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のんびり高速移動旅
135、テンプレ先の令嬢 15(相談)
ここで悪党登場するなら、超特急のほほんブラブラ旅じゃなくなりそうな……あれ?デビーズ?
ふっと、読んだ記憶が掠めて、ジンケットから溜め込んでいるペレパーをドサリと机に並べて、記憶と合わせる。
「コウ?」
「デビーズ?……んっ?あれ?」
少しの間、バサバサとペレパーを捲る音が部屋を満たす。
「……あった!デビーズって、正式にはデビー……ノクタマンスタイナーズじゃね?」
なんとか間違えずに名前を読み、その記事をユリルに突き付けると、ユリルが息を呑んだ。
「あっ!それ、それにその人、いつも仕事の時に頭からの伝言伝えてくれてた人」
そこには、2つの絵が書かれていた。
一つは、バツにSを横にしてぶっ刺したようなマークが書かれている絵。
もう一つは、目が閉じてるかのように細く、痩せた髪の長い人の肖像画。
「……極悪一味、デビーノクタマンスタイナーズの頭を逮捕?えっ?捕まった。頭?この人が?」
「名前なげーって思って覚えてたんだよ。これって、頭の名前そのものたから、通称デビーズって呼ばれるって、ほらここ」
『デビーノクタマンスタイナーズの頭、デビーノクタマン・スタイナーズを逮捕。デビーノクタマンスタイナーズ、通称デビーズは、約三年前、現アエモンクロ国勇者である、当時ハウスベルクス伯爵の反対派に依頼され……』
「なっ、デビーズだろ?……んっ?三年前?勇者?ハウスベルクス伯爵?あれ?これって?」
リンに、向くと少し驚いた顔をしていた。
「ライライナ、勇者になってたんだな。知らなかったよ。んっ?伯爵のことか?領主は大抵は伯爵の位だが、教えなかったか?」
聞いたような気もするが、位を持つ貴族なんかに会うことはないだろうと聞き流していた。
「さいでっか、えーっとまた今度詳しく、よろ」
「ああ、分かった。……さて、ユリル」
「あっ、はい」
「今後のことは、俺一人で決めるものではない。まずは……」
本当に今回はリンが活躍しまくった。
その後も、当事者達に説明したりと、色々と動いたリン。
俺はと言うと、任せたと部屋に戻り、ポェーっとしようと思っていた。
なのに、何故かの来客中。
目の前には、一人に戻った婚約者と近侍の二人。
「あの、貴方様が聖女様とライライナ様より伺いまして、ご相談に上がりました」
そう言えば、婚約者の声を聞いたのはこれが初めて。
「そう言われるの嫌だけど、そうみたい」
そして、俺個人相手に相談事なんてことも初めて、こっちに来てからホント初めてばっか。
「そうでしたか、失礼致しました。……あの……」
戸惑っているが、ここにいる時点で間違ってると思う。
「決めてることがあるなら、突き進めなよ。俺に聞くより本人に話したほうが早いと思うけど。それとも背中押されたいだけ?」
少し投げやりに言うと、婚約者はビクリッと肩を震わせ、近侍が俺をキッと目力を強く見た。
「多分、令嬢知ってぞ、お前らのこと」
婚約破棄された令嬢や伯爵ものは、漫画で読んだことある。
冒険モノの合間に、いろんなざまぁ系とか、紅生姜的な箸休めとして楽しんできた。
色々見たからこそ、他人の婚約者を横取りなんて、そんなのに加担する気はない。
ちなみに、普通の恋愛漫画や恋愛シュミレーションゲームはあまり好きではない。
と〇メモやほかにも何個かはやったことあるが、恋愛系やエロゲのフロ埋めスチ埋めは、飽きがきてしまう。
漫画でも、婚約破棄ざまぁとか、ざまぁが落ち着いたら見る気をなくすのは、そのあと破棄されたやつが誰かとくっつくからだろう。
推理ものや脱出系などのシュミレーションは好きな部類だから、基本恋愛要素が苦手なんだろう。
「はい。私達の心は決まっております。ですので、この度は私達ではなく、ライライナ様とツンディーレ様を仲立ちのお願いに来ました」
「はい……?」
これぞ肩透かし、思っていた内容とは違うことを言われ、毒気を抜かれた。
「これでも、ライライナ様がご自覚してない内に、私にお心を向けてもらえるよう努力してきました。結婚を先延ばしにしたのは、心無い政略結婚では、卵を授かる事もできないからです」
「えっ?自覚してない?」
「はい、あの方は他人の機微には鋭いのですが、ご自分のこととなると全く疎いのです。ご自分の目線が常にツンディーレ様に向かっていることを理解していないのです。しかも、しかもですよ、ライライナ様だけでなく、ツンディーレ様もなのです。相思相愛なのに、それを恋愛と認めないで、主従愛だと最早っ家族愛だと勘違い。何度も、申し上げたのです。でも、お二人共信じてくれないのですよっ、えっ……あっ、申し訳ありません」
話している内に熱量まで上がって、俺がタジっていると近侍が止めに入ってくれた。
「えーっと……あんたの話が本当なら、部屋の外にいる人を捕まえて聞いても、そう言うってことだな」
「家令のカリスファリア様以外なら間違いなく。あの方こそ、これこそが真の主従愛だと言って、聞き入れてくれない方です」
