの下部分は太ももの辺りまでスリットが入っている。靴ももちろんこの祝祭用に作られたもので、花がモチーフにされている。
衣装を確認して、どこかグランが着ることを許さない要素があるだろうかと、首を傾げながらゼンを見つめる。
「うーん、別にグランが何か言いそうな服じゃないけど…」
「確実に何か言うと思うが……まさか、見せてないのか?」
「見せてないよ。びっくりさせようと思って内緒にしてる」
「……そうか」
たっぷり間を空けてから呟くゼンの諦めたような声に、私は更に首を傾げる。気になることがあるのならはっきり言って欲しいのだけど……まさか服が似合ってないとかそういうやつなのだろうか。
「その間が気になるんだけど…もしかして似合ってない?」
「いや、良く似合ってるから心配しなくていい。まあ、うん、俺が言うよりグランから言われたほうがお前には効くだろう。ほら、花酒を飲みながら回ろう」
商会の運営する出店で花酒を二つ買ったゼンは、その一つを私に差し出す。まあ、あんまり気にしなくてもいいか、と私はそれを受け取った。
花酒に口を付けるゼンにならい、私もこくり、と一口飲む。
「わ、美味しい…!」
「確かに美味いな。少し甘いくらいだが、十分に酒精の味を感じられる」
仄かな甘みと花の香りが広がる花酒を楽しみながら半分ほどを飲む私と、既に二杯目を買っているゼン。私は基本的にお酒に酔ったりはしないが、彼はどうなんだろうか。
そもそも、どうして彼はこの世界へ降りてきたのだろう?今まで聞く機会が訪れなかったが、それは今ではないだろうかと横顔を見つめながら考える。
「ん、なんだ?聞きたい事があるなら答えてやってもいいぞ」
「聞きたいことは山ほどあるんだけど……んー、とりあえずなんでこの世界に来たの?」
色々と聞きたい事が出てきたが、まずはこれを聞いておこうと私はゼンに問いかける。彼は近くの出店でクレープと呼ばれるものを二つ買い、私に一つを差し出して、一口食べてから答えてくれた。
「甘味を食べるため」
「え?」
「甘味を食べるためだ。たまたま覗いたこの世界で、美味しそうな甘味があったから降りてきた」
聞き間違いかと思って問い返したが、間違いではなかったようだ。計り知れない理由で降りてきたのかと思いきや、甘味が食べたかったからとは。確かに会う先々でよく甘味を食べているような気がしたのは、気のせいではなかったということか。
「あとは…そうだな。お前が楽しそうに過ごしていたから、俺も人間の暮らしとやらが気になったのも理由だな。まあこれは、甘味のついでといったところだが」
「何かあるのかと思ってたけど、そういう理由なら安心かな。冒険者をしているのもついで?」
「ついでというか、生活費や甘味代を稼ぐためだ。その気になれば色々と出来るが、人間の暮らしを楽しむのも一環だからな、止めておいた」
「そう思い至ってくれて助かるよ」
「余計なものを加えるのは良くないからな。で、次は?」
ぱくり、と最後の一口を食べ終えたゼンは次なる甘味を探しながら、私へ次を問いかけてくる。気になっていたのこの世界へ降りた理由を聞けたし、他に何かあるかな、と聞きたいことを思い浮かべながら、ほとんど口にしていなかったクレープを食べる。
「うーん……あ、ゼンって何者なの?」
「それは人とか神とか、そういう存在の種類についてか?」
ゼンの問いかけに頷くと、彼は少し唸りながら砂糖をたっぷりまぶした揚げ菓子を頬張る。もぐもぐと口を動かしながらも唸る彼は、揚げ菓子を平らげてから比較的真面目な表情を作った。
「俺は『全であって全ではなく、一であって一ではない』ものだ。お前達の言う神とは少し違うんだが、まあ似たようなものだと思ってくれていい」
「うん、えっと、口の周りに付いてる砂糖は拭いた方が良いと思うよ」
私がそう指摘すると、ゼンは一拍置いてから懐から出した布で口を拭う。すごく大事な事を言っていたはずなのに良く分からなくなってしまった。
うーん、でもゼンはゼンだろうし。彼が何者であっても、こうして私に優しくしてくれるのは変わらないだろうし。
「うん、まあ、聞いておいてなんだけど、ゼンはゼンだからどういう存在であっても良いよ」
「…そうか。なら、一つだけ確かなことを言っておく。俺はお前と敵対することないし、何時如何なる時もお前の味方であるということを」
「それは、とても心強いね。ふふ、ありがとう」
