衛星魔法は最強なのに俺のレベルが上がらないのは何故だろう

うしさん

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第01章 冒険者への道

第04話 集落

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 翌朝、朝食を摂った後、昨日の集落を目指す事にした。
 今朝も魔物の死骸の山の異臭で起こされたからね、今日はキッチリと説明してやったよ。さっさと解体&収納しないといけないんだよってね。
 流石に毎朝、魔物の山を見るのはイヤだからね。衛生達が拗ねないように気を使いながら言ってやったんだけどね。だってへそを曲げられると俺が困るじゃん。

 集落には正直、行きたくは無かった。ただ、その後どうなったかも気になったし、やっぱり人がいるんなら行ってみたい。人と関わりたくないってニートな気持ちと、人と話をしたいって一般ピーポーな気持ちがあった。なので、俺はコミュ症では無いと思う。

 話し方が上手い下手は、また別の話だよ。


 再び集落の門までやって来た俺。今日も見張り台に昨日とは別の男が立っていた。
 衛星達に殺さないよう念を押し、門に向かって歩き出す。

「そこの男! そこで止まれ!」

 俺を見つけた見張りの男が、昨日の見張りと同じ事を言って来た。今日の男は中年のおっさんだな。でもガタイは良さそうだ。
 昨日も思ったんだけど、日本語じゃないんだよね。でもなぜか理解できるし、同じ言葉をしゃべれそうだった。

 俺は足を止め、用意していた言葉を見張りに向かって投げかけた。早く言わないと昨日みたいに矢を射られても困るからね。

「すいません、旅の者ですが道に迷ってしまい困っています。少し休ませてもらえませんか」
 我ながら完璧だと思う。ベタだと笑うなら笑え! こういう時はベタな方が言い訳もたくさんあるんだよ。

「むぅ、旅の者か……お前は一人か!」
「はい、一人です。仲間は…魔物にやられました」
「この森を一人で……しかも黒髪…怪しいな」
 見張りの男は訝しげに俺を睨んで目を離さない。でも、良い回答だろ? 俺みたいな雑魚が一人で来るのは怪しいもんな。これもシュミレーションの範囲内だよ。

「しかし、装備は十分なようだが、何も荷物を持って無ぇじゃないか。お前の目的はなんだ! ここに何の用があって来やがった!」
「いや、だから道に迷って……荷物も魔物に襲われた時に無くしてしまって困ってるんです」
 うん、ベタ回答。まだまだ想定内だ、まだ行けるな。

「うーん……わかった。敵意が無いと言うならその持ってる武器を門の所に置いて今の位置まで下がれ。妙な動きをするんじゃないぞ、この弓でずっと狙ってるんだからな!」
 男は少し悩んだ後、武器を放棄するように言って来た。
 よし! 一歩前進だ。

 俺は言われた通り門の所に刀を鞘ごと置いて、さっきの位置まで戻った。
 見張りの男は下に降りて来ると、大声を出して仲間を呼び、別な男が来るのを待って門から出て来た。
 柵と言っても低いから男の顔は見えてるし、板で作ってるから隙間だらけだし。こんなもので柵として侵入を防ぐ機能があるのか疑わしいものだった。

 門から出て来た男は俺の刀を拾い上げると、俺を門まで呼びつけた。
「そっちに敵意が無ぇ事は分かった。こっちに来ても構わねぇぞ。だが、信用をしたわけじゃねぇから集落にいる間は武器を預からせてもらう。それでいいなら集落で休んでもらっても結構だ」
「はい、構いません。刀は預けますので休ませてください」

 門の所まで来ると男がまた訝しそうな顔になった。
「お前……目も黒か…しかもなんだ、若いな」
 そう言って見張りの男は俺の事をジロジロ眺めてくる。
 俺の容姿は黒髪に黒目なんだな。鏡なんて無いしわかんなかったよ。水に映ってたと思うけど、それより気になる事ばかりで、見る余裕なんてなかったしね。

