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第二章 ロドの災厄
追跡
洞窟城に戻るとすぐ、カインはゴブリン達に命じて城内を捜索させた。同時に城の周辺を灰色狼に、上空から森フクロウに巡らせる。
私達が朝食を食べていると、オルグさんが渋い顔で報告した。
「どうやら猫人族の子は、客人に紛れて城外に出たようです」
「ということは、昨日か。それで?」
「森フクロウが、リンゲン街道で西に向かう商隊の一行の中に、猫人族の子供を見たそうです。
猫人族は、人族の間で奴隷として売買されていますからね」
見た目も可愛らしく大人しいので、猫人族は人族の間で人気の奴隷として高値がつくそうだ。
「リンゲン街道を西か。一番近い町はロドだな。商隊なら、俺がすぐに追跡すれば、ロドの町で追いつけるだろう」
「わしは、反対です。たかが猫人族の子供ひとりのために、王が赴き危険に晒されるなどあり得ません」
「私も行くわ。森に行けば、妖精さんがきっと猫人族の子供の居場所を教えてくれる」
とんでもない、とオルグさんが首を振った。
「奥方様まで、何をおっしゃいますか」
「じぃ、ナギサは、俺と一緒に居るのが一番安全だ。ケトッシーを連れ戻すのも、俺たちが行った方が目立たない。危険というなら安全な場所など、勇者が居る限り、我らにはない」
オルグさんはなおも反対して彼を説得しようとしたけれど、カインはもう、その子を助けると決めていた。
「すぐに戻る。ロドまで黒馬を駆れば片道三日、ケトッシーを保護して一週間で帰れる」
私達は急いで旅支度を整える。
二人分の旅の荷物は、水や食料、野営用テントなど、それなりに嵩張る。でもこの世界には、空間魔法を付与した魔道具の鞄があって、鞄一つにすべてが収まってしまった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私達は、ケルピーという馬の姿をした魔獣に乗って、旅立った。
ケルピーは本来、水棲の魔獣だけど、馬より頑強で泳ぐことも出来る。見た目は青毛の体格のいい馬そのものだ。
乗馬が出来ない私は、ケルピーに二人用の鞍をつけてもらって、カインの前に乗る。
洞窟城を出て、霧の峡谷の川を渡り、リンゲン街道に出ると、ロドの町を目指してケルピーを走らせた。
途中何度か、水場で短い休憩を取るほかは、走り続けた。やがて日が暮れ始めたので、私達は野宿する準備をすることにした。
城を出てからすぐ、私は妖精の存在を感じていた。リンゲン街道は森の中に続く道で、この大陸はほとんどが森に覆われていると、カインが教えてくれた。
妖精達は、水場の場所を教えてくれ、野宿するのにちょうどいい洞穴にも案内してくれた。
さらに、夕飯にと、森のキノコや自然薯、山菜、野イチゴまで持って来てくれる。
カインは石を丸く並べて即席のかまどを作り、私は焚火に使う枝を集めた。火を起こし、持ってきた鍋に水を張って火にかけてから、私達はナイフで自然薯の皮を剥いて、適当な大きさに切って入れた。さらに持ってきた燻製肉と、キノコ、山菜も放り込み、岩塩で味を調えると、おいしい具沢山スープの出来上がりだ。カインが木の器によそってくれたスープを、何度もお代わりして食べた。
デザートの野イチゴを食べているときだった。
「疲れたか?」
「……」
馬上では、舌を噛むといけないので、カインと話が出来なかった。そして一日中馬に乗って、揺すられ続けたお尻が痛かった。それに、秘粒に施されたリングも、揺すられるたびに刺激されて、何度も軽くイかされ続けていたなんて、とても恥ずかしくて言えない。
もじもじしていると、
「見せてみろ」
ふいに、抱っこされ、チュニックの下に履いているズボンをずり降ろされた。
「赤くなっている」
お尻をなでて、回復魔法を唱えてくれた。
見上げると、カインの唇が私の唇に降りて来て、合わさる。彼の舌が入って来る。舌を絡め、彼の唾液を吸う。
彼の舌が歯列をなぞり、口腔内をぐるりと舐める。唇の中に舌を浅く深く出し入れして、その後の行為を連想させる。
下腹部の奥の方がずんっと響き、蜜口からとろりと粘液が溢れた。カインの指が、ぬめりを帯びた足の間に伸びて、蜜を掬い取る。カインの指から滴る透明な液を見せつけられて、たまらず目を逸らした。
