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文彦の刻2
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その日は僕の中学生活最後となる夏休みで、朝早くから父の工場でアルバイトをしていた。
時給は三百円とかなり安いような気もするが、それでも好きな本を買えるのは有難いことだった。
ペットボトルの工場というのは色々と作業が多い。
まず原料であるプリフォームがぎっしりと詰まった巨大な段ボール箱を小分けにしていく作業から始まる。
一本一本のそれは丁度試験管のような形状で軽いものだが、一つの段ボールにはそれが何万本とぎっちりに詰められていて、およそ二百キロほどの重量にもなる。搬入されてきたトラックからは、とてもじゃないが人力で降ろせる代物ではなかった。
この巨大な物体を降ろす役目は斎藤のじっちゃんだった。もう七十に手が届きそうな年齢にも拘わらず、達者なリフト裁きで次々と箱を降ろしていった。
「おい文彦! そないなとこにおったらあかんがな。万が一これが落ちたら、ぺしゃんこになってまうやろうが」
「おおっと、ごめんごめん。じっちゃん」
じっちゃんはリフトの上から大声で怒鳴ったあと、すぐにニッと少なくなった歯を見せた。口調はいつも荒いが、絶えず僕や兄を気にかけてくれる根は優しい職人気質の人だ。
僕の仕事は、そうやって工場の搬入口に並べられた巨大な箱に入った原料を、一本ずつチェックしながら、ちょうど人が一人でも運べる程度のプラスチック製のボックスに移し替えるのが主だった。
普段は近所のパートさんたちがやっている仕事で、はっきりいって極めて単純作業の繰り返しなので面白くもなんともない。出来れば、生産ラインのプログラムなんかを覚えたいのが本音なのだが、中学生の僕にやらせて貰えるはずもなく、やっぱり僕は黙々とプリフォームを検品しながら移し替えていた。
「どうや。今日のはアラブ産のやから、ええのんが多いやろ」
振り向くと兄が汗まみれで、僕の肩越しに材料を覗き込んでいた。
「うん、せやな。ほんま試験管みたいで綺麗なもんやわ」
「試験管? そうやな、まあ確かに知らん人間が見たらそう見える
かもしれんけどな」
材料であるプリフォームは、それこそ試験管のように真っ直ぐと延びた筒状になっていて、その大きさも二リットル用の大きなものでは、少し大き目な試験管そのものだった。
柔らかく、ふにゃふにゃしたイメージしかない製品化されたペットボトルとは違って、かなり固いものでもあり、最初、これがどうやったらあのペットボトルに変化するのか、想像すらつかなかったものだ。
「なあ兄ちゃん。今回のも状態がええみたいやし、何本か貰てもええやろ」
「ん? ああかめへんよ。しかしお前は、ほんまにそんなもんが好きやなあ」
兄は額の汗を拭いながら、半ば呆れたような顔をしていた。
プリフォームは成型する製品によって、その大きさも様々で、僕はそれらをこっそりとコレクションしていた。
母を亡くしてから覚えた料理にすっかりと嵌った僕は、それをまさしく試験管代わりにして、色んな調味料やスパイスを合わせる時に、随分と重宝していたし、何より新しい製品が生まれてくる度に仕入れるその原料が、この父の工場の歴史を表しているようにも思えていたので、やはり何本かは使わずに保管していた。
不思議と完成されたペットボトル自体には、それほど執着することはなかった。
「それにしても、兄ちゃん。えらい汗やんか。どないしたん、工場ん中はクーラー効いて涼しいのに」
「ああ、昨日からコンプレッサーのメンテナンスなんや。今度こそは完璧に覚えたろうと思ぅてな。エンジニアに張り付いとんねんけど、こない暑かったらかなわんわ」
「ほんまに覚える気ィなんや。でけるようになったら凄いやんか」
「まあ、見とってみィ。親父もびっくりさせたるわ」
ペットボトルの製造に於いて一番重要なのは他ならぬ圧縮空気を作り出すコンプレッサーだった。
ボトル成型を簡単に云えば、材料のプリフォームを巨大なオーブンで熱して、柔らかい状態となったところに一気に空気を送り込み膨らませる。つまり硝子職人が、真っ赤に焼けた硝子に、口で息を吹き込み膨らませるのと同じ要領となる。それと違う点と云えば、こちらの場合は金型により、完成品の形状が一定していることだった。
