衛星魔法は最強なのに俺のレベルが上がらないのは何故だろう

うしさん

文字の大きさ
186 / 224
第11章 プロジェクト

第13話 三族会議②

しおりを挟む
「そんな昔の話なんか、よぉ覚えてへんけどな。ちょーっとお仕置きしたっただけやさかい」

 ちょっとで五百年封印か……全然ちょっとじゃないと思うんだけど。
 因みに日本で五百年前っていったら織田信長より前になるんだよな。人類が滅んだわけでもないし、これぐらいの文化も出来上がるか。いあ、むしろ遅いぐらいだな。
 でも、これはあれか? 花子データにあった『手加減おんち』と『ねちねちな性格』のコンボか! あと、体力バカってのもあったよな。それって脳筋って事だろうから、考えるのが苦手なのかもな。

「まっ、今は関係おまへん、その話は置いときまひょ」
 俺としてはマイアが関わってる件だから、しっかり聞いておきたいんだけどな。でも、皆を呼んでるし、そうも行かないか。

「そうですね。でも、あとでゆっくり話が聞きたいですね」
「ほなら、後でうちの部屋でゆっくりお話ししまひょか。ほんでコーポラルはんやったかいな、どのぐらいのもんを考えてはんのや?」
「……」

 あれ? もしかしてコーポラルさん、フリーズしてる?

「コーポラルさん?」
「……は、は、はい、なんでしょうか」
「花子さんがどのぐらいの規模の畑がいるのか聞いてますよ」
「あ…失礼しました。少し面食らってしまいました。規模ですね。それは広ければ広いほどいいです。領内で自給自足をできるようにと考えていますので、北側と西側を全体的に広げたいのです。作る作物にもよりますので、今は出来る限り広くとしか考えていません」

 珍しいね、コーポラルさんがフリーズするほど驚くなんて。モックンと会った時でもここまででは無かったはずだ。
 それほど精霊女王というのは大きな存在なんだな。伝承でしか伝わってない存在なんだから無理もないか。
 俺が同じ立場だったらモックンの方がフリーズすると思うけど、博学なコーポラルさんの場合は逆だったんだね。博学だからこそ、なんだろうけどね。

 広げたいのは北側と西側か。レッテ山方面と王都方面だな。
 東側はエルフの森だし南側は岩宿ホテルがある方面で岩石地帯が多いから畑には向かないだろうし妥当な所だね。
 だけど広さが決まってないと手のつけようがないと思うけど。

「ふ~ん、決まってへんのか。ほならうちが決めてもええか?」
「ええ、まずは取っ掛かりという意味でも、精霊女王様が決めて頂いた方がいいかもしれませんね」

 確かに植物のスペシャリストの頂点にいる花子さんだ。任せた方がいいかもしれない。

「町の北と西やな。ほんで出来るだけ広くやね」
「はい、お願い致します」
「よっしゃ、任せとき。今晩のうちにやっとくさかい」
「今晩中にですか?」
「当たり前やないか。それぐらいの事、ちゃっちゃと済まさなテッペンなんて務まらんやろ。うちを誰やと思てんねん」

 花子さんですよね? ただの花子ってさっき言ってましたけど。実は精霊女王って言われて調子に乗っちゃった?

「この『精霊女王様』が、あんじょうやったるさかい、黙って見とき。細工は流々、仕上げは御覧ごろうじろっちゅーこっちゃ」

 んー、何言ってるか分からん。精霊女王と呼ばれたのが気に入ったのだけは分かったよ。強めに言ってたしね。
 最近は精霊女王って名乗ってないのかな? 気に入ってるんなら名乗ればいいのに。

「じゃあ、農地開拓については花子さ……」

 ギロッ!

