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26話
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「どうして・・・?いいの?」
困惑している顔を見せる舞に幸助は続けて言葉を言う
「別に生まれたから周りが不幸になっているってたまたまなんだろ?俺の弟なんて生まれながら前髪が長いと言うよく分からないことが起きているし、それとは違うんなら別にいいだろ」
弟の事を言って弟と違い、生まれながらに何か特徴があるってわけではない。周りが不幸だけになったから嫌われているとなれば浩介には関係ない話だった
「お前のことを気に入ったからな。可愛いし」
顔を赤くする舞
「かっかわ!?可愛い!?ちっ違うもん!私可愛くないもん!」
自分が可愛いなんて言われたことがなかったのかかなり顔を赤くしている
「あ?可愛いだろ。何を言ってんだお前・・・顔かなり整っているし、それで可愛くないって無理があるだろ」
美少女と呼べるくらいには可愛い容姿をしている舞。そんな舞が可愛くないなんて無理があると浩介は言う
「お前が可愛くないと自己評価低いみたいだが俺からしたら可愛い奴さ。っで?俺の提案を乗らないの?」
舞からしたらありがたい提案、彼女を守るためのような提案であり、彼女のことを気に入っている彼が欲しいと思った提案
断る理由がなかった、断ったら家から追放されて1人になってしまう。1人になりたくない彼女は浩介の提案に答える
「うん!貴方の妻になる!」
妻になると宣言する舞に早すぎるだろと思った浩介
だが、間違っていない。それと何か忘れていた
「早くね?あと、俺の名前言い忘れているような・・・俺の名前は菅原浩介。いっ言い忘れていたわ」
自分の名前を今更言う。そんな浩介を見て涙を拭いて笑顔を見せる舞
「浩介!」
「・・・そうだな」
抱きついてくる舞に頭を撫ぜる浩介。本人は気に入ったと言っているが
(言えねえよな・・・実はーーーなんて)
妹のように可愛がる浩介。あまりにも可愛い笑顔をする舞が浩介を強く抱きしめる
「浩介大好き!一緒にいようね!」
「ああ、そうだな」
笑って舞を抱きしめる
「お前は俺の物になった。これから何が起きようが俺の味方になってくれよ?じゃないと許さねえから」
「むう~!当たり前!浩介と永遠に一緒にいるもん!」
「それは無理じゃねえか・・・人間寿命があるし」
浩介は苦笑するのだった
ーーーーー
「ってなことがあったんだ」
「・・・・・・」
情報が足りなさすぎる。もっと情報が欲しかったがなんとなくーいや、分からないけど・・・母さんの父はクソ野郎ということが分かった
母さんのことを嫌っているのはそう言う意味なんだなって分かったけどそう言えば母さんの父と会ったことがないんだよな。もう亡くなったりしているのか?
「母さんと初めての出会いがお見合いなんだ・・・でも、どうして母さんに嫁になれって言ったの?」
「・・・・・・」
父さんは母さんの写真がある方向に目を向ける
「悠太に言うのは恥ずかしいが・・・彼女にはすでに言っているよ。
『一目惚れ』だったってさ」
「・・・・・・」
「あんな可愛い子なかなか見ないからさ。欲しいと思ったんだ、物は買えても人は買えない。彼女を手に入れるなら嫁にすればいいんじゃね?って思ったんだよ。それでお見合い成功したんだが・・・」
初めてのお見合いだったって話だけど何度もやっていたって話していたな。数日前の話で聞いていた、なら、どうして・・・
「あのクソ親父は複数人と結婚するように言ったんだよ」
「うわぁ・・・」
複数人と結婚?一夫多妻?父さんの時代にそんなことができるとは思えないんだけど・・・
「まあ、起きた度に断っていたからな。舞以外に嫁にする気はなかったし、中身がクソみたいな性格をしている奴らばっかりだったからね・・・やる度にお見合い相手に帰れって言ったのさ」
そりゃ、断るわな・・・俺は祖父ってやばい人しかいなくない?令和だから批判されるよってレベルじゃねえわ。やっていることが最悪すぎる。なんで今も生きているんだよと思ってしまうがなんでそんなことをするんだ?と同時に思う
やっていることが最悪すぎる本当に
そりゃ、父さんの小さい頃の性格が今の保護者に過保護に育て甘やされている子供みたいな性格になる理由が分かるわ
いや、父さんの場合はヤンキーに近いものだから今とは違うのかな?分からねえ・・・口は悪いみたいだけど
「その後どうなったんだ?」
「ああ、その後、お見合い成功となったんだが・・・彼女の父は彼女を追放した」
「・・・・・・は?」
「お見合い成功したから家にいる必要がないなんやら言って舞を白山一族から追放して俺の家に住むようになった。元々の目的は舞を一族から追放するためだったみたいでな・・・クソ野郎と思っていたがここまで酷いとはって思ったよ」
クソ野郎にきても酷すぎるだろ。母さんのことをなんだと思ったんだよ!