「ぐしょぐしょだな……」
ドキドキしている私を膝から降ろすと、野営の準備をする、と言って立ち上がってしまった。
洞穴の中に魔石を配置して結界を張り、鞄から防水マットを広げるカインをじっと見ていた。小川から汲んできた水を鍋に入れて即席のかまどに置かれていたのが、焚火にあぶられ沸いていた。彼はそのお湯に水を足して布を絞ると、身体を拭くようにと渡してくれた。彼も身体を拭くと、マットの上でゴロリと横になった。
「寝るぞ」
掛けた毛布をめくって、私を呼ぶ。うながされて、彼の隣に横たわった。
「明日は早朝に出発する」
カインは目を閉じた。
焚火がパチパチと音を立てている。洞穴の向こうは夜の帳が降りて、時折、遠くの方から夜行性の獣の鳴き声が聞こえてくる。
なんだか、この世界に私達ふたりだけが存在しているような気さえしてきた。
例えば彼が、魔族の王などではなく、ただの青年で、私も転生者とかハイエルフじゃない、普通の女の子たったとしたら。
それなら急かすように結婚したりもなくて、普通に恋に落ちて、結ばれてた、のかな……。
身体が火照って、眠れそうにない。寝ているカインが、うらやましくなった。
彼が秘粒にリングなんてつけるから、私がこんな風になってしまったのに、私からねだるまで待つ、というカイン。まるで、焦らされているみたい……。
「抱かれたい……」
無意識に呟いてしまった。口に手を当てて、目を瞑る。どうか、彼が寝ていて、気づきませんように……。
「……こんなところで、いいのか?」
ふぁっ、起きてた。聞かれちゃった……!
「か、身体が熱くて、辛いの……助けて」
「自分で慰めれば、いいんじゃないか?」
……うっ、ひどい。唇を噛みしめる。
「後で、後悔されたくないからな……」
あ……。もしかして、カインは私の気持ちを考えてくれてる?
「ここには誰も居ない。私たち、二人っきりだから。ただの男と女として、愛し合いたいの……」
カインが私を抱き寄せ、ぎゅっと抱きしめる。
「本当にいいんだな?」
コクンと頷いた。彼が欲しいという、この身体の内側からの衝動は、婚姻のリングのせいなのかもしれないけど。
きっと私は、彼を好きになってる……。
私達が朝食を食べていると、オルグさんが渋い顔で報告した。
「どうやら猫人族の子は、客人に紛れて城外に出たようです」
「ということは、昨日か。それで?」
「森フクロウが、リンゲン街道で西に向かう商隊の一行の中に、猫人族の子供を見たそうです。
猫人族は、人族の間で奴隷として売買されていますからね」
見た目も可愛らしく大人しいので、猫人族は人族の間で人気の奴隷として高値がつくそうだ。
「リンゲン街道を西か。一番近い町はロドだな。商隊なら、俺がすぐに追跡すれば、ロドの町で追いつけるだろう」
「わしは、反対です。たかが猫人族の子供ひとりのために、王が赴き危険に晒されるなどあり得ません」
「私も行くわ。森に行けば、妖精さんがきっと猫人族の子供の居場所を教えてくれる」
とんでもない、とオルグさんが首を振った。
「奥方様まで、何をおっしゃいますか」
「じぃ、ナギサは、俺と一緒に居るのが一番安全だ。ケトッシーを連れ戻すのも、俺たちが行った方が目立たない。危険というなら安全な場所など、勇者が居る限り、我らにはない」
オルグさんはなおも反対して彼を説得しようとしたけれど、カインはもう、その子を助けると決めていた。
「すぐに戻る。ロドまで黒馬を駆れば片道三日、ケトッシーを保護して一週間で帰れる」
私達は急いで旅支度を整える。
二人分の旅の荷物は、水や食料、野営用テントなど、それなりに嵩張る。でもこの世界には、空間魔法を付与した魔道具の鞄があって、鞄一つにすべてが収まってしまった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私達は、ケルピーという馬の姿をした魔獣に乗って、旅立った。
ケルピーは本来、水棲の魔獣だけど、馬より頑強で泳ぐことも出来る。見た目は青毛の体格のいい馬そのものだ。
乗馬が出来ない私は、ケルピーに二人用の鞍をつけてもらって、カインの前に乗る。
