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Birthday eve
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大きな回廊を歩く男に衛兵が声を掛ける。
「スペクター殿、どちらへ?」
「一応、久しぶりに此方の長に挨拶でもしようかと思ってね」
スペクターは声の方へ振り返り、まるで知り合いに話すように口を開いた。
護衛も付けず、勝手知ったると言った様に歩みを進めるこの男は、ローズの街より西に位置する、フラクタル国と云う国に支部が置かれているギルドマスターであった。
スペクターは二年前まで、このローズで近衛兵隊として数年間勤務をしていたので、案内が無くても迷わずギルドマスターの執務室に行ける事が出来たのであった。
「只今、ギルドマスターは駐機場に居られるようですが!」
と衛兵がスペクターに真っ直ぐ向き答えた。
「なら、部屋で待たせてもらうよ。」
緊張気味の衛兵を前に、スペクターは[自分が勤務してた頃は居なかった奴だな]と想いながら軽い口調で答える。
それを見て「分かりました、お伝えしておきます。」
と訓練マニュアル通りの動きをして、衛兵はその場を後にした。
「二年振りだな……」
(警備はこんなザルだったかな?にしても無駄に広過ぎる……)
スペクターは懐かしむ様に高い天井に視線を向けて、独り言を呟いた。
駐機場にはジャクソン国のベルーシャ支部ギルドマスターであるケリーと、ロードランド国のガビルデム支部ギルドマスター、エイブロンが談笑して居た。
「久しぶりですねエイブロン先生!!何年振りかしら?お変わりなく元気そうで!」
とケリーは茶トラに似た色合いの700系モアから降りて、エイブロンへ近付き握手を求めた。
「おお!ケリーか!久しぶりだな。お主も元気にしてたか?」
とエイブロンも笑顔でそれに応える。
ケリーはエイブロンの所謂教え子的な立場であり、エイドリアンの恩師でもあった。
エイブロンは、元々現場叩き上げのモアライダーであったが、紛争地帯の治安維持活動の任務に就いた再、視力に重症を負ってしまいローズで療養する日々を送った。
そして、視力の回復が芳しくなく、現場復帰が出来ないと解った時、これからを背負う若者に、自分の二の轍を踏まさせない様にと第一近衛大隊第一、第二教導隊を創設した。
この設立した当初のメンバーにケリーとスペクターが居たのであった。
数年間の教導隊生活を送った後、一足先にケリーが、べルーシャ支部のギルドマスターに任命され、その一年後にスペクターがフラクタル国のゲイター支部ギルドマスターに、同じくエイブロンも教導隊の後任をエイドリアンに任せ、ガビルデム支部のギルドマスターとなった。
その時、名誉除隊か予備役の選択もあったエイブロンであったが「生涯現場で……」と云う本人の意志を尊重してギルドマスターの任に就いた。
今では、創設当時のメンバーは七割程除隊しており、現在ローズの街に古株は居ない。が、エイブロンと同じ様に、他支部のギルドマスターの任に就いたり、予備役として他の街で生活を送っている者も少なく無い。
「スペクターの奴はとっとと降りて、彼奴の所へ行ったようだが、相変わらずだの(笑)」
と首と尻尾に赤いライン模様が入るモアを眺めながらエイブロンが言った。
「ですね。せっかちな所は全然変わってないですね!」
とケリーはイタズラっぽく笑顔で答えた。
「どれ、我々も行くとするか!」
そう言うとエイブロンは、防寒アーマージャケットの外されているロービジリティの700N系モア(通称ネイキッド)から離れ、ギルド本部に目を向けてケリーと駐機場を後にしたのであった。
因みに、 ジャクソン国はローズより南にあり、乾燥した大地、そして海に面しており一年中暖かい気候で、とても過ごしやすい土地である。
