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のんびり高速移動旅
088、リサランス 4(機微)
「謝意の崩れたものでも、嬉しがるとは」
脳裏に映されているのは、コウタ達の映像とアンラの姿。
特に寝ることも必要なく、義務のようにキュラビッツをただただ眺めていたキュリアンリサエル。
そんな大精霊に、趣味が出来た。
コウタ達の観察とアンラとの会話だ。
噴水の映像は、コウタのアイデアを反映させた結果である。
アンランスを離れた夜に、人が多かった聖地帰りを思い出したコウタ。
今回は、全員寝ているというリンのアレあったが、いつか誰かに見られる可能性はないとは言えない。
男女ではなく、男二人が聖地から出てきたところを見られたら。
しかも、見られたら、どんな男が聖女であるかを伝えられてしまう。
リンなら、誰に見られても問題ないが、俺は見られたら最後。
とリンの上着を掴みながら、ボソボソと俯いたまま言っていた。
そして、監視カメラみたいに聖地の外の様子、見れたらいいのにっと、呟いた。
それらを聞きながらリンスランは、コウタの背を抱き寄せ、安心させるように、でもいつものように監視カメラとは?問うた。
コウタは、説明に入ると自分の考えを、リンに分かりやすく話すために、『説明』にのめり込む。
コウタの元の世界の言葉を知りたいという、リンの思いも確か。
でも、コウタの思考転換の方法でもあるのも確か。
『説明』に入ると、それまでの不安などが和らいだり、その前に考えいたことを忘れたりするのを知っているのは、今のところリンのみ。
リンの相槌と、更なる問いかけにその時のコウタの気分は、見事に切り替わった。
コウタは、思考が落ち込んでいることを、自身では特に分かっていない。
日本にいた頃とは、明らかに変わっている。
でも、時折、身についている卑下が出てきてしまう。
特に、自身が聖女、セイジョであることを納得していないのは、幸多本人。
いつも、なぜ自分が聖女なのか。
こんなイケメンの横に、モブ以下の自分がいてもいいのか。
キューピッドしている偶然を楽しみながら、なぜ俺が?と疑問符は常に片隅にある。
そして最後にいつも思うのは、終わったら日本に帰る。
なぜ?も、どうして?も、帰還すれば、自分がここにいなくなれば、全て収まるとそう思い、収めてしまっている。
そんな二人の機微など知らずに、監視カメラの説明しているのをキュリアンリサエルとアンラは見ていた。
そして、キュリアンリサエルが、コウタの真似をしてアイデアを絞り出し、アンラの頷きや首振りによる意見交換した。
そして、今回の精霊による監視カメラ作戦である。
コウタ的に言えば、二人のレベルアップの賜物である。
アンラもそんなキュリアンリサエルの呟きに同意とばかり頷いた。
「んっ?おお、またか。やつの分身体のことはすぐに忘れてしまうな」
その時、リサランスの守護核が硬化したことが分かり、そしてリサランス内の精霊もまた格が上がった。
「もう、驚かぬぞ。見ておらぬがやつの仕業であろう。やつは、あれじゃ、コウタ達と同じ別枠であろう、わらわが分かるのはお主ら精霊だけであるからな。他のやつらは知らぬ、勝手にせい」
投げやりとも思える発言だが、キュリアンリサエルの表情は悪くない。
実際、次に何が起こるのか、ワクワクと高揚もしているのである。
「後は、あれじゃな。アンラのレベルアップに話す、というのも含まれてくれたらいいのだがな。表情と感覚で読むよりも話すことが出来たのであれば……」
そこまで言って、キュリアンリサエルの言葉が止まり、表情も驚きのものに変わる。
アンラが心配顔でこちらを見ていることも分かっているが、それよりもキュリアンリサエル自身が自身の心情変化に驚いたのだ。
「……アンラ、わらわが……わらわが欲を言った」
アンラはそれを聞き、ふっと安心した顔をしてから、笑みを頬に乗せ頷いた。
「これが欲か、いや、厳密に言えば、まだ願いや思いであるな。わらわもレベルアップしたようじゃ」
すると、アンラが音は聞こえないが、何かを言い、拍手をした。
それは、前にコウタが、『レベルアーップ、ナンタラカンタラ~』と歌った時のものだと気付き、キュリアンリサエルも笑んだ。
「何やら嬉しいな。……そうじゃ、アンラもレベルアップしたのであったな。アンラ、レベルアーップ……」
だが、後ろの歌を忘れ、そこで止まった。
「たら?てれ?なんであったか?」
そこでアンラが、口を開け、歌ったが音は発せられてない為に伝わらなかった。
「本当にアンラの次のレベルアップが声であると良いな」
キュリアンリサエルのその言葉にアンラも力強く頷いた。
