ゾンビハンターズ

ポケっこ

文字の大きさ
上 下
7 / 7

終わりに

しおりを挟む
「どうしたんですか。」
町外れの公園で、若い母親が困っている。そこにジザロンが駆けつけた。
「うちの息子が誘拐されたんです。」
「その人は、どんな見た目をしているんですか?」ジザロンができるだけ早く尋ねる。
「全身黒の服を着ていて、息子の見た目は緑色の服で、青いズボンです。」ジザロンはそれだけ言わせると、サッと街に走った。
 薄暗く人気のない場所までやってくると、ジザロンは誘拐犯と母親の息子を見つけた。
「お前か、悪さをするやつは。」ジザロンはゾンビハンターズ時代に活躍していたハンマーを持った。
「こいつを助けたければ、日没までに10億円を」
「用意はしない。力ずくで助けるだけだ。」誘拐犯はすぐショットガンを持った。
「俺はこいつを殺したいだけなのに、なんでそんなに邪魔をする?一歩でも動いたら、まずはお前を撃つからな。」でもジザロンは動じなかった。
「足が動かなかったらいいんだろ?」ジザロンは所持しているハンマーを前に突き出した。
 そこにユリとチサも到着した。
「動くな、二人とも。撃たれるぞ。」
誘拐犯は、シャイニングループの三人を撃った。しかし、銃弾は絣もせずかわされた。
「どうした?動いてないよね。」ユリは着地すると、チェーンソーバーの能力を使って、誘拐犯の持つ子供を助け出した。そして、なんとか誘拐犯も逮捕した。

 戦いが終わると、子供を母親のもとに返してあげた。
「ありがとうございます。本当にもう、感謝しきれませんよ。」そう言って、母親は嬉しそうに帰っていった。
「まず一つ、市民の笑顔を見られたね。」
「ジザロンったら、人から信頼されてるよー。」
ユリが、ジザロンの顔を覗き込んだ。ジザロンは恥ずかしそうに後ろに下がった。
「やめろ。お…俺は短気だから、いい加減にしないとぶつぞ。」
その後は、あたりに笑いが広がった。


これから、シャイニングループの三人は、どのような成長を、活躍を、見せてくれるのだろうか。


 終わり
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。


処理中です...