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第七章 風雲
三話 ストーカーゼン
しおりを挟む過去、神様が起こした奇跡や、直接何かを与えられたりした場所ではなく、文字通り神の聖なる力により保護を受けている土地である聖地。
結界を張ったアーティファクトは神の奇跡ではあるが、それは人が場所を選び実行した物だ。
エデル王国を含む、現在発生している多くの国家の源泉であり、大陸全土に広がる神を祭る教えの原型が作られた土地でもある。
現在は周辺諸国が運営資金を出し、与えられたその金と信徒の布施で運営をされている。国家としてはおかしな形態だと思うのだが、人類発祥の地としてどこかが独占して管理する事態を避けた結果だ。
それもこれも、過去に起こした教国デリアの暴走によるものである。
聖地を離れた人類が、次第に繁栄しだすことに異議を唱えた、今は存在しない位を持つ教皇が、神の名の下に周辺国に戦いを仕掛けた。
その行動は敬けんな信徒が多かった、当時の人々の支持を集め一気に力を増し、一時期教国デリアは広大な領土を持つ結果となった。
だが、自分たちの名前を使い戦いを仕掛けたことに怒りを覚えたのか、多くの神の加護を持つ存在が生まれ、その使命として教国デリアの打倒を打ち上げた。
神の意志が教国にはないことが知れ渡り、その求心力は一気に落ちる。
その結果、今まで神の怒りを恐れ、まともな反撃をしてこなかった周辺国は連合を組み、領土の奪還と大粛清を行った。
そうして現在の教国デリアが出来上がった。
とまあ、こんな感じな場所なのだが、聖地に入ってみた感じでは、そんなことは感じさせず、むしろ活気のある普通の街に思える。
警備をする兵士や街の人には、神殿の人に多い白い服装が目立つが、人種も色々だし何かを禁止する訳でもない、至って普通の街だ。
「あむあむ、ママも食べるの? あっ、べたべたしちゃうよ!」
露店で売っていた甘そうな食べ物をユスティーナに与えたら、美味しそうに食べていた。それを見たポッポちゃんも興味が湧いたのか、ちょっとちょうだいとユスティーナの腕に止まろうとしたのだが、伸ばした羽が持っていた食べ物に当たってしまい、ベットリと糖分高めな液体が付いてしまった。
羽の手入れを欠かさないポッポちゃんは涙目だが、宿屋に着くまでは我慢してもらおう。
って、ユスティーナがポッポちゃんの体をなめなめしてる……ポッポちゃんが嬉しそうだし良いか。
露店で聞いた、この街で上等な部類の宿屋へと向かう。余裕はあるのだし妥協はしたくない。風呂には毎日入っていたが、自動で用意される風呂に入りたいし、美味い料理も食べたい。
たどり着いたのは石造りの建造物。どこか神殿を思い起こさせる作りだ。部屋を取り、ベッドに突っ込んでいったユスティーナとポッポちゃんを微笑ましく思いながら、案内をしてくれた従業員のお姉さんにパティからの手紙に書かれていた場所を聞く。
歩いて十分程度の場所らしく、分からなかったら道行く人に聞けばいいと教えられた。
チップの習慣はないが大銀貨一枚を手渡しておく。これで従業員さんの対応も良くなるってもんだ。
「ユスティーナは何が食べたい?」
「パパといっしょのやつ!」
「一緒かー、じゃあ肉だな」
「にくっ!」
昼の時間は過ぎているが、腹が減ったので食事をしてから行くことにした。樹人のユスティーナは肉も大好き。人の血が混ざってるから、俺と一緒の雑食なんだろう。
口の周りをベタベタにしたユスティーナを拭ってやり、食後のデザートを食べるポッポちゃんを撫でる。午後の暖かい陽気を感じながら、ゆったりとした時間の流れを確かめる。
「眠くなりそうだから、いこ……うか?」
ちょっと目を離した隙に、ユスティーナはよだれを垂らして船を漕いでいた。再度口の周りを拭いてやり、胸に抱きかかえ店を出る。
この辺は体の大きさの割には幼い所がある。生まれてそれ程経っていないのだし仕方ないか。
飯屋のお姉ちゃんに改めて聞いたアニアたちの住所を目指す。そこは細い路地に普通の住宅が立ち並ぶ場所だった。明確な住所がないので、手紙に書かれている目印を頼りに探す。
目印とされた、ドアに取り付けられた鳥が描かれた看板を見つけた。良く見るとその鳥は鳩。ポッポちゃんも「アニアは分かってるのよ!」と褒めている。
今まではアニアのことを片割れと呼んでいたポッポちゃんだったが、ユスティーナの名前を憶えてから人の名前を覚え出している。ユスティーナの次はもちろんナディーネ、その次はマーシャさんだった。食べ物をくれる順かな?
