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第13話 どこまで読めた?
しおりを挟む私の弟は、幼くして亡くなった。
まだ私が高校1年生の頃。
1つ下で中学生だった弟は、病院側の手術ミスによって命を落とした。
弟は生まれつき心臓が弱く、よく学校を休んでいた。
体力もなく激しい運動は行えない。
そんな弟の唯一の趣味は、読書だった。
弟、コテツは朝も昼も夜も、部屋でずっと本を読んでいた。
得に好きなのがSF小説で宇宙に関する話だとか、タイムリープものとかそう言った本を好んで読んだ。
学校も休みがちで友人も少なかった為、弟にとっては私が1番の友達だった。
「この本のここの部分が面白かった」とか「この場面は物理学上あり得ないけどフィクションとして面白い」とか、
コテツは色んな本を私に紹介し、楽しそうに解説をしていた。
私は残念ながら読書が苦手だったので、
勧められた本を読んでみても眠くなってしまい、途中で諦めてしまう事が多かった。
「お姉ちゃん。どこまで読めた?」
私が最後まで読んでいない事を想定し、コテツは笑う。
「んー、こんだけ。」と最初の15ページほどを指し、恥ずかしそうに言うと、
コテツは「しょうがないなあ。」と言いながらも私が楽しめる様にその後の物語を要約し、教えてくれる。
コテツは、将来の話をする事は少なかった。
普通だったら高校はどこに行って大学はどうするかとか、将来何になりたいだとか、
そう言った話をする年齢なのだが、私達はしなかった。
彼も私も分かっていた。
コテツはどの位生きられるのか、分からないのだ。
余命宣告を受けていた訳ではない。ただ、いつまで生きられるのか、いつ治るのかも分からなかった。
そんな中、ある時コテツは私にこう言った。
「お姉ちゃん。俺、小説家になりたい。」
それを聞いた私は、驚いたがそれ以上に喜んだ。
不透明な未来だが、今後の事を考えている弟が誇らしかった。
「じゃあ、ペンネームは何にする?やっぱ本名でやる?」
私がそう聞くと、コテツは暫くの間考えて、「コテツ」と言った。
名前だけじゃん、と私が笑うと「だって覚えやすいし、いいでしょ」と少し恥ずかしそうに笑った。
そんな大切な弟の人生が一変する出来事が起こる。
親が色々な病院を周り、ようやく手術が出来る病院を見つけた。
そこは大きな大学病院で、弟は検査を受け手術する事になった。
心臓の手術なので簡単な事ではないと私も理解していた。
実際に医師の先生からも両親へ、難しい手術になると言ったそうだ。
最悪、生きて帰らない事になる可能性もある。
だが、治れば弟は病気の心配をせず、未来を語る事が出来る様になる。
両親もかなり悩んだが、最終的にはコテツに手術をするか、しないかの判断を任せた。
そしてコテツは、手術を受け入れた。
手術の当日、弟はずっと安らかな表情だった。
親は大丈夫だからね、成功するからね。と泣きながら言っていたが、
どうも私には弟の表情が死を受け入れている様に感じて、
「生きて戻って来い!絶対、戻って来い!」と弟を泣きながら抱きしめた。
コテツは小さな声で
「お姉ちゃん。ありがとう。」と優しい声で笑った。
コテツが看護師さんに連れられて手術室に入って行った後、両親と私はずっと祈る様に手術の終わりを待った。
母と私と父。横並びで座り、手を握り合った。
みんな、静かに泣きながらも、何も言わなかった。
結果として、コテツは帰ってこなかった。
手術室から急いで出てきた人が、看護師なのか医師なのか私には分からなかったが、
コテツが亡くなったと言う事をその人は話した。
その場で母は崩れ落ち、号泣した。
父は母を支えながらも一緒に泣いていた。
