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後編
しおりを挟む「お前、本当に男は初めてか、幸村」
樫井の自宅マンションにて。
父子家庭で姉はすでに実家を出ており、無人であった初訪問のお宅で、凌空は樫井にお尻の処女を奪われたのだが。
「はーーー……っ♥はーーー……っ♥」
初挿入にてトコロテン絶頂した。
硬さ、太さ、長さ、平均サイズの自分とは比べ物にならないアルファのド象徴が尻穴に途中まで挿入されたところで、初アナルエッチに怯えるどころかド興奮していたペニスが精液をびゅるびゅる噴射した。
「は……初めて……お尻にチンコ挿入(い)れられんの、初めて……♥」
「ひょっとしてバイブで開発済みか?」
「んな、わけっ……♥」
「付き合ってた女にいぢられてたとか」
「そんなん、するかぁ~~……♥」
遮光カーテンで昼過ぎの明るい陽光を遮った部屋。
ダブルベッドの上で、ネイビーの靴下しか身につけていない、健やかに育った体を曝した凌空を樫井はまじまじと見下ろした。
「十分素質あり、ってことか」
制服シャツをはだけさせ、下肢を剥き出しにした樫井を凌空は怖々と見上げる。
(樫井のチンコ、ガチで俺んなかに挿入(はい)ってる)
ローションを使用したとはいえ、処女喪失の割に痛みは然程なく。
ナカでさらに力強くなっていく樫井のペニスにお尻全体がムズムズジンジンして。
押し寄せてくる未曽有の快感に理性は麻痺しがち、全身が猛烈に昂ぶって、爪の先まで火照るような。
「樫井のチンコすごぃぃ……♥ アルファって、みんな、こんな……? こんなムキムキしてるの……?」
耳朶の隅々まで紅潮させ、とろんとした目で尋ねてきた凌空に樫井は険しげに眉根を寄せる。
「他のアルファに興味あるのか、お前」
ずぶぶ……と、さらにナカへ挿入ってきたペニスに凌空は目を白黒させた。
「かっ、かっ、樫井ぃぃぃ♥」
「初夜で、しかも一発目で味締めてるとか、今後が思いやられる」
「あ、あ、あ♥またナカきたぁ……♥」
「俺専用だってわかるように首輪でもつけるか」
尻膣を問答無用に押し拡げて突き進んでくる樫井に腹底を始終キュンキュンさせていた凌空は、その台詞に鼓膜を痺れさせた。
「俺……樫井専用になるの……? なっちゃっていいの……?」
うるうるとした双眸で見つめられて樫井は眉間の皺を一つ減らした。
「俺専用にしてやる」
182センチの引き締まったアルファの体が175センチの健やかな体つきをしたベータに覆い被さった。
純潔を散らしたばかりの後孔に根元まで突き立てられたムキムキ屈強ペニス。
動かずとも搾り上げられるような肉圧に揉みしだかれ、さらに怒張し、精力に漲った。
「全部挿入った……狭くて熱いな、お前のナカ……気持ちいい」
掠れた囁きを鼓膜に直に注ぎ込まれて。
イイコイイコと褒められた凌空はドライで絶頂した。
ただでさえ際どかった肉圧が一段と強まり、尻奥で脈打つアルファのペニスをむぎゅむぎゅ抱擁した。
「ッ……幸村、お前な」
「う~~~……♥なんか、変……♥変になっでるぅ゛……♥」
「初っ端からメスイキしたのか」
「め……めすいき……? わかんな……♥樫井ぃ……♥樫井ぃぃ……♥」
連続する絶頂感にクラクラして、凌空は、すぐ真上に迫る樫井にまた頬擦りした。
「俺……オメガじゃないけど……いーの? ベータだけどいーの?」
「……だから。言っただろ。お前がいいって」
「や……やったぁ~~……♥」
全身発情させながらも無邪気に喜ぶ凌空に、内心感極まりそうになっている樫井、居ても立ってもいられずに腰を動かし始めた。
馴染ませるように緩やかに規則的に突く。
ローションに先走りが追加されて、よりヌルヌルになった尻膣をねっとり掻き乱した。
「あ♥あ♥そこ♥きもちい♥」
「ここか」
「あんっ♥そこ♥チンコ当たるの♥いい♥」
強烈な快感を素直に受け取って積極的に欲しがるベータに、場慣れしているはずのアルファは武者震いする。
速やかに込み上げてきた射精欲。
この仮膣を今すぐ支配したくて堪らなくなった。
「クソ、早漏じゃあるまいし……」
ヴィランみ溢れるお行儀悪い言葉を吐いて、半身を起こすや否や、凌空の両手首をベッドに押さえつけてフルに律動した。
狭苦しい尻奥を欲望のままに連続して突き上げて。
せり上がる睾丸からくみ上げられた精液を一思いに注ぎ込んだ。
「は……ッ」
「あ~~~……♥う、うそ……♥」
「幸村……ッ」
「か、樫井の精ぇ子……♥きちゃってる……♥」
処女喪失にしてストレート種付け、初めてだらけのベータはアルファの粗相を健気に受け入れた。
いつの間にか暗くなっていた外。
「かっ、樫井ぃ♥樫井のおとうさっ♥帰ってきひゃ♥」
「親父は出張で帰ってこない」
「ぇぇぇ♥あ♥深い♥これ深ぃぃ♥」
「だから今日は泊まっていけ、幸村」
