前世の記憶そのままのオッサンが転生したら

ぬっこさん。

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マサキは『一応』異世界人(仮)

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マサキとティナは今晩の夕食にありつく為に、取り敢えず南の大通りへ出て街を散策している。

 ギルド本部へ繋がるこの大通りは3号線と呼ばれており、流石この街のメインストリートと言うべきなのか、前世現代の様にアスファルトで舗装とまでは行かないものの、土が剥き出しの状態では無く、本部迄の結構な距離を石畳で整備してあった。
 このローズの街はギルド本部を中心に四方、東西南北に大通りが伸びており、北へ伸びる大通りを1号線、東へ伸びる通りを2号線、ギルド本部正面に当たる南へ伸びる3号線、西へ伸びる4号線と名前が付いていた。
 
 実は、何時も何かと迷うので、今回は出掛ける時、事前にホテルのフロントで地図を見ながら説明して貰った。
 四方に伸びる通りを囲む様に、グルッと環状通りが二本通じており、内側をC1、外側をC2と呼ぶ事も分かった。

 この街に来た時は、南の3号線から入り、内側の環状線C1まで来たものの、何処でどう間違ったのか真っ直ぐ進めば良い物を、環状線に沿って2号線に向かって行き、途中おかしいと気付いた所で、目的地の反対方向のC2へ向かい、そこも何故か右回りに環状線に沿って歩いた為、結局、街に入った元の位置に戻ると云う事をしていたのであった。
(環状線の存在を理解して無かったから、ずっと大通りを歩いて居ても何処も同じ様な景色でグルグルと迷う事になったんだけどね。)

 そして、本部から伸びる大通りの他は、当然直線構成で環状道路に繋がる訳では無く、曲がったり、環状線でズレたりしながら街の外壁へと通じていた。
 因みにちゃんと道路標識は存在していた。
(文字は読めないけど、数字は説明を受けて解る様になった。)

 そして、前世現代を知っている自分にとっては当たり前の事だが、通りには道を照らす街頭があり、歩道と車道?馬車やモア等の通行帯が分けられている。 
 しかし、それも本部へ繋がる大通りとC1C2環状線だけであり、一歩路地に入れば石畳の舗装は無くなり、店が閉まれば通りは真っ暗闇になると云う、前世の『昭和的』な地方都市にありがちな面も見られた。

 と言うか、他にも数字を宛てられた通りの存在がある事を先程知ったのだが、取り敢えず行く用事が無いので、大まかに一から四までの大通りと、C1、C2の環状線だけ憶えたという訳だ。

「やっぱり中々見つからないね!」
 そう言うティナと俺は、メインストリートである3号線を南へ向かって歩いて居る最中である。
 二人にとって、この通りはローズに来てから、ほぼ毎日歩いて居る一番馴染みのある通りの一つでもあった。

「店自体の数は多いんだけどなぁ……」
 と歩道に沿って立ち並ぶ店舗と、所狭しと賑わう露天に視線を向けてマサキは答えた。
(看板の文字は読めなくても、店舗や商品を見れば何屋か解るからなぁ……にしても人が多いな……)

 今はラッシュの時間帯なので、基本的に開店して居る店が殆どであるが、この数週間で行った事の有る限定的な範囲で言えば、所謂、個人店と云う店が全体を占めており、百貨店的な店(イ○ン○ールや西○、東○)が無いのも何処か『田舎っぽさ』を醸し出している要因でもあった。
(宿屋とかホテル的なものは、そんなに前世と変わらないんだけどなぁ……宿屋ってか民宿?の方が圧倒的に多いけど。)

「なぁ、ティナ?デパートとか無いのかな?一箇所で何でも出来たり揃ったりする様な店って。この街に限らずなんだけどさ。」

「デパ?なにそれ?何でも揃うって、万事屋よろずやの事?」

「よろずっ……!wwwまぁ、それで間違いでは無いけど……その万事屋よろずやで食事とか出来ないの?」
(よろずや?!既によろずやって言い方が……前世の普段の会話じゃ、ほぼ百パーセント出て来ないワードだわ!(笑)