ドアを叩いても反応はなく、仕方がないので広げた探知でも家の中には気配がない。日中だし出掛けていても、おかしくはないかと思いながら、明日の朝にでも来てみようと踵を返した先に、知っている顔が二つあった。
「あれ? ゼン殿?」
「やはり来られましたかご主人様。ご足労おかけします」
きょとんとした表情のセシリャに、俺の訪問を予想していたらしいパティ。二人がラフな格好でこちらに向かってきた。
「久しぶり、アニアは?」
「あー」
「それが……」
再会の喜びを味わう間もなく、話をしたいと家の中に案内された。
その間、セシリャの関心は専ら俺の腕に抱かれて寝ているユスティーナに移っていた。
「あの植物がこの子になったの……? 樹人ってそうやって生まれるんだ!?」
大げさに驚くセシリャが、寝ているユスティーナを見ようと俺の周りをクルクルと回っている。抱いてみるかと尋ねてみれば、うんうんとうなずいて恐る恐る抱きかかえ、椅子に座って頭を撫でている。
流石高レベル、アーティファクト所持者だけある。細腕なのに余裕で抱えてるな。
ポッポちゃんが乱れたユスティーナの髪の毛を、クチバシを使って整えている。
目の前で行われているそれを見て、セシリャは幸せそうに眼を細めていた。
「で、話はアニアのことでしょ?」
「はい、実は今、神殿から呼び出しを受けて向かったのですが、アニア一人だけの呼び出しでして、私とセシリャは先に帰ってきたのです」
「手紙に書いてあった取り込みってやつ?」
「一応は各地を回って奉仕をした任務報告の話なのですが、それと同時にこの国に所属しないかと何度か勧誘を受けています。全て断っているのですが、今回のような任務報告時などはどうしても神殿にいかないといけませんので、その時には毎回こうなっていますね」
毎回と言うぐらいだし、今の状況はそう深刻な物ではないのだろう。心配はしているがパティもセシリャも帰ってきても大丈夫だと思ってるんだしな。
「いつもは何時ぐらいに戻ってくるの?」
「夕方前には戻って来ます。その時はいつも疲れた様子ですが、最近は大分鬱憤が溜まっているようで……」
ってことは、数時間は戻ってこないのか。
何を話してるか気になるし迎えに行くかな。
しかし、アニアが鬱憤か、見たことないから想像がつかないな。
「パティ、今からその場所に忍び込もうと思うけど良いと思う?」
「……私はご主人様の行動に口を挟む気はありませんが、なるべく穏便にお願いいたします。例の勇者をもし害してしまうと、エゼル王国との問題に発展する可能性があります」
「言われてみれば確かにそうだな。でも、俺と分からなければ問題なくないか?」
「それは、そうですが……」
「勇者ってのはアニアに迫ってるんだろ? もし、尻の一つでも触っていたら、その腕は切り落とさないと気が済まないし、考えたくもないがもしその先のことをしていたら、関係者の首は必ず斬り落とす。まあ、相手の次第だな」
「は、はは、冗談は……嘘ですよね!?」
自分でも過激、いや異常な考えだと分かっている。
だが、仕方がないよね、自分を止める自信がないし。
あー駄目だ駄目だ、嫌な妄想は無駄に膨らむ物だ。
そんなことはないと考えながら、俺はパティに教えられた聖地の中心、大神殿へと隠密を展開して足を踏み入れた。
ユスティーナとポッポちゃんはお留守番だ。セシリャがウヘヘと笑いながらお世話すると言っていたし、パティがいるから大丈夫だろう。
大神殿は名前の通りとても大きい。規模的には城に相当するんじゃないだろうか?
