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第02章 目指せレベル10
第19話 待望のレベルアップはしたのだが……
しおりを挟む結局、森の精霊マイアドーランセが従者になった。
でも、普通従者って言ったら、俺の中のイメージだと『ご主人様』とか言ってさ、言う事も聞いてくれてさ、俺の為に動いてくれたりするって思うじゃん。
なのにエイジって呼び捨てだし、文句は言うし。従者って感じじゃないね。
でも、うちの従者は九尾狐のクラマと森の精霊マイアドーランセ、通称マイア。
どっちもステータスは四桁、レベルは100オーバーどころではない。
偉そうにされるのは仕方が無いのかもしれないね。
その二人が俺に経験値を分けてくれて俺のレベルを上げてくれることになった。
因みにマイアの従者契約は俺の身に付けている物を何でもいいからあげる事だった。
普通は血とか髪とかって思うんだけど、そんなもんもらっても身に付けられないから貰っても困るって言われた。
で、便利そうだからと収納バッグをあげたんだけど、クラマも欲しいって言うから形を変えてマイアには内緒だと念をおしてあげたよ。
クラマのは収納バッグではなくて、リストバンドにした。小口が付いているやつ。
収納能力は少し落ちるけど、見た目だけで行くと全く別物。能力が落ちると言っても、山一個分ぐらいは楽に入るみたいなのでクラマも納得だ。
逆に、マイアには武器が無い。
本人は戦う事が無いので、精進はして来たけど必要無い物と言う。
でも、クラマに薙刀をあげてる事を伝えると、クレクレオーラ全開で詰め寄るのであげる事にした。
【鑑定】
―――風牙(槍)
ATC:1000
発動技:風牙閃
風牙閃:風の槍が飛び目標を貫く
風の槍が飛ぶ、ね。エアスラッシュばりに叫ばないと発動しないやつだろ、これ。
と、ここまで、ドキドキわくわくしながらそれぞれに渡すものを渡して、さぁレベルアップの時間です。
二人の話によると、【経験値譲渡】というのはレベルが低い者にこそ効果のある技で、レベルが上がれば上がるほど、経験値を貰っても効果は薄れるという話だ。
だから、今日レベリングをしたキッカ達には効果が薄いらしい。ま、繋がりが無いからあげる事も出来ないんだけどね。
で、片方から貰ってしまえば後の方は効果が薄れるという事で、二人同時にやってもらう事になった。
レベル10ずつ譲渡してくれる事になっている。レベル100オーバーどころでは無い二人からのレベル10の分を貰う。すんごい楽しみだ。
俺の目の前にクラマとマイアの二人が並んで座る。
そしてクラマが左手、マイアが俺の右手を取る。
彼女達は両手で俺の掌を握りしめ、そのまま胸の谷間に持って行く。
目を瞑り集中し、俯き、力が籠る。
おー! あー! 凄っごく力が漲って来るー!
これがレベルアップ⁉ おー! 凄っげー! あれ? あれあれ? 今度は力が抜けて来る。
疲れというか、脱力感が半端ない。なんだこれ、座ってるのに今にも倒れそうだ。
なんだこれ、まだ続くのか? まだ二人とも手を離さないけど、まだ続くの?
「だ、だめだ。た、倒れそう……」
俺はそう呟き、彼女達の間に身体を押し付けた。もう自分で支えてられないのだ。
「エイジ!」「エ・イ・ジ」
二人の間に倒れ込んだ俺に向かって叫んでくるが、返事ができない。
意識はあるんだけど、返事をするのも辛いぐらい疲弊している。
マイアが何かを呟き、手を俺に翳すと、徐々に体力が回復して来るのが分かる。
回復魔法でもしてくれてるんだろう。
いつもは衛星がしてくれてるのかもしれないけど、今の俺の状況は衛星にも分からないんだろう。衛星は何もしてないみたいだ。
ようやく自分で座れるぐらいに回復すると、クラマが説明してくれた。
「エイジ、すまぬ。其方のレベルが思ったより低すぎたのじゃ。レベルが上がってもHPは回復せぬから瀕死状態になってしもうたのじゃ。つい調子に乗ってしまってのぅ」
そういう事か、元々HPが14/14だから分母の部分だけがどんどん上がって行き、現存のHPがそのままだから、分子はそのまま。だから瀕死状態に近くなったって事か。
それなら俺のHPはどれだけになったんだ?14/100程度でも瀕死には近くなると思うけど、さっきの状態はマジヤバかったと思うんだけど。
『ステータスを見る』
――星見 衛児(人族):LV152 ♂ 16歳
HP:554/1822 MP:16/1687 ATC:1732 DFC:1712 SPD:1848
スキル:【鑑定】
武技:【刀】0/10【弓】1/10
魔法:――
称号:【転生者】【衛星の加護】
従者: クラマ(九尾狐)マイアドーランセ(森の精霊)
おおおお! レベル100超えー! キタ―――‼
HP1822って。そりゃ、そこまで上がったらMAXでもHP14しか無かったのに瀕死にもなるわ。
14/1822ってこういう事だろ? 死にかけじゃん!
