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第150話 希望の光5
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身の程をわきまえず調子に乗ったら大炎上(体が)した件
世の中にはリスク無く都合のいいことなんてあり得ないゴブ
ここは反省して神様なんぞにはならずに慎ましくこの世界で一匹のゴブリンとして背のびをせずに日々を謳歌するのが一番だゴブ
何度か悪行ポイントを溜めて大奇跡を起こすべく頑張ろうとしたこともありました
しかし!どんなに凶悪な犯罪(本人目線)を起こしてみても多少の悪行ポイントを稼げた何倍も善行ポイントが加算され常にポイントは0の状態に
心が折れたわたしは神になるのをあきらめて少しだけ聖魔法が使えるただのゴブリンとして生きることを決めたのでした
「ミセッティ、まだ頑張れば出来ることもあるかもしれませんよ!立派な邪神になれるよう私たちも一緒に考えますから!」
「ゴブ・・・」(ありがとうゴブ、でももう何をやればいいのか分からないゴブ)
ううっ、アイラお嬢様はいつも優しいゴブな・・・
落ちこぼれの邪神くずれのわたしにもこんなに優しい言葉をかけてくれるなんて
わたしなんてこの世に誰からも必要とされていないちっぽけな存在
まるでスタンピート中のゴブリンのようなもんだゴブ・・・
「度重なる善行の加算で完全に自己肯定感を失っていますわね、可哀そうに」
「元々ゴブリンだからちっぽけな存在だったのでは?」
「こらこらカタリナ、思っていても口に出してはいけません、本人は結構今回の世界を救えなかったことを気にして落ち込んでいるようですから」
今日も朝の体操とランニングをしたらオタさんに挨拶して世界樹を浄化してから通常の業務に戻ろう
わたしが出来ることはそこまでゴブ・・・
「世界樹を浄化して回復させているゴブリンなんて他にはいませんけどね」
「ミセッティの自称”悪行”のおかげで我が領は城壁から建物、地下水路まで祝福されて瘴気の影響どころか魔物一匹見当たりませんからね」
「おかげで各地に配る聖水や浄化の魔道具の出荷に大忙しですよ!コスタリア産の野菜を食べれば汚染された体も回復するだの、果ては我が領の建物を解体したガレキや畑の土まで販売されているなどという噂もあります、これでは本当に聖地扱いされかねませんよ」
「そこはホーリーウォーター卿に上手く捌いてもらいましょう」
現在コスタリア領とそこに隣接するホーリーウォーター領に全国から商人が押し寄せて聖水、聖遺物(ガレキ)、聖土(畑の土)を購入している
さらには聖銀貨と呼ばれる銀貨を模した強力な浄化の効果を持つ魔道具が高値で取引されているという噂もあり各地の豪商達が血眼になって集まってきているのだった
王都とコスタリア領への街道が浄化されており瘴気と魔物の影響が全くないこともさらに商人たちの往来を活発化させている
「ドノバン~これじゃホントに世界中の金貨がうちに集まっちゃうかもね、ぐひひ」
「マジで冗談になっていないからやめろ!それとその下品な笑いを直してくれ」
「この世の終わりがくれば金貨なんぞ意味をなさないというに、商人という者達は業が深くたくましいものじゃのう、しかしこのことを見越してか王都への街道を先んじて浄化してくれた花と緑の聖女様のご慧眼は素晴らしいものじゃ」
「セレス・・・てめぇも『この瘴気ビジネスは笑いが止まらんわい』などとのたまっていたじゃねぇか、聖職者なんだから発言には注意してくれよな」
「おヌシも相変わらず真面目じゃのう、皆が幸せになるのが女神様の望みなのじゃ」
~~~~~~~~
コスタリア領は瘴気災害による商機で盛り上がっているようだが他の地域では被害が甚大なものとなっていて深刻らしい
オタさんと毎日、世界樹を通して各地の状況を簡単に説明してもらっている
「各地の状況は芳しくないね・・・秋の収穫祭の後だったから作物が汚染される前に収穫していて保管できていたのは幸運だったとはいえ次の春の作付けは絶望的だよ、森に狩りや採集にも出かけられないし海の漁も出来ないようだね、今は各都市に籠城して人的な被害は最小限にとどめられているけど・・・この状況が続けば地獄の始まりだよ」
「食料が少なくなれば地位の低い者、力の弱い者から順に街から追い出されたり残りの食料を巡って暴動が起こるということでしょうか」
「しかもこれが一度の季節的な飢饉であれば我慢の希望が持てるけど続くとなれば・・・ただ無くなっていく食料を最後まで食べつくして自滅していく恐ろしい未来しかないよ、コスタリア領だけは残れるかもしれないけど」
「それはそれで我が領への侵略と強奪が始まりそうでどのみち地獄の始まりですね」
「ゴブ~」(こんな状況なのに女神様はまだ動けないゴブか)
「そう、もうセレスティア様に頼ってもいい危機的状況だと思うんだよね、それで今日は僕が今まで溜めた管理者ポイントを使って女神様に直談判の通信をしようと思う、ミセッティも一緒に参加してくれよ」
どうやらオタさんと他の管理者さんたちが女神様への通信を予定しているらしい
世界樹ネットワークで繋げて皆で情報共有するようだ、ZOOM会議かな?
