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side和ー5
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翔悟さんはマスターとケイさんとみーさんには普通に挨拶してたけど、厨房から将太さんが出てくると途端に顔が強張り、俺の腕を掴んで隠すように立った。
「そんなに睨まなくても」
将太さんは苦笑いだ。
「そうだよ。和希君の手を離していたのは橘さんなんだから」
みーさんが将太さんの頭をポンポンと叩きながら、
「こいつ、本気だったんだ。わかってやってよ」と言った。
「はい、わかっています。でも、もう離しませんから」
宣言するように告げられた。
その大きな背中に額を付け、意思とは関係なく勝手に漏れそうになる涙を耐えた。
離れている間にすっかり全てが変わってしまったと思い込んでいた俺は、何も、本当に何も変わっていない翔悟さんに、今度こそ俺が幸せにしてあげたいと、一緒に歩いて行きたいと思った。
◇◇◇◇◇
二年生になった。
裕樹と別のクラスになり、月島と同じクラスになった。裕樹は矢島と同じクラスで、宇喜多は今年も矢島と同じクラスになれなくて、頻繁に行ってるらしい。
一年の時は月島が側にいたから安心だったようだ。月島も裕樹に会いに行くから、『賑やかだよ』と裕樹は言ってた。
でも裕樹は裕樹なので『和希が心配』と俺のところに来る時もある。
翔悟さんは変わらず仕事に行っている。
変わったことと言えば、二人で度々エスポワールに行くようになった。二人の関係を知っている人がいる場所は変に気を遣わなくて良いので落ち着く。
将太さんは以前より落ち着いたように見える。
翔悟さんと初めてエスポワールに行った時、みーさんは「こいつには反省させたから。俺たちももうちょっと気にかけて見てあげてたら良かったんだ。悪かったね」と言われ恐縮してしまった。
「そんなに睨まなくても」
将太さんは苦笑いだ。
「そうだよ。和希君の手を離していたのは橘さんなんだから」
みーさんが将太さんの頭をポンポンと叩きながら、
「こいつ、本気だったんだ。わかってやってよ」と言った。
「はい、わかっています。でも、もう離しませんから」
宣言するように告げられた。
その大きな背中に額を付け、意思とは関係なく勝手に漏れそうになる涙を耐えた。
離れている間にすっかり全てが変わってしまったと思い込んでいた俺は、何も、本当に何も変わっていない翔悟さんに、今度こそ俺が幸せにしてあげたいと、一緒に歩いて行きたいと思った。
◇◇◇◇◇
二年生になった。
裕樹と別のクラスになり、月島と同じクラスになった。裕樹は矢島と同じクラスで、宇喜多は今年も矢島と同じクラスになれなくて、頻繁に行ってるらしい。
一年の時は月島が側にいたから安心だったようだ。月島も裕樹に会いに行くから、『賑やかだよ』と裕樹は言ってた。
でも裕樹は裕樹なので『和希が心配』と俺のところに来る時もある。
翔悟さんは変わらず仕事に行っている。
変わったことと言えば、二人で度々エスポワールに行くようになった。二人の関係を知っている人がいる場所は変に気を遣わなくて良いので落ち着く。
将太さんは以前より落ち着いたように見える。
翔悟さんと初めてエスポワールに行った時、みーさんは「こいつには反省させたから。俺たちももうちょっと気にかけて見てあげてたら良かったんだ。悪かったね」と言われ恐縮してしまった。
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