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本編
04 ヒトリノヨル ※R18
「んう……っ……!はぁっ……あ!あっ……ん!」
あれから俊一に触れられた熱が夜になっても引かくことはなかった。どうしようもなくなって、はしたないと思いながらも柊は自らを慰めた。
ベッドの上でスウェットに下半身だけ裸になる。足を大胆に開き、そろりと股の間に手を伸ばして外気に晒された窄まりに、自身の指を侵入させる。
「あっ……!あぁっ……んぅ!」
ローションの滑りも手伝って、身体はすぐに快感を拾う。甘い声が漏れるのが止まらない。
「あっ!あ!っ……はぁっ、みなみ、さ……っ!」
自分の体内を暴いている指が、俊一のゴツゴツと男らしい指であったらどれだけ幸せなんだろう。
背徳感に震えながらも彼に前戯をされている妄想に浸りながら、アナルを拡げるように指を増やして刺激を続ける。
(気持ちいい……けどっ、足りない……っ!)
自分の細く頼りない指では満足できない。
あと一歩満たされないことに涙を浮かべながら、ローションのボトルを手に取り、ベッドからずり落ちるように床に降りた。
新しく買った吸盤タイプのディルドをふらつきながら床に押し付け、ピンと自立させる。
グチュグチュと下品な音を立てるくらいたっぷりのローションをかけて、真上からゆっくり腰を下ろす。
「ひぃ、っ!あっ、あ、ぁ……!あっ、っ!」
無機質なシリコンが容赦無く柊の胎内を押し広げていく。
まるで、いつも優しく笑う俊一に乱暴に暴かれているような感覚に陥り、心拍数が上昇していく。
「つっ!!あっ、ああぁっ……!?あ、だめっ!!」
ぐちゅんっ!と根元まで完全にディルドを飲み込んだ瞬間、柊の目の前が真っ白になった。
圧迫感に思わず涙を散らして天を仰ぐ。
「はあっ……あっ、はあっ……」
強すぎる快感で動けないでいると、頭の中で俊一の声が意地悪く響いてくる。
(ほら、北村さん。動かないとずっとこのままだけど……それで君はええの?)
「あっ……!だめ、れす……ぅ、動きま、しゅ……」
頭の奥で、俊一の声がかすかに響いている気がした。
その囁きに導かれるように、おそるおそる腰を動かしはじめる。
最初は、まるで触れることをためらう生娘のように、ぎこちなく震える動き。
けれど、身体の奥から湧き上がる熱が、それを許さなかった。
やがてブロンドの髪がふわりと揺れ、恥じらいを振り払うように、柊は腰を大きく振る。
何度も、何度も。
その動きに合わせて、快楽の波が身体の芯から広がっていく。
「あっ!ぃ……イくっ!!イぐぅッ!!…………っあ!みなみ、しゃ……!」
(なんや、もう出てまうの?……かわええねぇ)
「ひぐっ!……っ、あ、あぁん!!」
ぴゅくっ……!ぴゅるるっ……!
絶頂の波が最高潮に達した時、
柊は身体をのけぞらせて、渦巻いていた熱を吐き出した。
「あ……っ、あ!……はっ、はぅ……ん」
のけぞらせた勢いで、ずるんっ!とディルドが抜けた。
「ぁん……っ!」
そのまま、へなへなと床に崩れ落ちる。
乱れた息を整えながら、ひんやりとしたフローリングの感触に目を細めた。
火照った身体に、それがひどく心地よかった。
「……」
あれほど燃えるように熱を帯びていた体も、今はすっかり冷えてしまっている。
頭の中で鳴っていた俊一の声も、もうどこにも聞こえなかった。
ふと視線を落とすと、足元には床に散った痕と、濡れたままの玩具が転がっている。
現実が押し寄せてきて、ひとつ、ため息がこぼれた。
「……寝よ」
つぶやく声も、自分のものとは思えないほど乾いている。
ゆっくりと体を起こし、静かに、淡々と片付けに取りかかる。
俊一に告白するつもりは、なかった。
そもそも、ただのインタビュアーとライターという関係。
まだ出会って日も浅いというのに、こんなにも惹かれている自分が不思議で仕方ない。
それに、もし気持ちを伝えてしまったら、きっと相手を困らせる。
たった一度の告白で、俊一のあのやわらかな笑顔も、美味しいおはぎも――すべて失ってしまうかもしれない。
(だったら、いっそ……)
久々に、手頃な男性と出会ってみようか。
そんな考えが一瞬、脳裏をかすめた。
けれど、それなりに歳を重ねた今となっては、軽々しく誰かの体温を求める気持ちにもなれなかった。
代わりの誰かで満たせるような想いではないことを、自分が一番わかっていた。
淡々と後片付けを済ませ、布団にもぐり込む。
清潔なリネンとやわらかな毛布にくるまれているのに、どこか満たされない。
静かな寝室。明かりを落として目を閉じても、胸の奥がざわついて眠れそうになかった。
その夜は、どうしようもなく――寒くて、寒くて、仕方がなかった。
あれから俊一に触れられた熱が夜になっても引かくことはなかった。どうしようもなくなって、はしたないと思いながらも柊は自らを慰めた。
ベッドの上でスウェットに下半身だけ裸になる。足を大胆に開き、そろりと股の間に手を伸ばして外気に晒された窄まりに、自身の指を侵入させる。
「あっ……!あぁっ……んぅ!」
ローションの滑りも手伝って、身体はすぐに快感を拾う。甘い声が漏れるのが止まらない。
「あっ!あ!っ……はぁっ、みなみ、さ……っ!」
自分の体内を暴いている指が、俊一のゴツゴツと男らしい指であったらどれだけ幸せなんだろう。
背徳感に震えながらも彼に前戯をされている妄想に浸りながら、アナルを拡げるように指を増やして刺激を続ける。
(気持ちいい……けどっ、足りない……っ!)
