アリス・フィールドの異世界探索記

白凰院皇子

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探索者の思惑と冒険者たち

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 探索者たちはヤクモの噂を利用してアリスのことをどうにか探索者側に引き込めないか考え始めてているのだった。それというのも探索者の行先は大体遺跡か洞窟であるため不測の事態に対応出来る人間が必要で普段は冒険者とかに依頼を出すのだが依頼料も馬鹿に出来ないため自分たち側で賄えないか考え始めたのだった。

 「また、ヤクモの奴、冒険者と揉めたらしいぞ!」

 「相変わらずだなアイツは・・・」

 「私がなんだって?」

 「なんだ、ヤクモいたのか?今度はなにをやらかしたんだ!」

 「別にやらかしてなんてないわよ、ちょっと聞きたい事があったから聞いただけよ!」

 「おまえの聞き方が悪いのか探索者の印象が凄く悪いのは知ってるよなヤクモ?」

 同僚の探索者から自分のせいで探索者の印象が悪くなっていると言われたヤクモは否定出来ずに黙り込んでしまうのだった。それはヤクモ自身も今のやり方はあまり良くないのではと思っていたからである。

 そして冒険者たちもヤクモの行動に対してどう対処すべきかギルドと相談し始めていたのだった。その頃アリスはというと依頼を熟しつつある事を調べているのだった。ギルドにとっても突然帰って来る探索者が増えると冒険者とのトラブルが増えるため探索に行く前に必ず計画書を提出させていたのだが、それでも守らない探索者に対してなんらかのペナルティーを設けようと考えているのだった。
 

 
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