何故だが、カリーが両手を天に広げ、主従愛と言っている絵が脳内に湧いてきた。
ふっと、読んだ記憶が掠めて、ジンケットから溜め込んでいるペレパーをドサリと机に並べて、記憶と合わせる。
「コウ?」
「デビーズ?……んっ?あれ?」
少しの間、バサバサとペレパーを捲る音が部屋を満たす。
「……あった!デビーズって、正式にはデビー……ノクタマンスタイナーズじゃね?」
なんとか間違えずに名前を読み、その記事をユリルに突き付けると、ユリルが息を呑んだ。
「あっ!それ、それにその人、いつも仕事の時に頭からの伝言伝えてくれてた人」
そこには、2つの絵が書かれていた。
一つは、バツにSを横にしてぶっ刺したようなマークが書かれている絵。
もう一つは、目が閉じてるかのように細く、痩せた髪の長い人の肖像画。
「……極悪一味、デビーノクタマンスタイナーズの頭を逮捕?えっ?捕まった。頭?この人が?」
「名前なげーって思って覚えてたんだよ。これって、頭の名前そのものたから、通称デビーズって呼ばれるって、ほらここ」
『デビーノクタマンスタイナーズの頭、デビーノクタマン・スタイナーズを逮捕。デビーノクタマンスタイナーズ、通称デビーズは、約三年前、現アエモンクロ国勇者である、当時ハウスベルクス伯爵の反対派に依頼され……』
「なっ、デビーズだろ?……んっ?三年前?勇者?ハウスベルクス伯爵?あれ?これって?」
リンに、向くと少し驚いた顔をしていた。
「ライライナ、勇者になってたんだな。知らなかったよ。んっ?伯爵のことか?領主は大抵は伯爵の位だが、教えなかったか?」
聞いたような気もするが、位を持つ貴族なんかに会うことはないだろうと聞き流していた。
「さいでっか、えーっとまた今度詳しく、よろ」
「ああ、分かった。……さて、ユリル」
「あっ、はい」
「今後のことは、俺一人で決めるものではない。まずは……」
本当に今回はリンが活躍しまくった。
その後も、当事者達に説明したりと、色々と動いたリン。
俺はと言うと、任せたと部屋に戻り、ポェーっとしようと思っていた。
なのに、何故かの来客中。
目の前には、一人に戻った婚約者と近侍の二人。
「あの、貴方様が聖女様とライライナ様より伺いまして、ご相談に上がりました」
そう言えば、婚約者の声を聞いたのはこれが初めて。
「そう言われるの嫌だけど、そうみたい」
そして、俺個人相手に相談事なんてことも初めて、こっちに来てからホント初めてばっか。
「そうでしたか、失礼致しました。……あの……」
戸惑っているが、ここにいる時点で間違ってると思う。
「決めてることがあるなら、突き進めなよ。俺に聞くより本人に話したほうが早いと思うけど。それとも背中押されたいだけ?」
少し投げやりに言うと、婚約者はビクリッと肩を震わせ、近侍が俺をキッと目力を強く見た。
「多分、令嬢知ってぞ、お前らのこと」
婚約破棄された令嬢や伯爵ものは、漫画で読んだことある。
冒険モノの合間に、いろんなざまぁ系とか、紅生姜的な箸休めとして楽しんできた。
色々見たからこそ、他人の婚約者を横取りなんて、そんなのに加担する気はない。
ちなみに、普通の恋愛漫画や恋愛シュミレーションゲームはあまり好きではない。
と〇メモやほかにも何個かはやったことあるが、恋愛系やエロゲのフロ埋めスチ埋めは、飽きがきてしまう。
漫画でも、婚約破棄ざまぁとか、ざまぁが落ち着いたら見る気をなくすのは、そのあと破棄されたやつが誰かとくっつくからだろう。
推理ものや脱出系などのシュミレーションは好きな部類だから、基本恋愛要素が苦手なんだろう。
「はい。私達の心は決まっております。ですので、この度は私達ではなく、ライライナ様とツンディーレ様を仲立ちのお願いに来ました」
「はい……?」
これぞ肩透かし、思っていた内容とは違うことを言われ、毒気を抜かれた。
「これでも、ライライナ様がご自覚してない内に、私にお心を向けてもらえるよう努力してきました。結婚を先延ばしにしたのは、心無い政略結婚では、卵を授かる事もできないからです」
「えっ?自覚してない?」
「はい、あの方は他人の機微には鋭いのですが、ご自分のこととなると全く疎いのです。ご自分の目線が常にツンディーレ様に向かっていることを理解していないのです。しかも、しかもですよ、ライライナ様だけでなく、ツンディーレ様もなのです。相思相愛なのに、それを恋愛と認めないで、主従愛だと最早っ家族愛だと勘違い。何度も、申し上げたのです。でも、お二人共信じてくれないのですよっ、えっ……あっ、申し訳ありません」
話している内に熱量まで上がって、俺がタジっていると近侍が止めに入ってくれた。
「えーっと……あんたの話が本当なら、部屋の外にいる人を捕まえて聞いても、そう言うってことだな」
「家令のカリスファリア様以外なら間違いなく。あの方こそ、これこそが真の主従愛だと言って、聞き入れてくれない方です」
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