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第2章
【2-117】あなたのおかげで
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◇
リアムとジョセフが応接室を出て二十分ほどが経過した頃、ワゴンを押したキャサリンがやって来た。
「失礼いたします。皆様、大変でございましたね。新しいお茶とお菓子をお持ちいたしましたので、少しでもお気持ちが和らいでくださると良いのですが……」
柔和な微笑ながらも彼女はテキパキと動き、元々あった茶菓子などを下げ、新しいものと交換してくれる。温かな湯気が立ち上る茶が満たされたカップを手に取ると、それまで落ち着かなかったキリエの気持ちも凪いでいった。
「ありがとうございます、キャシー。君は大丈夫でしたか? 何か怖い思いをしたりとか……」
「まぁ、キリエ様。お優しいお気遣いをありがとうございます。でも、わたくしは大丈夫ですわ。むしろ、何が起こったのかも分かっていなかったくらいですの」
キャサリンの登場により、応接室内の雰囲気が柔らかくなっていく。それに気づいたジェイデンは、マックスの隣を指差しながら彼女へ明るく声をかけた。
「そうだ、キャシー! 君も一緒にお茶をしていくといいのだよ! マックスの隣がちょうど空いているから座りたまえ」
「えっ!? いえ、そんな……、そのような畏れ多いこと、できませんわ。お気遣いには感謝いたしますが……」
「いやいや、こちらとしても好都合なのだよ。リアムが不在でキリエも不安そうにしていたのだが、共に暮らしている君が来てくれて落ち着いたようだし。まだ安全確認の途中である屋敷内を、レディひとりでウロウロさせるのも危ない。それに、君がいてくれると空気が華やかになって、僕たちも嬉しい。……というわけで、キャシー。ぜひお願いするのだよ」
「ですが……」
「キャシー、僕からもお願いします。一緒にいてくれたほうが安全ですし、心強いです」
「……はい、かしこまりました」
ジェイデンの説得にも戸惑っていた様子のキャサリンだが、キリエからの後押しで決心したらしい。失礼いたします、と一言述べてから、彼女は綺麗な所作でマクシミリアンの隣へと腰を下ろした。
暁の騎士は幸せそうな微笑で、隣の想い人を見つめる。対するキャサリンもまた、気恥ずかしそうに伏し目がちながらも、嬉しそうな笑みを浮かべていた。
「マックス。鼻の下を伸ばすのは構わんが、気は抜くなよ。僕はともかく、キリエに何かあったらリアムに殺されるぞ」
「嗚呼、ジェイデン様。私はどんなときでも騎士です。このように美しく可憐な花々に囲まれていようとも、私の騎士の魂は、」
「どうでもいいが、その花々とやらに僕も数えられているとしたら締め上げるぞマックス」
「嗚呼、ジェイデン様! またそんな照れ隠しをなさって! 御安心ください、貴方様は花は花でも凛々しい美しさが、」
「キャシー、君も茶を飲むといい。カップはあるだろう?」
饒舌なマクシミリアンを完全に無視して、ジェイデンはキャサリンへ語り掛ける。美しい料理人は苦笑しながらも、王子の勧め通りにカップを手元へ置いた。そのままポットを取ろうとした彼女の手を制したのは、マクシミリアンである。上機嫌な彼は、キャサリンのカップへ茶を注いだ。
「まぁ、騎士様にお給仕していただくなんて畏れ多いですわ。わたくし、自分で出来ますので、」
「いいじゃないか、可憐な花の女神様。他の人の目があるわけではないのだし。ジェイデン様もキリエ様も、私が君にお茶を注いであげたことを咎めたりなさらないよ」
「そうだな。僕は全く気にしないから、思う存分マックスをこき使ってやればいいのだよ、キャシー」
「マックスも嬉しそうですし、お言葉に甘えて大丈夫だと思いますよ」
「まぁ……、皆様ありがとうございます」
和やかな空気が満ちている光景を眺めながらも、キリエの胸の内では小さな不安が燻っている。先程よりは元気が出てきたものの、まだ気落ちしているキリエの様子に気づき、ジェイデンが顔を覗き込んできた。
「どうした、兄弟? 何か気になることでも?」
「あ、いえ……、なんだか、僕が来てからというもの、このお屋敷に嫌な出来事が続いているような気がしたものですから」
