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のんびり高速移動旅
147、音ありクランとクランモリ 2 (忍)
声に振り向くと、走ってくる人がいた。
だが、そこで躓きくと、途端に大量のクランモリがクラン畑より飛び出してきて、彼をみんなで抱きとるようにして、倒れるのを阻止した。
「ありがとう。いつもごめん」
集まったクランモリ達にお礼を言うと、クランモリ達はさーっとクラン畑に戻っていった。
秒数にすれば10秒もないだろう目の前の不思議な光景に、物凄い時間を感じたのは仕方がないことだろう。
あれだ、あのなんとかだ。
名前忘れたが、一流のスポーツ選手とかの時間の経過の不思議世界を垣間見た気分を味わうことができた。
「種クランに触ってはダメ」
近寄ってきた青年は、リンと花の間に割り込み、背で花を守るように立ち塞がった。
数歩下がったリンは、笑むと手を上げて何もしないとアピール。
「すまない。少し試したいことがあってな」
「クランモリか怒ったら、とんでもないことが……んっ?あれ?えっ?」
「久しぶり。元気にしていたようだな」
「えっ?えっ?リッリ……」
慌てて口元を隠し、自分が叫び出すのを留めた青年は、種付きクランに抱き付き、深呼吸。
しばらくしてから、こちらを向きニコリと笑むと、立ち上がりざまに何かを投げた。
リンが素早く掴んだそれは、まさに四角が尖った見たことある形状、まさに手裏剣と言われる代物。
「来るなら来ると先に連絡一つ寄越しやがれ、このすっとこどっこい」
「挨拶代わりにコレ投げるのそろそろ止めないか?」
「これはお約束だから、諦めろ!お前相手しかコレ出来ないから、久しぶり過ぎて緊張したよ!おっ、誰だ?」
すっとこどっこいなんて、画面でしか聞いたことない言葉に驚いたが、それよりも……。
「コウだ。今、一緒に旅をしている。コウ、彼は俺の友人の……」
「テルオ スワーノ、テルでいいよ。はじめまして」
そう手を差しのべてくるのは、黒髪黒目の日本人と呼ばれるような顔。
「あっ、どもっ」
「ババ様がジパンゲアのニンジャで、彼もニンジャらしいよ」
「ババ様には、ずっとニンタマと言われる。あっ、ニンタマってのは……あれ?そういや、お前もジパンゲア?」
「えっ、いやっあの……」
ここで違うと言っても良いのか分からず、返答に困ってリンを見た。
すると、 もの凄い温かい眼でこちらを見ていたから、居たたまれなくて眼をそらす。
すると、素早く動いた手にくいっと引き戻され、リンに真正面からガン見された。
「コウ、そらさず見せてくれ、俺はお前のどんな顔でも見たいと言っただろう」
「なっ……」
「っ……えっ……えっ……あっあの、リッリンスがぁ……」
デジャヴュのように、また口を塞いで騒ぐのを何とか留めたテル。
だが、驚きを発散せずにはいられないらしく、ぴょんぴょん飛び回る姿が出来上がった。
口調も表情も動作もコロコロ変わって、忍者のイメージとは大分程遠い。
彼が、ニンタマを抜け忍者になる日は来ないだろうと、彼のお陰でリンの不意打ちは流れてないけど、流したつもりで置いてみた。
「リッリンスがぁ……リンスがぁ……」
テルにとって、余程の衝撃だったようで、立ち直るまでしばらく時間を要した。
おかげで彼が落ち着く頃には、しっかり俺も落ち着いてた。
しばらくして落ち着いたテルは、喉が乾いたから小屋行こう、と声をかけてから歩いた。
すぐに着いたそこは、壁の外にある少し大きめな小屋。
戸を開け、中に声をかける。
「ババ様ーっ、リンス来たよ」
「ん?リンス?コンディショナーなんぞ、久しく使ってないがあるのか?」
「コン?使うってなにのことだよ。リンスだよ!リンス、リンスラン ミニシッド、覚えてないの?」
「……お邪魔します。ババ様、お久しぶりです」
「んっ、リンスの……リンスラン……おおっ、久しぶりではないか、おおっおおっでかくなりおって、イケメン度が更に爆上がりしとるのぉ、すごいのー」
「ババ様、イケメンって何?」
「これは覚えんでいい、忘れない為に使っておるだけだからの」
リンも気付いたが、テルにイケメンの意味を知らせてないということは、テルには事情を話してないと言うことなので、今はスルーだ。
「コウタです」
「んっ?……いらっしゃい。遠いところ良く来たね」
ババ様も何か思案顔でありながら、スルー姿勢ということは、ここはスルータイムということだ。
「……テル、飲み物を、そうだねぇ、二人も来たから昼ご飯も足りないね、何か買っておいで。リンスランは荷物持ちだ、いっといで。一緒にお昼食べようや」
「はい。あっ、コウは疲れただろうから、ババ様と待っててくれないか?」
「ほいよー」