「ゴホン、精霊女王に任せていいんだね」
「うむ、任せときなさい!」

 お~お、なりきってるよ。ノリがいいというか乗せやすいというか、こっちとしては丸投げ出来て有り難いんだけどね。

「コーポラルさん。あと何かありますか? ここで役割分担をしてた方がいいものもあると思いますよ」
「そうですね……あとはこれといってありませんね。しいて言えば街道整備でしょうか」

 街道整備か。この世界の道は舗装されてないしな。しかも途中で細くなったり藪になってたり、馬車だと結構苦労する場合もあるもんな。
 雨なんか降った日には、ぐちゃぐちゃだしわだち泥濘ぬかるみに嵌まってしまえば何時間も立ち往生したりする。
 たしかに街道整備は急務かもしれない。

「誰かできる? 花…精霊女王には向いてなさそうだから、アッシュのところで誰かいない?」
「んー、いないわね。私達は基本、移動の時は飛ぶから」
「飛ぶ?」
「わー! 飛ぶようなスピードで走るんだよね! たしかそうだったよね!」

 飛ぶなんて言うんじゃない! 悪魔ってバレるだろ!

「穴を掘ったりするのは他にもいるんだけど、道はねぇ。いないわね」

 そうか、いないのか。だったら、ここは衛星に頼もうか。

「じゃあ、街道は僕が担当します。大まかな感じでいいですよね?」
「はい、それはもう! 町と町、王都と町という感じの大きな街道でお願いします。点在する村への道は本線ができてしまえば、そこから支道を作ればいいだけですから」
「わかりました。あとは…アッシュのとこか。コーポラルさん、さっき言った砦の追い込みで魔物が沢山獲れる予定ですから、食糧問題は解決すると思いますので、ダンジョンの件で少し手を貸してもらえますか?」

 アッシュ達の作ったダンジョンなんだけど、それはもう凄い人気で、連日満員御礼なんだよ。
 宣伝はもちろん、宝箱のお宝が功を奏したみたいで、我先にと冒険者が押し寄せてくる。
 俺には関係ないと高を括っていたけど、一番人気商品が武具とあって、無関係でもいられなくなった。
 【星の家】の自宅一号に帰れば、誰かと連絡が取れるんだけど、あれから一度も帰ってないし向こうからも誰も来てない。
 向こうから来ない理由はさっき判明したんだけど、俺も意地張っちゃって、『向こうが来ないんなら俺も行かない』なんて思ってたから行ってなかったんだ。
 こんな事なら行っておけばよかったよ。

 で、武具に関しては衛星に頼んで作ってもらって小出しにしている。
 小出しにしたのがより効果的になってしまって、更に人が来るようになった。人間誰でもレアものには弱いんだね。

 しかもアッシュのダンジョンには魔物がいる。罠もある。
 魔物を倒すと経験値が上がりレベルも上がる。なぜか魔界の魔物達を倒すと、そのアップ率が非常にいいのだ。
 罠も比較的簡単なものが多く、作ってるのがザガンやダンタリアンという素人とまでは言わなくとも、セミプロ程度の罠とあって、真似しやすいものが多いのだ。
 効果的で簡単に作れる罠。それを学ぶためにも更に人が集まった。
 効率良くレベリングが出来て、罠も学べる。運が良ければお宝にありつけて、しかも死なないダンジョン。そりゃ人気も出るだろうね。若干魂を奪われてるんだけどね。
 そして、現在。収集が付かなくなってしまったのだ。

「ええ、噂は耳に入っています。それで、何をお手伝いすればよろしいのですか?」
「入場管理や行列整理なんかですね。周辺には何も無かったですから迷惑をかけないで済むと思ってたんですけど、屋台なんかが増えて来たと思ったら、最近では簡易食堂や簡易宿屋が増えてきて、そちら側から苦情が出るようになったんです」

 あの洞窟しか無かった場所が、俄かにどころではない活気に溢れて来てるのだ。
 そろそろ集落というか、村ができるかもしれない勢いなのだ。

「では、こういうのはどうでしょう。冒険者ギルドの支部を設けるのです。入場するにも入場料を取り、店を出すにも一定の税を取るようにしましょう。そうすれば、入門や税は領の管理とし兵を置けますし、冒険者は冒険者ギルドでランク設定や適合の攻略階層を指示するでしょうし、もしお宝があれば鑑定もするでしょう。何より死なないダンジョンと噂されていますので、冒険者の新人研修には持って来いでしょうしね」