「ぇぇぇぇぇ♥」
時間も忘れて夢中になった。
達してもすぐ次に飢えた。
「ん゛っ♥樫井の……溢れひゃ……♥」
「また注いでやる」
何回もナマ抽入されて奥までとろとろになったベータの仮膣。
落ち着くどころか狂的にパワーが増していくアルファのペニス。
「お前のこと夜通しめちゃくちゃにしてやる」
「ん゛~~~……っっっ♥いくっ♥いくっ♥いくっ♥いくっ♥」
馬の手綱を引くように両腕を掴まれ、膝立ちになったところを後ろからパンパンパンパンひたすら突かれ、凌空は仰け反った。
射精せずに空中でビクビクともどかしげに跳ねる熱源。
先走りの糸がシーツ目掛けて卑猥に滴っていた。
「初夜でメスイキが癖づくとか、どこまでも淫乱な奴」
そう貶しながらも満更ではなさそうな樫井、張りのある尻に厚腰を密着させると、円を描くように捻り、剥けきった亀頭で最奥をグリグリと小突き回した。
「あ゛っ♥あ゛っ♥いいっ♥もっと♥」
「は……どこ突いたら射精するかな、お前」
「ひっ♥待っ♥待って♥やばぃ♥これらめ♥しんじゃぅ♥」
怒涛の小刻み高速ピストンに凌空は甘い悲鳴を連ねる。
まるで自身の射精スイッチを鬼連打でもされているかのような。
白濁に塗れた内腿を粟立たせ、痛いくらい胸を反らし、天井を仰いだ。
「でっ……♥♥♥でるっ……♥♥♥でひゃっ……♥♥♥」
本日二度目のトコロテン絶頂に至った。
意地悪な指に捏ね繰り回されて勃起していた乳首にまで濃密泡状の精液が飛び散る。
それでも樫井は突くのをやめない。
「第二の性」を問わずに不特定多数の異性・同性を相手にしてきた経験豊富な腰だけを器用に波打たせ、締まりまくる尻穴を一心不乱に攻め立てた。
「らっ♥らめぇ♥今いってる♥チンコいってるからぁぁ♥」
「俺も一緒にいってやるから……さ」
「んんんっ♥いくっ♥一緒いくっ♥樫井といくっ♥いっぱいいくっ♥」
ベッドに腹這いにした凌空にのしかかり、独裁的な寝バックで限界最奥をとにかく突いて突いて突きまくった。
「また射精(だ)すぞ、幸村……」
「ん゛ん゛ん゛っ♥射精して♥めちゃくちゃいって♥」
「もしもお前がオメガだったら、妊娠するくらい、射精す」
「ぇっ♥ぁっ♥あかひゃん……?できひゃ……?」
「そう……迷わず子宮直行……夜通し種付けしてやる……」
凌空はぎゅっとシーツを握り締めた。
樫井に世迷いごとを耳元で囁かれていると本当に妊娠しそうな気がしてきた。
「俺のこどもを妊娠すれば誰彼構わず尻尾振らなくなるよな、なぁ、幸村……?」
数時間前、校舎の渡り廊下でベータの女子と手を繋いでいたことに実のところイライラムカムカしていた樫井。
並々ならない嫉妬に促されて凌空のうなじに噛みついた。
八重歯による甘痒い痛みにワンコ男子は「きゅぅぅン♥」とガチで鳴いた……。
「お前は俺のコマンドにだけ従ってればいい」
人懐っこい純朴なベータに出会って独占欲がすくすく成長していったアルファ男子は、愛しさの余り、歯軋りする。
「確実に孕む量、限界奥まで注いでやるから絶対孕めよ、いいな?」
「あんっ♥はらむ♥樫井♥好き♥大好き♥しゅき……っ♥」
「ッ、幸村……♥」
単刀直入な好き好きコールに樫井はゾクリと下肢を痙攣させた。
独り占めしたいベータの仮膣目掛け、アルファの子種を思う存分、心行くまでたっっっぷり注ぎきった。
「んーーーーー……♥♥♥樫井ぃぃぃ♥♥♥樫井の、いっぱぃぃ……♥♥♥きゅぅぅーーー……ン……♥♥♥」
「おて」
「わんっ」
「おかわり」
「くーんっ」
「キス」
恥ずかしげもなくじゃれついていた凌空は、最後のコマンドにだけは照れて、樫井の頬に素早くちゅっとした。
「樫井、冬休みどこ遊びいく? 映画行く? 遠出しちゃう?」
「どこにも行かない、人ごみは嫌いだ」
「えぇぇえ……」
樫井宅にお泊まりした凌空。
深夜のお風呂、一緒に湯船にちゃぷちゃぷ浸かる樫井を濡れた前髪越しにじっと窺った。
「俺のこと、遊びにつれてってくれないの、ご主人さま」
正直、二人とも平均サイズ以上で窮屈極まりないバスタブ。
自分の胸にもたれている凌空に樫井は険しげに眉根を寄せた。
「尻尾の振り過ぎだ」
「あ、ちょっと……樫井ってば……またするの? もう半日ぶっ通しでシたのに……」
お湯から突き出たお尻をヤラシク揉まれて赤面する凌空に、濡れた黒髪を掻き上げた樫井は悪戯に囁きかける。
「もっと変態的でスケべなコマンド出してやろうか、幸村……?」
スタミナ抜群にも程がある彼に見えないリードを引かれ、凌空は、条件反射で鳴いてしまう。
「キューーーーン♥♥♥♥♥♥」
アルファなツンデレご主人様にキュンキュン♥が止まらない、もっともっと、どこまでも服従してみたいワンコ男子ベータなのであった。
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