女しかいない異世界に転移した僕は、異種族美女たちに求められて孕ませ中出ししまくります

銀鏡。

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第四部 吸血鬼の異種族

第72章 第五の姫 ☆

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 僕の目の前で、セレスティアがゆっくりとしゃがみ込む。
窓からわずかに差し込む光が、その髪をなでるように滑り、彼女の瞳の奥が、何かを確かめるように僕を見つめ返す。

「……ふふ。まずは、こうですわ」

優しく微笑み、彼女は僕のモノを咥えた。
もはや意識を保っていないフィリーネの横で、その妹が口淫を行っている。

 彼女は姉の方など見向きもせず、ただひたすら僕のモノを舐めてきた。
それはとても優しく、味わうようなものだった。

「れろっ……じゅぷっ、んむっ、はむうっ……」

時折鋭い牙を見せながら、彼女は僕を堪能する。
しばしそれを続け、モノが立派に膨れ上がった後、セレスティアは囁くように言った。

「姉様をダメにしたおちんぽ……たったこれだけで、こんなになってしまうのね」

 彼女は優しく、蔑むように微笑んだ。

セレスティアが僕の首元へと顔を寄せる。
吐息が、肌に触れそうなほどの距離。なのに、まるで冷たい霧のように体の芯まで染み込んでくる。

触れていないはずなのに、背筋がじわりと粟立った。

「少しだけ、触れさせていただきますね……」

 囁くような声に、僕はなぜか抗えなかった。拒む理由を考えるより先に、胸の奥が妙に高鳴っていた。

彼女の唇が、僕の喉元をかすめる。
すぐに噛みつかれるわけではなく、ただ柔らかく、まるで恋人のように優しく……それが逆に恐ろしかった。

「……貴方は、わたくしをどう思います?」

 低く問う声に、思わず視線を合わせた。夜色の瞳が、揺れていた。吸血鬼とは思えないほど、人間らしく。

「まだ、よくわからない。でも……綺麗だと思うよ。どこか寂しそうで」

その言葉に、セレスティアの睫毛がわずかに震えた。そして――ゆっくりと、彼女は僕の首筋に唇を重ねる。

そこに感情があった。飢えでも欲望でもない、もっと曖昧で、切実な何か。

 ほんの一瞬、肌に細い牙が触れた。でもそれは刺さらず、まるでその一線を越えるか否か、彼女自身が迷っているようだった。

「……ごめんなさい。今日は、やめておくわ。吸ってしまったら……後戻りできなくなりそうなの」

そう言って、セレスティアは僕の肩に額を押し当てる。その細い背がかすかに震えていた。
僕はそっと手を伸ばし、彼女の背中に触れた。

 結局、血は流れなかった。けれど、何かが確かに交わった気がした。
言葉では表せない、けれど確かなものが。


「セレスティア…」

僕が呟くと、セレスティアはかすかな笑みとともに細い腰を打ちつけた。
それに合わせ、僕も腰を動かした。

その一撃一撃がまるで儀式のように完璧で、僕の理性を遠ざけていく。

 セレスティアと僕。二人のリズムが重なり合い、朝の大広間に甘く深い響きが溢れる。

熱と冷たさ、淫らな快楽と凛とした誓い。
すべてが混ざり合いながら、僕はセレスティアと一つになっていった。

 やがて全身を貫く甘美な高鳴りとともに、僕は深く果てた。
熱くて優しく締めつけてくる彼女の腟内なかに、溢れるくらい射精した。

彼女は甘い声を上げてなおも僕を抱き締め、熱い吐息とともにその余韻を共有するように微笑んだ。



 セレスティアの白い指が、僕の頬を優しくなぞる。
熱いひとときが終わり、昼の光が差し込み始める頃、彼女は静かに僕の胸に身を預けた。

「……わたくし、姉様とは違うのです。わたくしは、貴方に誓う覚悟を……まだ、持てないのです」

ぽつりと落とされた言葉には、少女のような不安がにじんでいた。強く、美しく、どこか冷たい彼女が、今はひどく柔らかかった。

「それでも……貴方に触れたことで、何かが変わってしまった。たとえ、この身がどうなろうとも、もう戻れません」

彼女の声に宿る切なさと熱に、僕はただ黙って彼女を抱き締めた。
何も言わなくても、何かが確かに伝わる気がした。
 

 大広間に差し込む陽光が、天蓋の揺れる影を床に描いていた。
僕とセレスティアは、重なったまま静かに時を過ごしていた。彼女の肌は冷たいはずなのに、不思議と温かく感じる。

「……もう昼、ですわね」

セレスティアが微かに笑った。彼女の頬にはまだ熱が残っていて、さっきの名残がその瞳の奥に漂っている。

彼女はそっと指先を、自分の腹部に添えた。まるで何かを確かめるように。

「この感覚……まさか、とは思うけれど」

 その声には戸惑いがあった。恐れとも、希望ともつかぬ曖昧な揺れ。
けれど、彼女の指は離れない。自分の体の奥で起こっている変化を、確かめようとしているかのようだった。

「ヴァルラーナは、男と交わっただけでは、孕みにくいのですが……ふふっ」

彼女は僕を見る。
その瞳には確かな色があった。氷のように澄んでいて、それでいて揺らぎを隠せない。

「貴方と交わっている間……わたくしの中で、何かがほどけた気がしましたの。ずっと閉じていたはずの扉が、音もなく開いたような。そんな感覚でした」

 セレスティアの手が、再び僕の頬に触れる。細く、冷たく、そして優しい。

「もし……もし、わたくしに命が宿ったのだとしたら。責任、取っていただけますか?」

そう言って、彼女はくすりと笑った。
冗談とも、本気ともつかないその微笑みが、どうしようもなく愛おしかった。

「……ああ。もちろん、取るよ」

 僕の言葉に、彼女は目を細めた。
ふたりの間に流れる静けさは、もう恐れではなかった。ただ静かで、優しい時間だった。

「ふふ、冗談です。貴方は、わたくしだけのものではありませんもの……」

でも、とセレスティアは言った。

「わかってはいても、やはりちょっと残念です。貴方が、わたくしの夫になって下さったなら……」

 赤い目を細めて光らせ、口から白い牙を覗かせながら、セレスティアは微笑む。
その奥には……新たな胎動が確かにあった。


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