流れ作業で、次々にエアーを作り出してゆくコンプレッサーは、かなり巨大なもので、工場とは別棟に置かれている。
二階建てのちょっとした塔のような建屋に収まっているのだが、このメンテナンスが非常に手間と金が掛かるのだ。
なんでも、このコンプレッサーは潜水艦などに使われているものと同じもので、ちゃんとしたメンテナンスが出来るエンジニアは、世界に数えるほどしかいないのが現状らしい。
だからその費用も莫大なもので、一回のメンテナンスに数百万円も掛るのが当たり前ともなっていた。
その中には、エンジニアの滞在費や食費なども含まれる訳だが、この特殊なエンジニアたちも又、曲者だった。世界各国を渡り歩いているのが常で、なかなか捕まえることができないのだ。
僕は最初にその話を聞かされた時、すぐ頭に『ゴルゴ13』を思い浮かべたりした。
実際、変わり者のエンジニアも中にはいて、一度など兄のお供で空港まで出迎えに行ったのだが、その時のエンジニアの風貌が凄かった。
真夏という時季でもあり、黒のタンクトップ姿で現れたのはいいとして、全身にタトウーを纏い、今流行りのターミネーターばりのサングラス、おまけに全身いたるところにピアスをしていたのだ。
さすがの兄も
「なんやアレ? みんな見とるがな」と呆れていたほどだった。
「もしかして、今回きとるんも、ターミネーター?」
「ターミネーターって……、お前、しばかれんぞ。そうや。トミーのやっちゃ」
「やった! じゃあ、仕事が終わったら、メシ行こうよ」
僕は今回のエンジニアも、全身タトウーのトミーと聞いて、小躍りした。
基本的にエンジニアの滞在中の希望は、叶えてやらねばならない。特に食べ物だ。
色々な国のエンジニアが来るので、毎回レストラン探しに苦労するのだが、トミーの好物は肉だった。
毎回、ステーキか焼肉しか食べないのだ。僕の好物ももちろん肉。お供すれば、まんまとありつけるって訳だった。
「わかった、わかった。お前も呼んだるわ」
兄も察したようで、苦笑いを向けた。
食事もそうだが、僕がトミーを気に入っている理由は他にもあった。まず、その見かけとは裏腹に、仕事は真面目で腕も確かであるという点だ。
前回、トミーがメンテナンスしてから小さなトラブルは全くなくなったと、父も感心していた。
ペットボトルの製造に於いて、コンプレッサーは正に命とも云える。止まってしまえば、動くまで一切の製造は出来なくなるからだ。加えて、修理するエンジニアが捕まらなければ、何日も製造が止まる事態ともなりかねない。
「やっぱり、人は見かけじゃ判断できんな」と父が云うのも、素直に頷けた。
もう一つの理由は、僕は世界中を周って仕事をしてきたトミーの話を聞くのが大好きだった。
派手な出立ちのせいもあって若く見えるのだが、もう五十になろうとしているトミーの話は、他の日本人の大人たちがするそれや考え方とは全く違ったものだった。
「なあ、フミヒコ、彼等はいくつなんだ?」
トミーは前回、搬入作業をする斎藤のじいちゃんたちを見て、驚いたようにそう尋ねてきた。
僕が「そろそろ六十五かな」と中学英語で答えると、彼は心底、驚いた表情で顔を顰めた。
続けて、日本人は皆そうなのかとの問いに、色々だけど大体は六十くらいまでは働くものだ、と答えると、トミーはすぐに「ばからしい」と云った。
続けて、何のために生まれてきたのだ? 人生の残りが少なくなってから引退したのでは意味がない、というふうな言葉を吐き捨てた。
「俺は、五十で仕事を辞めて、オーストラリアで暮らす。好きなサーフィンをしてのんびり暮らすのさ。そのために、今は我慢して、世界中を飛び回って稼いでいるんだ」
その時トミーは、はっきりとした口調でそう断言していた。
僕はその話を聞いてから、日本だけを見て人生を終えるような生き方はしたくない、とはっきりと思えるようになった。
この先、ありきたりの受験勉強をして、あわよくば、一流と呼ばれる学校を卒業し、また、あわよくば、一流企業に就職が決まったとする。
その会社で定年を迎えるまで勤め上げ、それなりの退職金を手にして老後を静かに不自由なく暮らす。
それが、一番の成功者であり、幸福な人生の歩みだと、教えられて育ってきた。
だが、果たして、それが本当に一番の選択肢かどうか――。
僕はトミーの言葉によって疑問を感じるようにもなった。
少なくとも、僕にはトミーのような生き方が良いと感じられたし、何よりもそっちのほうが断然楽しそうだった。
この頃から僕は、はっきりと世界中を旅してみたいと思うようになった。
