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―閑話―
263話 尾行劇の終焉
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「さて、一応何をしていたか聞いて良いかい?」
竜崎の一言に、ハルム&クラウス、エーリカ、貴族令嬢達は目を泳がす。彼らの内心は「言えるわけない…」で一致していた。
が、状況が悪い。竜崎達に加え、さくら達からも視線が集中しているのだ。じわじわと心中追い詰められていく尾行者達。
と、その空気に耐えられなくなったのだろう。尾行者の中で唯一、(裏事情はどうであれ)『兄を止める』という大義名分を持った彼女…エーリカがハルム達をキッと睨んだ。
「兄様、クラウスさん!さくらさんを追うなど、はしたないことはお止めください!」
「えっ私!?」
突然名を出されビックリ仰天のさくら。その一方でハルムとクラウスは狼狽えていた。
「いや…私は別にさくらさんの『秘密』を探っていたわけでは…」
「ちょっ!?言うなハルム!」
慌ててクラウスがハルムの口を塞ぐが、その行動自体が自白同然。気づいたがもう遅い、彼らは全てを諦め刑の宣告を待つように目を瞑り首を垂れた。
「なんですの。ハルムさんの奇行…コホン、振舞いを止めようとしていただけでしたのね」
恋愛沙汰じゃないと知り、消沈する貴族令嬢達。それをメストが体よく解散させた。そして…。
「女の子を尾けるという行為、我が家名にどう影響するか知らぬ兄様ではありませんよね?」
ゴゴゴ…と音を立てているかと見紛うほどの怒気を背負ったエーリカ。そんな彼女の前にハルムとクラウスは正座させられていた。
「大体、以前もさくらさんにご迷惑をかけたのをお忘れですか!?お父様の前でさくらさんに謝罪したでしょう!」
「はい…」
「クラウスさんも!兄とご友人になってくださったのは感謝いたします。ですが、ならば止めてください!」
「はい…すみません…」
母親のように叱りつけるエーリカに、ハルムとクラウスは平身低頭。流石に見兼ねたさくらが止めに入った。
「あ、あのエーリカさん…。私は大丈夫ですから…」
「いいえ!さくらさんが良くても私が許しません。兄様達は朝方からずっとさくらさんをつけていたのですから!」
「えっ…」
ドン引くさくら。当然であろう。寝ぼけ眼で登校したあの時から今の今まで行動を見張られていたとなると流石にちょっと…。
と、流石に言われっぱなしなのは堪えたのだろう。釈明するかのようにクラウスが口を開いた。
「俺も悪いと思った。でも、気になってしまったんだ。さくら、お前の強さの源を。教えてくれ、『秘密』があるなら…!」
「私の…『秘密』…」
さくらは思わず復唱する。それがあるとするならば、『自身が異世界から来たこと』であろう。それを彼らに言って良いものか。思考を決めぬまま、彼女はぼうっと言葉を続けた。
「それは…むぐっ…!?」
が、さくらの口はパシッと止められる。それを行ったのは、エーリカだった。
「さくらさんが強いのに秘密は無いと思うけどなぁ。あぁ、魔力の保持量は普通の人の何倍も多いね。あとは日頃の努力とかかな?」
竜崎が適当に(事実ではあるが)誤魔化し、エーリカに睨まれながらハルムとクラウスは放逐される。一応それらしい秘密を聞いたハルム達はすごすごと去っていった。
―…行ったようだ。近くで耳を澄ましている様子もない。ではエーリカ。お前の番だぞ―
感知魔術を止め、くるりとエーリカの方を振り向くニアロン。彼女はエーリカの顔を覗き込むようにして問いかけた。
―ハルムの尾行をしていたのは大分前からだろう。少なくとも昼間からなのは知っている。何故、止めなかった?貴族の体面を気にするならば即座に止めるべきだろう。さくらを追っているということに気づいているなら猶更だ―
