迷いうさぎはさみしがり

石月煤子

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「――ぷぅぷぅぷぅ……」

重ねていた唇を離せば、体の向きを変えたねむ、ブショーヒゲを生やした多岐に頬擦りしてきた。

「ねむ」
「ざらざら、する……くすぐったい……ぷぅぷぅ……」

そのまま今度は自分から多岐の唇に唇をくっつけてきた。
ちゅっと、啄んで、むしゃむしゃ、食んでくる。
ぺろっと舐め上げたり。
甘噛みしてきたり。

多岐が口を開いてやれば。
興味津々に舌の先を進ませて。
何の迷いもなく温もった口内を探る。

差し出された多岐の舌に無邪気に擦り寄ってくる。
先導されて絡み合うと甘い声を喉奥に詰まらせた。

見事なまでにぺったんこになった兎耳。
ずっと芯をなくさずに火照り続けている性器。

「タキ……もっと……もっと、いろいろ……おれに教えて……」
「お前が満足するまでとことん付き合ってやる、ねむ」




仰向けになった降矢の真上に乗っけられたるぅた。

「ぷぅっっぷぅっっぷぅっっぷぅっっ」

はちきれんばかりに育ったペニスによる真下からの高速連打に声が止まらず、どんどん増していく発情興奮に何も考えられなくなってしまう。

(ふわぁ……どうしよぅ……きもちぃぃ……おちんちん、とろとろしちゃぅぅ……)

「ぷっ、ぅっ、みるく、でちゃっ、またでちゃ……っ……っ……っ!!??」
「ッ……ン……」
「な、に? なんか……きて、る……どくん、どくんって……?」
「ン……俺の赤ちゃんの種……るぅたにあげてるんだよ……」
「あっ、赤ちゃんっ? ぷぅぅっ、まだ、きてるぅ……っ」

るぅたのすべすべした尻尾つきお尻を掴んで揺さぶり、最奥でより刺激を強め、最後の一滴まで注ぎ込んだ降矢は。

「ぷぅぅうぅうぅぅンっっっ」

とろとろになって独りでに脱皮したるぅたの性器をクチュクチュとしごき立てた。

あっという間にるぅたは達した。
傲慢種付けでさらに過敏になっていたお尻穴をブルブルざわつかせ、灰色兎耳まで引き攣らせ、とろとろな白濁をたっぷり弾きまくった。

「ぷぅぅ……っっぷぅぅぅぅ……っっ」

とろとろ絶頂に感極まってガクガク仰け反ったままでいるるぅたに、降矢は、満足げに微笑を深める。

「もっともっと、るぅたのこと、とろとろにしてあげる」
「ぷぅ、ぅ、ぅ……っふるふ、る……っ」
「俺の可愛いうさぎさん。一睡もしないで愛し合おうね……?」





オッサンにしこたま甘やかされた兄うさぎ。
ちょっとおっかない美形に溺愛された弟うさぎ。

「るぅた」
「おにーちゃん……っっ」

大学の実験室で再び顔を合わせた、裸身に白衣を着せられた兄弟うさぎ。

「うさぎん時はわからなかったが。あんま似てねー兄弟だったんだな」
「そうですね」

(正直、弟、降矢にちょっと怯えてねーか)

(早くるぅたにお兄さん断ちさせなきゃな)

「まぁ、月から落っこちた兄弟。ココではお互い唯一の家族だもんな。離れ離れにするのも酷か」
「ココで会わせれば十分だと思いますよ」
「そうか? 日程決めて、俺とお前で交互に兄弟一緒に預かる時期をつくってもいいかと思ったんだが」
「非常事態があった場合のみでいいと思いますよ」
「非常事態って例えば何だよ」
「家がゴジラかアベンジャーズの敵に破壊されたときとか」
「お前映画の見過ぎだぞ」
「おれ……タキ、いっしょいる、タキいっしょ、それでいい」
「お……っおにーちゃあんっっ」
「お兄さんにいつまでも甘えてちゃ駄目だよ、るぅた?」
「ひっ……ご、ごめんなさい」

るぅたの怯えようが気になったものの、ねむの言葉に胸キュンし、それならこれまで通りでいーかと内心デレるオッサン。

外れていた一番下の白衣のボタンをちゃんととめてやり、ちょっと震えているるぅたの頭を愛しげに撫でるニッコリ美形。


迷いうさぎはそれぞれお気に入り(?)のおうちを見つけたようだ。


end
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