洞窟城を出て、霧の峡谷の川を渡り、リンゲン街道に出ると、ロドの町を目指してケルピーを走らせた。
途中何度か、水場で短い休憩を取るほかは、走り続けた。やがて日が暮れ始めたので、私達は野宿する準備をすることにした。
城を出てからすぐ、私は妖精の存在を感じていた。リンゲン街道は森の中に続く道で、この大陸はほとんどが森に覆われていると、カインが教えてくれた。
妖精達は、水場の場所を教えてくれ、野宿するのにちょうどいい洞穴にも案内してくれた。
さらに、夕飯にと、森のキノコや自然薯、山菜、野イチゴまで持って来てくれる。
カインは石を丸く並べて即席のかまどを作り、私は焚火に使う枝を集めた。火を起こし、持ってきた鍋に水を張って火にかけてから、私達はナイフで自然薯の皮を剥いて、適当な大きさに切って入れた。さらに持ってきた燻製肉と、キノコ、山菜も放り込み、岩塩で味を調えると、おいしい具沢山スープの出来上がりだ。カインが木の器によそってくれたスープを、何度もお代わりして食べた。
デザートの野イチゴを食べているときだった。
「疲れたか?」
「……」
馬上では、舌を噛むといけないので、カインと話が出来なかった。そして一日中馬に乗って、揺すられ続けたお尻が痛かった。それに、秘粒に施されたリングも、揺すられるたびに刺激されて、何度も軽くイかされ続けていたなんて、とても恥ずかしくて言えない。
もじもじしていると、
「見せてみろ」
ふいに、抱っこされ、チュニックの下に履いているズボンをずり降ろされた。
「赤くなっている」
お尻をなでて、回復魔法を唱えてくれた。
見上げると、カインの唇が私の唇に降りて来て、合わさる。彼の舌が入って来る。舌を絡め、彼の唾液を吸う。
彼の舌が歯列をなぞり、口腔内をぐるりと舐める。唇の中に舌を浅く深く出し入れして、その後の行為を連想させる。
下腹部の奥の方がずんっと響き、蜜口からとろりと粘液が溢れた。カインの指が、ぬめりを帯びた足の間に伸びて、蜜を掬い取る。カインの指から滴る透明な液を見せつけられて、たまらず目を逸らした。
「ぐしょぐしょだな……」
ドキドキしている私を膝から降ろすと、野営の準備をする、と言って立ち上がってしまった。
洞穴の中に魔石を配置して結界を張り、鞄から防水マットを広げるカインをじっと見ていた。小川から汲んできた水を鍋に入れて即席のかまどに置かれていたのが、焚火にあぶられ沸いていた。彼はそのお湯に水を足して布を絞ると、身体を拭くようにと渡してくれた。彼も身体を拭くと、マットの上でゴロリと横になった。
「寝るぞ」
掛けた毛布をめくって、私を呼ぶ。うながされて、彼の隣に横たわった。
「明日は早朝に出発する」
カインは目を閉じた。
焚火がパチパチと音を立てている。洞穴の向こうは夜の帳が降りて、時折、遠くの方から夜行性の獣の鳴き声が聞こえてくる。
なんだか、この世界に私達ふたりだけが存在しているような気さえしてきた。
例えば彼が、魔族の王などではなく、ただの青年で、私も転生者とかハイエルフじゃない、普通の女の子たったとしたら。
それなら急かすように結婚したりもなくて、普通に恋に落ちて、結ばれてた、のかな……。
身体が火照って、眠れそうにない。寝ているカインが、うらやましくなった。
彼が秘粒にリングなんてつけるから、私がこんな風になってしまったのに、私からねだるまで待つ、というカイン。まるで、焦らされているみたい……。
「抱かれたい……」
無意識に呟いてしまった。口に手を当てて、目を瞑る。どうか、彼が寝ていて、気づきませんように……。
「……こんなところで、いいのか?」
ふぁっ、起きてた。聞かれちゃった……!
「か、身体が熱くて、辛いの……助けて」
「自分で慰めれば、いいんじゃないか?」
……うっ、ひどい。唇を噛みしめる。
「後で、後悔されたくないからな……」
あ……。もしかして、カインは私の気持ちを考えてくれてる?
「ここには誰も居ない。私たち、二人っきりだから。ただの男と女として、愛し合いたいの……」
カインが私を抱き寄せ、ぎゅっと抱きしめる。
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