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見つけた解決法
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俺たち四人は、俺がよく行く神社に行った。
「ここの石像が怪しいんだ」
俺は犬の石像を指さした。
「犬というよりシーサーでしょ……」
石像を見て言った俺を呆れるロボラン。
「それはそうたけど、犬って見なきゃここまで来た意味がないんじゃないのか?」
「まあ、そうだね」
納得するロボランを見て、俺はちょっと嬉しくなった。
俺は息を吸うと、そのまま淡々と語った。
「俺がまだ人間の時、犬の尻尾を踏んで、次の日犬になったんだ」
「じゃあ、ここの石像に戻してくださいーってするわけ?」
「やってみたんだが、意味がなかった」
「じゃあダメじゃん」
クスッと笑い出すリンに、俺は苛立ちを覚える。
俺達は図書館に行った。
「こんなところにあるのか?解決法が」
「まあ、ここの図書館に頼る」
俺達は図書館を疑いながらも、関係しそうな書類を漁り出した。
「なあ、見てくれ!ドッグフードの美味しい食べ方だってよ!」
「そんなのどうでもいい。ていうかそんな本あるのか……」
俺はちょっと興奮してしまった。
今は犬だからか?
「みんな見て!『犬になってしまった時の対処法』だって!!」
そう嬉しそうに報告したのはリンだった。
「早く中身を!」
俺とダラルが急かすと、リンは本のページをめくっていく。
そして、俺達は見つけた。
「『ここのQRコードを読み取ってください』だって」
リンが文を読み上げると、ロボランはそれを読み取った。
その瞬間、俺達はまばゆい光に包まれた。
「うわ、なんだ!?眩しすぎる!!」
ダラルの声だけが聞こえる中、光はやっとおさまった。
「ここの石像が怪しいんだ」
俺は犬の石像を指さした。
「犬というよりシーサーでしょ……」
石像を見て言った俺を呆れるロボラン。
「それはそうたけど、犬って見なきゃここまで来た意味がないんじゃないのか?」
「まあ、そうだね」
納得するロボランを見て、俺はちょっと嬉しくなった。
俺は息を吸うと、そのまま淡々と語った。
「俺がまだ人間の時、犬の尻尾を踏んで、次の日犬になったんだ」
「じゃあ、ここの石像に戻してくださいーってするわけ?」
「やってみたんだが、意味がなかった」
「じゃあダメじゃん」
クスッと笑い出すリンに、俺は苛立ちを覚える。
俺達は図書館に行った。
「こんなところにあるのか?解決法が」
「まあ、ここの図書館に頼る」
俺達は図書館を疑いながらも、関係しそうな書類を漁り出した。
「なあ、見てくれ!ドッグフードの美味しい食べ方だってよ!」
「そんなのどうでもいい。ていうかそんな本あるのか……」
俺はちょっと興奮してしまった。
今は犬だからか?
「みんな見て!『犬になってしまった時の対処法』だって!!」
そう嬉しそうに報告したのはリンだった。
「早く中身を!」
俺とダラルが急かすと、リンは本のページをめくっていく。
そして、俺達は見つけた。
「『ここのQRコードを読み取ってください』だって」
リンが文を読み上げると、ロボランはそれを読み取った。
その瞬間、俺達はまばゆい光に包まれた。
「うわ、なんだ!?眩しすぎる!!」
ダラルの声だけが聞こえる中、光はやっとおさまった。
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