「買い物前に五度漬けのゲーヌを注文も忘れちゃいかんよ、買い物終わりに必ず受け取ることもな」
そう注文も受け、買い物に向かう二人を見送ると、コウタは示された椅子へ座った。
だが、そこで躓きくと、途端に大量のクランモリがクラン畑より飛び出してきて、彼をみんなで抱きとるようにして、倒れるのを阻止した。
「ありがとう。いつもごめん」
集まったクランモリ達にお礼を言うと、クランモリ達はさーっとクラン畑に戻っていった。
秒数にすれば10秒もないだろう目の前の不思議な光景に、物凄い時間を感じたのは仕方がないことだろう。
あれだ、あのなんとかだ。
名前忘れたが、一流のスポーツ選手とかの時間の経過の不思議世界を垣間見た気分を味わうことができた。
「種クランに触ってはダメ」
近寄ってきた青年は、リンと花の間に割り込み、背で花を守るように立ち塞がった。
数歩下がったリンは、笑むと手を上げて何もしないとアピール。
「すまない。少し試したいことがあってな」
「クランモリか怒ったら、とんでもないことが……んっ?あれ?えっ?」
「久しぶり。元気にしていたようだな」
「えっ?えっ?リッリ……」
慌てて口元を隠し、自分が叫び出すのを留めた青年は、種付きクランに抱き付き、深呼吸。
しばらくしてから、こちらを向きニコリと笑むと、立ち上がりざまに何かを投げた。
リンが素早く掴んだそれは、まさに四角が尖った見たことある形状、まさに手裏剣と言われる代物。
「来るなら来ると先に連絡一つ寄越しやがれ、このすっとこどっこい」
「挨拶代わりにコレ投げるのそろそろ止めないか?」
「これはお約束だから、諦めろ!お前相手しかコレ出来ないから、久しぶり過ぎて緊張したよ!おっ、誰だ?」
すっとこどっこいなんて、画面でしか聞いたことない言葉に驚いたが、それよりも……。
「コウだ。今、一緒に旅をしている。コウ、彼は俺の友人の……」
「テルオ スワーノ、テルでいいよ。はじめまして」
そう手を差しのべてくるのは、黒髪黒目の日本人と呼ばれるような顔。
「あっ、どもっ」
「ババ様がジパンゲアのニンジャで、彼もニンジャらしいよ」
「ババ様には、ずっとニンタマと言われる。あっ、ニンタマってのは……あれ?そういや、お前もジパンゲア?」
「えっ、いやっあの……」
ここで違うと言っても良いのか分からず、返答に困ってリンを見た。
すると、 もの凄い温かい眼でこちらを見ていたから、居たたまれなくて眼をそらす。
すると、素早く動いた手にくいっと引き戻され、リンに真正面からガン見された。
「コウ、そらさず見せてくれ、俺はお前のどんな顔でも見たいと言っただろう」
「なっ……」
「っ……えっ……えっ……あっあの、リッリンスがぁ……」
デジャヴュのように、また口を塞いで騒ぐのを何とか留めたテル。
だが、驚きを発散せずにはいられないらしく、ぴょんぴょん飛び回る姿が出来上がった。
口調も表情も動作もコロコロ変わって、忍者のイメージとは大分程遠い。
彼が、ニンタマを抜け忍者になる日は来ないだろうと、彼のお陰でリンの不意打ちは流れてないけど、流したつもりで置いてみた。
「リッリンスがぁ……リンスがぁ……」
テルにとって、余程の衝撃だったようで、立ち直るまでしばらく時間を要した。
おかげで彼が落ち着く頃には、しっかり俺も落ち着いてた。
しばらくして落ち着いたテルは、喉が乾いたから小屋行こう、と声をかけてから歩いた。
すぐに着いたそこは、壁の外にある少し大きめな小屋。
戸を開け、中に声をかける。
「ババ様ーっ、リンス来たよ」
「ん?リンス?コンディショナーなんぞ、久しく使ってないがあるのか?」
「コン?使うってなにのことだよ。リンスだよ!リンス、リンスラン ミニシッド、覚えてないの?」
「……お邪魔します。ババ様、お久しぶりです」
「んっ、リンスの……リンスラン……おおっ、久しぶりではないか、おおっおおっでかくなりおって、イケメン度が更に爆上がりしとるのぉ、すごいのー」
「ババ様、イケメンって何?」
「これは覚えんでいい、忘れない為に使っておるだけだからの」
リンも気付いたが、テルにイケメンの意味を知らせてないということは、テルには事情を話してないと言うことなので、今はスルーだ。
「コウタです」
「んっ?……いらっしゃい。遠いところ良く来たね」
ババ様も何か思案顔でありながら、スルー姿勢ということは、ここはスルータイムということだ。
「……テル、飲み物を、そうだねぇ、二人も来たから昼ご飯も足りないね、何か買っておいで。リンスランは荷物持ちだ、いっといで。一緒にお昼食べようや」
「はい。あっ、コウは疲れただろうから、ババ様と待っててくれないか?」
「ほいよー」
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