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第3節 女子高生(おっさん)の日常といともたやすく行われるアオハル

75.女子高生(おっさん)と小学生達

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〈川.橋下〉

「ふふふ……君達、なにしてるのかな~?」

 俺は橋の下でエロ本を読んでる小学生達に突撃した。普通なら見知らぬ人間に声をかける勇気など無いおっさんだが、いざとなればワンパンで倒せる子供(ガキ)相手には強かった。

「わわわっ!!? なっ、なんでもないですっ!!」

 案の定──小学生男子達は慌てふためいてエロ本を隠した。所詮は小学生といえど、その素早さは大したもので俺でなきゃ見逃しちゃうね並の速さだったが間違いなくエロ本だ。
 四人の小学生男子達はわかりやすく、おっさんの視線からエロ本を隠すように横一列に並ぶ。もうバレバレだというのに……その必死さに思わず表情が緩(ゆる)んで微笑んだ。
 
「「「──!!??」」」

 小学生男子達はそんなおっさんを見て、まるで伝説のポ○モンにでも遭遇したかのように固まった。勢いで突撃してしまったが、事案事項として不審者情報センターに通報される可能性が脳を過(よぎ)り急いで取り繕う。

「ごめんごめん、大丈夫。私も昔ここでよくえっちな本見てたから、仲間仲間。久しぶりにそんな思い出に浸りたくてさ……ね? 私にも見せてよ」
「「「はっ……はいっ!!」」」

 小学生男子達は赤くなりながらもおっさんの言葉に素直に従った。やはり、所詮は小学生。昔は近所の小学生達にも何故かなめられたりしていたが……大人の風格には敵うまい、と勝ち誇りながら差し出されたエロ本を手にした。

「……………………………これ、水着写真集じゃん……」

 小学生達が見ていたのは裸ではなく、極めて健全なアイドルの水着写真集だった。肌の色に近い水着だったため一瞬ではわからなかったのだ。
 確かに写真のアイドルの子は可愛いし、小学生にはこれで充分えっちかもしれないが……未来で様々なコンテンツや性癖を目にしてきたおっさんにとって、これではちょっと物足りなかった。

 そして、2000年代初頭の小学生達に少し憐(あわ)れむと同時に同調する。平成初期に小学生だったおっさんも、廃棄されたえっちな本くらいしか性に触れる機会など存在しなかった。
 それが良い事か悪い事かどうかは別として……簡単に情報を取捨選択できる2020年代の子供達は性情報に関して言えばある意味では恵まれているのかもしれない。

「……そうだよね……この時代では小学生はケータイなんかまだ持てなかったもんね……やっと見つけたその宝物、大事にしなよ? ……あ、そうだ」

 不憫に感じたおっさんは、ある妙案を思いつき子供達に言った。

「特別に……もっと刺激的なこと……私が教えてあげようか?」

 その言葉に、小学生達はもはや血眼になりながら首を縦に振る。やはり未だに本物の性を知らぬままに抑圧されているみたいだ。
 何事も溜めすぎはよくない、時には開放も必要だ、とおっさんは刺激を与えてあげることにした──

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〈ゲームセンター〉

「──そうそう! 溜めた欲望ドンドン解放して!」

 小学生達を引き連れゲーセンにやってきたおっさんは、奢(おご)りでガキ共に『太鼓の○人』を思う存分やらせた。ストレス発散にもなるし、近い将来……もっと大人気になるので今のうちから達人になればモテること間違いなしだ。

 最初ガキんちょ達は『思ってたのと違う……』みたいな表情をしていたが、一緒にプレイする内にドンドン上達していき楽しんでいた。
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