でも私はその様子を見ても全然現実味が感じらなくて、ただただそこに立ち尽くした。
その後、別室で医師より説明があった。
医療用語が沢山出てきて難しくて分からなかったけど、
要するに医師の小さな手術ミスにより心肺停止になったと言う。
静かに聞いていた両親の顔は、話が進むに連れ見た事もない顔になっていった。
母親は手を握りすぎて爪が食い込み血が出ていた。
滅多に怒らない父親が、凄く恐ろしい顔をしていた。
耳を塞ぎたくなる程の大声で、父親が怒鳴った。
「この術中の死亡例は殆どない!こんな大きな病院で、そんなミスが起こるなんて!!!」
医者は両親の罵倒を受け流し、ひたすらに謝った。
そして何度目かの話し合いの末、和解金として数千万円を病院側が支払い、この件は終わりになった。
両親は弟が亡くなった後、暫くは感情を無くしたかの様に淡々と日々を過ごしていた。
今までの様な家族の関係が一変して変わった。笑わない母親、寡黙な父親。
私だって、悲しくて悲しくてたまらなかったが、
そんな両親を見て「自分が頑張らなければ」と掃除や家事なども積極的に手伝い、両親の心の回復を待った。
私が無理して元気に立ち振るう姿を見て、両親も思う所があったのだろう。
私達家族は少しづつ、また以前と同じく笑い合える様になっていった。
その後月日が流れ、私はもう27歳になった。
私はその後大学を卒業し、親元を離れた。
現在は出版社に勤務し、校閲の仕事をしている。
校閲とは、出版前の小説などに誤字脱字がないか、内容に矛盾がないか等をチェックする仕事だ。
小説を全然読めなかった私が、こんな仕事についている。
もしこの事をコテツが知ったら笑うだろうか。
だが実際は全ページを読みながら確認するのではなく、
1行1行を「文」ではなく「文字」としてチェックしているので、ちゃんと読んでいるとは言い難い。
かなり神経を使う仕事なので、毎日目の奥が痛くなり、肩こりも酷い。
だが今日の夜は、友達と飲みに行く約束がある。
午後からは少し眠く集中出来なかったが、今日は飲み会!と自分に言い聞かせ、何とか仕事を一気に終わらせた。
「あー!終わった!」
そう言うと、横にいた同僚は「俺今日締め切りの小説、まだ終わってねえんだぞ。」と睨みながら言った。
「今日飲み!手伝えないごめん!」
そう告げて足早に会社を去った。
会社から一歩外に出ると、暖房が効いていた室内とは違い外気は冷たく、雪も降っていた。
「さむ…。」
そう呟いて、手に持っていたマフラーを首元に巻きつけた。
少しは暖かいが、それでも風が吹くたびに寒気が顔にあたり寒い。
早く店に行こうと最短で行ける様に、路地裏を通っていく。
その路地裏の先に、淡い色をしたカーテンの様なものが見えた。
何だろう、と思い周りを見渡すが、路地裏なので他に人がいなかった。
寒いし、まあ、何でもいいやと軽い気持ちでそのカーテンの様なものを通り過ぎた。
——————————
「…ん?」
気がつくと先ほどまでは夜だった筈なのに、目の前は太陽が登り明るくなっていた。
と言うか暑い。物凄く暑い。
雪が降っていて先ほどまで寒かった筈なのに、今は真夏の熱気と暑さを感じる。
マフラーとコートを急いで脱いだが、ニット生地のタートルネックを着ているので脱いだ所でそれでも暑い。
「なんだろ…。」
突然の出来事に混乱するが、不思議と恐怖はしなかった。
ふと、弟を思い出す。
そう言えばこんな風に「変な場所へ突然行っちゃう」とか、「タイムリープ」とか、そう言ったSFが好きだった事を思い出す。
「…お姉ちゃん、そんな世界に来ちゃったのかな。」
焦る気持ちよりも、この事をコテツに話したくなって、ワクワクした気分になってくる。
だがあまりの暑さに、額から汗が噴き出る。
何か飲み物でも買いたいと思い辺りを見渡すと、とあるお店を見つけた。