女神様の画面は真っ暗で画面オフ、サウンドオンリーになっています
『あーあー、本日は晴天なりー、皆さま私の声が聞こえていますかー?』
晴天じゃねーよ!こっちは瘴気の暗雲でどんよりだよ!と全員が突っ込んだよころで会議が始まったようだ
「女神様、こちらの状況はほぼ把握されているかと思います、この瘴気災害が一過性のものでなく今後もしばらく続くのであれば人的被害、文化的な損害も甚だしく大きくなる見込みです、眷属神様たちのお力添えもいただいておりますが出来れば女神様の御力も賜りたく今回の会議の議題とさせていただいております」
オタさんがどこかの上場企業の営業マンのようでかっこいいぞ
『被害状況は把握しています・・・ただ原因の瘴気がなぜこんなにも発生しているのかは現地管理者にて調査中でありはっきりと分かっていません、もうしばらくの辛抱をお願いすることになるかと思います』
「原因の調査はもちろん必要ですが、土地の汚染拡大がかなり深刻です、女神様の奇跡など発動させていただくことはまだ許されないのでしょうか」
『ご存じの通り創造神の現地への直接介入は原則禁止されているのです、今回の瘴気汚染はこの星にある5つの大陸のうちあなた方の住まう1つで発生しているだけなのです、この場合は人類絶滅の危機という条件には当てはまりません、なんとか現地での当人たちだけで対応してもらうしかないのです、私としても一番発展しているこの大陸が死の大地になり果てることはどうしても避けたいのですが・・・』
くっ!このお役所仕事しかできない中間管理職みたいなことを~
声の感じからして本当に心配してくれているのは分かるが規則とかどうでもいいだろ
どちらにせよ現時点では創造神セレスティア様の介入は不可能ってことだな
眷属神様たちですら加護を与えるだけが許されて直接に力を行使できないしな
「ゴブ~」(なんとか女神様に助けてもらいたいゴブ、他の条件はなんだっけ)
『その他の条件としては私や眷属神の存在を脅かす事案が発生したり別世界からの創造神からの介入があって同レベルでの対抗措置が必要になった時などですね、どちらも神々どうしでの諍いを前提としている条件で現地での問題は現地で解決させるのが鉄則です、どんなに悪政で民が苦しんでも戦争で多くの命が失われてもそれも歴史の一部として神としては少しだけ導く程度しか許されていないのです』
女神様がわたしの疑問に答えてくれた
こんな小さなわたしがふと頭によぎることまで把握できるほど万能なのに力を行使できないって神界の規則も面倒ゴブな
「ゴブ」(眷属神が存在を脅かすって、神様が死ぬほどのことなんてないよな)
神様になってから死ぬような目にあうってどんな状況だよ、あり得ないだろ
神様になってから死ぬなんて・・・存在が消えそうになるなんてこと・・・
・・・あれ?最近どこかでそんなことを聞いたような気がするゴブ
「ゴブー!?」(おおー!?最近わたしは死にかけたゴブ!)
