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第141話 夕焼けの決闘
しおりを挟む戦闘試験も終わり、俺達は全員で知り合いの試験を見て回ることにした。
武史達は、召喚されたライオンのような精霊と戦っていた。武史が防御役を務め、ポイズン社長が毒を撃ち込み体力を削る。パララもんの麻痺が相手の抵抗値を上回り、麻痺になった段階で武史が強烈な一撃を与えて見事精霊を撃破。試験クリアとなっていた。
中々バランスの良いパーティだな。後はもう1人、攻撃に回れる奴がいればさらに強くなるかもしれない。
「やったでヨッさん!!」
「461さ~ん! ボク頑張ったのだ~!」
「おいパララ!! もっと見えるように手振っとけって!」
俺達に気付いた3人。彼らはワチャワチャと騒がしそうに合格を喜んでいた。ブンブンと手を振るパララもんに手を振り返し、次はソロ探索者の戦闘試験へ。俺達は外野側の観客席から試験の様子を伺うことにした。
……。
「うおおおお!?」
「何だアイツ!?」
「ワンパンかよ!!」
「一撃で仕留めやがった!?」
「何やったんだ!?」
ソロの試験会場から観声が上がる。帽子を深く被り、ジャージ姿の鯱女王。彼女は巨大な蛇型の精霊と戦っていたようだが、もう勝負はついたようだ。
彼女の足元にはピクピクと痙攣する大蛇が。いつもの機械製ブーツやガントレットを装備していないのに一撃か……あの「蒼海」スキルの使い方が上手いんだろう。やっぱアイツはすげぇな。
周囲は彼女が鯱女王と気付いてないみたいだ。彼女は自分に注目が集まっていると気付くと、キャップを深く被り直してその場から去っていった。
……。
最後に体力試験で俺達と一緒に走ったシンの元へ。ダガーを構えた彼が、馬のような精霊と対峙していた。
「ねぇヨロイさん。シンって子キツそうじゃない?」
隣で見ていたアイルがシンを指差す。確かに苦戦している。高速で走りながら一撃を加える馬の精霊は、リーチが短いダガーとは相性が悪そうだ。一方的に攻撃され、躱すことで手一杯に見える。
そんな様子を眺めながら、ジークが手すりに寄りかかった。
「仕方ないだろう。あの精霊に勝てないのであれば、新宿迷宮でも命を落としてしまうかもしれない」
「でも、あそこまで一方的だと可哀想だにゃ……」
ふと横を見ると、ミナセが真剣な表情でシンの戦いを見つめていることに気がついた。
「どうしたんだよミナセ?」
「え? あ、いや~どっかで見た事ある子だな~って思って」
「ミナセさん見た事あるの? ハンターシティに参加してたとか?」
アイルの問いにミナセが首を傾げる。
「う~ん……そもそも私、ハンターシティほぼ参加してなかったしなぁ……もしかしたら、カズくんとの救出任務で助けた子かも」
「俺は記憶に無いな」
ウンウン唸るジークとミナセ。何悩んでるんだこの2人?
