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14.レアナのその後~中編~

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上級貴族の娘として生まれ育ったミルケをこんな乱暴に扱う者など、今まで誰一人いなかった。

「無礼な!!私をアドリアン侯爵家の者と知って、このような乱暴を働くのですか!?」ミルケは放られたベッドから身を起こしながら、憎々しげにアルダールに向かって叫んだ。

「アドリアン侯爵家?なんだ、それは。ユディンの貴族は全て取り潰されて、もうこの世に存在しない。そんなことも知らなかったのか?お前も子供も、ユディンが滅びた瞬間から俺の奴隷だ。奴隷は奴隷らしく、主人を喜ばせろ。」冷たく言い放ち、アルダールはミルケの修道服に手をかけた。


「修道女でもないのに修道服を着るとは、恥知らずな女だ。子供にも見習い道女の服を着せていたが、お前の子供は男児だろう。」激しく抵抗するのをものともせず、ミルケから修道服を剥ぎとっていく。それから彼女の下着を裂いて紐状にすると、両手を頭上で縛り上げて抵抗を奪った。

子供を一人産んでいるのに体の線は崩れておらず、適度に弾力と張りのある白い肢体は、艶めかしい。

「離縁されてからも、男に抱かれていた体だな。孤閨が寂しくて、修道院の下男とでも乳繰り合っていたのか。」わざと癇に障るように言って笑うアルダールに、

「下男など、考えただけで汚らわしい。」ミルケはその美しい顔をゆがめながら吐き捨てた。

「だが、今のお前はその汚らわしい下男よりも身分が低い奴隷だぞ?少しは自覚しろ。」
言いながら、アルダールは豊かなミルケの胸の感触を両手で楽しんだ。

両手でミルケの胸を揉みしだくと、すぐに頂が堅く尖った。その硬いつぼみを親指で弾くと、ミルケがピクンと体を震わせた。「反応がいいな。公爵は離縁した後も、お前を可愛がっていたのか。」ミルケは答えず、ただ唇をかみしめただけだった。

閨事をあまり知らなかったレアナと違い、この女は公爵から十分に閨事を仕込まれ、楽しんだようだ。

「お前の子供、エルデンといったか。綺麗な顔をしていたな。あれを戦勝祝いに生け贄に捧げたら、軍神トロスもさぞお喜びになるだろう。」もちろん、オルドネージュには子供を生け贄として捧げる習慣などない。ただミルケの不安を煽るために言っただけだ。

案の定、ミルケは顔色を変えた。
「お願いです、あの子を殺さないでください。私は何でもします、だからあの子を返して。お願い。」必死なミルケに、「何でもするんだな?」とアルダールが念押しした。

コクコクと頷くミルケの縛った両手を解いて彼女の上体を起こすと、「ではお前が公爵にしていたのと同じことを俺にもしてもらおう。お前が俺を満足させたなら、エルデンを生け贄にすることは考え直してやる。」

アルダールはベッドに腰を下ろすとズボンの前を寛げ、自身のモノを出した。既に堅く太く脈打っている。
「さあ、公爵にしたのと同じようにやってみろ。お前の可愛い息子の命がかかっているんだ。精一杯、励めよ。」

ミルケはおずおずとベッドから降りると、アルダールの両脚の間に跪いた。そして、アルダールの男根に両手を添えるとゆっくりとしごきだし、次いで口に含んだ。


ピチャピチャと淫靡な水音を響かせながら、アルダールの男根の裏を筋にそって舐めあげ、次に喉の奥までくわえ込み、舌と唇を起用に使って刺激を加えながら頭を上下させる。

時折、上目遣いにアルダールの表情を見て反応を窺う。竿部分の愛撫の合間に、口から亀頭を出して舌で縁を舐めあげ、両手で優しく撫でながら先端からこぼれる先走り汁を亀頭に塗り、滑りをよくしながら舌と両手で愛撫を繰り返す。それからまた竿を口に含んで喉の奥までしゃぶり入れ、頭を上下させる。

「うまいな。しっかり公爵に仕込まれたようだ。」ふーっと満足気に呟くと、アルダールはミルケの頭を両手で掴み、上下させるスピードをあげさせた。

やがてうぉおぉっと雄叫びのような声と共に、ミルケの喉の奥に精を放った。ミルケは素早く飲み込んでいき、まだビクビクしているアルダールのモノを舌で綺麗にした。

「上出来だ。ベッドに上がれ。」一息つくと、アルダールはミルケをベッドの上に戻し、仰向けにした。
股間をまさぐると、しっとりと濡れている。

「俺のものを咥えながら、こんなに濡らしていたのか。いやらしい女だ。」わざと煽るアルダールの言葉に、しかしミルケは反応しなかった。ただ早くアルダールを満足させ、疲れさせて子供を取り戻すことしか考えていないようだ。

面白くない。ミルケがアルダールの言葉に反応を返さないので、アルダールは別の辱めを加えることにした。彼女に両膝を立てて自分で脚を開くように命じたのだ。

「なかなか、いい眺めだな。」言いながら、右手の人差し指と中指ですっと割れ目を開き、中の真珠に息を吹きかけた。ミルケは感じるのか、腰を少し振りながらも必死に声を殺している。

アルダールはミルケに脚を開かせたまま、自身はベッドから降りて服の乱れを整えた。それから、「マルキス、戻ってきたか?」と扉の外に声をかけた。

いきなり呼びかけられたマルキスは、驚きつつも「はい、陛下」と答える。

「入れ。」と命じられ、マルキスも驚いたが、ミルケはそれ以上に驚愕した。今、この体勢で部下を部屋に入れるのか?!慌てて脚を閉じようとしたミルケを、しかしアルダールは許さなかった。
「息子を軍神の生け贄に捧げたいようだな。」耳元でささやかれ、ミルケは力なく脚を開いた。

部屋に入ったマルキスは、あまりに淫靡な様子にめまいがした。美貌の元公爵夫人が全裸でベッドに横たわり、こちらに向かって自分で両脚を開いているのだ。ドクンと体の中心に血が集まるのを感じた。

「マルキス、この女は元夫に淫乱に仕込まれたようで、俺一人では手が回らん。悪いがこの女を慰めてやってくれ。」

マルキスはゴクリとつばを飲み込んだ。「へ、陛下。しかし、あの。」
「どうした?そうか、俺がいたら抱きづらいか。気が利かなくて、悪いな。」楽しそうにアルダールは笑って扉に向かった。

「明日の朝まで休暇をやる。いままでしっかり働いた褒美だ。明日の朝になったら、その女を娼館に売る女たちを入れた宿舎に入れておけ。子供は去勢して神殿に入れろ。」

「去勢?去勢ですって?あの子はジョルダナ公爵家の血を引く唯一の子よ?!何を考えているの!!」アルダールの言葉に、ミルケが金切り声で叫び始めた。

ジョルダナ公爵家の血か。そんな公爵家など、もう存在しないというのに。自分の国が滅んだことを理解できず、貴族だった頃のままに振る舞うミルケは、レアナと大違いだ。抱く価値もない。ミルケの金切り声を完全に無視して、アルダールは部屋を出た。

ミルケの金切り声はすぐに喘ぎ声に変わったのが、扉を通して聞こえてきた。マルキスは若い。相当たまっていたようだ。

論功行賞をどうするか、まだ全て決めきっていないことを思い出し、アルダールは執務室に戻った。
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