「きゃっ!?なになに?どうしたのミセッティ、急に大きな声を出して」
セレスティア様を地上に呼び出す方法・・・気付いてしまったかもしれないゴブ
「ゴブゴブ」(セレスティア様、眷属神になるにはどうすればいいゴブ)
『え~、私の眷属神になるのに特に大きな条件は付けてないわよ、でも最低でも信者登録数1000人を超えてて収益化済みで自立しているのが条件かな~15級からでも申請がくれば受け入れるつもりよ~はっっ!?まさか?』
信者登録数とか収益化とかってもろにユーチューバーみたいだな
個人ユーチューバーが企業にチャンネル登録数ごと移籍するみたいな話だゴブ
ふ~・・・やはりここは神様であって神様でない、まだ肉体を持つわたしが女神降臨の条件を満たしてやらなければいけないようだゴブ
世の中にはリスク無く都合のいいことなんてあり得ないゴブ
ここは反省して神様なんぞにはならずに慎ましくこの世界で一匹のゴブリンとして背のびをせずに日々を謳歌するのが一番だゴブ
何度か悪行ポイントを溜めて大奇跡を起こすべく頑張ろうとしたこともありました
しかし!どんなに凶悪な犯罪(本人目線)を起こしてみても多少の悪行ポイントを稼げた何倍も善行ポイントが加算され常にポイントは0の状態に
心が折れたわたしは神になるのをあきらめて少しだけ聖魔法が使えるただのゴブリンとして生きることを決めたのでした
「ミセッティ、まだ頑張れば出来ることもあるかもしれませんよ!立派な邪神になれるよう私たちも一緒に考えますから!」
「ゴブ・・・」(ありがとうゴブ、でももう何をやればいいのか分からないゴブ)
ううっ、アイラお嬢様はいつも優しいゴブな・・・
落ちこぼれの邪神くずれのわたしにもこんなに優しい言葉をかけてくれるなんて
わたしなんてこの世に誰からも必要とされていないちっぽけな存在
まるでスタンピート中のゴブリンのようなもんだゴブ・・・
「度重なる善行の加算で完全に自己肯定感を失っていますわね、可哀そうに」
「元々ゴブリンだからちっぽけな存在だったのでは?」
「こらこらカタリナ、思っていても口に出してはいけません、本人は結構今回の世界を救えなかったことを気にして落ち込んでいるようですから」
今日も朝の体操とランニングをしたらオタさんに挨拶して世界樹を浄化してから通常の業務に戻ろう
わたしが出来ることはそこまでゴブ・・・
「世界樹を浄化して回復させているゴブリンなんて他にはいませんけどね」
「ミセッティの自称”悪行”のおかげで我が領は城壁から建物、地下水路まで祝福されて瘴気の影響どころか魔物一匹見当たりませんからね」
「おかげで各地に配る聖水や浄化の魔道具の出荷に大忙しですよ!コスタリア産の野菜を食べれば汚染された体も回復するだの、果ては我が領の建物を解体したガレキや畑の土まで販売されているなどという噂もあります、これでは本当に聖地扱いされかねませんよ」
「そこはホーリーウォーター卿に上手く捌いてもらいましょう」
現在コスタリア領とそこに隣接するホーリーウォーター領に全国から商人が押し寄せて聖水、聖遺物(ガレキ)、聖土(畑の土)を購入している
さらには聖銀貨と呼ばれる銀貨を模した強力な浄化の効果を持つ魔道具が高値で取引されているという噂もあり各地の豪商達が血眼になって集まってきているのだった
王都とコスタリア領への街道が浄化されており瘴気と魔物の影響が全くないこともさらに商人たちの往来を活発化させている
「ドノバン~これじゃホントに世界中の金貨がうちに集まっちゃうかもね、ぐひひ」
「マジで冗談になっていないからやめろ!それとその下品な笑いを直してくれ」
「この世の終わりがくれば金貨なんぞ意味をなさないというに、商人という者達は業が深くたくましいものじゃのう、しかしこのことを見越してか王都への街道を先んじて浄化してくれた花と緑の聖女様のご慧眼は素晴らしいものじゃ」
「セレス・・・てめぇも『この瘴気ビジネスは笑いが止まらんわい』などとのたまっていたじゃねぇか、聖職者なんだから発言には注意してくれよな」
「おヌシも相変わらず真面目じゃのう、皆が幸せになるのが女神様の望みなのじゃ」
~~~~~~~~
コスタリア領は瘴気災害による商機で盛り上がっているようだが他の地域では被害が甚大なものとなっていて深刻らしい
オタさんと毎日、世界樹を通して各地の状況を簡単に説明してもらっている
「各地の状況は芳しくないね・・・秋の収穫祭の後だったから作物が汚染される前に収穫していて保管できていたのは幸運だったとはいえ次の春の作付けは絶望的だよ、森に狩りや採集にも出かけられないし海の漁も出来ないようだね、今は各都市に籠城して人的な被害は最小限にとどめられているけど・・・この状況が続けば地獄の始まりだよ」
「食料が少なくなれば地位の低い者、力の弱い者から順に街から追い出されたり残りの食料を巡って暴動が起こるということでしょうか」
「しかもこれが一度の季節的な飢饉であれば我慢の希望が持てるけど続くとなれば・・・ただ無くなっていく食料を最後まで食べつくして自滅していく恐ろしい未来しかないよ、コスタリア領だけは残れるかもしれないけど」
「それはそれで我が領への侵略と強奪が始まりそうでどのみち地獄の始まりですね」
「ゴブ~」(こんな状況なのに女神様はまだ動けないゴブか)
「そう、もうセレスティア様に頼ってもいい危機的状況だと思うんだよね、それで今日は僕が今まで溜めた管理者ポイントを使って女神様に直談判の通信をしようと思う、ミセッティも一緒に参加してくれよ」
どうやらオタさんと他の管理者さんたちが女神様への通信を予定しているらしい
世界樹ネットワークで繋げて皆で情報共有するようだ、ZOOM会議かな?