「そのクソ野郎って今生きているの?」
今生きているなら殴りに行く。母さんのために
「お見合いから1年しないうちに死んだ。白山家の屋敷が燃えて全焼、舞を除いた白山一族は屋敷の火事によって全員死亡すると言う事件が起きて亡くなったよ。因果応報だよ」
笑っている父さん。どうやら、その件についてザマアミロって思っているんだろうな。日本って怖すぎるだろ
「何が原因で火事になったの?」
俺は父さんに聞くと父さんは呆れた顔をしながら答えた
「舞の父親のタバコの火」
困惑している顔を見せる舞に幸助は続けて言葉を言う
「別に生まれたから周りが不幸になっているってたまたまなんだろ?俺の弟なんて生まれながら前髪が長いと言うよく分からないことが起きているし、それとは違うんなら別にいいだろ」
弟の事を言って弟と違い、生まれながらに何か特徴があるってわけではない。周りが不幸だけになったから嫌われているとなれば浩介には関係ない話だった
「お前のことを気に入ったからな。可愛いし」
顔を赤くする舞
「かっかわ!?可愛い!?ちっ違うもん!私可愛くないもん!」
自分が可愛いなんて言われたことがなかったのかかなり顔を赤くしている
「あ?可愛いだろ。何を言ってんだお前・・・顔かなり整っているし、それで可愛くないって無理があるだろ」
美少女と呼べるくらいには可愛い容姿をしている舞。そんな舞が可愛くないなんて無理があると浩介は言う
「お前が可愛くないと自己評価低いみたいだが俺からしたら可愛い奴さ。っで?俺の提案を乗らないの?」
舞からしたらありがたい提案、彼女を守るためのような提案であり、彼女のことを気に入っている彼が欲しいと思った提案
断る理由がなかった、断ったら家から追放されて1人になってしまう。1人になりたくない彼女は浩介の提案に答える
「うん!貴方の妻になる!」
妻になると宣言する舞に早すぎるだろと思った浩介
だが、間違っていない。それと何か忘れていた
「早くね?あと、俺の名前言い忘れているような・・・俺の名前は菅原浩介。いっ言い忘れていたわ」
自分の名前を今更言う。そんな浩介を見て涙を拭いて笑顔を見せる舞
「浩介!」
「・・・そうだな」
抱きついてくる舞に頭を撫ぜる浩介。本人は気に入ったと言っているが
(言えねえよな・・・実はーーーなんて)
妹のように可愛がる浩介。あまりにも可愛い笑顔をする舞が浩介を強く抱きしめる
「浩介大好き!一緒にいようね!」
「ああ、そうだな」
笑って舞を抱きしめる
「お前は俺の物になった。これから何が起きようが俺の味方になってくれよ?じゃないと許さねえから」
「むう~!当たり前!浩介と永遠に一緒にいるもん!」
「それは無理じゃねえか・・・人間寿命があるし」
浩介は苦笑するのだった
ーーーーー
「ってなことがあったんだ」
「・・・・・・」
情報が足りなさすぎる。もっと情報が欲しかったがなんとなくーいや、分からないけど・・・母さんの父はクソ野郎ということが分かった
母さんのことを嫌っているのはそう言う意味なんだなって分かったけどそう言えば母さんの父と会ったことがないんだよな。もう亡くなったりしているのか?
「母さんと初めての出会いがお見合いなんだ・・・でも、どうして母さんに嫁になれって言ったの?」
「・・・・・・」
父さんは母さんの写真がある方向に目を向ける
「悠太に言うのは恥ずかしいが・・・彼女にはすでに言っているよ。
『一目惚れ』だったってさ」
「・・・・・・」
「あんな可愛い子なかなか見ないからさ。欲しいと思ったんだ、物は買えても人は買えない。彼女を手に入れるなら嫁にすればいいんじゃね?って思ったんだよ。それでお見合い成功したんだが・・・」
初めてのお見合いだったって話だけど何度もやっていたって話していたな。数日前の話で聞いていた、なら、どうして・・・
「あのクソ親父は複数人と結婚するように言ったんだよ」
「うわぁ・・・」
複数人と結婚?一夫多妻?父さんの時代にそんなことができるとは思えないんだけど・・・
「まあ、起きた度に断っていたからな。舞以外に嫁にする気はなかったし、中身がクソみたいな性格をしている奴らばっかりだったからね・・・やる度にお見合い相手に帰れって言ったのさ」
そりゃ、断るわな・・・俺は祖父ってやばい人しかいなくない?令和だから批判されるよってレベルじゃねえわ。やっていることが最悪すぎる。なんで今も生きているんだよと思ってしまうがなんでそんなことをするんだ?と同時に思う
やっていることが最悪すぎる本当に
そりゃ、父さんの小さい頃の性格が今の保護者に過保護に育て甘やされている子供みたいな性格になる理由が分かるわ
いや、父さんの場合はヤンキーに近いものだから今とは違うのかな?分からねえ・・・口は悪いみたいだけど
「その後どうなったんだ?」
「ああ、その後、お見合い成功となったんだが・・・彼女の父は彼女を追放した」
「・・・・・・は?」
「お見合い成功したから家にいる必要がないなんやら言って舞を白山一族から追放して俺の家に住むようになった。元々の目的は舞を一族から追放するためだったみたいでな・・・クソ野郎と思っていたがここまで酷いとはって思ったよ」
クソ野郎にきても酷すぎるだろ。母さんのことをなんだと思ったんだよ!
「そのクソ野郎って今生きているの?」
今生きているなら殴りに行く。母さんのために
「お見合いから1年しないうちに死んだ。白山家の屋敷が燃えて全焼、舞を除いた白山一族は屋敷の火事によって全員死亡すると言う事件が起きて亡くなったよ。因果応報だよ」
笑っている父さん。どうやら、その件についてザマアミロって思っているんだろうな。日本って怖すぎるだろ
「何が原因で火事になったの?」
俺は父さんに聞くと父さんは呆れた顔をしながら答えた
「舞の父親のタバコの火」
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