「は?マサキ何言ってんの?万事屋よろずやで食事?万事屋よろずや万事屋よろずやであって食事する所じゃ無いでしょ……?」
 ティナは、まるで哀れむ様な眼でマサキを見て呆れながら言った。

「あ、ああ。そうなんだ。」
(意味が通じない……コレは感覚って言うか、文化の違いか?……まぁ、俺も実際に万事屋よろずやがどんな店なのか、何となくは理解して居ても、正確には解らないよな。)

 と、マサキは考えを巡らせて、フと気付いた事があった。
 前世現代とは違う異世界に来たとは言え、人類の歩みの歴史はそこまで大きく変わらない筈だ。
 今、自分が見ている景色も、前世現代社会や次元は違えど、人類として観れば多少の誤差が有っても、数世代前の人が見たであろう景色だ。 
 この世界に暮らす人々の行動や、良くも悪くも考え方等も、そんなに自分の理解の範疇を越えてるとも思えない……

「そう云えば……」
とマサキは、思わず街の喧騒も相まって、ティナに聞こえない程度の独り言を口にした。
(今って西暦何年なんだろう?と言うかこよみの概念とか、この世界には有るのか?曜日感覚は有るみたいだけど……)

 マサキがそんな考えをしてるとは露知らず
万事屋よろずやは生活雑貨から食料品や武器とかも揃うけど、流石にそこで食事は出来ないよ。大抵の物は揃うけど、広く浅くって感じだよね。食料品も八百屋とか肉屋で買った方が良いものが買えるし、武器防具も当然専門店で買った方が良いからね。まぁ、畑や家を荒す位の獣を退治する程度の武器なら、万事屋よろずやでも事足りるけどね。」
 とティナはドヤ顔で熱く語った。

(俺の思考と会話の温度差ヤベーな(笑)会話の内容からすると百均みたいな感覚なのか?いや、ドラッグストアとかド○○キ○ーテの方が感覚的に近いのかな?)

 …………文化カルチャーの違い……てか、そもそも異世界の定義ってなんぞや?仮にタイムマシンで自分が過去と未来を行き来してもそこは異世界になるんだよな。言葉の通り、今迄自分が存在していた世界とは異なる世界。
 でも、恐らく何事なにごとが起こってもそれは想定内だと思う……前世のフィクション作品を予備知識としても、それは『想像の範疇』だろうから。

ーーーとそこまで考えて、 今のこの世界の状態から、前世の世界の様になるには……
 マサキは頭を振って(無いな。)と感じた。

 文化カルチャーとはある程度の段取りを踏んで、生活の水準を高める事。

 この世界の文化……インフラ整備等が進んで居ない現状を「発展途上」と仮定して、一世紀、二世紀、ときが経ったとしても、前世の現代社会の様になるとは全く想像が出来ない。

 最初はなんだろう?本能的?合理的?にらくしたいって思った所からだろうな……らくして沢山食べたいとか、何時でも安全に食べたいとか。そんな感じだよな………うん。 『食』は生きてく上で最重要事項だもんな。
 その上で、らくして沢山食べれるにはどうすれば良いのか?みたいな、 所謂いわゆる『気付き』や『閃き』ってのが生まれて来るんだよな。まぁ、それが人である前提の『知恵』で、知恵から『学び』があって、文化とか文明に繋がるんだろうけど……。

 文化や文明とか、自分のおバカな知識で歴史を辿ると、ずは人が道具を使う所から始まるんだよな……石器時代?(笑)んで文明がどうたらって……そう云えば、諸説あるようだけど、授業でメソポタミア文明とか習ったな………文明発祥はインダス川流域がどうのこうの……と。
 その頃に水車とか発明されたのかな?どうだったっけ?取り敢えず水の流れを利用して脱穀とか。後は高低差の利用?江戸時代とか……かなり時代が飛んだ気もするけど……水力で川の水を汲み上げ、その高低差を利用して上下水道の整備したとか……。
 後は石炭を使って蒸気で動く物を創り出したり……その後はガソリンか……
 石炭からガソリンへのエネルギー転換ってどんな経緯だったからなぁ……
 てか、学生時代は世界史とか日本史とか嫌いだったんだよな俺……歴史とか「過去に他人がやった事なんか興味無いわ!」って認識だったからなぁ…
 何故、過去の人がその様な過程を踏んだのか、とかそんな発想すらしなかったもんな……もっと勉強してれば良かった……(汗)