どんなときでも味方だと言ってくれるゼンにお礼を言うと彼はにっと笑ってみせる。私も笑みを返し、それ以上のことを聞くこともせずただ祝祭を楽しむために、ゆっくりと通りを歩く。
「あら?ミーフェとゼンじゃない。祝祭、楽しんでる?」
「オルネラさん」
ちょうど出店で焼き菓子を買っているところに、オルネラさんの声が聞こえて振り向く。彼女は私のように祝祭の衣装を着ず、いつもと変わらない服装をしている。
「ミーフェは祝祭の衣装を着ているのね。良く似合っているわ」
「ありがとうございます。オルネラさんはいつもと同じ服装なんですね」
「ええ。私は追加で花酒を調合したりするから、その衣装だとちょっとね。それにしても、どうしてゼンと一緒に祝祭を回っているの?グランは?」
そう問いかけてくるオルネラさんに、私は事情を説明する。彼女は話を聞いていくにつれ、表情が険しくなっていく。
「冒険者一年目は見回りの抽選からは外れているはずなのに、どうなっているのかしら。というか、この街に来て初めての祝祭で新婚なのに、楽しませてあげないでどうするのよまったく!ちょっとギルド長のところへ行ってくるわ!」
「えっ?!あの、オルネラさ…っ」
表情が険しかったのは、私が彼と祝祭を楽しんでいないからだったようだ。彼女は私が止める間もなく、ギルドがある方向へと向かっていってしまう。
さすがにこの人波を掻き分けて追うわけにも行かず、止めようと伸ばした手を下ろす。
「行ってしまったが、まあいいんじゃないか?抽選とはいえ冒険者になって一年にも満たないのに、見回り組に入っているのがおかしいわけだしな」
「え、そうなの?」
「そうだぞ。通常は一年未満のものは抽選に入ってない。劇的に成果をあげてその能力を一端でも見せたから見回りに回されたんだろうな」
「……んー、ちょっともやもやするけど、人間ってそういうものだから仕方ないかな」
グランはとても強いから頼りたくなるのも分かる。でも、事前に説明があったらもやもやしなかったのになぁ。
ほんのちょっと頬を膨らませると、ゼンから串に刺した果実のチョコレートがけを渡される。これは、なぐさめられているのかな?
「まあ、これでも食べて元気出せ。夕方には交代だから、な?」
「落ち込んでるわけじゃないんだけど……まあ、うん、ありがとう」
串を受け取って、ぱくりと一口。果実の甘さとチョコレートの苦味が絶妙でとても美味しい。
もぐもぐと食べ進める私を見て、ゼンも二本目を食べ始めた。
*
日がわずかに傾き始める中、私とゼンは変わらず街の中を歩いている。ミルスマギナは広いしあちこちで出店が出ているから、少しも飽きることがない。
「―あ、やっほーミーフェちゃん!」
「きゃっ!もう、急に抱きついてきたら危ないでしょう、ヴィア」
通りの向こうからやってきたヴィアが、その勢いのまま私に抱きついてくる。倒れそうになったところをゼンが支えてくれたから良かったけど…。
「ごめんごめん、ミーフェちゃんを見つけて嬉しかったからさー。てか、こっちの誰?」
「俺はゼンだ。こいつの、まあ友人といったところだ」
「ふーん?ボクはヴィアって名乗ってるからテキトーに呼んでよ」
抱きつくのを止めてゼンにきちんと名乗るヴィアにちょっと感心してしまった。一応、人間社会の常識みたいなことは覚えているんだな、と。
「ミーフェちゃんがいるから仲良くしてあげるよ、ゼンくん」
「おー、よろしくなヴィア」
機嫌が悪そうに尻尾を揺らすヴィアに気付いていない振りをして、ゼンはいたって普通に声をかけている。つーんとした様子の彼女は、私の腕に自分の腕を絡ませて引っ付いてきた。
うーん、行動の意味が分からないけどまあいいか。好きにさせよう。
「えーと、ヴィアはどうしてここに?」
「ただの暇つぶし~。だから、一緒に行ってもいい?」
「私は構わないけど……」
「俺もいいぞ。こういうのは多いほうが楽しいものだからな」
同行を許すとヴィアは少しだけ機嫌を良くしたらしく、尻尾をぱたぱたと振っている。この行動だけ見れば可愛いのだけど、中身は邪神だしなぁ。
「…ん?やあ、ミーフェとゼンに…ヴィアだったかな?はじめて見る組み合わせだな」
「お、セラフィーヌか」
「こんにちはセラフィーヌさん」
ヴィアを加えてさてどこへ行こうかと考えていると、たくさんの食べ物を抱えたセラフィーヌさんと出会う。彼女も祝祭の衣装を着ておらず、いつもと変わらぬ服装だ。帯剣しているので、おそらく見回り組だろう。
