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第47話 リレイラの気付き
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~リレイラ~
──461さん達が渋谷ダンジョンに挑んでいた頃。
どうにも461君達のことが気になって、外回り中の昼休憩にレンタルオフィスへと駆け込んだ。
個室の扉を閉めるとすぐに個人用のスマホを起動する。アイル君の告知ツイートは物凄い勢いで拡散されていた。人気急上昇中の461君達に元々人気のあったジーク君達のコラボ……それもここ2年まともに攻略した者がいない渋谷ダンジョンだ。期待感も相当なのだろう。
だが。
「最近の渋谷ダンジョンについて語る者はいないな」
ジーク君が言っていたトレントのことが妙に気にかかる。東京で生態系が変わったダンジョンは雑司ヶ谷、代々木、六本木に品川……どれも既存のモンスターが進化した、もしくはダンジョン内モンスターの序列が変わったのは明白だ。
だが、今回は……。
渋谷ダンジョンのモンスター、その一覧を見る。
……どう考えてもトレントに進化するようなヤツはいない。他のダンジョンから移動して来た? いや、渋谷ダンジョンは旧副都心線路内からでなければ侵入できない。1本道だし、一般人もいる明治神宮前駅から侵入したのなら必ず目撃例があるはずだ。
今度は掲示板サイトの「6ちゃんねる」へ。ダンジョン版のスレッドを覗いて回る。
「……やっぱり渋谷ダンジョンのモンスターにまで言及している者はいないか」
ふと仕事用のスマホを見ると、仕事のメールが10件も入っていた。部長……私がいないと仕事を回せないのか? 今日は1日外回りだと伝えてあったのに。
30分ほどかけて全てのメールに返信を入れる。全く……これじゃあゆっくり休憩することもできないじゃないか。
仕事用スマホをカバンに放り投げ、天井を見つめる。そうしていると、自分の行動に疑問符が浮かんで来る。
何を心配しているんだ私は。ヨロイ君達は万全に準備をして渋谷へ臨んだじゃないか。担当が信用しなくてどうする?
「でもなぁ」
何だかすごく胸騒ぎがする。高難度ダンジョンだからか? 今までと違う何かがあるような気がする。
右腕を額に乗せると、急にヨロイ君の言葉が脳裏をよぎった。私を抱きしめてくれた時に言ってくれた言葉が。
── リレイラさんがいなくなったら俺は……悲しい。
ヨロイ君……。
私も悲しいよ。大好きな君の身にもし何かあったらと思うと……。
「そうだ。信じて待つことと何もしないのは違う。やっぱり、私は私にできることをやろう」
レンタルオフィスのPCを立ち上げ、検索サイトを開く。
「渋谷……ダンジョン…モンスター」
そこまでキーワードを入力して、ふと昨日の会話を思い出した。たしか、ミナセ君がトレントを松のようだったと言っていなかったか?
「私の世界には松に類似した樹木は見たことがない。あれはこの世界固有の樹木のはず。異世界からダンジョンと共に転移して来たモンスターに、なぜ松の姿を持つ者が……」
無意識のうちに検索欄に「渋谷 松 関係」と入力していた。
「……渋谷の人喰い松?」
気になるワードが書かれたサイトが目に止まる。それを開くと、渋谷という地に残る都市伝説が書かれていた。
「なんだ……? 渋谷と松には関係が……」
だけど、それがなんだ。都市伝説……歴史……何が関係ある?
検索欄から私が作ったダンジョン攻略サイトへアクセスし、モンスターの項目を開く。もう一度、今度は手がかりがないか慎重に一覧を見て行く。
シャドウバットに記憶虫、幻影騎士、人形使い、スキルイーターに分裂スライム……。
シャドウバットは影のように周囲に溶け込んで移動する。記憶虫は対象の記憶を読み取り精神攻撃を。幻影騎士は敵に幻影を見せ、人形使いは傀儡人形を操って攻撃する。スキルイーターは対象の技や能力を一時的に使用不可にしてコピー、分裂スライムはスキルイーターの近縁種……同じスライム族だ。名前の通り分裂し、増殖する。
どれも厄介だがトレントには……ましてや松なんかに……。
……。
「あ!?」
待て……待て待て待て!
