遥かなる物語

うなぎ太郎

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第2章

2次会と新婚旅行と

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翌日、2次会の会場では、明るい灯りがテーブルを照らし、僕たちは笑顔で語り合っていた。ピエールやアダン、フィリップが2次会に参加し、僕とマリーと共に今後の展望を話し合っていた。

「シャルル、マリー、改めておめでとう!」とピエールが大声で言った。「本当に幸せそうだな、お互いにぴったりの相手を見つけたって感じだ!」

アダンが加わった。「ああ、これからも二人で幸せな日々を過ごしてくれ!僕たちもいつでも支えてやるからな。」

フィリップも笑顔で続けた。「今夜は思いっきり楽しもう!新郎新婦の幸せを一緒に祝いたいんだ!」

僕は皆に感謝の言葉を述べ、マリーも微笑みながらゲストたちと楽しい時間を過ごした。音楽が響く中、僕たちは踊ったり笑ったりしながら、この特別な日を存分に楽しんだ。

16歳での結婚というのは、貴族の間では珍しくない。
しかし、その多くは家同士の関係を深めるために行われる政略結婚だ。
僕たちの結婚は愛に基づくものであり、そのことに深い感謝を抱いていた。

「シャルル、マリー、新婚旅行にはどこに行くつもりなんだ?」ピエールが聞いた。
「そう言えば、全く考えてなかったな…」僕が言うと、
「私、テチス海のビーチに行きたいと思ってるの」マリーが言った。

ピエールが笑顔で言った。「それは素晴らしい選択だ!テチス海のビーチは美しいから、きっと最高の時間が過ごせるよ。」

「確かに、夏の内にビーチに行きたいね!きっと僕たちの一生の思い出になるよ。」僕も言った。

その後、話題は大陸の情勢に移った。戦争は長引いており、重苦しい雰囲気が国際社会を覆っていた。

ピエールが口火を切った。
「シャルル、この戦い、どれくらい続くのだろうか?我が国には同盟国もなく、孤立を深めている。敗北する可能性もあるんだろうか?」

アダンが深刻な表情で応じた。「一般市民はどんどん苦しい状況になっているそうだ。食料や物資が不足しているとか…」

僕は言った。「君たちの言うことはわかる。とはいえ、スラーレンは大国だ。経済的な面においては、壊滅的な状況に陥ることは考えにくい。しかし、国軍、各領主の軍は総動員されることになるだろう。我々も今は戦争に行かなくて済んでいるが、いつ再び召集を受けるか分からない。」

マリーが心配そうに言った。「でも、私たちは新婚旅行に行く予定もあるし、それに…」
「マリーも心配しなくていいよ。今は前線の動きは少ない。このチャンスに新婚旅行に行けば良いよ。もし僕が戦場へ行くことになっても、ベルタン軍の皆がいる。きっと勝って戻って来れるよ」僕はマリーの肩を叩いて励ました。

フィリップが軽く笑いながら言った。「そうだな、せっかくの2次会だ、戦争の話題はやめよう。シャルル、マリー、新婚旅行の話で盛り上がろうぜ!」

アダンも笑顔で加わった。「シャルル、マリー、テチス海のビーチに行くって言ってたな?あそこは美しいところだから、ぜひ楽しんでくれよ。」

フィリップがそれに続けて言った。「そうだな、新婚旅行は一生の思い出になるはずだ。リラックスして、二人で素敵な時間を過ごしてくれよ。」

マリーは笑顔を浮かべながら、僕の手を握った。「ありがとう、みんな。私たちはこの特別な日を祝って、心から幸せを感じているわ。戦争のことは心配だけど、今はこの時を大切に過ごしたいの。」