「ミーフェは祝祭の衣装を着ているのか。……うん、似合っているんだが色々と危なそうだな。グランがよく許したものだ」
「んん?ゼンにも言われたんですけど、どうしてグランが許さないんですか?」
「え?いや、君の事をあれだけ溺愛しているんだからそういう…艶めかしい姿になるのを許さないんじゃないかと思ってね」
セラフィーヌさんの言葉にぽんと手を打つ。なるほど、私としては伝統のある衣装だし他の女性も着ているしでそこまで気にしていなかったが、言われてみれば色々と見えやすい衣装だ。
「んー…たぶん、グランもそこまで狭量じゃないと思うので大丈夫ですよ。それよりセラフィーヌさんは見回りですか?」
「ん、いや、私は見回りではないよ。つい癖で剣を持って来てしまったが、一人で出店を楽しんでいるところさ」
私が見回りをしていると勘違いしている理由をすぐに見抜き、腰で揺れる剣に視線を落として答えてくれた。出店を楽しんでいるという言葉は、彼女が抱えている食べ物で良く分かる。
一人で食べる量にしては随分と多いけれども、よく食べるひとなのだろうか。
「お、そうだ。セラフィーヌも俺達と一緒に回るか?一人より大勢のほうが楽しいだろう」
「え、いや、私が居ては迷惑じゃないか?」
「そんなことないですよ。セラフィーヌさんがよければ一緒に行きませんか?」
「ボクはミーフェちゃんがいいならいいよー」
ゼンの急な提案にセラフィーヌさんは戸惑っていたが、私やヴィアが好意的な意見なのを見て少し考えてから頷いてくれた。
セラフィーヌさんも加えて、私たちは街の中央部に向かいながら興味の引かれる出店を覗いていく。
色鮮やかな飴細工を売っている店、串に刺さった腸詰肉を焼いて売っている店、雲のようにふわふわなお菓子を売っている店など、ほぼ食べるものの店ばかり回っている。
「ボクは別に太ったりしないからいいけど、ミーフェちゃんやセラフィーヌちゃんはちょっと考えたほうがいいんじゃない?どんなミーフェちゃんでもボクは好きだけど」
私とセラフィーヌさんを見ながら、買ったお菓子を食べるヴィアがそう口にする。うんまあ、ヴィアは姿形を自由に変えられるから太らないというのはそうなんだけど、私も別に贅肉がついたりはしないんだよねぇ。
「うーん、忠告はありがたいけど、私は太らない体質だから。贅肉とかもほとんどつかないし、ヴィアが心配しているような体型にはならないから安心して」
「私も似たようなものだから心配はいらないよ。それに、たくさん食べておかないといざという時に動けないからね」
「ふうん?まあそれならいいけどねー」
興味をなくしたヴィアはそのまま沈黙し、二つ目の菓子を食べ始めた。
そうして、祝祭を楽しみながら歩く私たちの耳にざわざわとした音が聞こえてくる。それは次第に大きくなり、やがて誰かが叫びを上げた。
「―ま、魔物、魔物だ!迷宮の魔物が!!」
「あぁ!?そら、空に、空に!!」
聞こえてきた声に空を見れば、小さな黒い影が覆うように街の上を飛んでいるのが見えた。そして、空に注意を向けていた人々は地面が揺れていることに気付く。戸惑うように視線を巡らせれば、東門の方向に大きな影が見える。その巨体の影は明らかな異形の形をしており、それらも魔物であることに気付いた。
「ぁ、あ、うあああああ!!」
迷宮へ足を踏み入れない者の恐怖の声は人々に伝染して行く。そして、我先にと命が助かる方向へと走っていく。現在、主信仰となっているフェリスニーア神殿へと。
「迷宮の魔物がなぜ…っ、考えている暇はないか…!ミーフェ、ゼン、ヴィア、戦えるか?!」
「おう!」
「はい!」
「まー特別に戦ってあげるよ~」
セラフィーヌさんの声に応え、私たちは戦えない人々を守るために行動を始めた。
どうして迷宮の魔物が街へきたのかは分からないが、わざわざ祝祭の日に来るなんて空気の読めない魔物たちだ。早々にお帰り願って、この騒動を治めよう。
私は心の中でそう呟いて、人の波に逆らうセラフィーヌさんの背を追った。
*
あけましておめでとうございます。今年もミーフェたちをよろしくお願いします。
かなり間が開いてしまいましたが、また頑張って週一更新を心掛けようと思います。
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