しかし、レベルが100を超えるって、どんだけ経験値をくれたんだ。二人共大丈夫か?
「クラマ、マイア。二人共ありがとう。凄ーくレベルが上がったよ。二人共無理したんじゃないの?」
「妾は、ほんの20じゃ。ちょっと調子に乗って予定より多く渡したが、妾の方は問題無いぞえ」
「私もつい30渡してしまいましたが、私の力には何の影響もありませんよ」
おいおい、10ずつじゃなかったのかよ。クラマのレベルが263、マイアが577。という事は、20/263と、30/577を貰ったって事になるよな。
たぶん、クラマの20だけでも俺のレベルは50を超えてたと思うけど、マイアの30で100加算されたって感じだろうな。そりゃこれだけレベルも上がるわ。
しかもレベルが低いほうが効果が高いって言ってたし、レベル1だった俺には凄い効果があったのかもな。嬉し――!
確かに二人共、無理のない程度に譲ってくれたんだな。ステータスは少し下がった程度だよ。
「これぐらいじゃったら、さっき申しておったダンジョンに潜ればすぐに元に戻るぞよ」
「ダンジョンですか、私も久し振りに付いて行きましょう。まだ三桁の年の頃の修行時代依頼ですから楽しみです」
え? ダンジョンに行くの? それって漆黒大蛇がいるんだよ?
でも、この二人がいれば安心か?
今日はもう畑を見に行く時間も無いし、夕食を食べてゆっくり寝る事にしよう。俺のHP・MPも回復させたいしね。
食堂で夕食を摂った後は子供達と風呂だ。
俺も子供達と一緒に入る事にした。
子供は元気だね。でも、走るなとか、身体を洗ってから入るんだとか、身体を洗ったタオルは湯船に浸けるなとか、キチンと洗えて無い子には洗い方を教えたりとか、逆に疲れてしまった。
途中で俺が風呂に入ってることに気が付いたクラマとマイアが脱衣場に来た時には、もう俺が上がる時だった。
もう一度入りましょうって…誰とだよ。今、一緒に入ってた子の中にも女の子がいたよ。ギリギリアウトっぽい子もいたけど、言ってもまだ子供だ。
お前達は人間じゃないとはいえ大人だろ? 俺がいない時に子供達と入ってやってくれ。
で、キッカはまた一緒に来てるんだな。なんなんだよ、お前も。お前はこいつらを止めてくれなきゃダメじゃないか。
はぁ、風呂でゆっくりして疲れを取るつもりが、ものすごく疲れたよ。
その夜は、泥のように眠った。朝、目が覚めるまで全く何も気が付かなかったよ。
で? この状況はなに! 色々とツッコミどころが満載な状況を誰がどう説明してくれるんだろう。
まず、メンバーがクラマ、マイア、キッカ。で、俺。
クラマは人型だし、マイアと一緒にいて大丈夫なのかと心配してしまうよ。
大体マイアはなんでいるの? それよりキッカもなんでいるの? お前は部屋があるでしょ!
今日から別に家を衛星に建ててもらって、誰にも入れないようにしてから寝ようかな。
こんなんじゃ、気が休まらないよ。
でも、体調はいいな。昨日みたいなダルさは無いぞ。
ちょっと確かめてみよう。
『ステータスを見る』
――星見 衛児(人族):LV152 ♂ 16歳
HP:1822/1822 MP:1687/1687 ATC:1732 DFC:1712 SPD:1848
スキル:【鑑定】
武技:【刀】0/10【弓】1/10
魔法:――
称号:【転生者】【衛星の加護】
従者: クラマ(九尾狐)マイアドーランセ(森の精霊)
おっ、HPもMPも回復してる。一晩寝ると全回復するんだね。
だったら今日は予定通り行動できるな。
三人を起こし、少し説教をして、今日の予定を確認する。
朝一番に南の昨日作った畑を確認して、北のマイアがいた池に行く。
池に行ってダンジョンが確認できれば、そのままダンジョンに入る。
ダンジョンが見つからなければ、クラマ達は昨日の続き、俺とマイアは北側の畑で何かをする。
何かって畑を作るんだけど、作る作物については場所を見てからマイアに決めてもらう事にしたんだ。なんたって植物系のスペシャリストだからね。
朝食を摂り、俺を含めたキッカ、ケン、ヤスの『煌星冒険団』とクラマ、マイアの六人で南側の畑に行った。
畑の場所はすぐだから、間違えるはずは無いんだけど、どこにも昨日衛星に作ってもらった畑が見当たらない。
いや、見えてるんだけど信じたくない。
半分は森になってるし、もう半分も蔓がうじゃうじゃとなってて人が入れるようには見えない。
昨日は何も無い畑だったんだよ。俺、見たもん。
また衛星がなんかやった?
