運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー

運命の番との出会い

とにかく逃げる

衝動的に体が動く

本能がここにいてはダメだと

そして全力で、家まで走った

足がちぎれそうになるほど

そうだ、明日も大学で授業があるだろ

もう寝よう

そう布団に入ったけど、目を瞑ると出てくるのはあの男性

確かに、運命の番に会いたかった

ふと自分がなんで逃げたんだろうと思ってしまった

あそこにいれば、運命の番と会えたかもしれない

幸せな人生を歩めたかもしれない

きっとあそこに行けば、また会える

そう思ったけど、一睡も出来なかった

授業中もあの男性を思い出すばかり

「はぁー辛い」

何が一番いい行動だったのだろう

今日は、ため息をついてばかりだ

そうだ！今日あそこに行けばいいじゃないか

そう思い、授業が終わって行くことにした

でも、いくら待っても男性がゆきの瞳に映ることはなかった

毎日、そこに行って通っているけどいつ来るのだろう

今日も、そんなことを考えながら下を向いて歩いていた

すると、肩がぶつかり謝ろうとして顔をかげたら

ドラマみたいな怖いお兄ちゃん二人が、睨みつけてくる

そして僕の肩を押し、壁に追いやってくる

「なぁ？肩いてぇんだけど慰謝料500万払わんかい」

大きな声出そう伝えてくる

大学生の僕は、そんな大金持っているわけがなく

「そんな大金、払えません」

そう、小さな声で言った

「あぁ？もう一回言ってみろ、ゴラァ」

僕は、謝ることしか出来なかった

そして僕の服を掴んで殴ろうとした瞬間

怖いお兄ちゃんが、吹っ飛んでいった