まだ何か隠しているだろう。ニアロンはそう詰め寄りながらエーリカの頬をむにむにと弄る。周囲の目、何よりも親愛なるメストの目もあり、エーリカは話す決意をした。
「ひゃかりまひた。おひゃなしします。ですが、その…」
ニアロンの拷問(?)から解放されたエーリカはちらりとネリー達を見て口ごもる。それに気づいた竜崎が彼女の目の高さに顔を降ろした。
「私になら話せる?」
コクンと頷いたエーリカは、竜崎に耳打ちで打ち明け始めた。
「……」ヒソヒソ
「―!? それはどこで? あぁなるほど…」
少しの間の内緒話。竜崎の相槌だけが聞こえる。と、話し終えたのか、竜崎はエーリカと顔を合わせにこりと微笑んだ。
「隠してくれていて有難う。この場にいる皆はそのことを知っている。打ち明けても大丈夫だよ」
「そうでしたか…! では…」
安堵した様子のエーリカは、メストとさくらの前へと進み出る。そして、深々と頭を下げた。
「さくらさん、メスト様。私はお二人に謝らなければいけないことがあるのです」
先程までの様子とは一転、公爵令嬢に相応しき礼儀に満ち溢れた姿勢にさくら達も身を固くする。
「お二人を招待させていただいた以前のパーティー。偶然とはいえ、私はお二人の会話を盗み聞きをしてしまいました。そして、さくらさんがリュウザキ先生と同じ『異世界からの来訪者』であることも知ってしまったのです」
「「「「!!!」」」」
一同、同時に息を呑む。特にさくらとメストの驚きはむべなるかな。まさかあの会話が聞かれていようとは…。
「心よりお詫び申し上げます。どんなお咎めも受ける所存でございますわ」
未だ頭を下げつつけるエーリカ。さくらとメストは顔を見合わせる。お互い、腹積もりが決まっていることを察し、さくらがエーリカの手を握った。
「気にしないでくださいエーリカさん!」
「許してくださるのですか…?」
「はい!勿論!」
さくらの底抜けな笑顔とメストの穏やかな表情に、エーリカは頬を緩ませる。しかしそれだけでは気が済まないのか、何か言いつけてくださいと頼み込んできた。
「えー…そうですね…。あ、じゃあ月並みですけど…私と友達になってください!『ちゃん』付けとかの仲で!」
「! はい、さくらちゃん!」
「良かった。そういうことだったんだね」
と、メストがほっと息をつく。気になったのか、竜崎が聞き返した。
「何がだい?」
「いえ、エーリカにさくらさんの話をすると毎回ちょっと暗い表情になっていて…きっとこの事が負い目だったんだね?」
「え、まあ、その…そうです!」
メストに問われたエーリカは妙な反応。と、彼女は急にさくらの手を掴んだ。
「さくらちゃん、ちょっとこちらに…!」
近くの本棚の陰にさくらを連れ込むエーリカ。驚いているさくらに向け、彼女は一つ質問をした。
「さくらちゃん、正直にお答えください。メスト様をどう思っておいでですか?」
「え…? えーと良い先輩だと…」
「本当にそれだけですか?」
ぐいっと詰め寄るエーリカにタジタジとなるさくら。埒が明かないと思ったのか、エーリカは少し言葉を誤魔化しながら問い直した。
「その…メスト様に恋慕というか…あいし…うぅん…」
「??? えっと、よくわからないんですけど…」
やはり首を捻るさくら。それを見て、エーリカは今までで最大級の安堵の息を吐いた。
…エーリカがハルム達を追っていた理由を思い出して欲しい。彼女は、さくらの名声が高まることにより親愛なるメストを奪られること、要は恋敵が強敵になることを恐れていたのだ。
そりゃ愛する貴公子から別の女性の話題が出れば表情を暗くするのも当然の事。しかし、さくらの返答を聞く限り彼女がメストに恋をしている様子はない。