株式投資をしながら世界中を見て周りたいと、真剣に考えた。
だから僕は他の同級生がゲームに夢中になる中、ひたすらに株式投資の勉強と研究を重ねていたのだ。
時給は三百円とかなり安いような気もするが、それでも好きな本を買えるのは有難いことだった。
ペットボトルの工場というのは色々と作業が多い。
まず原料であるプリフォームがぎっしりと詰まった巨大な段ボール箱を小分けにしていく作業から始まる。
一本一本のそれは丁度試験管のような形状で軽いものだが、一つの段ボールにはそれが何万本とぎっちりに詰められていて、およそ二百キロほどの重量にもなる。搬入されてきたトラックからは、とてもじゃないが人力で降ろせる代物ではなかった。
この巨大な物体を降ろす役目は斎藤のじっちゃんだった。もう七十に手が届きそうな年齢にも拘わらず、達者なリフト裁きで次々と箱を降ろしていった。
「おい文彦! そないなとこにおったらあかんがな。万が一これが落ちたら、ぺしゃんこになってまうやろうが」
「おおっと、ごめんごめん。じっちゃん」
じっちゃんはリフトの上から大声で怒鳴ったあと、すぐにニッと少なくなった歯を見せた。口調はいつも荒いが、絶えず僕や兄を気にかけてくれる根は優しい職人気質の人だ。
僕の仕事は、そうやって工場の搬入口に並べられた巨大な箱に入った原料を、一本ずつチェックしながら、ちょうど人が一人でも運べる程度のプラスチック製のボックスに移し替えるのが主だった。
普段は近所のパートさんたちがやっている仕事で、はっきりいって極めて単純作業の繰り返しなので面白くもなんともない。出来れば、生産ラインのプログラムなんかを覚えたいのが本音なのだが、中学生の僕にやらせて貰えるはずもなく、やっぱり僕は黙々とプリフォームを検品しながら移し替えていた。
「どうや。今日のはアラブ産のやから、ええのんが多いやろ」
振り向くと兄が汗まみれで、僕の肩越しに材料を覗き込んでいた。
「うん、せやな。ほんま試験管みたいで綺麗なもんやわ」
「試験管? そうやな、まあ確かに知らん人間が見たらそう見える
かもしれんけどな」
材料であるプリフォームは、それこそ試験管のように真っ直ぐと延びた筒状になっていて、その大きさも二リットル用の大きなものでは、少し大き目な試験管そのものだった。
柔らかく、ふにゃふにゃしたイメージしかない製品化されたペットボトルとは違って、かなり固いものでもあり、最初、これがどうやったらあのペットボトルに変化するのか、想像すらつかなかったものだ。
「なあ兄ちゃん。今回のも状態がええみたいやし、何本か貰てもええやろ」
「ん? ああかめへんよ。しかしお前は、ほんまにそんなもんが好きやなあ」
兄は額の汗を拭いながら、半ば呆れたような顔をしていた。
プリフォームは成型する製品によって、その大きさも様々で、僕はそれらをこっそりとコレクションしていた。
母を亡くしてから覚えた料理にすっかりと嵌った僕は、それをまさしく試験管代わりにして、色んな調味料やスパイスを合わせる時に、随分と重宝していたし、何より新しい製品が生まれてくる度に仕入れるその原料が、この父の工場の歴史を表しているようにも思えていたので、やはり何本かは使わずに保管していた。
不思議と完成されたペットボトル自体には、それほど執着することはなかった。
「それにしても、兄ちゃん。えらい汗やんか。どないしたん、工場ん中はクーラー効いて涼しいのに」
「ああ、昨日からコンプレッサーのメンテナンスなんや。今度こそは完璧に覚えたろうと思ぅてな。エンジニアに張り付いとんねんけど、こない暑かったらかなわんわ」
「ほんまに覚える気ィなんや。でけるようになったら凄いやんか」
「まあ、見とってみィ。親父もびっくりさせたるわ」
ペットボトルの製造に於いて一番重要なのは他ならぬ圧縮空気を作り出すコンプレッサーだった。
ボトル成型を簡単に云えば、材料のプリフォームを巨大なオーブンで熱して、柔らかい状態となったところに一気に空気を送り込み膨らませる。つまり硝子職人が、真っ赤に焼けた硝子に、口で息を吹き込み膨らませるのと同じ要領となる。それと違う点と云えば、こちらの場合は金型により、完成品の形状が一定していることだった。
流れ作業で、次々にエアーを作り出してゆくコンプレッサーは、かなり巨大なもので、工場とは別棟に置かれている。
二階建てのちょっとした塔のような建屋に収まっているのだが、このメンテナンスが非常に手間と金が掛かるのだ。