マデリンが取り乱したことにより応接室は一度めちゃくちゃな状態になり、月夜の人形会の襲来のせいでエドワードは負傷し、今度は危うく火事になってしまうところだった。立て続けに不幸な出来事が起きているのは自分に原因があるのではないかと、キリエは頭を悩ませる。
しかし、キャサリンがすぐにそれを否定してきた。
「いいえ。キリエ様がいらしてからリアム様もお元気になって、このお屋敷の中の雰囲気は本当に明るくなりましたわ。キリエ様がそのように心を痛めていらっしゃると知ったら、リアム様はとても悲しまれると思います」
「でも……」
「それに、このお屋敷が変なことに巻き込まれることなんて、少し前までしょっちゅうでしたの。運良く火事にはなりませんでしたが、放火されたことも一度や二度ではありません。ゴミを投げ込まれたり、壁に落書きをされたり……、本当に様々な嫌がらせをされていましたわ」
「そんな……、ひどい……」
キリエは胸を痛め、ジェイデンとマクシミリアンも神妙な面持ちになったが、キャサリンは気丈に微笑んだ。
「嫌な出来事が続くうえに、なんとなくみんな空元気で、優しい空間ではあるけれども同時にどこか物悲しいお屋敷でもあったのです。けれども、今は毎日笑い声が響いていて、とても明るくて元気なお屋敷になりました。それは、キリエ様が来てくださったからですわ」
「キャシー……」
「少しくらい嫌なことがあったって、わたくしたちは何ともありません。でも、キリエ様が胸を痛めていらっしゃる御姿を見るのは辛いのです。キリエ様のせいではなく、キリエ様のおかげで、今のサリバン邸があるんですわ。だから、どうか堂々となさってくださいませ。あなたは何も悪くありません」
キャサリンの言葉に、ジェイデンとマクシミリアンも頷きで同意を示す。彼らのあたたかな真心に触れ、キリエは「ありがとうございます」とはにかんだ。
◇
結局、リアムが不審者の遺体を確認しても目ぼしい情報は得られず、コンラッドの指揮下で王国騎士団が後処理および調査を担当することとなった。
火をつけようとしていた男以外の不審者も、今のところ発見されていない。
来週の最終討論会でまた会おうと挨拶を交わしている王子たちの横で、リアムは走り書きをした紙を折り畳んだものをマクシミリアンへこっそりと手渡した。一連の出来事に関しての考えを書き留めたものだ。
キリエは全く気付いていなかったが、ジェイデンは目敏く察知し、視線だけで騎士たちに了承の意を示したのだった。
リアムとジョセフが応接室を出て二十分ほどが経過した頃、ワゴンを押したキャサリンがやって来た。
「失礼いたします。皆様、大変でございましたね。新しいお茶とお菓子をお持ちいたしましたので、少しでもお気持ちが和らいでくださると良いのですが……」
柔和な微笑ながらも彼女はテキパキと動き、元々あった茶菓子などを下げ、新しいものと交換してくれる。温かな湯気が立ち上る茶が満たされたカップを手に取ると、それまで落ち着かなかったキリエの気持ちも凪いでいった。
「ありがとうございます、キャシー。君は大丈夫でしたか? 何か怖い思いをしたりとか……」
「まぁ、キリエ様。お優しいお気遣いをありがとうございます。でも、わたくしは大丈夫ですわ。むしろ、何が起こったのかも分かっていなかったくらいですの」
キャサリンの登場により、応接室内の雰囲気が柔らかくなっていく。それに気づいたジェイデンは、マックスの隣を指差しながら彼女へ明るく声をかけた。
「そうだ、キャシー! 君も一緒にお茶をしていくといいのだよ! マックスの隣がちょうど空いているから座りたまえ」
「えっ!? いえ、そんな……、そのような畏れ多いこと、できませんわ。お気遣いには感謝いたしますが……」
「いやいや、こちらとしても好都合なのだよ。リアムが不在でキリエも不安そうにしていたのだが、共に暮らしている君が来てくれて落ち着いたようだし。まだ安全確認の途中である屋敷内を、レディひとりでウロウロさせるのも危ない。それに、君がいてくれると空気が華やかになって、僕たちも嬉しい。……というわけで、キャシー。ぜひお願いするのだよ」
「ですが……」
「キャシー、僕からもお願いします。一緒にいてくれたほうが安全ですし、心強いです」
「……はい、かしこまりました」
ジェイデンの説得にも戸惑っていた様子のキャサリンだが、キリエからの後押しで決心したらしい。失礼いたします、と一言述べてから、彼女は綺麗な所作でマクシミリアンの隣へと腰を下ろした。