ならばもう、不安はない。エーリカは改めてさくらの両手を握った。
「改めまして。これから友達としてよろしくお願いしますね、さくらちゃん」
「? うん!エーリカちゃん!」
竜崎の一言に、ハルム&クラウス、エーリカ、貴族令嬢達は目を泳がす。彼らの内心は「言えるわけない…」で一致していた。
が、状況が悪い。竜崎達に加え、さくら達からも視線が集中しているのだ。じわじわと心中追い詰められていく尾行者達。
と、その空気に耐えられなくなったのだろう。尾行者の中で唯一、(裏事情はどうであれ)『兄を止める』という大義名分を持った彼女…エーリカがハルム達をキッと睨んだ。
「兄様、クラウスさん!さくらさんを追うなど、はしたないことはお止めください!」
「えっ私!?」
突然名を出されビックリ仰天のさくら。その一方でハルムとクラウスは狼狽えていた。
「いや…私は別にさくらさんの『秘密』を探っていたわけでは…」
「ちょっ!?言うなハルム!」
慌ててクラウスがハルムの口を塞ぐが、その行動自体が自白同然。気づいたがもう遅い、彼らは全てを諦め刑の宣告を待つように目を瞑り首を垂れた。
「なんですの。ハルムさんの奇行…コホン、振舞いを止めようとしていただけでしたのね」
恋愛沙汰じゃないと知り、消沈する貴族令嬢達。それをメストが体よく解散させた。そして…。
「女の子を尾けるという行為、我が家名にどう影響するか知らぬ兄様ではありませんよね?」
ゴゴゴ…と音を立てているかと見紛うほどの怒気を背負ったエーリカ。そんな彼女の前にハルムとクラウスは正座させられていた。
「大体、以前もさくらさんにご迷惑をかけたのをお忘れですか!?お父様の前でさくらさんに謝罪したでしょう!」
「はい…」
「クラウスさんも!兄とご友人になってくださったのは感謝いたします。ですが、ならば止めてください!」
「はい…すみません…」
母親のように叱りつけるエーリカに、ハルムとクラウスは平身低頭。流石に見兼ねたさくらが止めに入った。
「あ、あのエーリカさん…。私は大丈夫ですから…」
「いいえ!さくらさんが良くても私が許しません。兄様達は朝方からずっとさくらさんをつけていたのですから!」
「えっ…」
ドン引くさくら。当然であろう。寝ぼけ眼で登校したあの時から今の今まで行動を見張られていたとなると流石にちょっと…。
と、流石に言われっぱなしなのは堪えたのだろう。釈明するかのようにクラウスが口を開いた。
「俺も悪いと思った。でも、気になってしまったんだ。さくら、お前の強さの源を。教えてくれ、『秘密』があるなら…!」
「私の…『秘密』…」
さくらは思わず復唱する。それがあるとするならば、『自身が異世界から来たこと』であろう。それを彼らに言って良いものか。思考を決めぬまま、彼女はぼうっと言葉を続けた。
「それは…むぐっ…!?」
が、さくらの口はパシッと止められる。それを行ったのは、エーリカだった。
「さくらさんが強いのに秘密は無いと思うけどなぁ。あぁ、魔力の保持量は普通の人の何倍も多いね。あとは日頃の努力とかかな?」
竜崎が適当に(事実ではあるが)誤魔化し、エーリカに睨まれながらハルムとクラウスは放逐される。一応それらしい秘密を聞いたハルム達はすごすごと去っていった。
―…行ったようだ。近くで耳を澄ましている様子もない。ではエーリカ。お前の番だぞ―
感知魔術を止め、くるりとエーリカの方を振り向くニアロン。彼女はエーリカの顔を覗き込むようにして問いかけた。
―ハルムの尾行をしていたのは大分前からだろう。少なくとも昼間からなのは知っている。何故、止めなかった?貴族の体面を気にするならば即座に止めるべきだろう。さくらを追っているということに気づいているなら猶更だ―
