誤字脱字を減らす方法

瑠璃垣玲緒

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ワンランク上のアドバイス

敬語は使わないといけない場合がある?

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敬語は苦手という方は多いと思います。
現代社会においては相対敬語として、必ずしも敬語を使わなくても良いとされています。
ただし、中世などの身分制度がある社会においては絶対敬語のため、身分や上下関係で使用しなければならないのです。
タメ語は極々一部の気の置けない者にだけ許すもので、一般的には親兄弟であっても丁寧語程度しか認められていなかった。親しくない者にも許すのは所謂変わり者か、ヤクザもの扱いか、学のない下流の平民の言葉なのです。

敬語を使わない=丁寧語です。

“親しき仲にも礼儀あり”
で非常に親しくなってから、タメ語を認めてもらえるのです。

ざっくばらんな気を使わない関係を表現したい気持ちも分かるのですが、貴族社会を描くのならば、尊敬語や謙譲語を使用しなければ、上流階級らしさの説得力にかけてしまいます。
書籍化した作品を書いている方は上手に使い分けられています。

敬語が知らない、使い慣れずに間違えるならば、「使わなくても良い」と言われた場合はタメ口でも問題ないです。
しかし問題なく使えるのに、使いたくないから使わないのは論外であり、ざまぁする資格がないほどの失礼極まりない重大な過失になり得るのです。

敬語は広義であり、相手を敬うことを言葉で表現したもので、一般的には尊敬語と謙譲語を指します。

タメ口を使用しても問題ない場面は、
・平民同士で親しい場合
・戦闘職で戦闘中など非常時
・乳兄弟や幼馴染で、非公式な場所でかつ、他人の耳目がない場合
・身分を偽っている時
・親友やマブダチなど、深い信頼関係にあり、敬語が必要でない場所
などかなり限定されている
これらに当てはまらない場合は、所謂変わりものという評判が立つ者。

基本的に貴族社会においてタメ口が許されるのは、お互いが無償で助け合うほど信用していて、身分が高い方が低い方に尊敬の念が強いという時などの
「気の置けない関係性が築けている」場合
または、信用してもらうために敢えて相手に合わせ、警戒心や敵愾心を弱めるた場合
のいずれか。

お互いが既に知り合っている場合には、わざわざどちらかの状況や経緯を細かく書かなくても、「タメ口をしている」というだけで親密度を表現出来てしまうほど。
敬語はそれほど重要であり、書き分けが出来ていると、知識がきちんとあると認められるポイントでもあるのです。
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