探知を全開に広げアニアを探す。なるべく人を避け奥へと移動していると、久しぶりに感じた気配を捕えた。
誰にも見つからず奥へと進むと、大きな扉の向こうにアニアがいることが分かる。同じ部屋にはもう二人の人物。片方は普通の様子だが、もう片方は結構な使い手だ。
大きさ的に考えれば、この国の勇者だろう。
物音を立てないようにドアノブに手を掛けると、鍵は付いていない。かなり姑息なことをしているのは分かっているが、少し開けて様子を窺う。僅かな隙間から見えるのは、アニアの後ろ姿と白いローブを着込んだ初老の男性だ。
「――は要求しない。形だけででよいのだ。もう少し考えてはくれんか?」
「お話は分かりましたが、私には帰らないといけない場所があります。御恩は働きで返しますのでお許しください」
諭すように話す初老の男と、それに少し疲れた様子で答えているアニア。話に聞く通り取り込みの説得が行われているのだろう。
「アニア殿の働きぶりは聞いている。助けられた皆は丁寧な働きぶりに感謝しておったよ。我々はそれを今後も一緒にしていかないかとお願いをしてるのだ」
「まあまあ、父上。アニアさんには恩に報いたい人がいるらしいじゃないか。それを無視して話をしては駄目だよ。そうだよねアニアさん?」
「えぇ、その人の下に戻りますので、応じることはできません」
あの男が勇者か……単純な実力はフリッツ以下だな。
「それで話に聞いたんだけど、相手は奴隷時代の主人だったんだろ? その相手に恩義を感じてって話じゃないか。なら、その恩に報いるのは我々が力を貸そう」
「……どういうことですか?」
「何、恩に報いるのを教国がやろうってことだよ。我々ならどんな人員でも送れるさ。その方がその人も喜ぶと思わないか?」
話を聞いてるだけでも面倒くさそうだな……もういっそのことアニアを連れて帰ろうかな。しかし、思ったよりは強引な感じはしない。
「おぉ、いい案じゃないか。その方が相手も喜ぶだろう。なあ、アニア殿」
勇者の言葉に、父と呼ばれた初老の男性が大きくうなずいている。
だが、その言葉を聞いたアニアは、大きく一つため息を吐いた。その様子に気づかない初老の男は、更にまくしたてる。
「身の回りの世話をする者の手配をしよう。数人用意しても良いな。資金の援助も行おう。きっと喜ぶぞ、なあアニア殿」
「いえ、ですからそれは私がしますので!」
「何々、慣れている者を寄越してみせる。アニア殿はこの地で民を救おうではないか」
「大司教様、それには及びません。あの方には私がお側に付きますので」
「アニア殿が身の回り世話などしなくとも、良いではないのか? 彼の国では聖女と呼ばれていた貴方だ。おかしいと思うぞ? その方が望む者を用意する。アニア殿は安心して任せてはどうだ」
なるほど、強引ではないがしつこいな。俺なら確実にぶち切れてそうだが……ってアニアの様子がおかしいぞ。
「……なのです」
「ん?」
大司教と呼ばれた男の言葉を聞き、再度ため息を吐いたまま顔を伏せていたアニアが、何かをつぶやいた。大司教はそれに疑問の声を上げいてる。
背中を震わせていたアニアは、ガバッと顔を上げると突然勢いよく話し始めた。
「いやなのですッ! ゼン様のお世話は私がするのです! 私が膝枕して耳かきをしたいし、私が爪を切りたいし、私がご飯を食べさせたいし、私が疲れたゼン様の肩を揉みたいし、私が着替えのお手伝いをしたいし、私がお風呂のお世話をしたいし、私がお風呂上りのゼン様を拭きたいし、私がその後も髪の毛を梳きたいのです。でも、たまには可愛いよって言われながら頭を撫でて欲しいけど、私がゼン様の身の回りのことをしたいのです! 可愛い子はいっぱいいるから、負けないように、隣りにいられるように頑張ってるのに、何で邪魔をするのですかッ!!」
余りの勢いに場が固まった。先程まで余裕の表情を見せていた大司教も目を見開き身動きをしない。
はぁはぁと息の荒いアニアは、感情が高ぶっているのか背中が震えている。今すぐ飛び出して抱きしめたい思いが膨らんできた。でも、アニア……それは介護みたいだぞ?
「うーん、父さん。ここまで言うアニアさんを説き伏せるのは無理かな。ここは当分諦めよう」
「う、うむ……」
まだ息の荒いアニアに二人は敵わないといった様子で、どうやらここは手を引いてくれるようだ。あの様子だとここまでアニアが切れたのは初めてみたいだな。
小さな頃はアルンと喧嘩をして、声を荒げていたことはあったけど、ある程度成長してからは見なかったから、俺もかなり驚いた。
しかし、これは俺が見て良い場面ではなかった気がする。ちょっと悪いことをしたな。これは姿を現さずに外で待つことにしよう。
いや~しかし、アニアの愛を感じるな。言っていたことを全部やってもらおう。そして、俺もお返しに同じことをするぞ!
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明日も更新します。
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