恐る恐る外から覗いてみると、商品が色々と置いてある事が見え中に入る。
「いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。」
何故か店員が3回同じ言葉を言った。
なんか気味が悪いな、と思ったが店内の涼しさにホッとする。
飲み物の欄を見ると、見た事がない文字の値札が付いていた。
「…円じゃない。お金使えるのかな。でも店員さん日本語だったしな…。」
「まあ、物は試し。」と言いジュースを持ってレジに向かった。
店員に差し出すとジュースのバーコードを読み取り、2度目3度目と、1つの商品を3回スキャンした。
「960dhnです。 960dhnです。 960dhnです。 」
3回スキャンしてたら料金高くならない?と思いながらダメ元で、自分の財布から1000円差し出す。
店員は不思議そうにそのお札を見つめた。
「やっぱ、ダメか。」
と私は呟いたが、店員は暫くして
「様々な紙幣可能。様々な紙幣可能。様々な紙幣可能。」
と820円のお釣りをくれた。小銭は普通に日本円だった。
「ありがとう。」と受け取ると
「ありがとう!ありがとう!!ありがとう!!!」とまるで3回言えと言わんばかりに語尾が上がっていく。
その迫力に負け、3回同じ様にお礼をした。
外に出てみると、近くに公園の様な物があった。
その中心に大きな時計が設置されており、秒針をよく見ると、1秒で進む針が同じ秒数の所を3回トントントンと動いた後
次の秒数に進んでいた。
進んでも、やはり同じ秒数の部分でトントントンと3回動いている。
それを見て何となく、理解した。
「うーん。全部3回繰り返すって…事?」
そう思い周りの人を見てみると、右足を出し3回、その後左足を出し3回地面を踏んで歩いている。
普通に歩けばすぐに行ける距離もこの様子だとかなり時間がかかる。
「効率悪いねえ…。」
呟きながら先ほど買ったジュースを飲む。
読めないけど、パッケージにも3回その商品名らしき文字が書いてある。
何の味だかも分からず買ったけど、飲んでみたら普通に美味しかった。
「コテツ見てる~?お姉ちゃん変なとこ来ちゃったよ。」
空に向かって呟く。
コテツがもしここに来てたら、それはもの凄いはしゃぎ様だったと思う。
そのはしゃぎっぷりが容易に想像出来て、
「コテツー!一緒に楽しもー!」と大声で笑った。
「お姉さ~ん。何か、すごーく楽しんでな~い?」
突然2人の男性が目の前に現れ、驚いた私は飲みかけていたジュースを吹き出してしまった。
「あ、すみません。」口元を拭いながら謝ると、
「いえ、突然声かけてすみません。」とカーキ色の髪の毛をした男性が謝ってくれた。
「我々はAUPDと言います。私がアマギリ、彼はセイガさん。」
癖っ毛で無精髭の人が、セイガさん。カーキー色で短髪なのがアマギリさん。
何だかよく分からないけど、とりあえず挨拶をする。
「あ、こんにちは~。」
「あ、こんにちは~じゃなくって。お姉さんマイペースねえ。こんな世界に来ちゃって驚かないの?」
セイガさんはそう言ったが、確かに驚きよりも「海外に来た」位の感覚で楽しんでしまっていた。
「すみません。SF好きな弟がいまして。彼はこう言う世界に来てみたかったんだろうなって。
彼が経験したかっただろう不思議な体験に、私もワクワクしてしまって。」
セイガさんが、笑いながら言う。
「良いねえ~。我々も、いつもこう言った平和な任務だと嬉しいんですがね。」
そして少し談笑した後に、アマギリさんが説明をしてくれた。
私は元の世界線から飛んで、違う世界線にいる事。
また、完全に元の世界には戻れないので、0.0001%異なる世界線への移送になる事。
「0.0001%かあ。何か変わってたらいいなあ。」
