if

しゃんゆぅ

文字の大きさ
上 下
3 / 3

3

しおりを挟む
「ご飯できたよー」

「はい。福神漬けとらっきょうは出しておきました」

「わぁ!ありがとう!ふふふっ、今日のらっきょうは大家さんから貰ったやつだからとっても美味しいやつだよ」

「そうなんですね。楽しみです」

「そういえば今日買ってきた福神漬けは赤なんだけど、黄色い福神漬けもあったの。何が違うんだろう…」

「後で調べてみましょうか。今はこの美味しいカレーを食べたいです」

「えぇ!一緒に調べましょ!では、いただきます」

「いただきます」

「あら、ポテトサラダ忘れてた!先に食べてて」

「わかりました。…あの」

「大丈夫!コーンは入れ忘れてないよ!」

「ふふっ。ありがとうございます」

「とーちゃく!ちょっと疲れた顔してたけど、元気になって良かった。あんまり頑張りすぎないでね」

「…はい。ありがとうございます」

「私に出来ることはあんまりないかもだけど、遠慮なくじゃんじゃん言ってね」

「…私は貴女がいてくれるだけで幸せです」

「…!わっ、私も!すっごく、すっごく幸せよ!」

顔を見合わせどちらともなく笑う


ああ、今日も私は

沢山のifもしを殺しながら生きていく

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...