 とは言え……まぁ、よくよく考えたら、今、文明の歴史を実体験してると思えば良いのか……井戸掘りとか(笑)

 そう考えると、水車はこの異世界でも見た事がある。石炭も、一応一般流通して居て利用されてるみたいだけど、当然、炭鉱の話や油田の話は、この世界に来てから、今まで一度足りとも会話に上がった事は無い。(笑)
(日常会話に炭鉱とか油田の話題が出る方が、前世でもまれだよね。)

 そんなアホな事を思いつつ、反射的に香ばし香りを立てて居る露天に視線を向けた。
(プロパンとかだったらどうしようかと思った!世界観ぶち壊しだ(笑)それはそれで面白かったけど……) 

……と、なると、今後、前世現代社会になりそうに無い一番の要因は『魔法』の存在……だろうな。
 でも魔法の存在する世界って、自分の知ってる限りインフラ整備とか遅れてるよな。水道無いし、電気も無い。車も無い。いや、それはアニメやラノベ作品に拠るのか?あ、魔○科○校とかは現代風……てか近未来?なのに魔法が有ったよな……
 まぁ、所詮フィクション作品だし、世界観は『設定』なんだからどうでも良いんだけど、どういった人類の歴史があって、現代風や近未来に魔法が存在したのか、現状、置かれてる立場としては、フィクションでも良いからその辺の経緯を知っておきたかったよなぁ…… 

「さっきからマサキ、何考えてるの?」
 と、ティナが歩みを止めてマサキの前にわざわざ回り込み、不思議そうに顔を覗き込んで来た。 

 自分の世界に入り込んで居たマサキは、突然のティナのリアクションに反応出来ず、しどろもどろになりながら答えたのであった。

「あ、うん。いや……ん~……な、なんて言ったら良いのかな……こ、この世界の文化と言うか、歴史と言うか……現状?がイマイチ頭の中で整理出来てなくてな……ティナとこうして話してても違和感とかは無いんだけどさ。いや、無い訳では無いんだけど、普通に話してるし。ごめん!言いたい事を上手く言葉にできんわ。」
(そもそも、今でこそ普通に話してるけど、美少女ってか、要は芸能人みたいな見掛けな未成年風女子と、一緒に暮らしたり、話してる事自体が違和感しか無い。しかも次元を超えてるのに自分の感覚は変わらないと言う……普通に考えても『非日常的』なんだわな。いや、前世でも俺の嫁は次元を超えて居たけどさ(笑)

「ん?何が言いたいのか解らないよ。てか、いきなり話が壮大過ぎて、全く意味が解らない(笑)文化?歴史?」

「うん。俺もだ!自分も、何にモヤモヤしてるのか解らなくてモヤモヤしてる。」

「ん~……現状に適応出来てない?って事?」

「ちょっと?いや、逆だな。色々と適応してて普通に過ごせてるからこそ違和感を感じてる、って言った方が良いかも……」
(普通じゃ無いのに普通に出来てるもんなぁ………)

「ふ~ん。私は元々ここの住人だし、今の世界に違和感なんて物を考えもしなかったから、マサキが何に対して、どう違和感を感じているのか理解出来ないけど、適応するのは別に悪い事じゃ無いんだから、深く考えなくてもいいんじゃないの?」
 
 自分の左側を歩くティナは、何となく自分で言った事に対して納得行かない様な表情を浮べながら、此方を見ずにそう答えた。

「まぁ、そうなんだけどな。」
(結局の所、自分をどう納得させるかって事なのかな……)

「考えて答えが出るものでも無いだろうし……若しかしたら、私がマサキの元居た世界に行ったら、今マサキが思ったり考えたりしてる事を私も理解出来るのかもだけど……だからといって、マサキが今その違和感?について考える事を否定してる意味では無いよ。元々、単純に何かを感じて、自然に湧き上がった疑問を考えてるんだから。」