なんでも、このコンプレッサーは潜水艦などに使われているものと同じもので、ちゃんとしたメンテナンスが出来るエンジニアは、世界に数えるほどしかいないのが現状らしい。
だからその費用も莫大なもので、一回のメンテナンスに数百万円も掛るのが当たり前ともなっていた。
その中には、エンジニアの滞在費や食費なども含まれる訳だが、この特殊なエンジニアたちも又、曲者だった。世界各国を渡り歩いているのが常で、なかなか捕まえることができないのだ。
僕は最初にその話を聞かされた時、すぐ頭に『ゴルゴ13』を思い浮かべたりした。
実際、変わり者のエンジニアも中にはいて、一度など兄のお供で空港まで出迎えに行ったのだが、その時のエンジニアの風貌が凄かった。
真夏という時季でもあり、黒のタンクトップ姿で現れたのはいいとして、全身にタトウーを纏い、今流行りのターミネーターばりのサングラス、おまけに全身いたるところにピアスをしていたのだ。
さすがの兄も
「なんやアレ? みんな見とるがな」と呆れていたほどだった。
「もしかして、今回きとるんも、ターミネーター?」
「ターミネーターって……、お前、しばかれんぞ。そうや。トミーのやっちゃ」
「やった! じゃあ、仕事が終わったら、メシ行こうよ」
僕は今回のエンジニアも、全身タトウーのトミーと聞いて、小躍りした。
基本的にエンジニアの滞在中の希望は、叶えてやらねばならない。特に食べ物だ。
色々な国のエンジニアが来るので、毎回レストラン探しに苦労するのだが、トミーの好物は肉だった。
毎回、ステーキか焼肉しか食べないのだ。僕の好物ももちろん肉。お供すれば、まんまとありつけるって訳だった。
「わかった、わかった。お前も呼んだるわ」
兄も察したようで、苦笑いを向けた。
食事もそうだが、僕がトミーを気に入っている理由は他にもあった。まず、その見かけとは裏腹に、仕事は真面目で腕も確かであるという点だ。
前回、トミーがメンテナンスしてから小さなトラブルは全くなくなったと、父も感心していた。
ペットボトルの製造に於いて、コンプレッサーは正に命とも云える。止まってしまえば、動くまで一切の製造は出来なくなるからだ。加えて、修理するエンジニアが捕まらなければ、何日も製造が止まる事態ともなりかねない。
「やっぱり、人は見かけじゃ判断できんな」と父が云うのも、素直に頷けた。
もう一つの理由は、僕は世界中を周って仕事をしてきたトミーの話を聞くのが大好きだった。
派手な出立ちのせいもあって若く見えるのだが、もう五十になろうとしているトミーの話は、他の日本人の大人たちがするそれや考え方とは全く違ったものだった。
「なあ、フミヒコ、彼等はいくつなんだ?」
トミーは前回、搬入作業をする斎藤のじいちゃんたちを見て、驚いたようにそう尋ねてきた。
僕が「そろそろ六十五かな」と中学英語で答えると、彼は心底、驚いた表情で顔を顰めた。
続けて、日本人は皆そうなのかとの問いに、色々だけど大体は六十くらいまでは働くものだ、と答えると、トミーはすぐに「ばからしい」と云った。
続けて、何のために生まれてきたのだ? 人生の残りが少なくなってから引退したのでは意味がない、というふうな言葉を吐き捨てた。
「俺は、五十で仕事を辞めて、オーストラリアで暮らす。好きなサーフィンをしてのんびり暮らすのさ。そのために、今は我慢して、世界中を飛び回って稼いでいるんだ」
その時トミーは、はっきりとした口調でそう断言していた。
僕はその話を聞いてから、日本だけを見て人生を終えるような生き方はしたくない、とはっきりと思えるようになった。
この先、ありきたりの受験勉強をして、あわよくば、一流と呼ばれる学校を卒業し、また、あわよくば、一流企業に就職が決まったとする。
その会社で定年を迎えるまで勤め上げ、それなりの退職金を手にして老後を静かに不自由なく暮らす。
それが、一番の成功者であり、幸福な人生の歩みだと、教えられて育ってきた。
だが、果たして、それが本当に一番の選択肢かどうか――。
僕はトミーの言葉によって疑問を感じるようにもなった。
少なくとも、僕にはトミーのような生き方が良いと感じられたし、何よりもそっちのほうが断然楽しそうだった。
この頃から僕は、はっきりと世界中を旅してみたいと思うようになった。
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