レベルが上がったアンラの目下の願いも、発声出来るようになることである。
脳裏に映されているのは、コウタ達の映像とアンラの姿。
特に寝ることも必要なく、義務のようにキュラビッツをただただ眺めていたキュリアンリサエル。
そんな大精霊に、趣味が出来た。
コウタ達の観察とアンラとの会話だ。
噴水の映像は、コウタのアイデアを反映させた結果である。
アンランスを離れた夜に、人が多かった聖地帰りを思い出したコウタ。
今回は、全員寝ているというリンのアレあったが、いつか誰かに見られる可能性はないとは言えない。
男女ではなく、男二人が聖地から出てきたところを見られたら。
しかも、見られたら、どんな男が聖女であるかを伝えられてしまう。
リンなら、誰に見られても問題ないが、俺は見られたら最後。
とリンの上着を掴みながら、ボソボソと俯いたまま言っていた。
そして、監視カメラみたいに聖地の外の様子、見れたらいいのにっと、呟いた。
それらを聞きながらリンスランは、コウタの背を抱き寄せ、安心させるように、でもいつものように監視カメラとは?問うた。
コウタは、説明に入ると自分の考えを、リンに分かりやすく話すために、『説明』にのめり込む。
コウタの元の世界の言葉を知りたいという、リンの思いも確か。
でも、コウタの思考転換の方法でもあるのも確か。
『説明』に入ると、それまでの不安などが和らいだり、その前に考えいたことを忘れたりするのを知っているのは、今のところリンのみ。
リンの相槌と、更なる問いかけにその時のコウタの気分は、見事に切り替わった。
コウタは、思考が落ち込んでいることを、自身では特に分かっていない。
日本にいた頃とは、明らかに変わっている。
でも、時折、身についている卑下が出てきてしまう。
特に、自身が聖女、セイジョであることを納得していないのは、幸多本人。
いつも、なぜ自分が聖女なのか。
こんなイケメンの横に、モブ以下の自分がいてもいいのか。
キューピッドしている偶然を楽しみながら、なぜ俺が?と疑問符は常に片隅にある。
そして最後にいつも思うのは、終わったら日本に帰る。
なぜ?も、どうして?も、帰還すれば、自分がここにいなくなれば、全て収まるとそう思い、収めてしまっている。
そんな二人の機微など知らずに、監視カメラの説明しているのをキュリアンリサエルとアンラは見ていた。
そして、キュリアンリサエルが、コウタの真似をしてアイデアを絞り出し、アンラの頷きや首振りによる意見交換した。
そして、今回の精霊による監視カメラ作戦である。
コウタ的に言えば、二人のレベルアップの賜物である。
アンラもそんなキュリアンリサエルの呟きに同意とばかり頷いた。
「んっ?おお、またか。やつの分身体のことはすぐに忘れてしまうな」
その時、リサランスの守護核が硬化したことが分かり、そしてリサランス内の精霊もまた格が上がった。
「もう、驚かぬぞ。見ておらぬがやつの仕業であろう。やつは、あれじゃ、コウタ達と同じ別枠であろう、わらわが分かるのはお主ら精霊だけであるからな。他のやつらは知らぬ、勝手にせい」
投げやりとも思える発言だが、キュリアンリサエルの表情は悪くない。
実際、次に何が起こるのか、ワクワクと高揚もしているのである。
「後は、あれじゃな。アンラのレベルアップに話す、というのも含まれてくれたらいいのだがな。表情と感覚で読むよりも話すことが出来たのであれば……」
そこまで言って、キュリアンリサエルの言葉が止まり、表情も驚きのものに変わる。
アンラが心配顔でこちらを見ていることも分かっているが、それよりもキュリアンリサエル自身が自身の心情変化に驚いたのだ。
「……アンラ、わらわが……わらわが欲を言った」
アンラはそれを聞き、ふっと安心した顔をしてから、笑みを頬に乗せ頷いた。
「これが欲か、いや、厳密に言えば、まだ願いや思いであるな。わらわもレベルアップしたようじゃ」
すると、アンラが音は聞こえないが、何かを言い、拍手をした。
それは、前にコウタが、『レベルアーップ、ナンタラカンタラ~』と歌った時のものだと気付き、キュリアンリサエルも笑んだ。
「何やら嬉しいな。……そうじゃ、アンラもレベルアップしたのであったな。アンラ、レベルアーップ……」
だが、後ろの歌を忘れ、そこで止まった。
「たら?てれ?なんであったか?」
そこでアンラが、口を開け、歌ったが音は発せられてない為に伝わらなかった。
「本当にアンラの次のレベルアップが声であると良いな」
キュリアンリサエルのその言葉にアンラも力強く頷いた。
レベルが上がったアンラの目下の願いも、発声出来るようになることである。
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