その時、アイルが大きな声をあげた。
「あ!? 危ない!!」
シンの方を見ると、傷だらけになった彼が地面に倒れ、今まさに精霊が飛びかかろうとしているところだった。
「マズイ! 止めに入るぞ!」
ジークが手すりに登り、閃光を発動する。
しかし次の瞬間、飛び掛かろうとした馬の精霊がバランスを崩した。甲高い悲鳴をあげながら、馬の精霊は地面へ強かに体を打ち付けてしまった。
「い、今だ!!」
シンが倒れた精霊に飛びかかり、ダガーを突き刺す。馬がもがいている間に滅多刺しにし、やがて精霊は消えていった。
「やったあああああ!!」
喜びの声を上げるシン。危ねぇ……運よく精霊に隙が出来たから良かったものの、一歩間違えれば踏み付けられてたかもな。
「良かったにゃ……精霊がコケてくれて。足を取られたのかにゃ?」
なんだか妙だな。モンスターならまだ分かるが、精霊が足を挫いたりすることあるんだろうか? もしかしたら、シンは幸運のスキルでも持ってるのかも。
シンは俺達に気付いたのか、ペコリと頭を下げて走っていった。
「はぁ……なんだか自分の戦闘より緊張したわね。大丈夫かなあの子」
胸を押さえるアイル。シンか……今回の試験はただ運がいいだけでクリアできる試験にも思えない。
「あの外周を走り切った後に精霊と戦う体力もあるんだ。きっと大丈夫さ」
「うん……そうね、それに危なかったら引き返すタイプにも見えるし」
アイルがまだ心配そうにしていたので、ダンジョンで出会った時は協力すればいいと伝えた。
とにかく、これで俺達の知り合いは全員受かったことになるな。アイツらなら不要なトラブルも起きないだろうな。
◇◇◇
夕方。ジーク達と後で冒険家Bに集まる約束をして、アイルと2人、リレイラさんの仕事が終わるのを待っていた。
「もうちょっとで終わりそうね」
中央広場の柵に腰を下ろして、アイルが仮設ステージの方に目を向ける。仮設ステージではリレイラさんとシィーリアが業者に撤収の説明をしている。あれが終わればリレイラさんも帰れそうだな。
「461!!!」
突然の大声。声の方を見ると、すごい形相をした男がツカツカと歩いて来た。
「オーヴァルか」
ヤツは1人だけでこちらへと向かっていた。ヤツに気付いたアイルが俺の背後に隠れてしまう。今日の一件ですっかり怯えちまってるな、アイルのヤツ。
「貴様!! 自分の担当魔族に精霊の情報を聞いていたな!?」
怒り心頭といった様子のオーヴァル。魔族に回復魔法を使って貰ったのか、精霊との戦闘時に受けた傷は綺麗に消えており、今にも斬りかかってきそうな勢いだ。
「そんなことする訳ねぇじゃん」
「嘘をつけ!! そうでなければお前があの精霊の弱点を知るはずがないだろう! 何の特殊能力も持たないお前が!!」
「よく相手を捉えていれば分かったはずだぜ?」
「何を訳の分からないことを!!」
説明しても「不正だ」の一点張りで話を聞かないオーヴァル。どう追い払おうかと考えていると、アイルがオーヴァルの言葉を遮った。
「あ、アンタいい加減にしなさいよ! あれがヨロイさんの実力なの!」
アイルに怒鳴られたオーヴァルは、哀れみを浮かべた顔を彼女へ向ける。
「可哀想に……そう言うように命令されているんだね」
「ひっ!?」
再びアイルが隠れてしまう。アイルを見つめる優しげなオーヴァルの顔。コイツ、本当に思い込みが激しいヤツだな。
ヤツは俺を睨むと言葉を続ける。
「お前達のせいでパーティも解散になってしまった。この不正はネットで暴露してやるからな」
「いや、パーティメンバーが抜けたのはお前のせいだろ」
他のメンバーに相当無茶させてたみたいだしな。今回は試験用の精霊だったから良かったが、モンスターなら死人が出ていた。オーヴァルの仲間達はその辺りが心配になったのかも。
