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しおりを挟む「正直、過去を忘れて無垢な狐になっていった君のこと、それはそれでいとおしかったよ……?」
「こンの……ッ性悪ッ……ぶっころすぞ……ッッ!」
「だけど。僕があやかしだってことも忘れて、本当に狐として見られていたのは……ちょっとばっかし淋しかったかな」
「うそつけッッ!交尾三昧好色絶倫だったくせにッッ!ぶっころすッッ!」
ころすころす喚きながら自分の真下で身悶えている意地悪お兄さんに妖しげ綺麗な美丈夫姿の九は微笑みかけて。
愛しい伴侶に口づけました。
唾液を啜り、自分の分も啜らせ、下半身のみならず唇同士もしこたま交わらせました。
「んぶぶぶぶぶっ……んぷぅっ……っ……っ……ぷはあっっ!」
「ん……コレはこの姿同士でないと、ね……?」
「はーーッ……はーーッ……!!」
窒息寸前まで追い込まれた濃厚口づけ、返事もできずに涙目で睨んでくる意地悪お兄さんを抱き、軽々と体位移行、久し振りに敷いたお布団の上で対面座位を選んだ九。
隆々と屹立した人間男根で尻穴ずぼずぼ、角度を変えてはガチずぼずぼ、汗ばむ尻たぶを両手で揉み揺らしながらずぼずぼずぼずぼ。
雪色の長い髪を背に滴らせて巧みに動く九、あやかし夫のお膝に跨った意地悪お兄さんは脳天直撃の獰猛快感に仰け反りっぱなし、二人の狭間で男根もビンビンしっぱなしです。
「獣の姿ではこういうこともできなかったね」
意地悪お兄さんと同じく全裸でいる九の白い手が我慢汁を溢れさせてのたうつ肉棒をゆっくりしごきます。
「あーーーーー……っっっ!」
「君って。本当に。最高のお嫁さん」
「んああああっっ……乳首吸うなぁっっ……とれちまぅぅ……っっ……!!」
意地悪お兄さんがどこまで過去を忘れ去って獣として自分の嫁になれるのか興味がないこともなかった九。
しかしこうして人の姿を自力で取り戻し、全身で感じきっている意地悪お兄さんに、千の愛は昂ぶるばかり。
一先ず嫁男根をとことん甘やかし、射精へ導いたところで、極上ボイスによる甘い囁きを。
「君に僕を捧げ尽くしたい」
九に全力で抱きついて腰ガクしながら精液をびゅっくびゅっく弾いていた意地悪お兄さんは激甘戦慄に貫かれます。
「や、め、ろ……っそれ以上何も言うな九……っ」
とろとろに濡れそぼった尿道口を親指でじっくりしごきながら、九は、自分にしがみついてイヤイヤする意地悪お兄さんに再び囁きかけました。
「もしも君があやかしで僕が人間だったら、小指の爪の一片まで残さず君に捧げてあげる……あ、痛い」
意地悪お兄さんに思いっきり肩を噛まれて、不意討ちなる刺激に九は……中イキしました。
「うーーーーー……っ誰がお前なんざ食うかッッ生贄で差し出されたっていらねぇよッッ絶対食わねぇッッ……う、う、う……どんだけ射精してんだよバカ長ぇッ……!!」
「それはとても残念だね……」
九のすべっすべな肩をかぷかぷしつつ、意地悪お兄さんは、ふてぶてしげに答えます。
「爪なんかいらねぇ……めおとで十分だろ……」
九はクスクス笑いました。
綻ばせた薄紅の唇を真っ赤になった耳たぶに寄せて悪戯っぽく告げました。
「大好き」
「またかよ、九」
呆れ返る意地悪お兄さんの目の前には白狐姿の九が。
狐姿で愛しい伴侶に抱っこされる悦びに目覚め、最近、こうしておねだりしてくるのです。
「仕方ねぇな」
そう言いながらも本当は九の別嬪狐姿を愛でるのが嫌いじゃあない意地悪お兄さん。
秋の気配にお山が次第に色づいていく中、藁葺き屋根の縁側でいつになく仲睦まじくほのぼのし合う二人なのでした。
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