女神様の画面は真っ暗で画面オフ、サウンドオンリーになっています
『あーあー、本日は晴天なりー、皆さま私の声が聞こえていますかー?』
晴天じゃねーよ!こっちは瘴気の暗雲でどんよりだよ!と全員が突っ込んだよころで会議が始まったようだ
「女神様、こちらの状況はほぼ把握されているかと思います、この瘴気災害が一過性のものでなく今後もしばらく続くのであれば人的被害、文化的な損害も甚だしく大きくなる見込みです、眷属神様たちのお力添えもいただいておりますが出来れば女神様の御力も賜りたく今回の会議の議題とさせていただいております」
オタさんがどこかの上場企業の営業マンのようでかっこいいぞ
『被害状況は把握しています・・・ただ原因の瘴気がなぜこんなにも発生しているのかは現地管理者にて調査中でありはっきりと分かっていません、もうしばらくの辛抱をお願いすることになるかと思います』
「原因の調査はもちろん必要ですが、土地の汚染拡大がかなり深刻です、女神様の奇跡など発動させていただくことはまだ許されないのでしょうか」
『ご存じの通り創造神の現地への直接介入は原則禁止されているのです、今回の瘴気汚染はこの星にある5つの大陸のうちあなた方の住まう1つで発生しているだけなのです、この場合は人類絶滅の危機という条件には当てはまりません、なんとか現地での当人たちだけで対応してもらうしかないのです、私としても一番発展しているこの大陸が死の大地になり果てることはどうしても避けたいのですが・・・』
くっ!このお役所仕事しかできない中間管理職みたいなことを~
声の感じからして本当に心配してくれているのは分かるが規則とかどうでもいいだろ
どちらにせよ現時点では創造神セレスティア様の介入は不可能ってことだな
眷属神様たちですら加護を与えるだけが許されて直接に力を行使できないしな
「ゴブ~」(なんとか女神様に助けてもらいたいゴブ、他の条件はなんだっけ)
『その他の条件としては私や眷属神の存在を脅かす事案が発生したり別世界からの創造神からの介入があって同レベルでの対抗措置が必要になった時などですね、どちらも神々どうしでの諍いを前提としている条件で現地での問題は現地で解決させるのが鉄則です、どんなに悪政で民が苦しんでも戦争で多くの命が失われてもそれも歴史の一部として神としては少しだけ導く程度しか許されていないのです』
女神様がわたしの疑問に答えてくれた
こんな小さなわたしがふと頭によぎることまで把握できるほど万能なのに力を行使できないって神界の規則も面倒ゴブな
「ゴブ」(眷属神が存在を脅かすって、神様が死ぬほどのことなんてないよな)
神様になってから死ぬような目にあうってどんな状況だよ、あり得ないだろ
神様になってから死ぬなんて・・・存在が消えそうになるなんてこと・・・
・・・あれ?最近どこかでそんなことを聞いたような気がするゴブ
「ゴブー!?」(おおー!?最近わたしは死にかけたゴブ!)
「きゃっ!?なになに?どうしたのミセッティ、急に大きな声を出して」
セレスティア様を地上に呼び出す方法・・・気付いてしまったかもしれないゴブ
「ゴブゴブ」(セレスティア様、眷属神になるにはどうすればいいゴブ)
『え~、私の眷属神になるのに特に大きな条件は付けてないわよ、でも最低でも信者登録数1000人を超えてて収益化済みで自立しているのが条件かな~15級からでも申請がくれば受け入れるつもりよ~はっっ!?まさか?』
信者登録数とか収益化とかってもろにユーチューバーみたいだな
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