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そろそろトリミングをやりたい私

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いつの間にか目の前に居たあのドラゴンが、少し先に倒れていた。ピクリとも動かなかった。
何が起こったん!?
え?私の加護ってカウンターもできるの?と内心アセアセしたが、倒した経緯がわからなかったので、何事も無かったかのようにスルーすることにした。
よっしゃ!初のドラゴン倒せたぞー!わーいわーい!アハハハハハ……
よしっ。さてと。
「この世界の地図を下さい」と例の文をタップして出てきた紙にスラスラ書いてお祈りしたら、地図が出てきた。
わお。地球よりも森の割合が高いな。うむうむ。良いことだ。地球温暖化になってると、環境が悪いと聞くからなー。実際そうだし。
そんなこんなしていると、近くからガサガサという音が聞こえた。(もーやだ動きたくない!)
さっきまでなんの準備もなく戦闘してたので、逃げるのを前提にした、リュックを担いだ状態で構えていた。もちろん自転車はすぐ後ろにある。
すると、モッサモサな犬が現れたではあーりませんか。毛玉か?いやこの世界の犬的立ち位置みたいに見える魔物か?何かこっち見て吠えてる。
声…なんかずっと吠えてきてたからか、だんだんカスカスになってきてる…どんだけ吠えればそうなるんだよ…
この姿…この小ささ。スコティッシュ・テリアか?似てるな。(小さくてカワイーい!)なんかこう…モッサリした状態で現れるとグルーミングしたくなるんだが…
うしっやろう。どうすれば仲間になってその後トリミングできるかなーって考えた。
その結果…
「テイム!よし。できた!」
そう。予想通り。テイムできる魔法を作りました。方法はあるかなーと思ってとりあえず念じてみたら、できました。
ワー。スゴイナー。この調子でどんどんスキルや魔法を増やそうかなー
今すぐトリミングしたかったが、机が無かったので諦めた。なので、ブラッシングだけした。するとどーでしょーか!サラサラになって、歩きやすくなったではないですか!
リードを取り寄せて首に通して自転車にくくりつけてそのまま歩くことにした。
うわー楽しいなあ。
左に見えるは死体のドラゴン。右はテリアと川と橋。…橋!?橋があるの!?行きます!
とりあえずドラゴンに「ナム…」と唱えて橋を渡ったのだが…

「そなたがドラゴンを倒した者か。我が国へようこそ。歓迎するぞ。」
わーい。絶賛国王に謁見中でーす。助けてー。
時間は何時間も遡る。ー
あれは橋渡った少し後のことだった…
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みんなの感想(1件)

mikadozero
2023.04.02 mikadozero

初めまして。
作品を読んですごく面白かったです。
展開もスピーディで読んでいて読みやすいなと思いました。

読んでいて気になった点があったので報告させていただきます。

読点でコンマ(,)を使っているみたいですが、読む時に少し間が空いて読みづらいなと思い
もう一つの点(、)の方を使うとより作品が良くなると思います。

作者のやり方に私は否定はしませんが、コンマを使う人が珍しいなと思い書かせていただきました。

私は、この作品を応援しています。更新待っていますね。
※承認は任せます。

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