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魍魎の影に潜む
51 伝わる言葉
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悪鬼と竜神が跡形なく消え去り、降り注ぐ鱗がチラチラ瞬く夜空の下。血溜まりの中に癒々はいる。赤く濡れそぼった身体には、ほぼ生気がない。
虫の息だと誰もが思う、そんな有り様で癒々は倒れている。晶鷹は癒々に寄り添い、なんとか温めようとしているのか、白い翼を広げていた。
「癒々、もう平気だよ。癒々……」
「酷い……生きたまま、こんな……っ」
凄惨な様子に箚士あやめが口元を覆った。紙のように白い顔をした癒々は全く動かない。出血が多い肩の傷からは、まだ血が流れていて。
人が現れたからか、晶鷹は翼をたたみ地面をつついている。それから班長の服を啄む。救助を急かすみたいに。
「棍棒と服で担架を作りましょう」
「いえ、写し身様の傷口を縛って、俺の精霊に乗せて下さい。その方が早い」
箚士伊織が馬の手綱を引く。晶鷹はまだ癒々の傍を頻りにつついては、誰かの裾を引っ張った。急ぎたいのは山々だが、慎重に癒々を担ごうと皆で腕を伸ばす。
だが突然大成が小猿姿で、そして御弥真までも飛び出して来るから皆で驚く。降臨で余力もないのに無理を押してまで、何故なのか。
「キイ!」
「カア!」
白い嘴と小さな手が、必死に地面を叩いた。いいや影をか。癒々の影……?
「そうだ、玉はどうした?」
「五十鈴ちゃんが取り込まれたって……もしかして影の中に?」
「キキッ」
玖玲と僕が察して、力強く肯定した大成。隠し場所にするなら絶対に安全な所だと僕も思う。影を渡る能力の活用法なんだろう。
「玉を回収しないと不味いとか?」
「使えるとかかも。やってみましょう」
箚士あやめが数珠を手に巻き、何かを唱える。そのまま癒々の身体で出来た影に手を伸ばした。
「現世にありて我が身は空蝉、常世にありて我が身は金床の槌……」
水面に指先を浸すように影に飲まれる腕。肩まで沈め、やがて引き抜かれた手には、無惨に罅割れる砕かれた玉があった。
「まだ少し光ってる」
「どうしたらいいの?」
「神頼みでもしてみますか」
皆が戸惑い視線を合わせる中、のほほんとした班長の言い草はやけに浮いた。至極普通に言われ、意味を飲み込むのが逆に難しくなる程。
「竜神様はもう力尽きてるんじゃ?」
「でも折角ここにありますし。究極的に言って、御神体に直接願掛けしても駄目なら、それで諦めも付くかと」
「……やってみる」
あんまりと言えばあんまり。だけど他に望みがないのも事実だ。竜神の心臓を担った写し身すら助けてくれないなら、確かに神々に対し諦めも付く。
砕けた玉に両手を当て、僕は真摯に直向きに祈る。救いを乞えるのは最早、遠くの神々だけなんだと。
「癒々を助けて下さい。戦って傷付いた人達を助けて……でないと酷いぞ、覚悟しろよ神様」
「んっ!?」
「こんだけ癒々にやらせておいて、何もしないとか罷り通る筈ないだろ。大好きな精霊とも喧嘩別れで、悲しませてばっかりだったんだから褒美くらい出せよ。お前ら本当いい加減にしろ……!」
これはただ事実を列ねて要望を具体的に言語化してるだけなので。取り違えないようにお願い致します神様。ただし全て事実だってこと、骨の髄まで理解してどうぞ。
「お祈りかと思ったら、バリバリのお気持ち表明だったわ」
「はあ、ちびすけ……脅しが足りない」
「この上まだ煽ります!? 怖いものなしかこの人!」
「俺だって不愉快には感じてる。癒々は都で勉強して書物を読みたいと言った。自分の望みを口にしたのはその一度きりだよ。そんな細やかな願いすら叶えてやれない能無しを、とても敬う気にはならないね」
「それもあった! いつか僕が死んだらそっちに殴り込みに行くからな!」
ほら、僕は図太さに幾分か割り振ってるしね。必要とあらば神様とも喧嘩するもんだって、兄弟子が言ってるから。分かるよね、泣き落としでもなんでもなく、本気で思ってるよ。
「!」
観念したのか玉が真っ二つに割れた。泡が一つ現れて浮かぶ。それは高く昇り、布を広げるように穏やかな波動で大気を揺らした。歌だ。人間の言葉じゃない、精霊の……
「私は生まれた……あなたの為、会いに……約束の人」
箚士あやめが耳に手をやり言葉を拾う。いつの間にか、暗い夜空にも色が差す。夜明けだ。
「どこにいるのか……名前を呼んで……?」
「ここにいる!」
衝動的に立ち上がり声を上げた。悲しいままで終わらせないで欲しかった話の続きが、今ここに結ばれるんだと悟ったから。
「癒々はここにいる! ずっと君を大切に思ってるんだ! 癒々を助けて、叶えてあげて!」
願いを叫ぶと空から何かが零れ落ちる。雪かな、涙かな、もしかしたら花びらかもしれない。
「君の名前を預かった! 癒々が君に贈る名は」
見付けてくれと両腕を掲げる。天まで届け。
「──旭!」
群青と薔薇色の滲む空を舞い、優美な鰭がはためいた。細長い魚体で空を泳ぐ精霊が現れる。癒々にとって君は夜明けの光そのもの。たくさんの思いを宿す名前だ。
「綺麗ね……」
本当に綺麗な精霊だった。限りなく白に近いけどうっすら紅が差す、桜みたいな鱗が繊細に光を弾く。動かない癒々に顔を寄せ、生まれたばかりの精霊は身を震わせた。
──ゆゆ……!