反対に ロードランドはローズよりかなり北にあり、広大な土地を持つ一大軍事国家である。そして冬はマイナス40℃になる事も少なくなく、一年を通しての平均気温が15℃という事も頷ける。
「先生、そっちはどうですか?」
長い廊下、ギルドマスターの執務室へ、エイブロンと歩みを進めながらケリーは話し掛けた。
「うむ。こっちは中々難しいぞ。先ず何より寒いのが行かんな!」
とロードランド国内の情勢を想いながら、エイブロンはおどける様に応えた。
「まぁ、そうでしょうねぇ。こっちはロードランド程の寒暖差が無いですからねぇ。」
回廊から見える、中庭の噴水に視線を移してケリーが言った。
「気候は置いといても、国土が広い分、色々な考えを持つ者も多いでな……そんな土地でのギルド運営なんぞ問題ばかりだわ。何せ国営じゃ無いからの、全く……知ってるか?あの国は毎年、年間の三割も国防予算として使うとる。」
ケリーに愚痴を言いつつ、半ば呆れた様な口調でエイブロンは話を続ける。
「上辺上は国防と謳って居るが、実際には軍事増強だの。そんなに強くして一体何と戦うんだか……戦争でも始める気かと思ってしまうぞ。
今はまだ、どうにかギルド側とバランスが取れては居るが……この先どうなる事やら……と、スマンの!久しぶりと言うのにこんな話ばかりで!」
エイブロンはやれやれと言った感じに話していたが、久しぶりに会った教え子に、年寄りの愚痴を聞かすのは申し訳無いと感じたのか、早々に話を切り上げた。
「いえ!他国の情勢を知る事も勉強ですから(笑)ま、今となっては、それもやらなきゃ行けないって感じですけどね。」
ケリーもエイブロンに視線を向けて眉を下げてそう答えた。
「お主も変わっとらんの…そう云う真面目な所は。」
エイブロンはそう言ってケリーに微笑み掛けた。
「さて、我々も行くとするか。余り客人を待たせてもいかんからのう。」
と、ギルド本部マスターであるフィリィングが言った。
「解りました。では行きましょう」
エイドリアンはそう言うと、フィリィングの後を着いて執務室へ向かった。
フィリィングは御歳七十歳である。
真っ白な長髪と口髭で、傍から見れば仙人の様な風貌であるが、今でこそ落ち着いているものの若い頃は色々と仕出かした逸話もある。
例えば、当時最新鋭機であった0式モアの訓練中にギルド本部建物に突っ込み大破、建物にも被害が出た為、一時期ギルド本部は仮設本部で営業、本人は早々に脱出して無傷。モア乗機訓練中に勢い余って相手モアを大破、作戦行動中に謝って味方に麻痺術、危うくそれで一個機動中隊が壊滅になりかける。補給護衛の任に就いた時、守らなければいけない補給物資を破壊、破壊目標の誤認……とギルド本部には今迄、多大な損害を出した人物である。
或る意味ドジっ子なのかも知れない。
そんなフィリィング爺さんであるが、そんな人柄もあって十年前からギルド本部のマスターを勤めている。一応、制式な功績もあっての話だ。
そんなフィリィングが口を開いた。
「エイドリアン、この度のスキル認定じゃが、その人物とはどう言った者なんじゃ?」
「はい。今回のスキル認定の人物は、ラスクの町のクラタナと云う中年の者でして、元々は旅人をしていたようです。」
エイドリアンはさり気無くフィリィングの横へ行き、静かな口調で話す。
「ほう、ラスクの町とは随分と田舎から出たもんじゃの?して、その旅人は何故その町から申請したのじゃ?」
とフィリィングは左手で髭を撫でながら、思い出す様に視線を空に彷徨わせた。
そう云えば、ティナとクラタナが初めて出会った町は、今更だが[ラスク]と言う名前である。
「詳しい事は解りませんが、現在そのクラタナはラスクのウェールズ宅に居候している様で……元々は井戸を掘る為の硬竹採取クエストを終えた後の、カード更新時に新スキルが発現したらしいです。」
「なるほど。クエストの間に何かがあったという事じゃの?」