「坊主。お前、魔物に襲われたという割には妙に綺麗だな。まるで新品の装備みたいじゃないか。本当に襲われたのか? いや、この森なら襲われない方がおかしいか。でも、その綺麗な装備は…」
 確かに綺麗な装備だと思うよ、自分でも。だって昨日衛星が作ってくれたんだもん、新品には違いないよ。でも、魔物には何度も襲われてるんだよ、全部衛星君達が対処してくれたけどね。そのお陰で俺は戦闘経験0なんだよね、グスン。

「い、いえ。あの、【クリーン】の魔法が使えるので綺麗なんです」
 これで何とか誤魔化せないか? 転生小説では定番魔法だ、きっとあるはず。

「ほぉ、お前は魔法が使えるのか。じゃあ、なんで剣なんて持ってるんだ? 魔術師なら杖だろ」
「僕は刀が好きなんです。魔法と言っても僕じゃなくこの衛星達が使ってくれるんです」
 剣じゃなくて刀なんだけどね、この辺りには刀なんて無いのかな?

「衛星? なんだそりゃ」
「え? いや、この球達の事ですが」
「球? 球なんてどこにあるんだ?」
 え? 衛星って俺にしか見えないの? この人には見えて無いようだけど……

「いや、この……」
 男の目線はずっと俺の顔から離れないし、衛星を見ている様子も無い。普通、これだけ俺の周りをブンブン飛んでいたら少しは目を向けるはずだよな。
「いえ、衛星…魔法……って無いですか?」
「エイセイ魔法? あ、だから【クリーン】か。難しい言い方をするから分かんねぇじゃないか。衛生魔法だろ? それぐらい儂だって知ってるさ」

 なんか勝手に勘違いしてくれた。衛生魔法じゃなくて衛星魔法ね、中々俺の名付けも行けてんじゃね? 咄嗟に出た言葉だけど、今後は衛星魔法で行こう。

 刀は渡したままだけど、集落内でも勝手に動き回るのは禁止だと言われた。
 身体検査もされたけど、これは攻撃じゃないからな! と強く心で念じて衛星が攻撃しない事を祈ってたよ。
 凄く警戒されてるんだけど、何か秘密でもあるのかな?

「なんか凄く警戒が厳しくないですか? 何かあったんですか?」
 休憩できるという小屋にさっきの見張りの男が案内してくれてるんだけど、その連行中に聞いてみた。

「お、お前、何も知らずにここにいるのか? 傭兵か脱走兵だと思ったが……」
 男は難しい顔をして俺を睨んでくる。
 だから睨まないでほしいんですけど、俺って小心者なんですよ。怖いって。

「ち、違いますよ。そんな怖い事するわけありませんって。僕は戦った事なんて無いんですから」
 嘘じゃないよね、戦闘機会0だもんね。

「なら、なんでこんな森の奥に来てるんだ。しかもお前、黒髪黒目だろ? 黒髪黒目は何か特殊な力を持ってるって話だ。お前もその口じゃないのか? こんな立派な装備を揃えてるしな」
 黒髪黒目……俺の他にもいるって事かな? そいつも転生者?

「いやだなぁ、特殊な力なんか持ってるわけ無いですよ。そんな力を持ってたら兵士になってますって。装備は俺が弱いから友達が持たせてくれたんですよ」
 衛星は俺の友達? で合ってない? 実際俺は弱いしね。ちゃんと自覚してるよ。

「ま、確かに青っ白あおっちろい顔してるし弱そうだな。お、そこの小屋だ、そこの小屋を勝手に使え。もう主はいないから好きに使っていい。但し! 勝手に集落の中をうろつくんじゃないぞ。不審な動きをした時点で討伐対象とするからな」
「は、はい。わかりました。で、その、なんでこんな弱い俺をそこまで警戒しているんですか?」
「ホントに知らねぇみたいだな。まだ見張りの当番だから夜に教えてやるぜ。荷物が無いんだったら飯も無ぇんだろ? 当番が終わったら行ってやるから大人しく待ってろ」

 ん? もしかしてこんな怖そうな顔してるし口も悪いけど結構いい奴?

