エイトチョーカー【8/Choker】

小松まゐる【コマツ マヰル】

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六悦とケレス

第2輪「適合者にチョーカーを」

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 一二三悦。彼女はとても不安で仕方なかった。

来る惑星強奪戦争では、どんな恐ろしい異星人が地球を奪いに来るかもわからないというのに、同盟星の協力してくれる人数は8人だと聞かされた上に、地球人でサポートを許されたのは、未成年者のこども4人ときた。

あまりにも信じられなかったため、はしたなさは他所に思いっきり叫んでしまった。

メティ「仕方ないわ。適合しないものや動けないものを選べないもの」

金髪のハーフアップから尖った耳がみえる。それ以外は見た目上地球人と変わりないメティ、黄緑色の眼鏡を上げた。

一郎「というか、さっきから言ってるその“適合者”ってどういう意味だ?」

18才男性、根尾一郎【ねお いちろう】。繰り返し聞く言葉“適合者”についてメティに訪ねる。

メティ「説明が遅れてごめんなさい、今から教えるわね。適合者っていうのは、特殊能力を持たない地球人に、私たちの能力を貸し出すのに向いている人材のことをいうわ。私たちケレス星人は、準惑星の星人であるため重力の存在する地球上では弱体化してしまうの。だから、私たちケレス星人8人の異なる能力を…この特殊なチョーカーに宿し、あなたたちに使ってもらうということよ」

メティは黒色のチョーカーを悦たちに1つずつ配った。留め金を後ろに回し、白くなっている箇所が喉辺りに来るよう身につけた。

悦「そういうこと…か。不安が消えた訳じゃないけど、私たちにしか守れないなら…やるしかない!」

迷いなく決断した悦は足に力を入れ、気合いを入れるのであった。
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