「恐らくは……。」
「で、お主確認はしたのじゃろ?どうであった?」
「確認はしました。スキルは本物だと思います。後……」
とエイドリアンは口に出して躊躇う様に話を続けた。
「後?」
「はい、これは私の指導不足だと思いますが……」
「構わん、続けていみぃ。」
視線を地面に向けてエイドリアンは「私を除く第二教導隊七名全員が、模擬訓練で彼に撃墜されました。」と悲痛な面持ちで話した。
「一人でか?」
とその瞬間、フィリィングの歩みが止まり、エイドリアンも立ち止まった。
そして頭を下げ、震える声で言った。
「はい。私の指導不足です。申し訳ありません。」
「ほう。新スキルを相手が使うたなら、それも致し方あるまいて、戦術対策が出来んからのう。」
そう言いながらフィリィングは、大した事ないとでも云うようにプイっと顔を前に向け歩みを進めた。
「そうなのですが、言い訳の余地がありません。」
エイドリアンもそれに気付き、後を追う。
「そこまでと言う事は本物で間違いないじゃろ。新スキル認定何ぞ、ワシも立ち会うのは初めてじゃから楽しみじゃな!」
フィリィングはエイドリアンが危惧している事も、まるで他人事かのように、事が始まるのをワクワクしている様子である。
「私も初めはそうでした。後に模擬訓練の映像を観たんですが言葉が出ないというか……攻撃方法からモアの機動から全てが滅茶苦茶過ぎて、正直、常軌を逸してる映像でした。」
エイドリアンはそんなフィリィングの様子を見て、トーンを落として思い出すかのように話した。
「なるほど。それを観てお主はどうじゃ?」
「正直に言って……解りません。模擬戦で我々は70を使用したのですが、予備機体が無かったのでクラタナさんは30を使って、のこの結果ですから……もし70を使用したなら、と考えれば……」
「ふむ。理解した。ま、今回の認定で各国にバレるからのぅ、お主が考えてる事も解るが、取り敢えずは認定じゃの。後の事は後に考えれば良かろう。」
とフィリィングは視線を前に向けてお気楽な事を口にしたが、表情に笑顔は無かった。
「スペクター殿、どちらへ?」
「一応、久しぶりに此方の長に挨拶でもしようかと思ってね」
スペクターは声の方へ振り返り、まるで知り合いに話すように口を開いた。
護衛も付けず、勝手知ったると言った様に歩みを進めるこの男は、ローズの街より西に位置する、フラクタル国と云う国に支部が置かれているギルドマスターであった。
スペクターは二年前まで、このローズで近衛兵隊として数年間勤務をしていたので、案内が無くても迷わずギルドマスターの執務室に行ける事が出来たのであった。
「只今、ギルドマスターは駐機場に居られるようですが!」
と衛兵がスペクターに真っ直ぐ向き答えた。
「なら、部屋で待たせてもらうよ。」
緊張気味の衛兵を前に、スペクターは[自分が勤務してた頃は居なかった奴だな]と想いながら軽い口調で答える。
それを見て「分かりました、お伝えしておきます。」
と訓練マニュアル通りの動きをして、衛兵はその場を後にした。
「二年振りだな……」
(警備はこんなザルだったかな?にしても無駄に広過ぎる……)
スペクターは懐かしむ様に高い天井に視線を向けて、独り言を呟いた。
駐機場にはジャクソン国のベルーシャ支部ギルドマスターであるケリーと、ロードランド国のガビルデム支部ギルドマスター、エイブロンが談笑して居た。
「久しぶりですねエイブロン先生!!何年振りかしら?お変わりなく元気そうで!」
とケリーは茶トラに似た色合いの700系モアから降りて、エイブロンへ近付き握手を求めた。
「おお!ケリーか!久しぶりだな。お主も元気にしてたか?」
とエイブロンも笑顔でそれに応える。
ケリーはエイブロンの所謂教え子的な立場であり、エイドリアンの恩師でもあった。