 俺を小屋に連行したらすぐに男は見張りの当番に戻っていった。小屋に見張りは付けないけど、集落をうろついてたら命の保障はできないと言われた。
 昨日からずっとギリギリだね。魔物が出た時も終わったと思ったし、昨日も一昨日の目覚めも今朝も最悪だし、その度に命の危機を感じてるよ。毎回心臓がドクン! って高鳴ってるもん。


 まだ日は高いし、何して暇を潰そう。部屋を見る限り家財道具はそのままみたいだけど、文化は低そうだね。電気も無さそうだ、やっぱりここはチートラノベで出て来る異世界だよな? だったら俺は異世界への転生者じゃないの? 称号にも【転生者】ってあるしさ。
 こういう時って寝たら神様的な奴が出てきて色々説明してくれたりするんだよね。わかってるよ、そんなに焦らさなくてもさ。昨日と一昨日はまだ準備ができてなかったんだろ? 皆まで言うな。俺は空気を読める奴なんだよ、そんな事で怒りゃしないって。
 じゃ、そゆ事でおやすみ。


 ドンドンドン!
 乱暴にドアを叩く音で目を覚ました。

 …ん? ここは? ……あ、集落の小屋か。……何も夢を見なかったね。

 ドンドンドン!!
 更に大きな音がした。

 あ、もしかして見張りの男か?

「はい、どうぞ」

「お? なんだ鍵をしてなかったのか、無用心な奴だな」
 そう言いながら見張りをしてた男が入ってきた。手には皮製の袋を持っていた。そして腰には俺の刀。なんでおっさんが俺の刀を差してんの?

 ボーっと刀を眺めていると男がすまなそうに言ってきた。
「お? あ、剣だな。すまんすまん、これは先に渡しておこう」
 そう言って刀を返してくれた。

「疑いが晴れた訳じゃねぇが、これを渡さないと儂の話が始められないからな。ま、儂の話はまだ後でいい。先にこれでも食え」
 男は革製の袋からパンと干し肉を出して渡してくれた。
 オレは腹が減ってたから有り難く頂く事にした。

「ん、んぐっ!」
「そんなに慌てて食わねぇでも取りゃしねーよ」がっはっはっは
 ちょっと待ってろ、と言って水を袋から出してくれた。
 別にがっついた訳じゃないんだよ。寝起きにパサパサのパンだから喉が詰まっただけなんだよ。
 俺は寝起きでもすぐ食べれる人だけど、このパンはカチカチでパサパサすぎるし美味くない。衛星の作ってくれるパンが食べたいよ。

 ! 汚い……

 コップも汚いが水も汚い。これを飲めってか。これは俺には無理だ、衛星に出してもらおう。

「水が飲みたい」

『Sir, yes, sir.』

 一昨日からずっと使っているコップを出してくれて、いつも通りに水を入れてくれた。
 ふ~、生き返ったー。

「お、お前、その水どっから出したんだ」
 男が驚いた顔で尋ねて来た。
 あれ? ダメだった? やっちゃったかな? 水ぐらいはいいと思ったんだけど、収納はマズかったか? 異世界って価値が高かったりするけど、収納アイテムなんかもあるんじゃないの?

「そうか、魔法を使うって言ってたな。収納魔法か、すげぇ魔法が使えるんだな」
 男は一人で納得している。
 収納魔法ね、当たってると思う。俺の魔法じゃないけどね。でも、やっぱりこのおっさんには衛星が見えてないみたいだな。

「じゃあ、荷物を落としたのってのは嘘だな」
 ギクッ! このおっさん意外と鋭い!

「いや、いいんだ。そこを詮索する気はないからそんなに身構えなくてもいい。そういう事なら儂も話がしやすくなったってもんだ」

 俺が食べ終えるのを待って、男は話を始めた。

 この男の名前はベンガームンド。この集落には二年前から住んでいるそうだ。
 最近、戦火がこの辺りまで来ていて、この集落に住む者もどんどん他所よそに逃げ出して行ってるそうで、この小屋も逃げた奴のものだったらしい。

 この集落は曰く付きの者が集まった集落で、誰が治めているとかは無い。
 犯罪者もいれば兵の徴収から逃げて来た者、借金で逃げて来た者や奴隷逃亡者などもいる。そんな奴らが集まって、最低限の協力を仕合い、お互いは深く干渉せずに生活をしている。
 この集落では特に決まりは無いが、見張りの当番だけは順番で回って来る。そんな集落だそうだ。

