過ちて改めざる是を過ちと謂う

佳叉愉快

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1.楽しい夜の始まり

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とある田舎にある小学校が廃校になるというような噂が最近広まっていた。その理由が、国道建設によるものであるらしい。この噂はある4人の男女の耳にも届いていた。
そして今日その4人は最後に思い出の学校で同窓会をするため校舎にあつまっていたのであった。
「おい、遅すぎるぞ」と大声で怒鳴っている男が浜辺剛。見るからに大柄で目つきがキツく自分がなんでも正しいと考えているようだ。
「そんなに怒鳴ることないでしょ」とスタイルが良く気の強そうな女、日高曜がいう。
「そうだよ。」と可愛らしい見た目で気の弱そうな女佐々木友枝もその意見に賛同する。
「そもそもお前が時間を間違えているんだろ。」とやや呆れ気味に話す爽やかで優しげな男、永瀬遙が最後の一刺し。
「うるさいな。俺が来てる、だからお前らが来てるのが常識だ。」
「呆れた。ほんとに...」
「ふふふ、相変わらずだね」
「まったく、うるさいことこの上ない。」
「はい、この話おわり。せっかく買ってきたお酒ぬるくなっちゃう。」
「そうだね。いこう」

それから数時間後。4人はすっかり話が盛り上がり、昔話にはなを咲かせていた。
「曜はよく転んでたよな。」
「それなら剛なんて寝ぼけて先生のことお母さんて言ったことあったじゃん。」
「佐々木はよく男子にもててたよな。」
「永瀬君は隠れんぼでよく...」

“バタン”

とドアが閉まるような音が校内に鳴り響いた。
しかし、ここにはこの4人しか居ないはずである。そもそも、この学校は工事の影響で安全のため立ち入り自体が禁止になっていたはずである。
「なんだ、今の音...」
「風でドアが閉まったんじゃないの」
「そんなはずないよ。だって...私がきちんとドアを閉めたもん...。」
「とりあえず見に行くぞ。誰かのイタズラならとっちめてやる。」
こうして4人は正面玄関に移動することになった。
この時4人は知らなかった。この日この夜がとても長く恐ろしい夜になることを。
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