もし……あのモンスターが進化したとしたら……。
ヤツは妨害しかできない、とんでもない雑魚だが……もし万一他のモンスターを喰らい尽くしていたら? ダンジョンのボスにまで上り詰めていたとしたら?
渋谷ダンジョンのモンスターは……全て……。
「まずいぞ。普通のボスとの戦い方では……早くヨロイ君達に伝えないと!」
個人用スマホに伸ばした手がピタリと止まる。冷静な自分が語りかけて来る。
いいのかリレイラ? 探索に直接介入するなど管理局の人間の権限を逸脱しているぞ。あくまで探索者に自力でクリアさせなければ、探索者資格が剥奪される恐れがある。お前もただでは済まないぞ。
確かにそうだ。そうなったら……。
「でも私は」
今回は特殊ケース。明らかに渋谷ダンジョンは管理局本来の目的である「我らの世界でのダンジョン攻略データの収集」の枠を超えている。この世界で独自の変貌を遂げている訳だから……。
もし、問い詰められても理屈を盾に逃げ切ってみせる。
だがどうする? 通常のスマホは渋谷の魔法障壁内では通話もメールも無理だ。管理局用スマホは通話記録が残る。
どうすれば……。
「……そうだ。あるじゃないか。私にも連絡手段が」
Dチューブの強力な回線を使用した配信動画と筆記魔法を利用した「コメント」なら、情報を送れる。アイル君やミナセ君ならコメントを見ているはずだ!
「身バレは……しないか。みんな「アイツ」の発言なら違和感を持たないはず。私だとバレない為に今まで別の人間として振舞って来たんだ」
彼らの自力での探索という形を維持するには、ヒントしか与えられないが……。
ヨロイ君、みんな。どうか気付いて。
──461さん達が渋谷ダンジョンに挑んでいた頃。
どうにも461君達のことが気になって、外回り中の昼休憩にレンタルオフィスへと駆け込んだ。
個室の扉を閉めるとすぐに個人用のスマホを起動する。アイル君の告知ツイートは物凄い勢いで拡散されていた。人気急上昇中の461君達に元々人気のあったジーク君達のコラボ……それもここ2年まともに攻略した者がいない渋谷ダンジョンだ。期待感も相当なのだろう。
だが。
「最近の渋谷ダンジョンについて語る者はいないな」
ジーク君が言っていたトレントのことが妙に気にかかる。東京で生態系が変わったダンジョンは雑司ヶ谷、代々木、六本木に品川……どれも既存のモンスターが進化した、もしくはダンジョン内モンスターの序列が変わったのは明白だ。
だが、今回は……。
渋谷ダンジョンのモンスター、その一覧を見る。
……どう考えてもトレントに進化するようなヤツはいない。他のダンジョンから移動して来た? いや、渋谷ダンジョンは旧副都心線路内からでなければ侵入できない。1本道だし、一般人もいる明治神宮前駅から侵入したのなら必ず目撃例があるはずだ。
今度は掲示板サイトの「6ちゃんねる」へ。ダンジョン版のスレッドを覗いて回る。
「……やっぱり渋谷ダンジョンのモンスターにまで言及している者はいないか」
ふと仕事用のスマホを見ると、仕事のメールが10件も入っていた。部長……私がいないと仕事を回せないのか? 今日は1日外回りだと伝えてあったのに。
30分ほどかけて全てのメールに返信を入れる。全く……これじゃあゆっくり休憩することもできないじゃないか。
仕事用スマホをカバンに放り投げ、天井を見つめる。そうしていると、自分の行動に疑問符が浮かんで来る。
何を心配しているんだ私は。ヨロイ君達は万全に準備をして渋谷へ臨んだじゃないか。担当が信用しなくてどうする?