 おお! さすがコーポラルさん!
 確かに死なないダンジョンだからと言って無茶をする冒険者も多いのだ。下層の方がいいお宝があるからと言って無茶な攻略をするから余計にダンジョン内で渋滞が起こったりする。戦闘が長引くのだ。救出する手間もあるしね。
 それを冒険者ギルドが管理してくれて、入門や店を領で管理してくれるんなら最高に嬉しいな。

「そこまでしてもらってもいいんですか?」
「もちろん構いませんよ。こちらとしても実入りが大きいですからね。ただ、願えるなら、そのダンジョンまでの道も整備に含めてほしいですね、岩宿ホテルザガンにも」
「それぐらいなら構いませんよ。こちらとしては大助かりなんですから」

 さらーっと岩宿ホテルまでの道もブッ込んで来たね。家に風呂を完備したはずだけど、まだ行ってんのかな?

「岩宿ホテルへの道は、もちろんやろうと思ってましたけど、コーポラルさんはまだ行ってるんですか? 家にも風呂はあるでしょ?」
「いやぁ~、あそこの風呂は特別ですよ。次の日の爽快感が全く違います。風呂から上がって食事をして、クターっとなったら睡魔が来て、寝ると一気に深い眠りにつけるんです。そうすると朝の目覚めが最高にいいんですよ」

 一気に深い眠りって……それ魂を奪われるからだと思いますよ。朝には回復してるって言うし、それが逆に爽快感になってんのかね。
 本人が満足してるんなら黙っててやろうっと。まぁ、言えないんだけどね。

「アッシュ、こう言ってくださってるけど、それでいいか?」
「ええ、エイジ様にお願いしたかったらちょうどいいんじゃない? 私はダンジョン内だけでいいもの」

 ダンジョンの外は魂を奪う許可はしてないもんな。町でも無いし、魂を奪えない事には興味ないってか。そういうとこはブレないよな。

「うん、これでこっちとコーポラルさん側は当面行けそうだね。あとは花子さんのところだけど、お願いばかりして何もメリットが無いよね。何か希望はある?」
「そうやねぇ、精霊女王としては特にはあらしまへんのやけど、しいて言うならアレですかいな」
「アレって?」
「マイアドーランセには何やえーもん与えたそうやありまへんか。うちにも一つもらえまへんか」

 マイアに与えた? もしかして、マンドラゴラとアルラウネか? 確かにここじゃ口に出せないな。

「アレね。わかったよ、用意する。それだけでいいの?」
「それだけって…エイジはん! 今まであてが生きてきて三回しか見てまへんのやで!? それを、それだけって……ええ根性してはるわ」

 おいおい、一人称は『うち』じゃなかったのかよ。『あて』に変わってんぞ。

「エイジはんもうちに個人的な話がある言うてはったさかい、こんなもんでよろしおまっか?」
「そうだね、コーポラルさんはどう?」
「はい、もうこちらとしては十分な配慮を頂きました。むしろこちらが何もしなくてもいいのかと思ってるぐらいです」
「コーポラルさんにはダンジョン前の管理と町でも色々と助けてもらってるみたいだから、それこそ十分ですよ。アッシュはどう?」
「何も無いけど、私ってエイジ様の役に立ってる?」

 そうか、今回は自分のダンジョンばかりで俺の手伝いはしてないもんな。そういうのを気にする事もあるんだな。ちょっと可愛いとこもあるんだな。

「今のところは手伝ってもらう事は無いからね。アッシュの喚んだモックンが大活躍してるからいいんじゃない? 下僕の手柄は主人の手柄なんだろ?」
「そ、そうよ、私のお陰よね。だったら、はい」

 いつも通り手を出して丸薬をせがむアッシュ。
 やらねーよ。変に気を遣ってやるんじゃなかったよ。可愛いとちょっとでも思った俺を殴ってやりたいよ。

 アッシュのオチで解散となり、俺は花子さんと最上階へ向かうのであった。
しおりを挟む
感想 81

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双

四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。 「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。 教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。 友達もなく、未来への希望もない。 そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。 突如として芽生えた“成長システム”。 努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。 筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。 昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。 「なんであいつが……?」 「昨日まで笑いものだったはずだろ!」 周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。 陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。 だが、これはただのサクセスストーリーではない。 嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。 陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。 「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」 かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。 最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。 物語は、まだ始まったばかりだ。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...