【R18】侯爵令嬢、断罪からオークの家畜へ―白薔薇と呼ばれた美しき姫の末路―

雪月華

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初花散る ※

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 私の中から二本の指を引き抜くと、蜜に塗れたその指をゼラはぺろりと舐めた。
 
「そうか。下の口で味わう前に、上の口で味見したいのか」

 ゼラはテラテラと黒光りして、先端から先走りの汁を滴らせたオークの醜悪な男根を、私の顔の前に突きつけた。
 そしてその糸を引いて落ちる透明な粘液を、私の頬や、唇に塗り付けた。
 エラの張りでた先端が、頬をじっとりと撫でる。

「ち、ちがっ……んっ! んぐっ」

 いきなり、口の中にオークの雄の切っ先が突き込まれた。
 雄の強烈な臭いが、鼻孔に抜けて、吐き気がする。
 先走りの汁は少し塩辛かった。

「このちんぽが、シロの処女まんこを貫通してやるんだ。有難くよく味わえよ。ほら、濃い精液を飲ませてもらうやり方も教えてやるから、やってみろ」

 オークの男根は太くて、口に入れられると顎が痛くなる。
 それでも必死で、涙目になりつつも言われた通りにする。

 こうした行為があることは、閨教育で知っていた。
 男を悦ばせ篭絡する、あるいは一物を奮い立たせ子種を得る手段の一つとして。

「口をすぼめて、歯は立てないように、舌も手も使うんだ」

 私の頭をつかむと、喉の奥まで出し入れして、口腔内に射精された。
 オークの精液は熱くて、勢いよく口の中に放たれ、喉にビュウビュウと当たっている。
 青臭く生臭い強烈な性臭が、脳を直撃する。

「一滴もこぼすなよ。ちゃんと飲み干したら、褒美をやる」
 
 コクコクと頷き、ねっとりした精液を飲み下していく。
 大量の白い粘液が注ぎ込まれ、必死で飲んだ。
 ようやく、出し尽くされて、口から引き抜かれると、荒く息をついた。

「ようし、いい子だ。約束通り褒美をやる」

 ゼラの巨体が大きく開かれた私の脚の間に入って、伸し掛かる。
 狭い蜜口に巨根の先端が、押し当てられた。


「ゃっ、うそ……。無理」

 張り出した肉傘が、ぎゅっとすぼめられた入口を割るように侵入してくる。

「力を抜け。処女まんこを、オークのちんぽで貫通してやるからな」

「ぁっ、やっ」

 張り出したエラを押し付けられ、無理に広げられる幼気な蜜口は、初めての雄を受け入れるために目一杯、口を開いて頬張ろうとしている。

 一番太い傘の張ったエラをなんとか飲み込むと、あとは乙女の襞によって狭められた難所が待っていた。

 ゼラはいったん腰を引き、それから体重をかけて一息に貫いた。

 パン! と腰を打ち付けられると、引き裂かれる衝撃と共に、誰にも触れられたことのない最奥まで、オークの肉茎が到達してしまった。

「なんだ、奥までぐっちょり濡れてるじゃないか。そんなにちんぽ入れて欲しかったのか。喜べ、ちゃんとシロのおまんこに、ちんぽがずっぷりと根元まで全部入ったぞ。うれしいか?」

 嬉しいわけないのに。痛みと隘路を押し広げられた圧迫感に耐えながら、ゼラを睨んだ。

「ふふ。こうしてちんぽの形をおまんこに馴染ませてから、沢山こねくり回して下の口にもたっぷり精液飲ませてやるからな」

「……! いや、中に出すの、いやっ」

「イキながら、おまんこの一番奥に出されると、すごく気持ちいいんだぞ?」

 今まで処女を散らされる事ばかり気にしていた。
 その先の、散らされた後に子種を注がれてオークの子を孕まされることの方が恐ろしいのに。

 オークは腰をゆっくりと動かし始めた。ゆるゆると最奥に鈴口を押し付ける。

「雌はおまんこの中をこうして圧迫してこねくり回された方が、具合がいいんだよなぁ」

 乙女の証を引き裂かれたばかりの痛む蜜道を、ごつい男根で激しい抽送をされなくてほっとする。

「最初から中だけでイクのは無理だから、ここも弄ってやるぞ」

 再び秘粒クリトリスを指でさすりながら、腰を揺らす。

「ぁっ、ふっ、ぁんっ」

「おまんこの中、きゅっと締まったぞ? 気持ちいいか?」

「やっ、ゃぁんっ」

「おまんこ気持ちいいって言ってみろ。もっと良くなるから」

 耳元でゼラが囁く。
 この大部屋にいる他の女たちの嬌声も、さっきからひっきりなしに上がっている。
 他の女たちは処女じゃないせいか、私とゼラよりも激しく交わっているようだ。
 すでに何度も射精しているらしく、独特の臭いが部屋の中に充満している。