 食事も碌に摂れないが、餓死した者はいないそうで、周辺の森で取れた山菜や野菜、動物や魔物の肉などを食べて暮らしているとの事だった。

 で、この男、ベンガームンドの話の本題は、俺と一緒に逃げてくれという話だった。

「儂はもうここで骨を埋める気だったんだがな、昨日からトーライズの顔を見ねぇ。あいつも逃げやがったんだろうな。ここの連中は出て行く時に誰も挨拶なんてしやしねぇが、トーライズの奴だなら儂にぐらいは挨拶して行くと思ってたんだがな。ま、そういった集まりだからな。仕方ねぇや」
 仕方ないという割には、凄く残念そうに落ち込んでいる。
 まさかとは思うが、当たって無いと思いたいんだけど、そのトーライズって……

「昨日、見張りに行ったきり戻って来ねぇって事は、奴も逃げたんだろうな。逃げる時は皆、夜中にこっそり逃げるか見張りの当番の時に人知れず出て行くかだからな」

 やっぱりかー! 昨日の見張りがトーライズなんだな。ごめんなさい…俺が犯人です。正確には衛星ですが。

「ん? どうした? 坊主も残念がってくれるのか。甘ぇ奴だな、でもありがとよ」
 また勝手に勘違いしてくれたよ。ホント色々ゴメン。

「で、本題だ。坊主、お前儂と一緒に逃げてくれねぇか」
 え? どゆこと?
 驚いた顔をして黙っているとベンガームンドが説明してくれた。

「儂もこの集落には見切りを付けて出て行こうと思ったんだが、儂一人では森を抜けるにはちと荷が重い。それで協力者として一緒に行ってくれないかと頼んでるんだ」
 そうか、それで刀を返してくれたんだな。協力者ね、この集落にいるより、このおっさんといた方が色々と情報も教えてもらえそうだね。ここは乗っておいた方がいいかな。

「どうだ、坊主。お前もこの森を抜けて来たぐらいなんだ、この森の危険度は分かってんだろ? 儂も一人じゃ流石に無理だ。特に夜の森はな」
「はい、そうですね。魔物の多い森だと思ってました。でも、僕なんかでいいんですか?」
「儂の目は節穴じゃない。お前本当は仲間なんていないんだろ? 仲間を殺された奴ってのはもっと哀愁が漂ってるもんだぜ」

 色々と勘の鋭いおっさんだな、確かに哀愁は漂ってないかもな。元々仲間なんかいないしね。でも、中々鋭いね、結構できる奴なのかもね。

「どうだ、坊主。儂に協力してくれないか。お前は魔法が使えるみたいだから、夜の森でもなんとかなりそうだ。収納魔法まで使えるのを見て確信したぜ」
 夜の森? 暗いって事? 魔法で明るくするとか?

「夜は魔物が活発になる時間帯だ。昼の森なら儂でも一人で何とかなるかもしれねぇが、夜は流石に無理だ。だが、お前となら何とかなると儂の勘が言ってるぜ」
 ダメじゃん! 夜の森って昼より物騒なんだ。しかも勘って。でも、衛星達ならなんとかできるんだろうな。

「わかりました、一緒に行きましょう。でも、俺…いや、僕は本当に弱いですよ」
「ん? がっはっはっは、そんなに隠さんでいい。魔法が使えてそんな剣を持ってる奴が弱いはずが無い。それにそんな丁寧に話さなくてもいいぞ、儂の事はベンと呼んでくれていいからな」

 ホントに弱いんですけど。でも、気さくなおっさんだな。しかもこれは剣じゃなくて刀だからね。ここには刀って無いのかな?
 しかし、これから命をかけて森を抜けようとしてるとは思えないぐらい気軽な感じにも見えるよ。

「ありがとう、ベ…ベン。俺は星野ほしの衛児えいじって言うんだ、よろしく」
 いきなりおっさんを呼び捨てにするのは抵抗があったが、そこはニックネームと割り切ると、なんとか言えた。

 それから一時間後、行き先や道順などの相談をした後、俺とおっさんのベンは集落を抜け出して森へと入って行った。


    
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