エイブロンは、元々現場叩き上げのモアライダーであったが、紛争地帯の治安維持活動の任務に就いた再、視力に重症を負ってしまいローズで療養する日々を送った。
そして、視力の回復が芳しくなく、現場復帰が出来ないと解った時、これからを背負う若者に、自分の二の轍を踏まさせない様にと第一近衛大隊第一、第二教導隊を創設した。
この設立した当初のメンバーにケリーとスペクターが居たのであった。
数年間の教導隊生活を送った後、一足先にケリーが、べルーシャ支部のギルドマスターに任命され、その一年後にスペクターがフラクタル国のゲイター支部ギルドマスターに、同じくエイブロンも教導隊の後任をエイドリアンに任せ、ガビルデム支部のギルドマスターとなった。
その時、名誉除隊か予備役の選択もあったエイブロンであったが「生涯現場で……」と云う本人の意志を尊重してギルドマスターの任に就いた。
今では、創設当時のメンバーは七割程除隊しており、現在ローズの街に古株は居ない。が、エイブロンと同じ様に、他支部のギルドマスターの任に就いたり、予備役として他の街で生活を送っている者も少なく無い。
「スペクターの奴はとっとと降りて、彼奴の所へ行ったようだが、相変わらずだの(笑)」
と首と尻尾に赤いライン模様が入るモアを眺めながらエイブロンが言った。
「ですね。せっかちな所は全然変わってないですね!」
とケリーはイタズラっぽく笑顔で答えた。
「どれ、我々も行くとするか!」
そう言うとエイブロンは、防寒アーマージャケットの外されているロービジリティの700N系モア(通称ネイキッド)から離れ、ギルド本部に目を向けてケリーと駐機場を後にしたのであった。
因みに、 ジャクソン国はローズより南にあり、乾燥した大地、そして海に面しており一年中暖かい気候で、とても過ごしやすい土地である。
反対に ロードランドはローズよりかなり北にあり、広大な土地を持つ一大軍事国家である。そして冬はマイナス40℃になる事も少なくなく、一年を通しての平均気温が15℃という事も頷ける。
「先生、そっちはどうですか?」
長い廊下、ギルドマスターの執務室へ、エイブロンと歩みを進めながらケリーは話し掛けた。
「うむ。こっちは中々難しいぞ。先ず何より寒いのが行かんな!」
とロードランド国内の情勢を想いながら、エイブロンはおどける様に応えた。
「まぁ、そうでしょうねぇ。こっちはロードランド程の寒暖差が無いですからねぇ。」
回廊から見える、中庭の噴水に視線を移してケリーが言った。
「気候は置いといても、国土が広い分、色々な考えを持つ者も多いでな……そんな土地でのギルド運営なんぞ問題ばかりだわ。何せ国営じゃ無いからの、全く……知ってるか?あの国は毎年、年間の三割も国防予算として使うとる。」
ケリーに愚痴を言いつつ、半ば呆れた様な口調でエイブロンは話を続ける。
「上辺上は国防と謳って居るが、実際には軍事増強だの。そんなに強くして一体何と戦うんだか……戦争でも始める気かと思ってしまうぞ。
今はまだ、どうにかギルド側とバランスが取れては居るが……この先どうなる事やら……と、スマンの!久しぶりと言うのにこんな話ばかりで!」
エイブロンはやれやれと言った感じに話していたが、久しぶりに会った教え子に、年寄りの愚痴を聞かすのは申し訳無いと感じたのか、早々に話を切り上げた。
「いえ!他国の情勢を知る事も勉強ですから(笑)ま、今となっては、それもやらなきゃ行けないって感じですけどね。」
ケリーもエイブロンに視線を向けて眉を下げてそう答えた。
「お主も変わっとらんの…そう云う真面目な所は。」
エイブロンはそう言ってケリーに微笑み掛けた。
「さて、我々も行くとするか。余り客人を待たせてもいかんからのう。」
と、ギルド本部マスターであるフィリィングが言った。
「解りました。では行きましょう」
エイドリアンはそう言うと、フィリィングの後を着いて執務室へ向かった。
フィリィングは御歳七十歳である。
