そんなアイツが死んだ

ごーや

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5日目

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夏休みになると許可もなく俺の家の庭で花火をした「アイツ」
あやうく俺の家を火事にしかけやがった「アイツ」
そんなアイツが死んだ
家の少し焦げた跡を撫でるとそのことがまるで昨日のことのようにアイツの慌てた声が聞こえてくるように思える
俺はまだアイツが死んだことを受け止め切れていない
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