まだ何か隠しているだろう。ニアロンはそう詰め寄りながらエーリカの頬をむにむにと弄る。周囲の目、何よりも親愛なるメストの目もあり、エーリカは話す決意をした。
「ひゃかりまひた。おひゃなしします。ですが、その…」
ニアロンの拷問(?)から解放されたエーリカはちらりとネリー達を見て口ごもる。それに気づいた竜崎が彼女の目の高さに顔を降ろした。
「私になら話せる?」
コクンと頷いたエーリカは、竜崎に耳打ちで打ち明け始めた。
「……」ヒソヒソ
「―!? それはどこで? あぁなるほど…」
少しの間の内緒話。竜崎の相槌だけが聞こえる。と、話し終えたのか、竜崎はエーリカと顔を合わせにこりと微笑んだ。
「隠してくれていて有難う。この場にいる皆はそのことを知っている。打ち明けても大丈夫だよ」
「そうでしたか…! では…」
安堵した様子のエーリカは、メストとさくらの前へと進み出る。そして、深々と頭を下げた。
「さくらさん、メスト様。私はお二人に謝らなければいけないことがあるのです」
先程までの様子とは一転、公爵令嬢に相応しき礼儀に満ち溢れた姿勢にさくら達も身を固くする。
「お二人を招待させていただいた以前のパーティー。偶然とはいえ、私はお二人の会話を盗み聞きをしてしまいました。そして、さくらさんがリュウザキ先生と同じ『異世界からの来訪者』であることも知ってしまったのです」
「「「「!!!」」」」
一同、同時に息を呑む。特にさくらとメストの驚きはむべなるかな。まさかあの会話が聞かれていようとは…。
「心よりお詫び申し上げます。どんなお咎めも受ける所存でございますわ」
未だ頭を下げつつけるエーリカ。さくらとメストは顔を見合わせる。お互い、腹積もりが決まっていることを察し、さくらがエーリカの手を握った。
「気にしないでくださいエーリカさん!」
「許してくださるのですか…?」
「はい!勿論!」
さくらの底抜けな笑顔とメストの穏やかな表情に、エーリカは頬を緩ませる。しかしそれだけでは気が済まないのか、何か言いつけてくださいと頼み込んできた。
「えー…そうですね…。あ、じゃあ月並みですけど…私と友達になってください!『ちゃん』付けとかの仲で!」
「! はい、さくらちゃん!」
「良かった。そういうことだったんだね」
と、メストがほっと息をつく。気になったのか、竜崎が聞き返した。
「何がだい?」
「いえ、エーリカにさくらさんの話をすると毎回ちょっと暗い表情になっていて…きっとこの事が負い目だったんだね?」
「え、まあ、その…そうです!」
メストに問われたエーリカは妙な反応。と、彼女は急にさくらの手を掴んだ。
「さくらちゃん、ちょっとこちらに…!」
近くの本棚の陰にさくらを連れ込むエーリカ。驚いているさくらに向け、彼女は一つ質問をした。
「さくらちゃん、正直にお答えください。メスト様をどう思っておいでですか?」
「え…? えーと良い先輩だと…」
「本当にそれだけですか?」
ぐいっと詰め寄るエーリカにタジタジとなるさくら。埒が明かないと思ったのか、エーリカは少し言葉を誤魔化しながら問い直した。
「その…メスト様に恋慕というか…あいし…うぅん…」
「??? えっと、よくわからないんですけど…」
やはり首を捻るさくら。それを見て、エーリカは今までで最大級の安堵の息を吐いた。
…エーリカがハルム達を追っていた理由を思い出して欲しい。彼女は、さくらの名声が高まることにより親愛なるメストを奪られること、要は恋敵が強敵になることを恐れていたのだ。
そりゃ愛する貴公子から別の女性の話題が出れば表情を暗くするのも当然の事。しかし、さくらの返答を聞く限り彼女がメストに恋をしている様子はない。
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