ぐるりと巻いた身体の中、癒々に光を注ぐ精霊。小さな光球がふんわり漂うと、無惨な傷口が消え失せ、切り落とされた耳すら治った。
生まれたばかりと思えない破格の能力。この精霊、凄く強い。これ以上伸びるかは分からないけど、今の時点で既にある種の到達点だろう。
「名前、最初に呼んでごめんね。でも癒々から預けられたし、伝えなきゃって……」
構わないと魚の精霊は頭を振った。そして加護を与える。注がれた力の全てを受け取れるのは癒々だけ。たった一人の為に生まれて、たった一人と共にある為に生まれ変わった魂だから。
やっと結ばれた縁は固く強く。旭は癒々に身を寄せて、穏やかに喜びを歌う。波に似た音の連なりはやまない。日が半分顔を出す頃、癒々は目を覚ました。
「……聞こえてたわ……私も、ずっとあなたに、会いたかった……」
──ゆゆ!
「癒々! 癒々っ……どこも痛くない? 動ける? 僕のこと分かる?」
ぎん──癒々は微かな声で、さも大切そうに二文字の音を紡ぐ。僕を見返す癒々の双眸は黒い、あの綺麗な瞳の色が失われていた。
黒い髪に黒い目をした癒々、でも何一つ変わってない。蕾が綻ぶような笑い方も、優しい清らかな空気も、全部癒々だ。
「圜……私の、大事な人よ。友達だもの……」
「癒々……!」
言いたいことは山程あったのに。冷たい頬に触れたら、不思議と全部消し飛んでしまった。行き場のない感情は言葉でなく涙になる。抱き付いた身体が鼓動し、息をしてくれている……
それだけで良かった。僕は癒々が好きだから。
虫の息だと誰もが思う、そんな有り様で癒々は倒れている。晶鷹は癒々に寄り添い、なんとか温めようとしているのか、白い翼を広げていた。
「癒々、もう平気だよ。癒々……」
「酷い……生きたまま、こんな……っ」
凄惨な様子に箚士あやめが口元を覆った。紙のように白い顔をした癒々は全く動かない。出血が多い肩の傷からは、まだ血が流れていて。
人が現れたからか、晶鷹は翼をたたみ地面をつついている。それから班長の服を啄む。救助を急かすみたいに。
「棍棒と服で担架を作りましょう」
「いえ、写し身様の傷口を縛って、俺の精霊に乗せて下さい。その方が早い」
箚士伊織が馬の手綱を引く。晶鷹はまだ癒々の傍を頻りにつついては、誰かの裾を引っ張った。急ぎたいのは山々だが、慎重に癒々を担ごうと皆で腕を伸ばす。
だが突然大成が小猿姿で、そして御弥真までも飛び出して来るから皆で驚く。降臨で余力もないのに無理を押してまで、何故なのか。
「キイ!」
「カア!」
白い嘴と小さな手が、必死に地面を叩いた。いいや影をか。癒々の影……?
