前世の記憶そのままのオッサンが転生したら

ぬっこさん。

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モアライダーex

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 マサキは、モアライダーexのスキルがどれ程のものか、全く解らない為に説明を受けている。

「もしかしたら、今まで存在しなかったスキルと言われると、何となく凄いのは解るんですが、そもそもモアに乗れるからモアライダーなんですよね?その辺の基準が解らなくて……」

やれやれと言った顔付きでギルバートが説明をする。

「良いですか?、モアに乗れるからと言ってモアライダーのスキルは絶対に得られません。せいぜいモア使いのB種かC種ですが、一般的に、このスキルを持って居るだけでもかなり色々な職種に付ける筈です。」

「ちょ、ちょっと待ってください。モア使い?のB種とかC種って云うのはそれは、乗りこなせるレベルって事ですか?「モア使い」と云うのも「モアライダー」みたいなスキル名なんですか?」
(う~……何だかややこしいな……)

「そうです。普通に乗れるレベルと言えば言いんでしょうか?町での運用、旅に使うなど、後はモアをどの様な状況に置いても、暴走させないと言うのが大前提にあります。それと、基本的に一般流通しているモアはどれでも乗れます。それがC種からB種までですね。」

 すると横からティナが
「私は「モア使いのA種」だったよぉ!」
と言った。
(ティナ静か過ぎて居ないのかと思ったわ!A種がどれくらいなのか、サッパリ検討つかん……)


「その、モア使いのスキル取得は難しいんですか?」

ギルバートはチラッとティナを見たが話を続ける。

「いえ、モア使いのスキルは一般的ですよ!仕事の為に必要だったりしますので。就職の為に冒険者カードを発行する人も沢山いらっしゃいます。身分証明書になりますからね。」
(仕事に必要なスキル?あ~……資格って事か?確かにスキルアップで就職に有利に!とか前世であったわ……嫌な記憶よねぇ……)

 この世界でのスキルはある意味資格である。当然、資格が無くても普通に能力のある人は沢山居る。
 ただ、冒険者カードを発行しないとスキル表示されないので、就職や身分証明の為に冒険者カードを発行したらモア使いBスキルの能力だった、などよくある話らしい。
(ちょっとスキルって意味をアニメやラノベの考え方に毒されすぎてたわ!(笑)そう考えると、この世界のAやらCと言うのは前世で言う所の丙種、乙種と云った所か!)


「なら、Aはどう言った基準なんですか?」

ティナを見ると「うんうん。」と頷きギルバートさんの話を聞いている。

「ウェールズさんはA種持ちと仰って居ましたが、一体どこで?」
と顔を向けてティナに聞く。

「いやぁ……全く記憶に無くて……もしかしたら昔乗ったのかなぁ?」

ティナは記憶を辿るが、モアの大きさ位しか興味が無かったので、以前、何の種類に乗った等の記憶は皆無であった。

「ところで」とギルバートが話を続ける。
「蔵棚さんは、モアの種類をご存知ですか?」

「ええ、まぁ……沢山種類があって、何がどうと云う特徴は理解してないですけど……」
と、ティナを見ると、向こうも「私が教えたんだからね!」的なドヤ顔でこちらを見て来た。
(金髪のドヤ顔はツンデレっぽくて良いなぁ!グッジョブティナ!)

「一般流通して無く、性能に特化したモアが有るんですが、それはヘビーモアリミテッドとSS種、後はアンリミテッドモアですね。これらの種類は、通常、ライセンスを取ってからのスキル取得になるんですが、中にはライセンス無しで初めから乗れる人もいるそうですよ。」

(さしずめ、前世に例えると普通免許でレーシングカーに乗るって感じなのかな?)

「まぁ、そんな人は稀ですけどね。先ず、その種類のモア自体少ないですし、ライセンスの無い人に乗らせて暴走でもしたらどうしようも無いですからね。」

「まぁ、確かに。」
(そんなモアどこに有るんだろう?)

「で、話は戻しますが、その種類のモアを乗れるのがモア使いA種となる訳です。」
(え?つー事は昔、ティナはそのどれかに乗った事が有るって事になるよな?)

「でも、俺お借りしたギガントモアしか乗った事無いんですけど……」

「それについては、憶測でしかお答え出来ないのですが、ギガントモアは、大きさも有るので扱うのはかなり難しい部類に入るんですよ。
勿論スキルが無くても乗れる人もいらっしゃいますし、貸し出しもしています。
それで、その難しいギガントモアを飛ばす事が出来たからでは無いでしょうか?ホント飽く迄憶測ですけどね。」

「なるほど。ならモアライダーって言うのは何なんですか?」

「モアライダーって云うのはアンリミテッド迄のモアを、限界まで、と言うのは大袈裟かも知れませんが、問題無く使いこなせる能力がある人に表示されるスキル名ですね。」

「え?じゃ、それはどんな人が持ってるスキルなんですか?」

「そうですね、よく聞くのは近衛兵隊の人とか、ま、所謂国を守ってる人ですよね。」
(なるほど!自衛隊とか軍人か!)

「まぁ、この辺ではライダースキルを余り見かけませんが、王都や駐屯地のある町だったら頻繁に眼にする事ができますよ。」

「あ~。なんか納得しました。」

「それで、モアライダーにもA種とB種があって、モアライダーのスキルを持ってる人でも殆どがB種だと思います。
 A種はアグレッサー部隊(戦術訓練の敵役)の隊長クラスになりますからね。現時点、私が知っているモアのスキルでは、最高のスキルですね。」


「なら、このexってのは……?」

「それなんですよね!先程も言いましたが、ライダーでex表示なんて見た事無いですから……やはりと云うか、ライダーA種持ちでも、今までに「やって無い」若しくは「出来ない」乗り方をしたからじゃ無いんですかねぇ?ギガントモアで飛ぶなんてありえないですよ!」
(なるほどなぁ……ガ○ダ○様様だわな!)

「とは言え、いきなりアグレッサー部隊の隊長になれるか?と言えばそう云う訳には行かないと思います。通常の戦術的な知識とか、色々有りますし、乗れるだけでは……と云った感じでしょうか……」
(まぁ、それが普通だわ。それに、異世界来てまでどっかに所属して命令とかされたくないわ!)


 マサキはフとジミが言ってた事を思い出す。

「あ、そうだ、兵隊の払い下げとかも、俺は乗れるんですか?」

「恐らくは……ただ、通常のモアとは全く操作の仕方が違いますよ!兵隊でも、確か一機種に付き一ライセンス必要だった筈です。でも民間に降りた場合はどうなんですかね?その辺も本店に聞いておきますか?」

「じゃ、是非!宜しく御願いします。」

色々とギルバートにモアの話をして貰い、モアが欲しくなったのだが、それよりも、ティナの父親がどんな人物だったのかが気になっていた。
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