「うるさい!! 俺はお前の嘘に塗れた実力など絶対に認めんからな!!」
「コイツ変よ……どうしたら黙るのコイツ……」
困惑したように呟くアイル。その時、背後から声が聞こえた。
「そんなの簡単だよ」
振り返るとベンチに鯱女王が座っていた。試験を受けた時と同じ格好。キャップを深く被り、ジャージ姿のままで。
「お前もまだ残ってたのかよ」
「朝見かけてからずっと気になっててさ。そこの娘のストーカーかい?」
鯱女王は、なぜか片手でミネラルウォーターのペットボトルをポンポンと投げていた。そんな彼女を見て、オーヴァルが怪訝な顔をする。
「ストーカー? 雑魚がこの俺に向かって……」
「雑魚ねぇ……」
彼が言いかけた時、鯱女王が被っていたキャップを外した。夕暮れに染まる中、彼女の後ろでまとめられた髪が風に靡く。その姿に、オーヴァルは言葉を失った。
「お、お前……鯱女王……っ!?」
鯱女王がゆっくりと足を組む。
「……僕はね、新宿迷宮を心から楽しみにしているんだ。それも、461にリベンジすることをね」
「リベンジだと!? ハンターシティでお前が負けたのは演出のはずだろ!?」
「演出?」
鯱女王の眼が一気に鋭くなる。
「そうだろ!? ハンターシティを盛り上げる為にワザと461に負けたんだろ!? そうでなければこんなヤツに負けるなどおかしいじゃないか!」
「本人が負けを受け入れているのに外野が認めないなんて……君の目は腐っているな」
鯱女王の瞳に怒りが籠る。彼女がジトリと睨み付けると、オーヴァルはわずかに後ずさりした。
「今ここで461と決闘しろ無名君。君自身の力で確かめてみるといい。461の実力を」
「無名だと……?」
「おい、俺を巻き込むなって」
鯱女王は困ったような顔で肩をすくめる。
「君がこういうのに疎いのはいいけど……いつまでもこんな三下に吠えさせるなよ。君の仲間まで馬鹿にされているのと同じだよ?」
「三下……いくらS級とはいえ、俺のことをバカにしやがってぇぇ……っ!」
オーヴァルがワナワナと震えながら双剣を抜く。そして、俺へと切先を向け、声を荒げた。
「いいだろう!! 勝負しろ461!! 俺とお前どちらが上か、今ここでハッキリさせてやる!!!」
オーヴァルはアイルへと視線を移し、悲しげな笑みを浮かべる。
「こんな奴倒して君を解放するからね。そしてオレと行こう」
アイルはゾッとした表情になり声を荒げた。
「私はヨロイさんといたいの! ほっといて!」
「自分の意思が伝えられないんだね。待っていてくれ」
「ち、違う……違うもん……」
「ほら、言い淀んでいる。やっぱり嘘の言葉だったんだね。本当の君は、助けて欲しいと叫んでいるんだ」
「話を聞きなさいよ!!」
オーヴァルは無言で首を振って笑みを浮かべる。ヤツの笑みと同時にアイルの手がガタガタと震えた。
「もう……やだぁ……やだよぉ……」
俺の手を掴む震える手。いつもと違う涙声を聞いた時、俺の頭が急に静かになった。
「嫌なんだよな?」
「う、うん……怖いよ、あの人……」
「そうか」
アイルに離れるよう伝え、アスカルオを引き抜く。オーヴァルへと切先を向けると、いつもの自分と違う感情があることに気付いた。
胸の奥が熱くなって、しかし頭の中は自分でも考えられないほど冷静。こんなことが以前にもあった気がする。アレは確か……リレイラさんが攫われた時か。
「お前いいかげんにしろよ。アイルはお前と行きたくねぇって最初から言ってるだろうが」
「はっ。それはお前が洗脳して──」
コイツに喋らせるな。コイツの言葉は、アイルにとって害しかない。アイルはいつも配信を見ている相手に楽しそうに話しかけていた。なぜ……なぜアイルを見て来たヤツがアイルを泣かせる?