「そうだ、玉はどうした?」
「五十鈴ちゃんが取り込まれたって……もしかして影の中に?」
「キキッ」
玖玲と僕が察して、力強く肯定した大成。隠し場所にするなら絶対に安全な所だと僕も思う。影を渡る能力の活用法なんだろう。
「玉を回収しないと不味いとか?」
「使えるとかかも。やってみましょう」
箚士あやめが数珠を手に巻き、何かを唱える。そのまま癒々の身体で出来た影に手を伸ばした。
「現世にありて我が身は空蝉、常世にありて我が身は金床の槌……」
水面に指先を浸すように影に飲まれる腕。肩まで沈め、やがて引き抜かれた手には、無惨に罅割れる砕かれた玉があった。
「まだ少し光ってる」
「どうしたらいいの?」
「神頼みでもしてみますか」
皆が戸惑い視線を合わせる中、のほほんとした班長の言い草はやけに浮いた。至極普通に言われ、意味を飲み込むのが逆に難しくなる程。
「竜神様はもう力尽きてるんじゃ?」
「でも折角ここにありますし。究極的に言って、御神体に直接願掛けしても駄目なら、それで諦めも付くかと」
「……やってみる」
あんまりと言えばあんまり。だけど他に望みがないのも事実だ。竜神の心臓を担った写し身すら助けてくれないなら、確かに神々に対し諦めも付く。
砕けた玉に両手を当て、僕は真摯に直向きに祈る。救いを乞えるのは最早、遠くの神々だけなんだと。
「癒々を助けて下さい。戦って傷付いた人達を助けて……でないと酷いぞ、覚悟しろよ神様」
「んっ!?」
「こんだけ癒々にやらせておいて、何もしないとか罷り通る筈ないだろ。大好きな精霊とも喧嘩別れで、悲しませてばっかりだったんだから褒美くらい出せよ。お前ら本当いい加減にしろ……!」
これはただ事実を列ねて要望を具体的に言語化してるだけなので。取り違えないようにお願い致します神様。ただし全て事実だってこと、骨の髄まで理解してどうぞ。
「お祈りかと思ったら、バリバリのお気持ち表明だったわ」
「はあ、ちびすけ……脅しが足りない」
「この上まだ煽ります!? 怖いものなしかこの人!」
「俺だって不愉快には感じてる。癒々は都で勉強して書物を読みたいと言った。自分の望みを口にしたのはその一度きりだよ。そんな細やかな願いすら叶えてやれない能無しを、とても敬う気にはならないね」
「それもあった! いつか僕が死んだらそっちに殴り込みに行くからな!」
ほら、僕は図太さに幾分か割り振ってるしね。必要とあらば神様とも喧嘩するもんだって、兄弟子が言ってるから。分かるよね、泣き落としでもなんでもなく、本気で思ってるよ。
「!」
観念したのか玉が真っ二つに割れた。泡が一つ現れて浮かぶ。それは高く昇り、布を広げるように穏やかな波動で大気を揺らした。歌だ。人間の言葉じゃない、精霊の……
「私は生まれた……あなたの為、会いに……約束の人」
箚士あやめが耳に手をやり言葉を拾う。いつの間にか、暗い夜空にも色が差す。夜明けだ。
「どこにいるのか……名前を呼んで……?」
「ここにいる!」
衝動的に立ち上がり声を上げた。悲しいままで終わらせないで欲しかった話の続きが、今ここに結ばれるんだと悟ったから。
「癒々はここにいる! ずっと君を大切に思ってるんだ! 癒々を助けて、叶えてあげて!」
願いを叫ぶと空から何かが零れ落ちる。雪かな、涙かな、もしかしたら花びらかもしれない。
「君の名前を預かった! 癒々が君に贈る名は」
見付けてくれと両腕を掲げる。天まで届け。
「──旭!」
群青と薔薇色の滲む空を舞い、優美な鰭がはためいた。細長い魚体で空を泳ぐ精霊が現れる。癒々にとって君は夜明けの光そのもの。たくさんの思いを宿す名前だ。
「綺麗ね……」
本当に綺麗な精霊だった。限りなく白に近いけどうっすら紅が差す、桜みたいな鱗が繊細に光を弾く。動かない癒々に顔を寄せ、生まれたばかりの精霊は身を震わせた。
──ゆゆ……!
ぐるりと巻いた身体の中、癒々に光を注ぐ精霊。小さな光球がふんわり漂うと、無惨な傷口が消え失せ、切り落とされた耳すら治った。
生まれたばかりと思えない破格の能力。この精霊、凄く強い。これ以上伸びるかは分からないけど、今の時点で既にある種の到達点だろう。
「名前、最初に呼んでごめんね。でも癒々から預けられたし、伝えなきゃって……」
構わないと魚の精霊は頭を振った。そして加護を与える。注がれた力の全てを受け取れるのは癒々だけ。たった一人の為に生まれて、たった一人と共にある為に生まれ変わった魂だから。
やっと結ばれた縁は固く強く。旭は癒々に身を寄せて、穏やかに喜びを歌う。波に似た音の連なりはやまない。日が半分顔を出す頃、癒々は目を覚ました。
「……聞こえてたわ……私も、ずっとあなたに、会いたかった……」
──ゆゆ!
「癒々! 癒々っ……どこも痛くない? 動ける? 僕のこと分かる?」
ぎん──癒々は微かな声で、さも大切そうに二文字の音を紡ぐ。僕を見返す癒々の双眸は黒い、あの綺麗な瞳の色が失われていた。
黒い髪に黒い目をした癒々、でも何一つ変わってない。蕾が綻ぶような笑い方も、優しい清らかな空気も、全部癒々だ。
「圜……私の、大事な人よ。友達だもの……」
「癒々……!」
言いたいことは山程あったのに。冷たい頬に触れたら、不思議と全部消し飛んでしまった。行き場のない感情は言葉でなく涙になる。抱き付いた身体が鼓動し、息をしてくれている……
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