暁の騎士は幸せそうな微笑で、隣の想い人を見つめる。対するキャサリンもまた、気恥ずかしそうに伏し目がちながらも、嬉しそうな笑みを浮かべていた。
「マックス。鼻の下を伸ばすのは構わんが、気は抜くなよ。僕はともかく、キリエに何かあったらリアムに殺されるぞ」
「嗚呼、ジェイデン様。私はどんなときでも騎士です。このように美しく可憐な花々に囲まれていようとも、私の騎士の魂は、」
「どうでもいいが、その花々とやらに僕も数えられているとしたら締め上げるぞマックス」
「嗚呼、ジェイデン様! またそんな照れ隠しをなさって! 御安心ください、貴方様は花は花でも凛々しい美しさが、」
「キャシー、君も茶を飲むといい。カップはあるだろう?」
饒舌なマクシミリアンを完全に無視して、ジェイデンはキャサリンへ語り掛ける。美しい料理人は苦笑しながらも、王子の勧め通りにカップを手元へ置いた。そのままポットを取ろうとした彼女の手を制したのは、マクシミリアンである。上機嫌な彼は、キャサリンのカップへ茶を注いだ。
「まぁ、騎士様にお給仕していただくなんて畏れ多いですわ。わたくし、自分で出来ますので、」
「いいじゃないか、可憐な花の女神様。他の人の目があるわけではないのだし。ジェイデン様もキリエ様も、私が君にお茶を注いであげたことを咎めたりなさらないよ」
「そうだな。僕は全く気にしないから、思う存分マックスをこき使ってやればいいのだよ、キャシー」
「マックスも嬉しそうですし、お言葉に甘えて大丈夫だと思いますよ」
「まぁ……、皆様ありがとうございます」
和やかな空気が満ちている光景を眺めながらも、キリエの胸の内では小さな不安が燻っている。先程よりは元気が出てきたものの、まだ気落ちしているキリエの様子に気づき、ジェイデンが顔を覗き込んできた。
「どうした、兄弟? 何か気になることでも?」
「あ、いえ……、なんだか、僕が来てからというもの、このお屋敷に嫌な出来事が続いているような気がしたものですから」
マデリンが取り乱したことにより応接室は一度めちゃくちゃな状態になり、月夜の人形会の襲来のせいでエドワードは負傷し、今度は危うく火事になってしまうところだった。立て続けに不幸な出来事が起きているのは自分に原因があるのではないかと、キリエは頭を悩ませる。
しかし、キャサリンがすぐにそれを否定してきた。
「いいえ。キリエ様がいらしてからリアム様もお元気になって、このお屋敷の中の雰囲気は本当に明るくなりましたわ。キリエ様がそのように心を痛めていらっしゃると知ったら、リアム様はとても悲しまれると思います」
「でも……」
「それに、このお屋敷が変なことに巻き込まれることなんて、少し前までしょっちゅうでしたの。運良く火事にはなりませんでしたが、放火されたことも一度や二度ではありません。ゴミを投げ込まれたり、壁に落書きをされたり……、本当に様々な嫌がらせをされていましたわ」
「そんな……、ひどい……」
キリエは胸を痛め、ジェイデンとマクシミリアンも神妙な面持ちになったが、キャサリンは気丈に微笑んだ。
「嫌な出来事が続くうえに、なんとなくみんな空元気で、優しい空間ではあるけれども同時にどこか物悲しいお屋敷でもあったのです。けれども、今は毎日笑い声が響いていて、とても明るくて元気なお屋敷になりました。それは、キリエ様が来てくださったからですわ」
「キャシー……」
「少しくらい嫌なことがあったって、わたくしたちは何ともありません。でも、キリエ様が胸を痛めていらっしゃる御姿を見るのは辛いのです。キリエ様のせいではなく、キリエ様のおかげで、今のサリバン邸があるんですわ。だから、どうか堂々となさってくださいませ。あなたは何も悪くありません」
キャサリンの言葉に、ジェイデンとマクシミリアンも頷きで同意を示す。彼らのあたたかな真心に触れ、キリエは「ありがとうございます」とはにかんだ。
◇
結局、リアムが不審者の遺体を確認しても目ぼしい情報は得られず、コンラッドの指揮下で王国騎士団が後処理および調査を担当することとなった。
火をつけようとしていた男以外の不審者も、今のところ発見されていない。
来週の最終討論会でまた会おうと挨拶を交わしている王子たちの横で、リアムは走り書きをした紙を折り畳んだものをマクシミリアンへこっそりと手渡した。一連の出来事に関しての考えを書き留めたものだ。
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