「あ~……まぁそれは有るかもな。つか、それだよな……多分。」
(感じて考えるのか、考えて感じるのか……どちらが正確なのか、それはそれで深いな……)

「んでさ、ちょっと思ったんだけど、ナトゥーってヤストーツク地方の名産品なんだよね。特に貴重でも無いし安いし!(笑)ただ、一般的に需要が多いかと聞かれれば、私は苦手だから分かんないけど。」

「……また一気に話が変わったなぁ!今の流れで納豆かよ!(苦笑)ヤストー?何?何処それ?オホーツク?」
(言葉のニュアンスがロシアっぽい……そう思うとオホーツクもロシアっぽいな……「ツク」って付くとロシアっぽくなるのか?駄洒落じゃ無くて(笑)イルクーツクとか……)

「ヤストーツク地方!此処から北上するとロードランドって国が有るんだけど、そこの国の北西部に位置する辺りがそう言われてるの。すっごく寒い地域だよ。でね、ナトゥーはそこの名産品だからさ、郷土料理屋さんとか探せば食べられるンじゃないかと……」

「なるほど。で、そのヤストーツク地方の郷土料理屋ってのは簡単に見つかりそうなの?」
(ツクが付く地名♪納豆安いよヤストーツク、今何処着いたのイルクーツク、蟹食ってぇ♪感嘆の声!オホーツク……イエス!フリースタイル!)

「ん~……微妙……(笑)てか、ヤストーツク地方限定の郷土料理屋は、多分どこ行ってもと思うよ(笑)そんなピンポイントなお店って聞いた事ないもん!(笑)」

「そこまで言っておいて微妙なんかい!(笑)まぁ確かにピンポイントだわな……色々な地方の郷土料理屋って意味だろ?」

「うん。そんな感じ。まぁラスクには間違い無く、郷土料理屋なんてお店は無いんだけど、この街ならあるかな?って(笑)街自体大きいし、お店も沢山あるから。」

「確かにそうなのかも知れない……が……それを探す手段が我々には無いのが現状である!」
(スマホ使えれば一発検索出来るのに……あ~!文明の利器が懐かしい!それはそうと、スマホが無かった時代はどうやって店とか探してたかな……殆どが口コミとか看板?だったかな?電話帳で探すってのも有ったけど、此処には電話が無い。いや有るけど一般流通してない!)

「どっかのお店の人に聞いてみるか、取り敢えず食事処の看板を探すしか無いよね~。」

(何とアナログな方法!てか、アナログって言葉もかなり久しぶりな気がするぞ。そう考えると前世の世界って、昔の人が考えた近未来の様な世界になってたんだなぁ……色々な情報のやり取りって、方法を知ってるからこそウェブで!とかネットで!って理解出来るけど、基本、この世界の情報伝達って口伝(くちづて)と紙媒体……だもんなぁ……やっぱ二世紀程差があるわ……)

「何かさ、俺からすると、そう云う所も違和感の一つなんだよね。」

「マサキの言う『そう云う所』ってどんな所?」

「今みたいなさ、店を探すのも人に聞いたり看板探したりしないと行けない反面、ホテルにあった電話……いや、通話機?が存在してるのに一般流通して無いとか、魔石の通信機が有るのに、テレビやラジオとかマスメディア整備されて無いとかさ……
 その癖、モアとか……特にミリタリーモアとか、アレ既に生き物じゃ無いじゃん?まぁ、それが魔獣です、とか、そう云う物ですとか言われたら、そう納得せざるを得ないけど。何か、微妙に俺の知っている、前世の現代文化とか技術がここの世界と被ってたり、トータル的に技術が進歩してるのか進歩して無いのか解らないんだよね。」

「あ~……何となく納得。マス何とかって知らない言葉も出て来たから、マサキの言いたい事を、私が正確に理解してるかと言えば、してないかもだけど、今、マサキは此処に居るでしょ?場所って意味では無く『この世界』と云う意味だよ。
 って事は、過去にマサキと同じ様な境遇で同じ様に感じた人が居たんじゃないの?
 マサキは一応異世界人(仮)だもんね!(笑)」