真っ白な長髪と口髭で、傍から見れば仙人の様な風貌であるが、今でこそ落ち着いているものの若い頃は色々と仕出かした逸話もある。
例えば、当時最新鋭機であった0式モアの訓練中にギルド本部建物に突っ込み大破、建物にも被害が出た為、一時期ギルド本部は仮設本部で営業、本人は早々に脱出して無傷。モア乗機訓練中に勢い余って相手モアを大破、作戦行動中に謝って味方に麻痺術、危うくそれで一個機動中隊が壊滅になりかける。補給護衛の任に就いた時、守らなければいけない補給物資を破壊、破壊目標の誤認……とギルド本部には今迄、多大な損害を出した人物である。
或る意味ドジっ子なのかも知れない。
そんなフィリィング爺さんであるが、そんな人柄もあって十年前からギルド本部のマスターを勤めている。一応、制式な功績もあっての話だ。
そんなフィリィングが口を開いた。
「エイドリアン、この度のスキル認定じゃが、その人物とはどう言った者なんじゃ?」
「はい。今回のスキル認定の人物は、ラスクの町のクラタナと云う中年の者でして、元々は旅人をしていたようです。」
エイドリアンはさり気無くフィリィングの横へ行き、静かな口調で話す。
「ほう、ラスクの町とは随分と田舎から出たもんじゃの?して、その旅人は何故その町から申請したのじゃ?」
とフィリィングは左手で髭を撫でながら、思い出す様に視線を空に彷徨わせた。
そう云えば、ティナとクラタナが初めて出会った町は、今更だが[ラスク]と言う名前である。
「詳しい事は解りませんが、現在そのクラタナはラスクのウェールズ宅に居候している様で……元々は井戸を掘る為の硬竹採取クエストを終えた後の、カード更新時に新スキルが発現したらしいです。」
「なるほど。クエストの間に何かがあったという事じゃの?」
「恐らくは……。」
「で、お主確認はしたのじゃろ?どうであった?」
「確認はしました。スキルは本物だと思います。後……」
とエイドリアンは口に出して躊躇う様に話を続けた。
「後?」
「はい、これは私の指導不足だと思いますが……」
「構わん、続けていみぃ。」
視線を地面に向けてエイドリアンは「私を除く第二教導隊七名全員が、模擬訓練で彼に撃墜されました。」と悲痛な面持ちで話した。
「一人でか?」
とその瞬間、フィリィングの歩みが止まり、エイドリアンも立ち止まった。
そして頭を下げ、震える声で言った。
「はい。私の指導不足です。申し訳ありません。」
「ほう。新スキルを相手が使うたなら、それも致し方あるまいて、戦術対策が出来んからのう。」
そう言いながらフィリィングは、大した事ないとでも云うようにプイっと顔を前に向け歩みを進めた。
「そうなのですが、言い訳の余地がありません。」
エイドリアンもそれに気付き、後を追う。
「そこまでと言う事は本物で間違いないじゃろ。新スキル認定何ぞ、ワシも立ち会うのは初めてじゃから楽しみじゃな!」
フィリィングはエイドリアンが危惧している事も、まるで他人事かのように、事が始まるのをワクワクしている様子である。
「私も初めはそうでした。後に模擬訓練の映像を観たんですが言葉が出ないというか……攻撃方法からモアの機動から全てが滅茶苦茶過ぎて、正直、常軌を逸してる映像でした。」
エイドリアンはそんなフィリィングの様子を見て、トーンを落として思い出すかのように話した。
「なるほど。それを観てお主はどうじゃ?」
「正直に言って……解りません。模擬戦で我々は70を使用したのですが、予備機体が無かったのでクラタナさんは30を使って、のこの結果ですから……もし70を使用したなら、と考えれば……」
「ふむ。理解した。ま、今回の認定で各国にバレるからのぅ、お主が考えてる事も解るが、取り敢えずは認定じゃの。後の事は後に考えれば良かろう。」
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