頭の中で声が響く。コイツは俺の相棒を怯えさせている。容赦する義理はないと。
「黙れ。お前の妄想なんてもう聞きたくねぇって言ってんだよ」
オーヴァルが怒りの形相で2本のショートソードを構える。
「妄想だと……? 俺とアイルちゃんの邪魔ばかりしやがって……っ!! 殺してやる……っ!!」
アスカルオを構え、オーヴァルと向き合う。こちらを見守るアイルと鯱女王。2人に見守られながらジリジリと間合いを詰める。
そして。
お互いの間合いに入った瞬間、オーヴァルが叫んだ。
「行くぞおおおお!!!」
ヤツが「連撃斬《れんげきざん》」の技名を告げ、連続斬撃が放たれる。それをラウンドシールドで防御し、チャンスを伺う。
ヤツに何もさせるな。全力でヤツの攻撃を潰せ。二度と俺達の前に現れないように。
「殺してやるぞ461!!」
ヤツの斬撃の軌道が重なった瞬間パリィする。ヤツの両腕が跳ね上がった瞬間に、全力で体当たりした。
「がっ!?」
右肩に伝わる衝撃。ヤツの体が浮いた瞬間、ラウンドシールドが装備された左腕で、ヤツの顔面をぶん殴る。
「オラァ!!」
「がはっ!?」
大地を蹴って後退しようとするオーヴァル。その胸ぐらを掴み頭突きを喰らわせる。フルヘルムに鈍い音が響き、オーヴァルが鼻を押さえた。
「な゛……貴様ぁ!!」
ヤツが右手のショートソードを振り上げた瞬間、ヤツの胴体を思い切り蹴り飛ばした。
「ぐぅ……っ!?」
大きく生まれた隙。その瞬間を見逃さず、懐へと飛び込み、もう一度その顔面を殴り付ける。
「がっ……!?」
よろめくオーヴァル。ヤツがショートソードを薙ぎ払ったタイミングに合わせてバックステップする。ここで間合いを取ればヤツは再び仕掛けて来るはずだ。そこを狙う。
「来いよ。テメェの技、正面から潰してやる」
「乱撃斬・桜花!!」
挑発に乗ったオーヴァルが、再び乱撃斬を放つ。今朝一度見た技。連続斬撃の最後に回転斬りを織り交ぜた攻撃。
今朝見た時に既に軌道は記憶している。ヤツの斬撃をラウンドシールドとアスカルオで防ぎ、そのままヤツの懐に突撃する。
「な……んだと!! 俺の技が!?」
「もうその技は覚えたんだよ!!」
オーヴァルの顔が真っ青になり、後ずさりする。その姿を見て怒りが湧いた。お前はアイルが嫌がった時踏み止まったのか? アイルの話を聞いたのか? 本当にアイルのファンなら、アイルの嫌がることはしないはずだ。
「く、来るな……」
「テメェはアイルの言葉を聞いたのかよ!!」
「来るなあああああああ!?」
「うおおおおぉぉ!!!」
アスカルオを構えて跳躍する。戦意喪失したオーヴァルの首筋へアスカルオを振り下ろした。
「ひっ!?」
首筋に刃が触れる直前で剣を止める。オーヴァルは、ヘタリと地面へと座り込んだ。
「461の勝ちだな」
鯱女王がニヤリと笑う。オーヴァルの2本の剣を蹴り飛ばし、ヤツから距離を取る。
「嘘だ……俺が……なんで……」
茫然自失となったオーヴァルは、ひたすらブツブツと何かを呟き続けていた。
「ま、これで実力差は理解しただろう。離れろ461。後は仕上げだ」
「仕上げ?」
不思議に思っていると、鯱女王がペットボトルのキャップを外してオーヴァルに向ける。すると、ペットボトルが勢いよく吹き飛び、オーヴァルの側頭部に直撃した。
「がっ!?」
そのまま、オーヴァルは地面に倒れてしまう。ピクリとも動かないので確認すると、オーヴァルは白目を剥いて気絶していた。
「なんだよそれ? それも蒼海のスキルか?」
「水があれば、僕はなんでもできるのさ」
鯱女王が立ち上がる。彼女は俺達の前まで来ると、アイルの頭にポンと手を置いた。
「この世には対話できない者もいる。もし、リアルで害があるなら排除しろ。さっきの461みたいにね」
「う、うん」
アイルが戸惑ったように頷くと、鯱女王が優しげな笑みを浮かべる。しかし、それも倒れたオーヴァルに目を向ける頃にはいつもの不敵な表情に戻っていた。
「こういうヤツは反省しないから。君達も早く行くといい」
ヒラヒラと手を振って公園の出口へ歩いていく鯱女王。彼女は何かを思い出したかのように振り返った。
「新宿迷宮で会おう。君達とどちらが先に攻略するか……楽しみにしてるよ」
そう言うと、彼女は去っていった。もしかしたら、アイツも同じような目にあったことがあるのかも。だから、アイルのこと助けるために決闘しろと言ったのか?
……考えても仕方ないか。
俺は、アイルの手を引いてリレイラさん達の元へ向かった。
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