自分の細く頼りない指では満足できない。
あと一歩満たされないことに涙を浮かべながら、ローションのボトルを手に取り、ベッドからずり落ちるように床に降りた。
新しく買った吸盤タイプのディルドをふらつきながら床に押し付け、ピンと自立させる。
グチュグチュと下品な音を立てるくらいたっぷりのローションをかけて、真上からゆっくり腰を下ろす。
「ひぃ、っ!あっ、あ、ぁ……!あっ、っ!」
無機質なシリコンが容赦無く柊の胎内を押し広げていく。
まるで、いつも優しく笑う俊一に乱暴に暴かれているような感覚に陥り、心拍数が上昇していく。
「つっ!!あっ、ああぁっ……!?あ、だめっ!!」
ぐちゅんっ!と根元まで完全にディルドを飲み込んだ瞬間、柊の目の前が真っ白になった。
圧迫感に思わず涙を散らして天を仰ぐ。
「はあっ……あっ、はあっ……」
強すぎる快感で動けないでいると、頭の中で俊一の声が意地悪く響いてくる。
(ほら、北村さん。動かないとずっとこのままだけど……それで君はええの?)
「あっ……!だめ、れす……ぅ、動きま、しゅ……」
頭の奥で、俊一の声がかすかに響いている気がした。
その囁きに導かれるように、おそるおそる腰を動かしはじめる。
最初は、まるで触れることをためらう生娘のように、ぎこちなく震える動き。
けれど、身体の奥から湧き上がる熱が、それを許さなかった。
やがてブロンドの髪がふわりと揺れ、恥じらいを振り払うように、柊は腰を大きく振る。
何度も、何度も。
その動きに合わせて、快楽の波が身体の芯から広がっていく。
「あっ!ぃ……イくっ!!イぐぅッ!!…………っあ!みなみ、しゃ……!」
(なんや、もう出てまうの?……かわええねぇ)
「ひぐっ!……っ、あ、あぁん!!」
ぴゅくっ……!ぴゅるるっ……!
絶頂の波が最高潮に達した時、
柊は身体をのけぞらせて、渦巻いていた熱を吐き出した。
「あ……っ、あ!……はっ、はぅ……ん」
のけぞらせた勢いで、ずるんっ!とディルドが抜けた。
「ぁん……っ!」
そのまま、へなへなと床に崩れ落ちる。
乱れた息を整えながら、ひんやりとしたフローリングの感触に目を細めた。
火照った身体に、それがひどく心地よかった。
「……」
あれほど燃えるように熱を帯びていた体も、今はすっかり冷えてしまっている。
頭の中で鳴っていた俊一の声も、もうどこにも聞こえなかった。
ふと視線を落とすと、足元には床に散った痕と、濡れたままの玩具が転がっている。
現実が押し寄せてきて、ひとつ、ため息がこぼれた。
「……寝よ」
つぶやく声も、自分のものとは思えないほど乾いている。
ゆっくりと体を起こし、静かに、淡々と片付けに取りかかる。
俊一に告白するつもりは、なかった。
そもそも、ただのインタビュアーとライターという関係。
まだ出会って日も浅いというのに、こんなにも惹かれている自分が不思議で仕方ない。
それに、もし気持ちを伝えてしまったら、きっと相手を困らせる。
たった一度の告白で、俊一のあのやわらかな笑顔も、美味しいおはぎも――すべて失ってしまうかもしれない。
(だったら、いっそ……)
久々に、手頃な男性と出会ってみようか。
そんな考えが一瞬、脳裏をかすめた。
けれど、それなりに歳を重ねた今となっては、軽々しく誰かの体温を求める気持ちにもなれなかった。
代わりの誰かで満たせるような想いではないことを、自分が一番わかっていた。
淡々と後片付けを済ませ、布団にもぐり込む。
清潔なリネンとやわらかな毛布にくるまれているのに、どこか満たされない。
静かな寝室。明かりを落として目を閉じても、胸の奥がざわついて眠れそうになかった。
その夜は、どうしようもなく――寒くて、寒くて、仕方がなかった。
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