ピエールが軽く頷いた。「その通りだ。明日のことは明日考えよう。今夜は思いっきり楽しもう!」

楽しい2次会が終わり、僕たちは新婚旅行へ行くことになった。真夏の朝、僕たちはテチス海のビーチへと出発した。

ビーチに到着すると、碧い海と青空が迎えてくれた。波の音が心地よく、海風が爽やかに吹き抜ける。僕たちは砂浜を歩きながら手をつなぎ、幸せな時間を共有した。

「マリー、ここに来て本当に良かったね」と僕が言うと、彼女は微笑んで頷いた。「ええ、この景色は素晴らしいわ。ここで一緒にいることがとても幸せだわ。」

僕たちは日中は海で泳いだり、ビーチでのんびりしたりした。夜は海岸のリゾートホテルに泊まった。予約はジャンが取ってくれていた。

ホテルのメインダイニングで、僕たちはディナーを楽しむことにした。メニュウを見ていると、気になる料理があった。
「サーモンタルタルって書いてあるけど、つまり生魚ってことだよね?魚のタルタルなんて、美味しいのかな?」
僕が言った。
肉や魚はよく加熱して、濃厚なソースをかけて食べる。それがスラーレン料理の常識だ。
「確かに、生のままって、珍しいわよね。でも、近くの海で獲れたものだし、新鮮だから臭くないんじゃない?」マリーは興味深そうにメニュウを見ていた。

「そうか、地元の新鮮な魚介類を使っているんだろうな。きっと美味しいんだろうね。」僕たちは決心して、サーモンタルタルを頼むことにした。

その後、サーモンタルタルが運ばれてきた。色鮮やかで新鮮な魚肉が盛られ、香りが豊かに広がった。マリーは興奮気味に言った。

「シャルル、これ、すごく美味しそう!」彼女はフォークで少し取って口に運んでみた。「わぁ、新鮮でふわっとしていて、とても良い味!」

僕も一口食べてみて、驚いた。「確かに、この新鮮さが際立つね。地元の素材を生かした料理って、本当にいいものだな。」

生の魚が美味しいなんて、全く想像もしていなかった。シェフに聞いてみたら、この料理は昔からこの地域に伝わるものなのだという。

ディナーが終わり、僕たちは部屋で眠りについた。
翌朝、窓のカーテンを開けると、美しい景色が目に飛び込んできた。

「マリー!見て!」
そこにはビーチの美しい朝の景色が広がっていた。
オレンジ色の朝日が輝き、海は朝日に赤く照らされ、きらめいていた。

僕たちは朝の光景に感動し、すぐに外に出てビーチを散歩した。海は穏やかで、遠くには漁船が静かに波間を漕いでいた。マリーは手をつないで歩きながら、顔を海風に当てて微笑んでいた。

「シャルル、本当にこの旅行、最高だわ。こんなに美しい景色を見ることができて幸せ。」

彼女の笑顔を見て、僕は心から安堵した。戦争の現実がある中でのこのひとときが、どれだけ貴重であるかを再認識した。この旅行は、僕たちが結婚して初めての大切な思い出となるだろう。

その後、リゾートホテルの美しい朝食を楽しみ、ビーチで泳いだり、日光浴をしたりして過ごした。

夕方、部屋に戻ってくると、ジャンからの手紙が待っていた。彼は戦況についての最新情報と、僕の家族が無事であることを伝えてくれていた。安心したが、やはり帰還後には様々な課題が待ち受けていることも理解していた。

夜、再びディナーを楽しんだ後、僕たちはホテルのバーで一杯飲むことにした。

バーの雰囲気は穏やかで、海の音が遠くから聞こえてくる。僕たちは暮れゆく外の景色を眺めながら、戦争についての話題を避けていた。それでも、心のどこかでその現実がずっとあることを忘れることはできなかった。

「マリー、君とこうして過ごす時間は本当に大切だ」と僕が彼女に言うと、彼女は幸せそうに微笑んだ。

「シャルル、私も同じ気持ち。これからも一緒に幸せな日々を過ごしましょうね」と彼女が答えた。

その後、静かな夜が更けていく中で、僕たちはビーチの美しい景色を眺めながら、これからの未来を思い描いた。

続く
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