のんびりとそう呟く私に、アマギリさんが少し表情が固くなる。
「その数値は誤差、ではすまされない事もありますよ。あなたが例えば誰かとぶつかった、でも0.0001%違えばぶつからなかった。
その位、顕著に差が出る事もあります。」
私はその言葉を聞いても、ピンと来なかった。
もし交友関係が今までとは違っても、まあそれはそれで良いかななんて呑気に考えた。
「じゃあ、もうそろそろ戻ろうか~。あ、その飲み物こっちで貰うわ。」
セイガさんがそう言うので持っていたジュースを渡す。
アマギリさんが何か手首の装置を触っていた。興味津々で近くに寄って見てみたが、見ちゃダメですと制止されてしまった。
「じゃーね。お姉さん。お元気で~。」
セイガさんの声がした瞬間、パッと目が暗くなった。
——————————
「寒い!!!」
気がつくとそこは今まで通りの路地裏で、突然襲ってきた寒波に鳥肌が立つ。
急いでコートとマフラーをして手を擦りながら辺りを見渡す。いつも通りの風景。
先ほどまで経験は、夢だったのかな。
夢なら夢で楽しかったけれど、何だか急にどっと疲れてしまった。
これから飲み会なんて、とても疲れて行きたくない。
体調が悪いから行けない、と友人に電話し家路を急ぐ。
今度コテツのお墓参りに行った時、今日あった出来事を全部話そう。
何でも3回する世界、AUPD…だっけ。セイガさんとアマギリさん。
「お姉ちゃん!もっと詳しく聞かせて!」
と笑ってくれる彼の姿が目に浮かんで、自然と私も笑顔になる。
家に着き、急いで部屋の暖房をつけた。
私の部屋の中は小説だらけだ。
検閲した小説は出版後1部必ず貰える。正直いらないけど、作家さんからの気持ちでもあるので断れない。
そうやって本棚から溢れて、現在は床に本が沢山積んである状態なのだ。
ふと、本棚の中の1冊に違和感を覚える。
「あんな背表紙の小説あったっけ…。」
今まで、あんな本なかったと思う。
シリーズ物の様で、隣にも数冊同じタイトルの本がある。
不思議に思い、その小説を本棚から出して表紙を見る。
その本の著者の欄に「コテツ」と記載されていた。
「え、え!え!?」
その本を持ちながら、私は狼狽えた。
ペンネーム、コテツにする。そんな会話を、昔した記憶がある。
同名の著者だろうか、でも帯の謳い文句を見る限りこれはSF小説だ。
その後直ぐに実家に電話をした。
「ああ、久しぶり~。」と呑気な母親の声を遮って、
コテツって名前の人が書いた本が家にある事を慌てながら伝えると、
「あの子もう小説家になって何年も経ってるじゃない。毎回お姉ちゃんにも本送ってるでしょ。」
と訳の分からない返事が返ってきた。
「コテツは手術のミスで…」と続けるも、
「えー?手術はちゃんと成功したし、後遺症もないじゃない…。あなた酔ってるの?」と言われた。
そのままごめんと伝え電話を切った。
「落ち着け~落ち着け~。」
そう言いながら、部屋の中を何度も行ったり来たりを繰り返した。
そう言えば、全然自分事に考えていなかったけど、
戻る世界線には0.0001%の差があるってセイガさんとアマギリさんが言っていた。
もしかして、この世界、
その0.0001%の差でコテツが助かった…?
慌てて携帯を取り出す。
もしかしてと思い、電話帳を探すとその中に【コテツ】の名前を見つけた。
「…うそ!うそ!!コテツ!!!」
慌てて電話の発信ボタンを押す。
プルルル…とコール音が何度も鳴り響く。
「もしかしてもしかして!お願い!出て!」
そう言った瞬間、電話口から声が聞こえてきた。
「お姉ちゃん。俺の新刊、どこまで読めた?」
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