「でもなぁ」
何だかすごく胸騒ぎがする。高難度ダンジョンだからか? 今までと違う何かがあるような気がする。
右腕を額に乗せると、急にヨロイ君の言葉が脳裏をよぎった。私を抱きしめてくれた時に言ってくれた言葉が。
── リレイラさんがいなくなったら俺は……悲しい。
ヨロイ君……。
私も悲しいよ。大好きな君の身にもし何かあったらと思うと……。
「そうだ。信じて待つことと何もしないのは違う。やっぱり、私は私にできることをやろう」
レンタルオフィスのPCを立ち上げ、検索サイトを開く。
「渋谷……ダンジョン…モンスター」
そこまでキーワードを入力して、ふと昨日の会話を思い出した。たしか、ミナセ君がトレントを松のようだったと言っていなかったか?
「私の世界には松に類似した樹木は見たことがない。あれはこの世界固有の樹木のはず。異世界からダンジョンと共に転移して来たモンスターに、なぜ松の姿を持つ者が……」
無意識のうちに検索欄に「渋谷 松 関係」と入力していた。
「……渋谷の人喰い松?」
気になるワードが書かれたサイトが目に止まる。それを開くと、渋谷という地に残る都市伝説が書かれていた。
「なんだ……? 渋谷と松には関係が……」
だけど、それがなんだ。都市伝説……歴史……何が関係ある?
検索欄から私が作ったダンジョン攻略サイトへアクセスし、モンスターの項目を開く。もう一度、今度は手がかりがないか慎重に一覧を見て行く。
シャドウバットに記憶虫、幻影騎士、人形使い、スキルイーターに分裂スライム……。
シャドウバットは影のように周囲に溶け込んで移動する。記憶虫は対象の記憶を読み取り精神攻撃を。幻影騎士は敵に幻影を見せ、人形使いは傀儡人形を操って攻撃する。スキルイーターは対象の技や能力を一時的に使用不可にしてコピー、分裂スライムはスキルイーターの近縁種……同じスライム族だ。名前の通り分裂し、増殖する。
どれも厄介だがトレントには……ましてや松なんかに……。
……。
「あ!?」
待て……待て待て待て!
もし……あのモンスターが進化したとしたら……。
ヤツは妨害しかできない、とんでもない雑魚だが……もし万一他のモンスターを喰らい尽くしていたら? ダンジョンのボスにまで上り詰めていたとしたら?
渋谷ダンジョンのモンスターは……全て……。
「まずいぞ。普通のボスとの戦い方では……早くヨロイ君達に伝えないと!」
個人用スマホに伸ばした手がピタリと止まる。冷静な自分が語りかけて来る。
いいのかリレイラ? 探索に直接介入するなど管理局の人間の権限を逸脱しているぞ。あくまで探索者に自力でクリアさせなければ、探索者資格が剥奪される恐れがある。お前もただでは済まないぞ。
確かにそうだ。そうなったら……。
「でも私は」
今回は特殊ケース。明らかに渋谷ダンジョンは管理局本来の目的である「我らの世界でのダンジョン攻略データの収集」の枠を超えている。この世界で独自の変貌を遂げている訳だから……。
もし、問い詰められても理屈を盾に逃げ切ってみせる。
だがどうする? 通常のスマホは渋谷の魔法障壁内では通話もメールも無理だ。管理局用スマホは通話記録が残る。
どうすれば……。
「……そうだ。あるじゃないか。私にも連絡手段が」
Dチューブの強力な回線を使用した配信動画と筆記魔法を利用した「コメント」なら、情報を送れる。アイル君やミナセ君ならコメントを見ているはずだ!
「身バレは……しないか。みんな「アイツ」の発言なら違和感を持たないはず。私だとバレない為に今まで別の人間として振舞って来たんだ」
彼らの自力での探索という形を維持するには、ヒントしか与えられないが……。
ヨロイ君、みんな。どうか気付いて。
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