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のんびり高速移動旅
134、テンプレ先の令嬢 14(悪党)
ユリルの自白はこうだ。
領主の反対派に、ユリルが所属していた悪党一味のデビーズが雇われて、複数人で婚約者と執事を誘拐。
執事は目撃者として活用し、婚約者の含有魔素を意図的に増やして、半魔物にする作戦だった。
『婚約者を守れない領主』
『半魔物化した婚約者を持つ領主』
どちらも領主の評価を著しく落とすものになるからだ。
そもそも、シャイターン族は魔素を操ることが出来る。
シャイターン族自体人数が少ない上に、完璧に操ることが出来るのは二人しかいない。
山奥に隠れて住んでいた所をユリルは、不意打ちされ連れ去られた。
そして、ユリルが協力しなければ一族をと、一族を人質に数年前からユリルは悪事に加担していた。
だが、逃げ出すことをいつも考えていた。
そして、3年前の術中にツンディーレによる邪魔で、婚約者と何故かくっついたが、その瞬間半分に離れた。
肉体が二人が一人となるのを拒んだ感覚でもあったらしい。
ちなみに顔が半分のっぺらぼうだったのは、つくっついた時に婚約者の横からぶつかったからだった。
のっぺらぼうの部分はユリルの後頭部だったという。
そして、二人の脳が半分づつあり、半分のっぺらぼうな奇妙な人が出来上がった。
ちなみにのっぺらぼうと言っているのは俺だけ、リン達は顔なしとしか言ってない。
婚約者の右目の方はユリルが主導権を握りやすい肉体。
左目は婚約者が主導権を握りやすい肉体となっていた。
だが、婚約者はほぼ混乱状態で、左目の方もほほユリルが主導権を握っていた。
ある条件では混乱が少し落ち着くので、その時は明け渡していた。
だが、それでも記憶混濁などもあり、現状把握や状況説明を言うことはなかった。
そして、ツンディーレを寝かせるには、ただツンディーレの含有魔素を増やせばいいだけ。
魔人は、自身の魔素が許容量を超えれば、勝手に長睡眠になる。
あと、誘拐を手伝ったデビーズの手下数人は、逃げようとした所を魔素を増やして、魔物にしてしまったので、この一連の目撃者はツンディーレのみ。
「ツンディーレと言っていたことと、違いがあるな」
「なんだっけ?取り憑こうとしてたみたいだったって言ってたよな」
「それは、多分、あのえーっと、魔素を増やす時の……やっても?」
リンが頷くと、ユリルの手から黒い霧状の何かが湧き出てくる。
「これで、対象物を包んで魔素を増やす」
「それなら、取り憑こうとしたと考えるのも合点がいく」
「なら、ある条件とは?」
「エレアが隣にいる時、その時はアティモアが動かしていた」
「なるっ」
「そうか。お前なら、その一味全て魔物に出来たんじゃないのか?」
リンにしては物騒なことを言うと思ったが、実際その通りだ。
「頭には一度も会ったことない。下を潰しても上が残っていたら意味がない。何度か会えそうになったけど、結局会えなかった。いつか機会があればって思ってたけど、こうなっちゃったから……」
おーっ、この宇宙人、しっかり考えてた。
でもこれが本当だったら、の話だがどっちだろう。
ってか、異世界で宇宙人とかやっぱ、すげーな、ここ。
「ぶっちゃけ、リン的にアウト?セーフ?」
「その言い方だと、コウはセーフなんだな」
「理屈は聞くなよ、カンだカン」
「コウはいつもだろ」
リンは、バリアを音を立てて外した。
もし、ここで何かしようとしても、歴代最強勇者相手に何も出来ずに終わるから、これは演出だろうと推測。
「あっ、ありがとう。さっき言うの忘れてたけど、領主の反対派の人達はもういない。あのあと、脱税とかで摘発されて、最後の一人が数日前に捕まったって、さっきの人達が話してた」
ということは、婚約者が元に戻ったことで、この騒動は王手の一手前なところに来ているということだ。
「デビーズが捕まれば一件落着?」
「捕まればな」
「残念だけど、デビーズで知ってることはあまりない。我はヒツホホで大体二人に監視されながら暮らしてて、郵便鶏が来たら、一人が確認して、仕事場所に行って、魔素を増やして魔物にするのが殆どだった。監視してる人とちょっと話するようになったりするとすぐに交代……殺されたって言ってた、だからそれからは話さないようにしてたから……」
それにしても、ようやくとここに来て、初の悪の組織登場、テンプレ来たーっ!