 突然秘粒クリトリスを摘ままれた。

「ひっ!」

 胸の頂をちゅうと吸われ、ゆるゆると蜜壺をかき回されれば、軽く達してしまった。
 野太い剛直を咥えこんだ媚肉がきゅうきゅうと締まって、絶頂したことを教えてしまう。

 ゼラの瞼の厚ぼったい目が、私をじっと見つめている。

「イキました……ありがとうございます」

「ふん、まあいい。今回は、初めておまんこにちんぽ咥えてイッたんだからな」
 
 初めて優しく微笑むと、ゼラは私の短くなった白金の髪プラチナブロンドの頭を撫でてくれた。

「それに、イッたら子宮が下りて来たな。ほら、ここ。柔らかいのにコリコリして」

 ゼラは腰を使ってゆさゆさと私を揺さぶりながら、下りて来た子宮口を鈴口でこねくり回した。

「ふ、ぁっ、ぁっ、んっ」

 肉傘の開いた亀頭が最奥の肉襞を擦り、こねくり回す。

 ぎゅっぎゅっと媚肉が肉棒を喰い締めて、私の気持ちとは裏腹に射精を促すような振舞いをしてしまう。

 視界が涙でぼやけ、口元はだらしなく緩んで、つうと唾液がこぼれた。

「おまんこに射精してやろうな」

 優しく声をかけられれば、こくりと頷いた。

 どうせ私は最底辺の繁殖用家畜なんだ。
 もしかしたら、奇跡的に助けられるかもしれないって希望をつないでいたのだけれど。

「次にイッたら、出してやる。イキながら熱いザーメン、子宮にいっぱいになるまで注いでやるぞ」

「はい―ーおまんこに、いっぱい下さい」

 鈴口から先走りの汁がこぼれ、愛液と交じり合って、子宮口に擦り付けられる。
 腰をまわされれば、蜜道の肉襞全体に満遍なく陰茎が当たって、ずんと響くか所を刺激される。
 乳首と秘粒クリトリスを同時に摘ままれると……もう。

「ぁっ、! イキ、ますっ。イっちゃうっ、イク、イクっ」

 ついにオークの分厚い体にしがみついて、盛大にイッてしまった。
 両腕を背中に回し、ゼラの皮のような肌を感じながら。
 目一杯広げられていた脚も、オークの腰に絡みつける。

 まるで、このオークが大好きで、子種を外に出されないように、全部お腹の奥に出してくださいって望んでいるみたいに!

 蜜壺全体がうねって、オークの昂ぶりを絞めつけている。
 肉襞が、肉棒に絡んで収縮を繰り返す。
 子種のたっぷり含まれた精液を求めて、おねだりするように下りて来た子宮口が鈴口と合わさった。

「く、下さい。イッてるおまんこに、ゼラさんの、精液……!」
「ようし、出してやるぞっ」

 ゼラはぐぐっとさらに腰を押し付けて、最奥に亀頭を密着させ、子宮を押し上げるようにして、欲望を解き放った。
 子宮口と尿道口がぴったりと合わさり、熱いザーメンがバラ色の肉壁に叩きつけられる。
 ついさっきまで男を知らなかった清らかな場所が、醜いオークの陰茎によって暴かれ、奥まで貫かれて、ねっとりとした白濁に汚されていく。

「ぁっ、熱いっ、熱いのが、中に、で、出てるっ」
「ああ、いっぱい注いでやる!」

 肉襞の隅々まで、雄の精が染み渡り、蜜道はうねりながらも精を奥へと運ぶ。
 固く閉ざされていた子宮口の入り口はわずかに緩んで、たっぷりと与えられた精を中へと吸い込んでいく。

「ぁ、また、イク、イッちゃう、中に出されて、おまんこ、イクぅ、あっ、あーー」
 
 こうして処女も散らされてしまった。
 もう戻る場所もない。
 一度オークの家畜に堕とされた私を、受け入れてくれる人もいないだろう。

 オークの家畜として生きていかなきゃならないのなら、ひどくされるよりは大人しく従って、優しくされた方がいいに決まっている。

 大部屋の中に、女たちの歓喜の嬌声が響き渡っていた。
 

「おまんこ使ってもらって、ザーメン注がれたらちゃんとお礼を言うんだぞ」

「家畜のシロの処女まんこ、ゼラさまのおちんぽで貫通し下さり、いっぱい精液注いで頂きありがとうございました」

 泣きながら、教えられたお礼の言葉を口に出して言うと、本当にオークの家畜になってしまったのだと実感した。

 それが不幸で悲しいかというと、それだけではなくて。
 
 あの時、絶頂しながら子宮に精液をたっぷりと注がれたら、多幸感が心に押し寄せてきた。
 今まで経験したことのない快感に、身も心も歓喜してしまったことをどう考えたらいいのか。


 私はその夜、ゼラの大きな身体にくるまれて、ぐっすりと眠った。


 断罪裁判から、こんなに安らかに眠れたのは初めてだった。
 
 
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