「ご満足いただけましたか?」
にこやかな笑顔でマイアが俺に言ってきた。
「え? えっと……これってマイアがやったの?」
「はい、昨夜エ・イ・ジがお休みの間にスキルを使いました。【豊穣】を使う事で植物の成長を促し、一気に収穫まで可能となりました。そうする事で、妖精も住みやすくしたのです。もう既にたくさんの妖精を呼んでおります」
妖精がいるの? あっ、なんか小さい羽の生えたのがちょこちょこ出てくる。あれが妖精?
でも、もうそのエ・イ・ジって呼び方は辞めてくれないかな。なんかウザいんだけど。
「後は妖精が管理しますので、作物を運ぶ物を用意してください」
作物を運ぶものね。馬車でいいと思うんだけど、これって小麦だよな? 稲穂だと思うんだけど高さが三メートルぐらいあるんだけど。
「あのー…ちょっとそこのマイアさん? ……これって小麦でいいんだよね?」
「はい、小麦です。茎の方はジャガイモですね」
小麦…だよな。小麦どころの高さじゃ無くなってるけどね。でも麦の粒は同じかな? 稲穂が沢山付いてるけど、大きさは通常の小麦と同じに見えるよ。日本の記憶では、小麦の記憶があるんだよな。どこで見たんだっけな。
そんな事より馬車の手配だね。
【星の家】に戻り、院長先生に付いて来てもらい、妖精を見てもらって、これから作物を運ぶのを手伝ってもらう事にした。だって、食べるのは【星の家】の人間だからね。それぐらいはやってもらうよ。
馬車はあるんだし、御者の練習にもなるからね。
その間に衛星に倉庫を作ってもらい、院長先生には荷台のままでいいから、倉庫まで運んでもらうように伝えた。
積み込むのは妖精がしてくれるだろうし、倉庫で下ろすのは大変だろうから、俺達が帰ってきたらやろうと思ってる。
俺もステータスが上がったから、それぐらい出来る楽に出来るだろうしね。
収穫は院長先生に任せて、俺達は池に。
マイアが封印されてたクリスタルがあった所が大きく変貌していた。
浮島のようになっていてた。
あひるボートに乗り、その浮島まで来てみると、地下への階段があった。
この階段を下りると、たぶんダンジョンになってるのかな?
昨日は、こんな事になってなかったからね。
あひるボートは四人乗りだから、二往復して、全員で階段の前に立った。
「どうする?」
「下りるに決まっておろう」
「そうですね、行きましょう」
「そ、そうね……」
「い、行くんですね?」
「マ、マジ行くっすか……」
俺の問いかけに、行くのは当たり前と答えるクラマとマイア。
それに対して、及び腰の三人。
クラマとマイアがいれば、少々の魔物が出ても大丈夫だよね?
目の前でビビってる人がいると、いつもよりはビビらなくても済むよ。
クラマが先頭で階段を下りていく。
続いてマイア、キッカ、ケン、ヤス、そして俺。
何気に殿って怖いのな。
階段を降りてみると、薄暗いが前が見えない程、真っ暗で前が見えないという事はなかった。ここが普通の洞窟ではない事が伺えた。
いつも通り、衛星にお願いして魔物から見えない明かりを灯してもらう。
やっぱり明るくなると安心感が違うね。さっきより気が楽になったよ。
で、何事も無く進んでいくんだけど、意外と広いというか、長かった。
一階層を終えるのに、一時間ぐらい掛かった。ただ、歩いてるだけなのに。
そう! 魔物なんかいなかったのだよ! いつも通りだ!
さっきの俺のドキドキを返してくれ!
何のためにレベルを上げてもらったんだか分かんねーよ!
これ以上は無駄だと判断して、引き返す事にした。
明日はクラマ達だけで行くように言って、帰る時にあひるボートをキッカに渡しておいた。
俺、もう行かねーし。
ダンジョンに行くために目指したレベル10。
そしてクラマとマイアのお陰で上がったレベル。
で、何が変わったのかというと……何も変わってないね。
なんでなんだよー! 衛星―――――!!
【第二章 完】
【第三章へと続く】
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