領主の反対派に、ユリルが所属していた悪党一味のデビーズが雇われて、複数人で婚約者と執事を誘拐。
執事は目撃者として活用し、婚約者の含有魔素を意図的に増やして、半魔物にする作戦だった。
『婚約者を守れない領主』
『半魔物化した婚約者を持つ領主』
どちらも領主の評価を著しく落とすものになるからだ。
そもそも、シャイターン族は魔素を操ることが出来る。
シャイターン族自体人数が少ない上に、完璧に操ることが出来るのは二人しかいない。
山奥に隠れて住んでいた所をユリルは、不意打ちされ連れ去られた。
そして、ユリルが協力しなければ一族をと、一族を人質に数年前からユリルは悪事に加担していた。
だが、逃げ出すことをいつも考えていた。
そして、3年前の術中にツンディーレによる邪魔で、婚約者と何故かくっついたが、その瞬間半分に離れた。
肉体が二人が一人となるのを拒んだ感覚でもあったらしい。
ちなみに顔が半分のっぺらぼうだったのは、つくっついた時に婚約者の横からぶつかったからだった。
のっぺらぼうの部分はユリルの後頭部だったという。
そして、二人の脳が半分づつあり、半分のっぺらぼうな奇妙な人が出来上がった。
ちなみにのっぺらぼうと言っているのは俺だけ、リン達は顔なしとしか言ってない。
婚約者の右目の方はユリルが主導権を握りやすい肉体。
左目は婚約者が主導権を握りやすい肉体となっていた。
だが、婚約者はほぼ混乱状態で、左目の方もほほユリルが主導権を握っていた。
ある条件では混乱が少し落ち着くので、その時は明け渡していた。
だが、それでも記憶混濁などもあり、現状把握や状況説明を言うことはなかった。
そして、ツンディーレを寝かせるには、ただツンディーレの含有魔素を増やせばいいだけ。
魔人は、自身の魔素が許容量を超えれば、勝手に長睡眠になる。
あと、誘拐を手伝ったデビーズの手下数人は、逃げようとした所を魔素を増やして、魔物にしてしまったので、この一連の目撃者はツンディーレのみ。
「ツンディーレと言っていたことと、違いがあるな」
「なんだっけ?取り憑こうとしてたみたいだったって言ってたよな」
「それは、多分、あのえーっと、魔素を増やす時の……やっても?」
リンが頷くと、ユリルの手から黒い霧状の何かが湧き出てくる。
「これで、対象物を包んで魔素を増やす」
「それなら、取り憑こうとしたと考えるのも合点がいく」
「なら、ある条件とは?」
「エレアが隣にいる時、その時はアティモアが動かしていた」
「なるっ」
「そうか。お前なら、その一味全て魔物に出来たんじゃないのか?」
リンにしては物騒なことを言うと思ったが、実際その通りだ。
「頭には一度も会ったことない。下を潰しても上が残っていたら意味がない。何度か会えそうになったけど、結局会えなかった。いつか機会があればって思ってたけど、こうなっちゃったから……」
おーっ、この宇宙人、しっかり考えてた。
でもこれが本当だったら、の話だがどっちだろう。
ってか、異世界で宇宙人とかやっぱ、すげーな、ここ。
「ぶっちゃけ、リン的にアウト?セーフ?」
「その言い方だと、コウはセーフなんだな」
「理屈は聞くなよ、カンだカン」
「コウはいつもだろ」
リンは、バリアを音を立てて外した。
もし、ここで何かしようとしても、歴代最強勇者相手に何も出来ずに終わるから、これは演出だろうと推測。
「あっ、ありがとう。さっき言うの忘れてたけど、領主の反対派の人達はもういない。あのあと、脱税とかで摘発されて、最後の一人が数日前に捕まったって、さっきの人達が話してた」
ということは、婚約者が元に戻ったことで、この騒動は王手の一手前なところに来ているということだ。
「デビーズが捕まれば一件落着?」
「捕まればな」
「残念だけど、デビーズで知ってることはあまりない。我はヒツホホで大体二人に監視されながら暮らしてて、郵便鶏が来たら、一人が確認して、仕事場所に行って、魔素を増やして魔物にするのが殆どだった。監視してる人とちょっと話するようになったりするとすぐに交代……殺されたって言ってた、だからそれからは話さないようにしてたから……」
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