「!!ブフォwww俺ってば『一応』異世界人(仮)!(笑)マジわらう!!なんつー雑な扱いなんっ!(笑)異世界人なのに!!それに(仮)って何なん?!
 俺の感覚だと、異世界人ってのは、大抵は物語の主人公的な役割を持つ、最重要人物に該当するポジションだぞ!それを『一応異世界人(仮)だもんね!』で片付けられるとは!(笑)あーもービックリしたわー!(棒読み)」

 マサキもティナの言葉に『一応』反論はするが、意味を考えれば考える程ツボに嵌って、大した反論になっては居なかった。
 と云うより、会話の中でサラッとそんな事を言ってしまうティナの大物っぷりを『この娘凄いわ!』と評価していたのであった。

「あ、ごめんてば!プッ!クククク!そゆつもりで言ったんじゃ無いんだけど(笑)ククククッ!自分で言って置いて何だけど『一応』は酷いよねっ!ごめん!ごめん!プッ!んフフフフっ!
 (仮)ってのは、異世界から来たってマサキの自称でしょ?解るよ!解ってるよ!だけど、異世界を知らない私はソレを確認しようが無いから『マサキは一応異世界人(仮)って事になるの!(笑)いや、疑ったりはして無いよ!異世界から来たって事は!(笑)」

 ティナは謝罪の体ではあるものの、自分で言った「マサキは一応異世界人(仮)」と自分で言ったフレーズをいたく気に入った様子で、本人は『一応』笑いをこらえようと努力しては居るが、全くこらえられては居なかった。てか腹抱えて笑っていた。

(何この娘!面白過ぎる!!自画自賛でここまで笑えるもんなのか?ティナってマジ「箸が転んでも笑える年頃」なんだな……
 若しかしたら、自分が異世界から来たって事を、独りで勝手に仰々ぎょうぎょうしく考え過ぎてたのかな?ティナの、この反応を見てると、考えを改めた方が良いのかもって思ってしまったぞ?)

「い、いや、ごめん!プッ……!い、今のマサキの立場……ってかポジション?を軽視してるんじゃ無いんだよ!たださ、私のお父さんも自称だけど『一応』異世界人(仮)だった訳でしょ?ンフッフフフフフフ!それにポーラさんやアリシアさんもマサキと同じ様な境遇かも知れないじゃん?そんな私の知り合いにばっかり『自称異世界人(仮)』が何人も居るんだもん、【特別感】無くなるってば!それが普通になっちゃってて。ブフォwwwそれで思わず『一応』って付けちゃったんだよ。(笑)」

「た、確かに……言われて見ればそうかも……ティナからすれば、俺は『自称異世界人』になるんだよな。それこそ、俺の事を「この人は異世界から来た人ですよ!」って(仮)に第三者が証言した所で、その第三者の証言を証明する術をティナは持っては居ないもんな。」
(でも……頭では理解したけど、納得行かねぇ!主人公がいきなり雑魚キャラに格下げされた気分だっ!何?『マサキは一応異世界人(仮)』って!ラノベのタイトルかよっ!)

「プププ……で、何が言いたかったかと言うとね、過去にマサキと同じ様な境遇で、同じ様に感じた人が何かしらの行動をして、結果、現在マサキの知ってる『被ってる』って状況になってるんじゃないかと私は思ったの。」

「ま、まぁ……ティナのその考察は、無きにしも非ずかも……だな。」
(確かにそれは一理ある……この娘ってば頭良いのかアホなのか解らんよな。たまに今みたいな鋭い事言うし……と言うか、俺は異世界から来て、その辺の人とは違ってて『特別だ』と思って居たのは、言い方を変えれば『厨二病』的な感覚だったのかな?……もう、何が普通で、何が特別なのかも解らなくなって来たわ……逆に、ある意味ティナの方が『特別』なんじゃ無いのか?とも思えて来た……(笑)




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